ブラックロック・インパクト株式ファンド(愛称:ビッグ・インパクト)

プレスリリース
2015年8⽉28⽇
ブラックロック・ジャパン株式会社
新ファンド 「ブラックロック・インパクト株式ファンド(愛称:ビッグ・インパクト)」
2015 年 9 ⽉ 30 ⽇に設定
〜本邦初の、インパクト投資に着⽬した先進国株式を主要投資対象とする投資信託〜
ブラックロック・ジャパン株式会社(本社東京、代表取締役会⻑ CEO 井澤𠮷幸)は、本邦初のインパクト
投資に着⽬した先進国株式を主要投資対象とするファンド「ブラックロック・インパクト株式ファンド (ノーロード/
限定為替ヘッジあり、ノーロード/為替ヘッジなし)、愛称:ビッグ・インパクト」を 2015 年 9 ⽉ 30 ⽇に設定いた
します。販売会社は株式会社SBI証券および楽天証券株式会社(2015 年 10 ⽉ 2 ⽇より取扱い開
始)で当初申込期間は、2015 年 9 ⽉ 14 ⽇から 2015 年 9 ⽉ 29 ⽇となります。
インパクト投資とは、社会に影響(持続的な社会的インパクト)を与えることを⽬指す企業に着⽬し、同時に
投資収益を追求する新しい投資の考え⽅です。この考え⽅は、2013 年のG8サミットでイギリスのキャメロン⾸
相が「ソーシャル・インパクト・インベストメント・フォーラム」を開催して以降、世界で急速に注⽬され始めている分野
です。「ブラックロック・インパクト株式ファンド(愛称:ビッグ・インパクト)」は世界的に広がりを⾒せているインパク
ト投資への投資機会を、ブラックロックの運⽤⼒を活⽤して⽇本の投資家にお届けするために、設定することとなり
ました。
投資家が、社会的課題の解決と投資収益の両⾯を追求する投資機会を得るためには、企業の財務状況の
みならず今後の事業内容や⾰新性を把握かつ分析できる専⾨家が必要です。特に、社会的インパクトを投資に
反映するためには、定量的にそれを計測しなくてはなりません。ブラックロックでは、インパクト投資にあたって、①社
会的インパクト(教育や福祉等の社会的な課題の解決に好影響を与えること)の定義、②透明性を重視した
社会的インパクトの計測、③社会的インパクトと投資リターンの両⽴を重視し、アナリストレポートを「テキスト・マイ
ニング」の⼿法を⽤いて分析する等、ブラックロックならではのビッグデータ分析をはじめとした科学的アクティブ運⽤
部⾨独⾃の計量モデルを活⽤します。ブラックロックではインパクト投資をはじめ、多様化する投資家ニーズにあっ
た商品開発を⾏っております。
⽶ブラックロックの CEO、ラリー・フィンクは「世界の投資家は、社会的インパクトと投資リターンの両⽴が可能な
投資機会を模索しています。このニーズは、これまでと⽐較してさらに進化し広がりを⾒せています。そのような中、
投資家は社会的インパクトと投資によるリターンを何らかの基準を持って計測できるような世界を求めているのです。
ブラックロックでは、世界に広がる社会や環境問題に関連する投資ニーズの拡⼤に対して、精緻な運⽤プラットフォ
ームを使った、最先端のソリューションを提供します。」と述べています。
当ファンドは、主として、「健康」、「環境」、「経営姿勢」の観点から各企業の社会的インパクトに着⽬しながら、
先進国の企業または先進国に主要な業務基盤がある企業の株式ならびに株式関連商品(デリバティブ含む)
等に投資する投資信託証券に投資します。また、為替ヘッジの有無により、「限定為替ヘッジあり」と「為替ヘッジ
なし」の 2 つのコースがあります。運⽤に当たっては、ブラックロック独⾃の計量モデルを活⽤し運⽤を⾏います。
ファンドの詳細は次ページ以降をご参照ください。
【ファンドの特⾊】
1. 各企業の社会的インパクトに着⽬しながら、先進国の企業または先進国に主要な業務基盤がある企
業の株式ならびに株式関連商品(デリバティブ含む)等に投資します。
■主として、各企業の社会的インパクトに着⽬しながら、先進国の企業または先進国に主要な業務基盤が
ある企業の株式ならびに株式関連商品(デリバティブ含む)等に投資する投資信託証券に投資します。
■当ファンドは、ファンド・オブ・ファンズ形式で運⽤を⾏い、「BSF ブラックロック・インパクト・ワールド・エクイテ
ィ・ファンド*1」および「ICS インスティテューショナル・US トレジャリー・ファンド*2」に投資します。「BSF ブラ
ックロック・インパクト・ワールド・エクイティ・ファンド」を主要投資対象ファンドとし、その組⼊⽐率を⾼位に保
ちます。
*1 正式名称は、「ブラックロック・ストラテジック・ファンズ ブラックロック・インパクト・ワールド・エクイティ・ファンド クラス I 投資証券
(円建て円ヘッジまたは円建て)」です。
*2 正式名称は、「インスティテューショナル・キャッシュ・シリーズ plc インスティテューショナル・US トレジャリー・ファンドエージェンシ
ークラス投資証券(⽶ドル建て)」です。
※投資対象ファンドは、委託会社の判断により適宜⾒直しを⾏うことがあります。
2. 主要投資対象ファンドは、ブラックロック独⾃の計量モデルを活⽤し運⽤します。
■計量モデルとは、市場や株価の動きを計量的な数式で捉えようとするものです。⼤量の投資情報を活⽤
し、リターン獲得を図るためのツールです。
3. 当ファンドは、為替ヘッジの有無により、「限定為替ヘッジあり」と「為替ヘッジなし」があります。
■限定為替ヘッジありは、主要投資対象ファンドにおいて、当該ファンドの純資産額を⽶ドル換算した額に
対して⽶ドル売り・円買いの為替ヘッジを⾏い、為替変動リスクの低減を図ります。主要投資対象ファンド
が保有する⽶ドル建て以外の資産については、⽶ドルに対する当該通貨の為替変動の影響を受けます。
(また、⽶ドル⾦利が円⾦利より⾼い場合、ヘッジ・コストがかかります。)
■為替ヘッジなしは、実質的な外貨建資産に対して原則として為替ヘッジを⾏いません。このため、為替変
動の影響を受けます。
【運⽤プロセス】(主要投資対象ファンドの運⽤プロセス)
独⾃の計量モデルの活⽤に加え、ビッグデ-タ分析などの最新テクノロジーを駆使しながら、社会的インパクトと
投資収益の両⽅に着⽬したポートフォリオを構築します。
【ファンドの仕組み】
当ファンドは、ファンド・オブ・ファンズ形式で運⽤します。
【主な投資制限】
■ 投資信託証券および短期⾦融商品(短期運⽤の有価証券を含みます。)以外への直接投資は⾏いま
せん。
■ 投資信託証券への投資割合には制限を設けません。
■ 外貨建資産への投資割合には、制限を設けません。
【分配⽅針】
年 1 回の毎決算時(原則として 9 ⽉ 20 ⽇。休業⽇の場合は翌営業⽇)に、原則として以下の⽅針に基
づき、分配を⾏います。
■ 経費控除後の繰越分を含めた利⼦・配当等収益および売買損益(繰越⽋損補填後、評価損益を含み
ます。)等の全額を分配対象額の範囲として分配を⾏います。
■ 分配⾦額は、委託会社が基準価額⽔準、市況動向等を勘案して決定します。基準価額⽔準、市況動
向等によっては分配を⾏わないこともあります。将来の分配⾦の⽀払いおよびその⾦額については保証する
ものではありません。
■ 留保益の運⽤については特に制限を設けず、委託会社の判断に基づき、元本部分と同⼀の運⽤を⾏いま
す。
【投資リスク】
基準価額の変動要因
ファンドの基準価額は、組⼊れられている有価証券の値動きの他、為替変動による影響を受けます。これらの
信託財産の運⽤により⽣じた損益はすべて投資者の皆様に帰属します。したがって、当ファンドは元⾦および元
⾦からの収益の確保が保証されているものではなく、基準価額の下落により投資者は損失を被り、元⾦を割り
込むことがあります。また、投資信託は預貯⾦と異なります。当ファンドにかかる主なリスクは以下の通りです。
■ 株価変動リスク
当ファンドの主要投資対象ファンドは、世界の株式に投資します。したがって、世界の経済および株式市場
動向または株式の発⾏会社の経営・財務状況等に応じて組⼊株式の株価および配当⾦が変動し、当フ
ァンドの運⽤成果に影響を与えます。
■ 為替変動リスク
当ファンドは実質的に外貨建資産に投資を⾏います。
(限定為替ヘッジあり)
「限定為替ヘッジあり」は、原則として主要投資対象ファンドにおいて⽶ドルに対する為替ヘッジを⾏いますが、
投資対象資産および投資対象資産から⽣じる収益の全てを完全にヘッジすることはできません。また、主要
投資対象ファンドは⽶ドル以外の通貨建てで投資を⾏う場合があり、その場合、当該通貨については原則
として為替ヘッジを⾏いません。したがって、⽶ドルに対する当該通貨の為替レートの変動が、間接的に当フ
ァンドの運⽤成果に影響を与えます。また、⽶ドル⾦利が円⾦利より⾼い場合、ヘッジ・コストがかかります。
(為替ヘッジなし)
「為替ヘッジなし」は、原則として実質的な外貨建資産については、為替ヘッジを⾏いません。したがって、為
替レートの変動が当ファンドの運⽤成果に影響を与えます。
■ 中⼩型株式投資のリスク
当ファンドの主要投資対象ファンドは、株式市場平均に⽐べ株式時価総額の⼩さな企業の株式にも投資
することができます。これらの企業の株式への投資は、株式市場の全体の平均に⽐べて結果としてより⼤き
な値上がりもしくは値下がりとなる可能性があります。これは⽐較的規模の⼩さい企業は⼤規模の企業に
⽐べ収益の変動が⼤きくなる傾向があることに加え、株式市場における需給関係の変動の影響を受けやす
いためです。
■ カントリー・リスク
当ファンドの主要投資対象ファンドは、世界各国の株式に投資します。投資先の国の政治・経済事情、通
貨・資本規制等の要因により、有価証券の価格が変動することがあり、それに伴い当ファンドの運⽤成果に
影響を与えます。
■ 債券投資のリスク
当ファンドの投資対象ファンドは、債券へも投資を⾏います。債券の価格は、政治、経済、社会情勢等の
影響により⾦利が上昇すれば下落し、⾦利が低下すれば上昇します。したがって、⾦利の変動が当ファンド
の運⽤成果に影響を与えます。また、投資した債券の発⾏体の財務状況により、債務不履⾏が⽣じること
があります。債務不履⾏が⽣じた場合には、債券価格が下落する等、当ファンドの運⽤成果に影響を与え
ます。
■ デリバティブ取引のリスク
当ファンドの主要投資対象ファンドは、先物・オプション取引などのデリバティブ取引を⽤いることができます。こ
のような投資⼿法は運⽤の効率を⾼めるため、または証券価格、市場⾦利、為替等の変動による影響か
ら当ファンドの投資対象ファンドを守るために⽤いられます。デリバティブ取引を⽤いた結果、コストとリスクが
伴い、当ファンドの運⽤成果に影響を与えます。また、デリバティブ取引は必ず⽤いられるわけでなく、⽤いら
れたとしても本来の⽬的を達成できる保証はありません。
その他の留意点
◆当ファンドのお取引に関しては、⾦融商品取引法第37条の6の規定(いわゆるクーリングオフ)の適⽤はあ
りません。
◆収益分配⾦に関する留意点
•分配⾦は、預貯⾦の利息とは異なりファンドの純資産から⽀払われますので、分配⾦が⽀払われると、その
⾦額相当分、基準価額は下がります。
•分配⾦は、計算期間中に発⽣した運⽤収益(経費控除後の配当等収益および評価益を含む売買
益)を超えて⽀払われる場合があります。計算期間中に運⽤収益があった場合においても、当該運⽤収益
を超えて分配を⾏った場合、当期決算⽇の基準価額は前期決算⽇の基準価額と⽐べて下落することにな
ります。したがって、分配⾦の⽔準は必ずしも計算期間におけるファンドの収益率を⽰すものではありません。
•投資者の個別元本の状況によっては、分配⾦の⼀部または全部が、実質的に元本の⼀部払戻しに相当
する場合があります。個別元本とは、追加型投資信託を保有する投資者毎の取得元本のことで、投資者
毎に異なります。
【リスクの管理体制】
委託会社ではリスク管理を重視しており、独⾃開発のシステムを⽤いてリスク管理を⾏っております。具体的には、
運⽤担当部⾨とは異なる部⾨においてファンドの投資リスクの計測・分析、投資制限のモニタリングなどを⾏うこ
とにより、ファンドの投資リスクが運⽤⽅針に合致していることを確認し、その結果を運⽤担当部⾨にフィードバッ
クするほか、社内の関係者で共有しております。また、委託会社の業務に関するリスクについて社内規程を定め
て管理を⾏っております。
【費⽤・⼿数料】
●投資者が直接的に負担する費⽤
購⼊時⼿数料:ありません。
信託財産留保額:ありません。
●投資者が信託財産で間接的に負担する費⽤
〔運⽤管理費⽤(信託報酬)〕
実質的な負担:ファンドの実質的な運⽤管理費⽤(A+B)は、ファンドの純資産総額に対して年
0.95944%(税抜0.918%)程度となります。
(A)ファンドの純資産総額に対して年0.55944%(税抜0.518%)の率を乗じて得た額
※運⽤管理費⽤(信託報酬)は、毎計算期間の最初の6ヶ⽉終了⽇および毎計算期末、または信託終了のときファ
ンドから⽀払われます。
(B)主要投資対象ファンドの運⽤管理費⽤(投資対象ファンドから⽀払われます。)年0.40%
〔その他の費⽤・⼿数料〕
⽬論⾒書の作成費⽤、運⽤報告書の作成費⽤、ファンドの財務諸表監査に関する費⽤等の諸費⽤に
ついて、ファンドの純資産総額の年0.108%(税抜0.10%)を上限として、毎計算期間の最初の6ヶ
⽉終了⽇および毎計算期末、または信託終了のときファンドから⽀払うことができます。ファンドの諸経費、
外貨建資産の保管費⽤等について、その都度、ファンドから⽀払われます。また、主要投資対象ファンド
に係る保管報酬および事務処理に要する諸費⽤等並びに副次的投資対象ファンドの報酬等が別途投
資対象ファンドから⽀払われます。
※その他の費⽤・⼿数料については、運⽤状況等により変動するものであり、事前に料率、上限額等を⽰すことができません。
※当該⼿数料および費⽤等の合計額については、ファンドの保有期間等に応じて異なりますので表⽰することができません。
※運⽤管理費⽤(信託報酬)およびその他の費⽤・⼿数料は、消費税および地⽅消費税に相当する⾦額を含みます。
本資料に関してご留意いただきたい事項
本資料は、報道機関向けのプレスリリースとして作成した資料であり、⾦融商品取引法に基づく開⽰資料ではありません。ま
た、投資勧誘を⽬的として作成したものではございません。本資料は、信頼できると判断した情報等に基づき作成しておりま
すが、その正確性、完全性を保証するものではありません。
投資信託は、値動きのある有価証券等に投資しますので、基準価額は変動します。したがって、投資元⾦および運⽤成果
が保証されているものではありません。投資信託の運⽤による損益は、投資信託をご購⼊のお客さまに帰属します。投資信
託は、預⾦等や保険契約とは異なり、預⾦保険機構、保険契約者保護機構の保護の対象ではありません。投資信託の
取得のお申込みを⾏う場合は、最新の投資信託説明書(交付⽬論⾒書)の内容をご確認のうえ、ご⾃⾝でご判断くださ
い。投資信託説明書(交付⽬論⾒書)につきましては、販売会社にご請求ください。
ブラックロックについて
ブラックロックは、グローバルに資産運⽤、リスク・マネジメント、アドバイザリー・サービスを提供している世界有数の資産運⽤会
社です。2015 年 3 ⽉ 31 ⽇現在、運⽤資産残⾼はグループ全体で総額 4.77 兆⽶ドル(約 573 兆円)にのぼります。
ブラックロックでは、お客様のニーズに応じて、アクティブ、エンハンスト、インデックス等の戦略を駆使して市場や資産クラスを跨
いだ様々な運⽤サービス及び商品をご提供しています。そうした運⽤サービスや商品は、投資⼀任⼝座、ミューチュアル・ファン
ド、iShares®ETF(上場投資信託)等、多様なスキームで運営されます。また、ブラックロックは、ブラックロック・ソリューショ
ンズ®を通じて、リスク・マネジメント、アドバイザリー・サービス、全社的資産運⽤プラットフォーム提供サービスを機関投資家に
ご提供しています。ブラックロックは、ニューヨークを本拠として北⽶、南⽶、欧州、アジア、オーストラリア、中東、アフリカ等、世
界 30 カ国以上の拠点と従業員約 12,300 名で事業を展開しています。
Copyright ©2015 BlackRock, Inc. All rights reserved. iShares® and BlackRock® are registered
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ブラックロック・ジャパン株式会社
⾦融商品取引業者 関東財務局⻑(⾦商)第 375 号
加⼊協会 / ⼀般社団法⼈ ⽇本投資顧問業協会、⼀般社団法⼈ 投資信託協会、⽇本証券業協会
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