目次 はじめに ・・・・・・・・・・・・・ 1 音響室 ・・・・・・・・・・・・・・ 2 主電源 SW / ミキサー ・・・・・・・ 4 各種マイク ・・・・・・・・・・・・ 6 タッチパネル ・・・・・・・・・・・ 10 パソコンから映像 / 音声を流す ・・・ 11 CD / MD / ブザー ・・・・・・・・ 13 音響 FAQ・・・・・・・・・・・・・ 14 インカム ・・・・・・・・・・・・・ 16 先輩からのメッセージ ・・・・・・・ 18 本番の流れ ・・・・・・・・・・・・19 ݜ 音響室 音響室 Sound Control Room Acoustic Room 次のページからは、映像と音響を管理する音響室の設備について具体的に 紹介します。音響室内の機材は大変精密なものとなっているため、扱いには 十分に注意してください。 インカム ドア 主電源 タッチパネル 室内照明等電源 窓 (観客席と舞台) ミキサー 2 有線マイク 室内照明電源 室内照明電源 左から音響室内の電気のスイッチ・しぼ り照明の調節・スピーカー音量の調節と いう順番です。( 右図 ) 主電源 SW 音響室にある機材の主電源と、外部機器 → p.4 へ 使用時のコード接続部分があります。 ① ② ③ ①電気のスイッチ ②しぼり照明 ③スピーカー ミキサー 流す音声の音量を調節する機材です。 たくさんのフェーダー ( つまみ ) があ ります。 → p.4,5 へ 有線マイク 語劇局が管理しています。使用時にはコ → p.8 へ ードの接続が必要になります。 必要な際は語劇局員に声をかけてくださ い。 タッチパネル 主にスクリーンへの映像の投影を行う機 材です。 インカム → p.10 へ 音響室・照明室・舞台袖間での連絡の → p.16, ために使う機材です。( 右図 ) 17 へ 3 インカム 主電源 SW/ ミキサー Main Switch/Mixer 主電源 SW(外部入力パネル) 主電源 SW(外部入力パネル)とは主電源のある機 - 持込パソコン入力 - インカム 映像 音声 械です。パネル一番下のスイッチが主電源です。電 源が入るとオレンジ色に点灯します。 ◎ - 持込ビデオ入力 - また、外部入力パネルには各自のパソコンやポータ ブルオーディオプレーヤーを接続する端子が付いて 映像 − L 音声 R− ◎ ◎ ◎ 主電源 SW います。 ミキサー この機械でプロメテウス・ホールに流れる音声を操作します。それぞれの音源機器と 対応しているフェーダー(つまみ)で音量の調節を行います。ハウリングが起きる場 合は、音量を下げてください。 ※ハウリング… マイクとスピーカーが近づきすぎてキーンとした音が出る現象 新しい写真が入ります (液晶部分がダンボールでおおわれている写真です) 4 ミキサーのフェーダー表 音源機器 フェーダー番号 最適音量 ピンマイク No. 1 ∼ No. 6 ー 15 集音マイク No. 7 ∼ No. 10 ー 30 有線マイク No.17 ∼ No.18 ー 20 カセット No.23 ∼ No.24 CD / MD No.25 ∼ No.26 外部 PC 自由裁量 No.29 ∼ No.30 ※段ボールでおおわれている部分には手を触れないでください。 ホール練習時には語劇用の設定にしているため、設定を変えてしまうと ホールを使用できなくなる可能性があります。 ※操作盤の ON ボタンは上方にあります。オレンジに点灯していれば ON の状態です。 5 各種マイク マイク Microphones Microphone プロメテウス・ホールで使用できるマイクは以下の 3 種類です。 使用手順や使用上の注意をよく読んで、適切な使用を団体内で徹底してください。 マイクの種類 説明 掲載ページ 役者が衣装などに身に付けて使用 p.7 ピンマイク するマイクです。主にミュージカル を上演する団体向けです。 e G2 有線マイクはコードに繋がれており、 有線マイク・ マイクスタンド 主にアナウンス、ナレーションの際に p.8 使用します。 有線マイクはマイクスタンドに 設置することができます。 集音マイク 舞台上の音を拾い上げ、拡張する p.9 ために用いるマイクです。 すべての上演で設置されます。 6 ピンマイク STEP 1 STEP 2 本体の両端(下図 A・B)を軽く指で押しながらカバーを開け、中にある ON/OFF ボタンを長押しして電源を入れます。 ピンマイクの音量の調節はミキサーのフェーダー番号 1 ∼ 6 を使用して行いま す。各ピンマイクに通し番号のシール(下図 C)が貼ってあるので、この番号に 対応しているフェーダーで音量を調節します。 例)ピンマイク 3 番を使用する場合 →ミキサーの 3 番フェーダーを上げ下げする STEP ピンマイクの上部にミュートボタンがあります(下図 D)。ここをミュート側に 3 スライドさせると、電源を落とさずにミュート状態にすることが可能です。 STEP 4 使用が終わったら ON/OFF ボタンを再び長押しして、電源を切ります。 音を消したい場合は、音響室でフェーダーをゼロにして ください。電源を入れるのに時間がかかるので、上演中 は電源の ON/OFF を行うのは避けてください。 また、暗転中はフェーダーをゼロにするか、または ミュートにしてマイクが音を拾わないようにしてください。 D ピンマイクは語劇局が管理しているので 使用する際は声をかけてください。 ピンマイクは集音感度が高いので、音量の 上げすぎはハウリングの原因となります。 最適音量の目安は−15 です。 B A 1 ピンマイクに付属している細かい部品をな くさないようにしてください。 練習後にはすべての部品がそろっている C ことを必ず確認してください。 7 有線マイク STEP 1 マイクの持ち手にあるスイッチ(下図 A)を ON にすると、電源が入ります。 STEP 2 ミキサーのフェーダーで音量を調節します。 舞台の上手:フェーダー番号 17 舞台の下手:フェーダー番号 18 音響室内 :フェーダー番号 31 STEP 3 使用が終わったら、スイッチを OFF にし、電源が切れたことを確認します。 マイクの電源が入っているか確認したいときは、各フェ ーダーの上の緑色の光がついているかを見るか、息を吹 きかけて確認するようにしてください。 絶対にマイクの集音部を手で叩かないでください。 ※集音部…先端の丸い部分 A 有線マイクは舞台の上手・下手と音響室内の 3 箇所で A 使用することが可能です。 使用を希望する際は、語劇局員にお声かけください。 マイクスタンド マイクスタンドの設置・準備は語劇局で行いますので、 使用を希望する際は、語劇局員までお声かけください。 8 使用上の注意 ホール練習枠内で、パソコンとプロメテウス・ホールの音響機材の相性が合うか 必ず確認してください。正常に作動しない場合、パソコンの設定の調整または他 のパソコンを使用する必要がある場合もあるので、リハーサルまでの確認が必須 となります。 パソコンによって設定が異なるなどの理由から、全てのパソコンでの使用方法 をお教えできるわけではありません。例年、各団体の責任で使用をお願いして おります。 パソコンの映像はプロジェクターを使ってスクリーンに投影されます。VHS の投影にはタッチパネルの VP 出力映像「 外部ビデオ - 調整室 -」を選択して 再生します。 音響のポイント ○音源のバックアップをとろう! 緊急事態に備え、iPod とパソコンなど、少なくとも 2 種類の音源を用意しておく ことをおすすめします。 ○シーンごとの音源を用意しよう! シーンごとの音源は、早送り・巻き戻しが比較的容易なポータブルオーディオプレ ーヤーやパソコンを使用すると便利です。 ○iPod や PC のクリック音は消しておこう! 動作音もホールに流れてしまうので、消しておきましょう。 12 CD/MD Using External Sources 個人の所有している CD、MD などを以下の手順で流すことができます。 それぞれの機械はミキサーの右手にあります。 STEP 1 電源を入れ、ディスクをセットする。 STEP 2 黒いつまみでトラック番号を選択する。 STEP 3 CD/MD のフェーダー(25・26 番)で音量を調整する。 STEP 4 再生、一時停止、停止を用途に合わせて使用する。 ・カセットテープのデッキもあります。使用方法は同じです。(フェーダー番号 23・24 番) ・タッチパネルでは再生などの操作をすることはできません。 それぞれの再生機器に付属しているボタンを使用してください。 ブザー Buzzer 上演 5 分前(1ベル)と上演直前(本ベル)にはブザーを鳴らします。 ブザー音は、語劇局が用意したカセットテープに収録されています。 STEP 1 ブザー用のテープがデッキに入っていることと、巻き戻されていること STEP 2 上演 5 分前になったらデッキの再生ボタンを押します(1ベル)。音量 STEP 3 鳴らし終わったら巻き戻して、上演直前にもう一度同じ手順で流してく を確認します。 はミキサーのフェーダー(23・24 番)で調節します。 ださい(本ベル)。 ☆次の団体のために、鳴らし終わったら必ず巻き戻すようにしてください。 ☆リハーサルでも本番と同じようにブザーを鳴らしてください。 13 音響 FAQ Frequently Asked Questions このページでは、例年よくある質問とその解決方法を紹介します。 Q A 音が流れない・・・ 以下のことを確認してください。 タッチパネル □VP 操作が ON になっている。 □VP 出力映像の「外部 PC - 調整室 - 」が選択されている。 ミキサー □接続しているコードに対応しているフェーダーを使用している。 □フェーダーが十分に上がっている。 ポータブルオーディオプレーヤー、パソコン □音源が再生されている。 □音量が最大である。 コード □コードがきちんと接続されている。 14 Q プロジェクターの映像が映らない・・・ A 以下のことを確認してください。 タッチパネル □VP 操作が ON になっている。 □VP 操作のシャッターボタンが選択されていない。 □VP 出力映像の「外部 PC - 調整室 - 」が選択されている。 コード □プロジェクターコードがパソコンにきちんと接続されている。 パソコン □解像度が適切である(1024×768) 。 □ 「Fn」 (ファンクションキー)を押しながら、ホットキーを押す。 ※ホットキーはパソコンによって位置やボタンの模様が異なります。 多くのものは F1 ∼ F12 のいずれかのボタンで、画面の絵が描いてあります。 Q A ピンマイク・有線マイクが音をひろわない・・・ 以下のことを確認してください。 マイク □電源が入っている。 □( ピンマイクの場合)ミュートボタンが OFF になっている。 □( ピンマイクの場合)電池が入っている。 コード(有線マイクの場合) □マイクにコードがきちんと接続されている。 ミキサー □フェーダーが十分に上がっている。ピンマイクと有線マイクでは フェーダー番号が異なるので、それぞれ7ページと8ページを確認してください。 □フェーダーの上にある ON ボタンがついている。 15 インカム Intercommunication System インカムとは、プロメテウス・ホールの音響室、照明室、舞台袖の間で連絡を 取り合うときに使う機械のことです。 インカムにはA・Bの2つのチャンネルがあり、それぞれ別回線で作動します。 「Intercom level」のつまみで音量を調節することができます。 使用方法 < 音響室・照明室> ここでは、音響室と照明室にあるインカムの使い方を説明します。 まず、ヘッドセットを装着します。「Call」ボタンを長押しすると、下に 呼び手 あるオレンジ色のランプが点滅します。これによって他のインカムに連絡 したい意志を伝えます。その後、「Talk」ボタンを押して応答を待ちます。 受け手 オレンジ色のランプが点滅していることに気付いたら、ヘッドセットを 装着して「Talk」ボタンを押して応答します。 ※「Speaker」スイッチをオンにすると、ヘッドセットからだけでなく本体にあるス ピーカーを通して声を聞くことができます。本番中は、客席への音漏れの原因とな るため、ヘッドセットを使用してください。 ※「Panel Mike」・「Headset」と書かれたスイッチは使用しないでください。 ※音響室・照明室では上演中に舞台の状況を把握す るのが難しいので、インカムで舞台袖と連絡を取り あってタイミングを調節します。そのため、舞台袖 から指示を出す人を1人決めておきましょう。 その際、指示が客席に聞こえる可能性があるので注 意してください。 インカム 16 使用方法<舞台袖> ここでは、舞台袖にある 2 台のインカムの使い方を説明します。 照明室・音響室のものと同様に、舞台袖のインカムにも A・B の 2 つのチャンネ ルがあり、それぞれ別回線で作動します。 <ヘッドセット> <本体> TALK ボタン CALL ボタン TALK A TALK B CALL A pwr CALL B 音量調節つまみ ランプ (他のインカムから呼ばれているときに点滅、インカム を通して会話しているときに点灯) ・使用の際にはヘッドセット着用。 ・使い方はP.16参照。但しTALKボタンを押し続けるか、ダブルクリックで通話可能。 17 先輩からのメッセージ Messages Messages 過去に語劇を行った先輩からのメッセージです。 語劇を行うにあたってぜひ参考にしてください。 実際にプロの劇を見に行くのが良い。音響は入れすぎないほうが良かったと 感じました。 アゴラを使える回数が少ないので、音響素材は早めにそろえておいて、 アゴラ練習のときはなるべく役者の動きに合わせて音を流す作業をした ほうが良いです。 照明、役者との連携が一番苦労しました。また、流す音源探しにも時間が かかったように思います。 本番の舞台で音を流して聞く機会が少ないため、早い段階でホール練で音源 1つずつの最適な音量を確認すべき。 音響が脚光を浴びることはないが、タイミングや選曲一つで劇を良くしたり 台無しにしたりするくらい大切な役割だと思った。選曲は慎重に行うべき。 18 本番の流れ Flow Chart 前団体の 上演開始時刻 40 分前 30 分前 語劇局員が大道具などの確認を行います。 このときまでに大道具の準備をすべて完了させ搬入口に集 合してください。 前の団体が上演を終了します。 搬出終了まで待機してください。 大道具、音響、照明、字幕などの準備を始めてください。 約 25 分前 この時間から「準備時間」として時間を計るので、なるべ 準備はこのときまでに終わらせてください。 10 分前 準備時間 く早く準備が終わるように心がけてください。 また、準備が終わったときにホール内の語劇局員へ声をか けてください。 5 分前 上演開始時刻 上演終了 「本ベル」を鳴らし、上演を開始してください。 これ以降、控室の使用はできません。 上演後アナウンス後、客席の電気を点けてください。 このときまでに大道具の片付けなどを行い、全員がホール の外にいるようにしてください。 19 片づけ時間 7 分後 「1 ベル」を鳴らし、上演前アナウンスを行ってください。 ー索引ー 困った時に ・主電源がついていない・・・・・・ p. 4 へ ・マイクに関する疑問・・・・・ p. 6 ∼ 9 へ ・パソコンに関する不具合 ・・・p. 11 ∼ 12 へ ・CD、MD を流したい・・・・・・ p. 13 へ ・ブザーを鳴らしたい ・・・・・・ p. 14 へ ݜ 語劇支援室 Gogeki Support Room 語劇支援室とは? 語劇のために様々な支援を行っている部屋です。ぜひご活用ください。 場所:研究講義棟 500 教室(531 の隣 ) 開室時間:火・木・金 10:30 ∼ 16:30(昼休みも開室) ※臨時閉室や開室時間の変更もありますので、語劇支援室前のカレンダーでご確認ください。 主な利用サービス ①資料貸し出し ● 演劇関連書籍 *下記の表を参照 ● 効果音 CD ● 過去の語劇 DVD(1985 年度分∼専攻・団体により異なります) 貸し出し期間:原則 1 週間(長期休みには多少の延長などの対応をします) ②台本・パンフレットの公開 過去の台本や公演で配布したパンフレットなどを閲覧できます。 ③DVD の視聴 語劇支援室で貸し出している語劇 DVD を支援室内で視聴できます。 ④コピー ●台本・パンフレットのコピー 語劇関連の資料のみ1団体 3,000 枚まで無料でコピーが可能です。 (カラーコピー 1 枚分は白黒コピー 3 枚分として換算) *貸し出し可能な書籍 分類 備考 演技論 身体表現の仕方 演劇概論 特になし 演劇技術論 衣装デザイン、音響、美術、舞台芸術など 演劇評論 特になし 演出論 劇の作り方 脚本・戯曲 外国語で書かれたものもあります 身体基礎・トレーニング論 その他の演劇関係書籍 発声法、エクササイズ、柔軟、ダンス、バレエ、ヨガなど (DVD 付き書籍もあり) 歌舞伎、京劇、狂言、文楽、ミュージカル、メイク術など
© Copyright 2024 ExpyDoc