1.変更の箇所および内容 (1)保険法施行に伴う変更の箇所および内容 変更箇所 変更内容 第2章第 10 条「共 保険法では、現行の共済規程例に規定されていない 済証書及び共済契 「保険者の氏名又は名称」および「危険の増加時の 約申込書の記載事 通知義務」が共済証書の記載事項として規定されま した。 項及び様式」 ⇒ 保険法の規定に従って、共済証書の記載事項に 関する規定を追加します。 第4章第 16 条「共 保険法では、共済金等に関する請求期間の制限を規 済金等の支払」第 定していません。 ⇒ 利用者保護を重視している保険法の趣旨を踏ま 3項 え、「損害の額が確定した日の翌日から起算して 30 日以内」としている請求期間の制限を削除しま す。 第4章第 16 条「共 保険法では、保険者は保険金の支払いにあたって行 済金等の支払」第 うべき調査に必要な合理的な期間を経過するまでに 保険金を支払うよう規定されました。 6項 ⇒ 保険法の規定に従って、「共済金を支払うため に確認をすることが共済契約上必要とされる事項 の確認をするための相当の期間を経過する日」ま でに支払い、当該期間を経過して支払ったときは 遅滞の責任を負う旨を規定します。 (注)詳細な調査内容・調査期間については、共済 約款に規定します。 第4章第 16 条「共 保険法では、利用者保護に重点を置き、代位権の取 済金等の支払」第 得・行使に関する規定(請求権代位)が明確化され ました。 26 項 ⇒ 現在「被共済者の権利を害さない範囲」として いる規定について、保険法の規定に従って、代位 できる額の限度を明確に規定します。 (注)「請求権代位」とは、損害が第三者によって 引き起こされた場合に、保険者が被保険者に保 険金を支払ったときは、被保険者が第三者に対 して有する権利を取得するというものです。 (2)その他所要の整備 変更箇所 変更内容 第4章第 16 条「共 共済金等の支払いにかかるJAと被共済者との間で 済金等の支払」第 の紛争処理については、自動車損害賠償保障法で定 22 項・第 23 項 められた紛争処理機関が紛争の調停を行うことか ら、実務上、書面をもって選定した者による決定や 裁定については行われていないため、規定を削除し ます。
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