2015 年 11 月 19 日 日本電波工業株式会社 代表取締役会長兼

2015 年 11 月 19 日
日本電波工業株式会社
代表取締役会長兼社長 竹内 敏晃
高精度クロックにより高速かつ正確なデータ処理を実現する
水晶振動子内蔵 低雑音「ジッターアッテネータ」を開発(6.0×6.0mm)
日本電波工業㈱は、小型水晶振動子とジッタークリーナ IC を一体化した低雑音の「ジッ
ターアッテネータ」を開発致しました。
当製品は、無線基地局や光ネットワーク装置、計測器をはじめ、高精細画像のデータ処
理を行う放送機器など高速かつ正確に大容量データ処理が必要な多くの産業用デジタル
装置の低ジッターの高精度発振源の構築に貢献いたします。
【特長】
*低ジッター特性(Typ. 300fs/12kHz~20MHz)
*従来は外付けしていたクロック源を IC モールドパッケージ内に内蔵
・基板上約9㎜ 2の省スペース化を実現
・お客様の設計作業簡素化や装置の小型化が可能
・部品点数削減により管理コスト低減にも貢献
*PLL ループフィルタ帯域の変更により、設計時に出力信号の位相雑音の最適化が可能
*I2C、SPI インターフェースにより、2kHz~1400MHz の任意の出力周波数設定が可能
*2 ビット信号により、4 つの周波数から 1 波選択が可能な機能も搭載しており、特定の周波
数のみを使用する場合においてはプログラム作成が不要
4G/LTE 高速通信、ギガビット・イーサネットや高速光ネットワークの普及拡大、および高
精細画像のリアルタイムデータ処理を行う放送関連機器など、多くの産業用デジタル機器
はそのデータ量の増大により、処理速度の高速化要求が益々増加しています。
しかし、これらのデジタル機器は内蔵する発振源における雑音やジッター特性により、通
信時のデータエラーや送受信タイミングエラー、サンプリングの不正確さなどが発生し、高
精度なデータ処理の妨げになっています。
その為、当社は、デジタル機器における発振源のジッターを低減し、高精度発振源の構
築に貢献する低雑音で低消費電力のジッターアッテネータを開発致しました。さらに小型水
晶振動子とジッタークリーナ IC を一体化したことで、設計の自由度や生産性を大幅に改善
しました。
お客様の装置の高性能化と合せてコスト低減にも貢献致します。
なお、本製品は 11 月 25 日(水)から 27 日(金)までパシフィコ横浜で開催されるマイクロウェ
ーブ展 2015 に出品いたします。(NDK ブース:ホール D
E02)
【製品外観】
【サンプル・量産】
サンプル出荷開始済、量産は 2015 年11月。
【価格】
サンプル価格は 1 個 2,000 円、量産価格は 1,000 円(1,000 個 Lot)
評価キットは 1 キット 20,000 円
【製品特性】
形名
NW6060MA
製品サイズ
6.0×6.0×0.9mm
パッケージ
36-QFN Package
入力周波数
2kHz~850MHz
出力周波数
2kHz~933.33MHz、1050MHz~1400MHz
出力対応
ジッター
(12kHz~20MHz)
PLL ループフィルタ帯域
LVDS、LVPECL、CML、HCSL、LVCMOS
周波数
電源電圧[VCC]
消費電流
国際環境認証
Typ.300fs (Max.420fs)
10Hz~8.4kHz
+2.5V、+3.3V
Typ.255mA
Pb フリー、RoHS 対応
※当社「ジッターアッテネータ」用の専用評価キットを準備しております。製品評価やシステ
ム設計にお役立てください。
※製品に関するお問い合わせは、下記【お問合せ先】までご連絡下さい。
【お問合せ先】
日本電波工業株式会社 営業代表
TEL
:03-5453-6751
e-mail :[email protected]