ニュースレター第20号 発行・ルーツ貿易株式会社 ルーツ貿易株式会社は今期で30年・・・。 これからも、より「いいもの」の提供を目指して。 2006年10月、お陰様で弊社は30期のAnniversaryを迎えることが出来ました。 此処まで支えて戴いた全国のユーザー様、各代理店様、ヨーロッパの各仕入れ先に心より厚く御礼と感謝を申 し上げます。ありがとうございました。 前期は,主に年間通してユーロ高の外的要因により又内的要因もあり弊社の進展も足踏み状態でした。 30期に際しましては、ルーツ貿易の各ブランド力を更に広め、ソフトウエアー、技術をより一層明確に示し改 めて進展を目指す決意です。 市場はまだ難しい状況は有りますが、価格より『価値』を求める市場や顧客の存在も多く感じられこれら市場 に更に期待し又潜在需要を求めていきます。そして顧客と仕入先からより信頼を得る『行動』をとって行く所 存です。 結果的に『いいもの』は、最後は市場に受け入れられると信じ、今後も継続的に弊社の経営ポリシィを守り、 より良い情報や可能性を持った市場開拓を目指します。その為にヨーロッパのメーカーの一層の協力と弊社で もっと努力の必要な『スピード』を実行し無駄を排除し効率の良いタイムマネージメントに徹したく存じてお ります。 30期も一年、忌憚ないご意見ご指導を心よりお願い申し上げますと共に各お取引様の益々のご発展を祈念申し 上げます。 代表取締役 白根 白根慶治の出張記 part 1 康博 ITALIA and TURKY イタリア・A.アフロンティ社 シシリー産ナッツの産地を訪ねて ギリシャ、ローマ時代など、かつてここを征服した各時代の文化が色濃く残る、遺跡と歴史の宝庫"シシリ−"。シシ リーの温暖な気候は、ナッツ類の生育に非常に適しています。今回は、ナッツの収穫に同行することができました。 アーモンド 先ずは、アーモンドの農園へ訪問し、収穫に立ち合いました。 アフロンティの古くからのからのバイヤーのいる都市"Milena"へ。 こちらは、農家からアーモンドを買い取っています。アーモンドと ピスタチオには薄皮が付いており、これをまず剥いてから3日間天 日で乾燥させ、倉庫に保管します。この保管した商品が、アフロン ティに販売されているそうです。 今年は、アーモンドの生育状況が非常に良く、12000∼15000t (殻付)と予想されています。同じくして、アメリカ産もスペイン産 も良好な収穫となっているようです。今年のシシリー産のアーモン ドは、サイズが大きいのが特長です。これは、天候に恵まれたこと が非常に大きな要因であるとの話でした。 ピスタチオ そして、同じメンバーでピスタチオ農園へ。SAN BIAGIOでMilenaから一時間ほど山を越え、 谷を越えた場所に農園があります。ここは土壌が良いので、毎年収穫可能との話でした。ピスタ チオの栽培で印象的だったのが、ピスタチオの木には、ご存知のように"雄"と"雌"があり、雄の木 (写真:左)アーモンドの収穫。木か には実が生らないのだそう。栽培地には雄1:雌8の比率で栽培されています。 ら落として収穫する。 ここで、遅めのランチをしているときに珍しい話を聞くことが出来ました。Milenaから20分ぐ (右上)今年は大きく実ったアーモン らいの所に、ピスタチオパネトーネを唯一販売している菓子屋があるとのこと。非常に興味深い ド。まだ殻付きの状態。 (右下)ピスタチオの収穫前。日本で ので、早速、アフロンティに日本へ送ってもらえるよう、お願いしたのでした。これは本当に美 は、珍しい。 味しいらしいので、届くのが本当に楽しみです。 アーモンドもピスタチオも収穫方法は基本的に同じですが、アーモンドのほうが山頂で栽培していることが多いように感じま した。ピスタチオは今年、裏作に入る年です。他のナッツに比べると非常に生育が悪く、収穫も20tと満足いくものではない 状況です。開花時期までは良かったようですが、その後収穫前に暑い日が続いたことが、原因であると考えられます。とても残 念なことですが植物を自然の中で育てる厳しさを、改めて痛感した訪問でした。
© Copyright 2024 ExpyDoc