伊豆シャボテン公園

2015 年8月 12 日
各
位
株式会社伊豆シャボテン公園
営業部企画広報課 TEL0557-51-1115
伊豆シャボテン公園
リュウゼツラン科『アガベ・ソブリア』開花
この度、伊豆シャボテン公園では、園内ロックガーデンにて、リュウゼツランの一種である『アガベ・ソ
ブリア』4株が開花いたしました。花は、5~6mもの長い花茎の下方から上方へと順に咲くため、8月下
旬頃まで観賞することができます。
リュウゼツランは、メキシコやアメリカ南西部の砂漠地帯が原産の多肉植物です。葉は剣のような形で縁
にトゲがあり、根元から放射状に伸びて長さ1m以上にも達するものもあります。開花の際には、下葉が枯
れ始めるとともにアスパラガスのような花茎が急速に伸長し、現地では1日に約 45cm も伸びた例もありま
す。リュウゼツランの仲間は一般に成長が遅いため、100 年に1度開花するとの言い伝えからセンチュリー
プラント(century plant)という別名がありますが、実際に開花に要する年月は、原産地の良好な環境で
15 年程度、日本では 30 年~50 年ほどと言われています。また、この種は、生涯に1度だけ花が咲き結実す
ると枯れる一回結実性の植物としても知られています。
今後も伊豆シャボテン公園では、お客様に珍しい植物をご覧いただけるよう、さまざまな情報を積極的に情
報発信してまいります。
リュウゼツラン科『アガベ・ソブリア』
【学
名】 Agave soburia
【原 産 地】 カリフォルニア半島の極乾燥地
【分
類】 リュウゼツラン科リュウゼツラン属
【形
態】 根出葉の中心から生える花径は高さ5
~6mほどに伸長し、その先に円錐状の
黄色い花が房状に咲く。花は花茎の下方
↑花拡大
から上へ向かって順に開花していくた
め1~2週間ほど観賞できる。1度開
花・結実した個体は枯死してしまう。
【開花時期】 原産地では4~6月。当園では冬季を除
く季節に稀に開花する
【そ の 他】 同じ仲間のアガベ属には、花茎からとれ
る樹液をシロップや蒸留酒として利用
している種もある。
※写真は 2015 年8月 11 日に撮影したものです。
伊豆シャボテン公園
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URL izushaboten.com
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