1 - 青森県立尾上総合高等学校

「青森県立尾上総合高校へ」
青森県立尾上総合高等学校
進路指導主事 鳴 海
尾総高だより
剛
私事ですが、4月に赴任して、まだ2ヶ月足らずではありますが、業務も出会いも濃密で充実した日々
を過ごしています。1年生のみならず、2・3年生も本校に慣れた部分はあるにせよ、私と同じ感覚を
持ちながら学校生活を送っているものと思います。
先日、中南地区高等学校職業指導担当者会議に出席した際に、外部機関の方から今年度の求人等に関
する情報提供が行われました。その中で、青森県労働局によると平成27年4月に県内事業所10,1
82社を対象にした採用見込み調査によると、回答した6,120社のうち、採用あり1,103社(1
8.0%)
、未定1,117社(18.3%)、採用予定なし3,900社(63.9%)ということで
した。採用見込み数は、全体で4,144人と、前年に比較して929人(28.9%)増加して、そ
のうち高校生の採用見込み者数は、1,866人で前年より517人(38.3%)増加しているとい
うことでした。
黒石職業安定所(中南黒地区)のまとめによると、平成28年度3月高等学校卒業予定者593人中、
進学希望者293人、就職希望者272人となっており、弘前職業安定所(弘前地区)の同じまとめに
よると、卒業予定者2,472人中、進学希望者人1,634人、就職希望者792人という報告もあ
りました。
さて、その人数の中で、あなたの学力は何番手か、あなたの特別活動の結果は何番手か、あなたの人
柄は何番手にあたるでしょうか。学力以外を数字で表すことは常識ではあり得ないものの、そう考える
べき時が遅かれ早かれ全員にやってきます。来たる時に何を持って自分をPRしますか?それが訪れる
までに何を積み上げますか?
あるテレビ番組でお笑い芸人が「社会とは嫌なことをするものだ、それが社会だ」と叫び、笑いを誘
っていました。それにつられて笑みがこぼれましたが、まさしくその通りだと思い返したことがありま
した。自分が夢に描いた職業に就いたとしても、望まない部署に就くことや他者との仕事量の違い、人
間関係に悩むことも考えられます。そんな「嫌なこと」を抱えながらも、日々の業務に従事して、自立
するためにはどうすればよいのでしょうか。答えはいたってシンプルなもので、
「我慢」あるのみです。
なにもその「我慢」とは、じっと精神的な苦痛を耐え忍ぶという意味合いのものではありません。
「当たり前」と言われるルールの厳守は、実は皆さんにとって非常に煩わしいということは理解して
います。しかし、その煩わしく、面倒に思うことや、周囲の目を意識した奇抜な姿や言動をぐっと堪え
て正しいことを続けることこそが、皆さんに伝えたい「我慢」の真意です。この「我慢」を続けること
で、実に自然な形で自分自身の現実を見つめて、目標を達成するためには何をすべきだろうか、何が必
要だろうかと足下を固めていくことができるようになります。皆さんに求める「我慢」は想像以上にじ
わじわと、そして絶大な力を発揮します。3年なり4年間という限られた時間の中で、早く気付いて実
践した者の順にその度合いが高まります。
単位制総合学科として全年次が揃った今、たった1つの変化が、学校・地域を大きく動かすことがで
きるとしたら・・・・・・。
自分自身がほんの少し
「我慢」することによって、
多くの結果を手に入れることができるとしたら・・・・・・。
やらずにはいられなくなることを心から願っています。
平 成 27年 6月 10日 発 行
青森県平川市高木松元7-6
TEL.0172-57-3500
第 1
第2号
FAX.0172-57-5527
生徒指導月別生活目標
『人間力UP!』~よりよい社会人を目指して~
年
間
4
月
「時間を守る」~規則正しい生活を身につける~
5
月
「挨拶のできる尾総生 」~自分から進んで挨拶をする~
6
月
「制服を正しく着こなす 」~常にきちんとした服装でいることを心掛ける~
7
月
「正しい言葉遣い」~相手を考えた言葉遣いを心掛ける~
8
月
「体調の自己管理に努める」~生活のリズムを崩さず健康を第一に考える~
9
月
「身だしなみを整える」~進路達成のために全校を挙げて取り組む~
10
月
「校内の美化に努める」~ゴミが全く落ちていない学校を作る~
11
月
「挨拶のできる尾総生」~自分から進んで挨拶をする~
12
月
「体調の自己管理に努める」~感染症の予防と健康を考える~
1
2
月
月
3
月
「校内の美化に努める」~ゴミを見たら進んで拾う~
「目標のある学校生活を過ごそう」
~新年度からの目標を持って学校生活を送る~
新年度がスタートし、早 2 カ月が過ぎました。生徒指導部では上記のとおり月別の生活目標を掲げ、
「安心・安全な学校」づくりを目指し、生徒指導に尽力しています。ご家庭におかれましても、ご理解・
ご協力・ご指導の程をよろしくお願いします。
この2カ月間を年次別で見ますと、やはり1年次生が気になります。まだ中学生気分が抜け切れてい
ない生徒やまだ高校生活に馴染めない生徒が見受けられます。2・3年次生はそれなりに自覚と落ち着
きが感じられます。全体的には、服装のだらしなさが目立ちますので爽やかな態度と容儀を心掛けまし
ょう。