新しい食品循環ネットワークに関する基本合意書（標準例）一般社団法人中央ライフ・サポートセンター（以下「甲」という。）と◆◆◆◆株式会社（以下「乙」という。）とは、乙の製品を提供することによる新しい食品循環ネットワーク構築を通じた社会貢献活動に関して、次の条項により基本的事項について合意する。（信義誠実の義務）第 1 条　甲乙両者は、信義を重んじ、誠実にこの合意を履行しなければならない。（趣　旨）第２条　甲乙両者は、社会貢献活動の一環として乙が提供する製品を有効に活用し、新しい食品循環ネットワークを構築することにより、食品をめぐる無駄を減らして資源の有効活用を推進する。２　甲は、福祉施設等と連携して、乙が提供する製品を有効に活用するための新しい食品循環ネットワークを構築することにより、食品廃棄物の発生の抑止に努めるとともに、製品の提供を通じて地域の福祉向上に努めるものとする。（転売等の禁止）第３条　甲は、乙の提供する製品が、乙の大切な商品及びブランドであることを十分認識し、この合意書及び乙の意思に従い、適正に取り扱うものとする。２　甲は、乙の提供する製品が、市場で流通しないことを前提に提供されていることを十分理解するとともに、乙の製品が、他への転売等が行われないように表示をするなど十分配慮するものとする。３　甲は、乙が提供した製品のマッチングにあたっては、福祉施設等に自施設内での消費等を確約させる覚書を結ぶなど、提供された製品が、無断で他に譲渡されることがないよう、必要な措置を講ずるものとする。（情報提供）第４条　乙は、提供できる製品があるときは、電子メールまたはファックス等により製品の種別、商品名、賞味期限、数量、重量、保管状況等に関する情報を提供するものとする。２　甲は、乙から提供された情報に基づき、福祉施設等に需要を把握したうえ、製品受領に関する意思を、電子メールまたはファックスで乙に連絡するものとする。なお、甲は、必要に応じて品質等の確認のため、乙に製品サンプルの送付等を依頼できるものとする。（取扱製品の範囲）第５条　甲が、新しい食品循環ネットワークを通じて福祉施設等へ提供する製品については、製品が次の各号のいずれかに該当するときは、取扱わないことができるものとする。（１）賞味期限が１か月未満か、残日数が少なく賞味期限内での消費が困難なもの（２）食品として適した管理がされていなかったもの、または受領後適した管理が困難なもの（３）品質のバラつきが大きく、その区別が困難なもの（４）法令等に違反した行為で発生したもの（表示の誤り等の軽微なものを除く） -1- （５）廃棄物としての手続きが行われたもの（６）乙が品質保証することが困難なもの（製品引渡等）第６条　製品の引渡は、甲があらかじめ指定した場所において行うものとする。なお、乙が製品に関する説明書、パンフレット等を添付する場合も同様とする。２　前項の規定によりがたい特段の事情がある場合は、甲乙協議のうえ決定するものとする。（引渡報告）第７条　甲は、乙からの製品引渡が終了した後製品の種別、商品名、数量等を確認のうえ、速やかに電子メールまたはファックスで、乙に引渡を確認した旨の報告を行うものとする。（結果報告）第８条　甲は、製品の福祉施設等への引渡終了後、乙に対して速やかに受領した施設等の名称、引渡した製品の種別、商品名、数量等を電子メールまたはファックスで報告するものとする。２　製品を受領した施設等の寄付受納書の取扱については、別途確認書においてその取扱を定めるものとする。（記録の保持等）第９条　甲は、提供された製品の引渡過程等を明確にするため、製品の引渡に関する記録等を５年以上保持するものとする。２　甲は、自社製品を通じて社会貢献活動を行う企業の取組を、ホームページ、事業報告等で公表するものとする。（秘密保持）第１０条　甲及び乙は、本合意に基づく業務に伴ない知り得た情報について、相手方の了解なく第三者に開示及び漏洩してはならないものとする。また、第三者に開示する場合は、事前に相手方から書面により承諾を受けるものとする。２　前項の規定は、本合意終了後もその効力を有するものとする。（注意義務）第１１条　甲は、本合意に基づく業務の遂行にあたっては、常に善良なる管理者の注意をもって業務を行うものとする。２　甲は、提供された製品の取り扱いにあたっては、製品に関係する法令や乙からの指示等を遵守するものとする。また、製品を提供する福祉施設等に対しても、同様に法令や乙からの指示等の遵守について周知するものとする。（合意解除）第１２条　甲または乙は、相手方がこの合意の定めに違反したときは、何等の通知催告を要することなくただちに本合意を解除することができる。 -2- （有効期間）第１３条　本合意の有効期間は１年間とする。ただし、期間が満了する１か月前までに、甲乙いずれからも特段の申出がないときは、さらに１年間自動的に延長されるものとし、以後も同様とする。（協　議）第１４条　この合意に関し疑義のあるとき、又はこの合意に定めのない事項については、甲乙協議のうえ決定するものとする。上記合意を証するため、合意書２通を作成し、両者記名押印のうえ、各自その１通を保有する。平成　年　月　日甲　群馬県前橋市上泉町１８５２番地５一般社団法人中央ライフ・サポートセンター代表理事　遠藤昌男乙　・・・・・・・・・・・・・・・・・ ◆◆◆◆株式会社代表取締役社長　■■■■ -3-