５）信託受益権等の買取りスキーム(特定震災特例協同組織金融機関）概要本スキームは、東日本大震災の著しい影響を受け、財務の状況を確実に見通すことが困難である協同組織金融機関（信用金庫や信用組合等、以下｢特定震災特例協同組織金融機関｣という。）が、優先出資の引受け等による資本参加を求める場合に、優先出資の引受け等を行った協同組織中央金融機関（信金中央金庫や全国信用協同組合連合会等）が、機構に対して当該引受け等を行った優先出資等に係る信託受益権等の買取りを申し込むことにより、協同組織中央金融機関を通じて、特定震災特例協同組織金融機関に対して資本参加を行うものです。平成23年度に、特定震災特例協同組織金融機関として、6先に対して資本参加が行われています。買取り等処分認定等（信託受益権等の買取りから十年を経過する日まで）（附則15）同意主務大臣（信託受益権等の買取り決定）財務大臣（附則11Ⅲ）主務大臣内閣総理大臣主務大臣及び財務大臣内閣総理大臣（及び財務大臣）（附則11Ⅲ）信託受益権等の買取り決定の求め（協同組織中央金融機関と連名）（法26）特定震災特例経営強化計画提出（附則 11Ⅱ）特定震災特例経営強化指導計画、信託契約書の写し提出（附則11Ⅱ）経営が改善した旨の認定の申請（協同組織中央金融機関と特別対象協同組織金融機関等の連名）（附則16Ⅰ）協定内容の報告（法36Ⅱ）決定の通知（法28Ⅲ）経営が資本整改善した理等実旨の認定施要綱（附則16Ⅲ） (附則 17Ⅰ）特別経営強化計画（附則 16Ⅰ）信託受益権等の買取りの報告（法37Ⅱ）事業再構築に意見伴う資本整理（附則17Ⅲ）を可とする旨の認定の申請（協同組織中央金融機関と特別対象協同組織金融機関等の連名）（附則17Ⅰ）金銭贈与決定に係る認可申請金銭贈与の申込みの報告（附則18Ⅱ）資金調達等損害担保契約締結に係る決定の報告認可（附則18Ⅳ）（附則19Ⅳ）運営委員会内閣総理大臣及び財務大臣処分承処分承認処分報告貸付け又認可認申請（法38Ⅰ）（法38Ⅱ）は債務保（法44Ⅰ、Ⅱ）（法38Ⅰ）証契約の内容報告（法39Ⅱ）政府債務保証（法45）損害担保契約締結に係る議決金銭贈与に係る議決（附則18Ⅲ）金融機関等その他の者（附則19Ⅲ） (日本銀行を除く）預　金　保　険　機　構（金融機能強化勘定：法43）借入・機構債発行（法44Ⅰ、Ⅱ）信託受益権等の買取りに係る申込み（法25Ⅰ）特定震災特例経営強化指導計画、信託契約書の写し提出（附則11Ⅱ）買取り決定の通知（法37Ⅰ）業務委託に関する協定の締結（法35Ⅰ）優先出資の消却のために必要な金銭の贈与の申込み（協同組織中央金融機関と認定特別対象協同組織金融機関等又は特別経営強化指導計画（附則 16Ⅱ）信託受益権等の買取りの報告（法36Ⅰ⑦）金銭贈与の決定損害担保契約に係る損失の補塡のための契約締結の申込み（附則19Ⅰ）（附則18Ⅲ）相手方金融機関の連名）損害担保契約締結に係る決定損害担保契約に係る（附則19Ⅲ）損失の補塡のための契約締結の申込み日本銀行処分承認申請処分承認処分報告証契約の締結（法39Ⅰ） (法36Ⅰ⑫) の報告（附則19Ⅱ）（附則18Ⅰ）信託銀行信託契約優先出資等の信託設定等信託受益権の引受け協定銀行信託受益権等の買取り（法36Ⅰ③）事業再構築に伴う資本整理を可とする旨の認定（附則17Ⅱ）金銭贈与に関する契約の締結（附則18Ⅴ）協同組織中央金融機関優先出資引受け、劣後ローン貸付けの申込み（法25Ⅰ）特定震災特例経営強化計画提出の求め（附則11Ⅰ）特定震災特例経営強化計画提出（附則 11Ⅰ）指導 (法28Ⅱ) 優先出資の引受け等経営指導（法25Ⅰ）契約 (附則11Ⅴ) 経営が改善した旨の認定の申請（附則16Ⅰ）特別経営強化計画（附則16Ⅰ）資本整理等実施要綱 (附則 17Ⅰ）事業再構築に伴う資本整理を可とする旨の認定の申請（附則17Ⅰ）優先出資の消却のために必要な金銭の贈与の申込み（附則18Ⅰ）特定震災特例協同組織金融機関（特別対象協同組織金融機関等：附則15、認定特別対象協同組織金融機関等：附則18Ⅰ）相手方金融機関（附則18Ⅰ）（注） 1.本スキーム図は、機構の業務の主な流れを中心に記述している。 2.主務大臣は、特定震災特例経営強化計画､特定震災特例経営強化指導計画の履行状況のフォローを行う。 3.括弧内は根拠規定であり、「法」は、金融機能の強化のための特別措置に関する法律を指す（アラビア数字は「条」、ローマ数字は「項」、マルで囲んだ数字は「号」）。 4.本スキーム図の内閣総理大臣は、金融庁長官にその権限を委任している。 5.特別対象協同組織金融機関等は、信託受益権等の買取りから十年を経過する日までに｢資産の額>負債の額＋優先出資の額｣に該当する場合には、経営が改善した旨の認定を申請し、該当しない場合は、事業再構築に伴う資本整理を可とする認定を申請しなければならない。 6.附則18条の規定による金銭贈与の実施は、一般勘定（保険金支払コストを超過する部分については早期健全化勘定)による。(附則21Ⅰ、Ⅱ) 損害担保契約に係る損失の補塡契約の締結（附則19Ⅴ）貸付け又（法36Ⅰ⑫) （法36Ⅰ⑬）は債務保処分（法36Ⅰ⑪）利益収納損失補塡（法40、41Ⅰ）（一時的な資金繰りのために必要があると認めるとき）