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第91回 歯科ポストグラデュエートコースのご案内
講演
第1部 講演
岩田 光弘 先生
私の臨床のあゆみ
さくらデンタルクリニック(岡山市)院長
日本歯周病学会歯周病専門医・JIADS講師
ラーニングステージについて
■講師ご略歴
2000年 歯学博士取得(岡山大学)
2006年 さくらデンタルクリニック開院
2009年 JIADS講師
第2部 講演
コンセプトをもった
歯科治療の実践について
とき
■所属学会など
日本歯周病学会歯周病専門医・日本臨床歯周病学会認定医、
指導医、インプラント指導医・日本口腔インプラント学会専
修医・American Academy of Periodontology会員・OJ正会員・
JIADS Study Club Osaka会員
日 10:00∼16:30
10月4日 会場
オルガホール(岡山市北区奉還町)
タイムテーブル(予定)第1部/ 10:05∼11:45 第2部/ 13:05∼15:50
参加費
会員 医療機関 ……① 歯科医師 5,000円
会員外 医療機関…③ 歯科医師 25,000 円
② スタッフ(歯科衛生士、歯科技工士等) 1,000円
④ スタッフ(歯科衛生士、歯科技工士等) 5,000円
⑤ 岡大歯科研修医、歯学部学生、大学院生 3,000円 ※いずれも昼食代(1,000円)別
定員:100名 / 参加費(別途昼食代)は当日会場受付にてお支払い下さい。 当日のご入会も受付けます。
第2部
講演抄録
コンセプトをもった歯科治療の
実践について
とりわけ、欠損補綴にインプラントを取り入れる
ことは、他の補綴装置と比較して長所が多い反面、
や歯周病など、複雑な治
外科的侵襲や治療期間の長期化、高額な治療費など
能な症例も多く存在しますが、中等度以上の歯周病
うべきです。そして、複雑な問題をかかえた症例に
複雑な対応を迫られる難易度の高い症例にも多く遭
目を向けるのではなく、その原因を考慮した上で、
治療方法が存在し、患者さんの希望によっても、術者
ョンを包括的に連携させ、治療を行い、長期的な安定
対応は大きく異なってきます。特に、インプラント治
後半では、特に、複雑な問題をかかえた症例に対し
者側も患者さんも治療結果が長期的に安定すること
断し、治療ゴールをどう設定するか、文献的な考察を
ためには、現状に至った原因を十分に考察し、それを
的な治療戦略を交えた自身の臨床例を提示しながら、
日常臨床では、初期のう
療計画を必要とせず、簡単な治療を行うだけで対応可
で、歯の欠損や不正
合も存在し、治療を行う上で、
遇します。このような複雑な症例に対しては、様々な
から、患者さんの期待も大きく、その応用は慎重に行
対してインプラントを応用する場合は、欠損だけに
歯周治療、補綴治療、矯正治療など様々な治療オプシ
サイドが提供できる治療オプションによっても、その
を図っていく必要性があります。
療や高額な審美補綴を提供する必要性がある場合、術
て、治療結果の長期安定を得るために、どのように診
を望んでいることは疑いの余地はありません。この
もとに、そのコンセプトを述べさせていただき、包括
患者さんに十分理解させた上で、的確な診断のもと、
解説したいと思います。よろしくお願いいたします。
【第1部の講演抄録は次頁をご覧ください】
適切な治療計画を作成する必要性があります。
10月4日・岩田光弘先生講演会・参加申込書 岡山県保険医協会
◉参加申込数 → 歯科医師
代表者ご氏名
名
衛生士
他
名
技工士
医院名/所属名
名
FAX(086)277-3371までお送り下さい
岡大研修医
学生他
名
◉昼食(+1,000円)申込→
名
ご連絡先電話番号
主催/問い合わせ先:岡山県保険医協会 ☎(086)277-3307
第91回 歯科ポストグラデュエートコースのご案内
講演
第1部 講演
岩田 光弘 先生
私の臨床のあゆみ
さくらデンタルクリニック(岡山市)院長
日本歯周病学会歯周病専門医・JIADS講師
ラーニングステージについて
第2部 講演
コンセプトをもった
歯科治療の実践について
とき
日 10:00∼16:30
10月4日 会場
オルガホール(岡山市北区奉還町)
タイムテーブル(予定)
第1部/ 10:05∼11:45 第2部/ 13:05∼15:50
参加費など詳しくは前頁をご覧ください
私の臨床のあゆみ
∼ラーニングステージについて
その当時、記憶に残っていることは、先生方が「口
います。歯周治療、補綴治療など、様々な分野で診断
して、勉強しましょう!」という言葉をかけていた
第1部
講演抄録
21世紀を向かえて15年、歯科医療は年々進歩して
方法や治療技術、材料などが飛躍的に進歩し、今ま
で不可能だった診断や治療が可能となり、患者さん
のQOLの向上に大きく貢献できるようになりました。
一方、それに呼応して、歯科に関する情報もあふれ、
ダイレクトメールでの様々な案内は毎日のように歯
科医院に郵送され、毎週末、どこかで必ず講演会や講
習会が開かれています。情報があふれかえった中、
歯科医療従事者は、自分にあった正しい情報を取捨
選択し、よく見極めた上で臨床に取り入れる必要が
でています。
ところが、私が大学を卒業した25年前は、歯科に
関する講習会や講演会は決して多くなく、年間通し
て行われる卒後研修もほとんどありませんでした。
その中で、岡山県保険医協会の歯科部会は、当時の武
用光正会長を中心に、活発に講演会を主催されてい
て、卒後間のない私もよく参加させていただいてい
ました。その講演会を通して、木村秀仁会長とも交
流を持たせていただき、武用先生や木村先生が中心
となって主催されていたスタディクラブにも、参加
するよう声をかけていただきました。
腔内写真を1枚でもいいので、撮って持ってきてく
ださい。それを使って、みんなでディスカッション
だいたことでした。この言葉が、口腔内写真を撮る
習慣のなかった私が、カメラを購入し、下手なりに、
記録を取り始めるきっかけとなりました。
スタディモデルやレントゲン写真だけでなく、口
腔内写真をしっかり記録していくことは、自分自身
の臨床の歩み、足跡を残すことになります。術前、
術後はもちろん、術中の記録を残すことは患者さん
への有効な情報提供になりますし、他の歯科医師や
コ・デンタルスタッフとの情報交換にも使えます。
特に、術中写真を記録することで、臨床の一つ一つの
ステップを、手を抜くことなく、しっかり行えるよう
になり、これが臨床のレベルアップにつながりまし
た。そして、結果をスタディクラブで発表すること
で、知識の整理もつき、より難易度の高い、次の症例
に対する治療の成功へと結びついていきました。
前半では、このような卒後から現在までの、私の臨
床のあゆみ、ラーニングステージについて、人との出
会いやステップアップのポイントなどに触れながら、
臨床例を提示させていただき、述べたいと思います。
【第2部の講演抄録は前頁をご覧ください】
臨床の第一線でご活躍中の岩田光弘先生より、臨床のあゆみやステップアップの
ポイントをお話頂きます。若い歯科医師の皆様のご参加をお待ちしています。