ニュースリリース 2015 年 7 月 23 日 藤崎電機株式会社 世界初の竹専焼バイオマス発電所の事業開始について 藤崎電機株式会社(本社所在地:徳島県阿南市、代表取締役社長:藤崎耕治、以下藤崎電 機)は、世界初となる竹を燃料として専焼するバイオマス発電所を、ドイツのランビォンエ ナジーソリューションズ(本社所在地:ドイツ バート・アーロルゼン、代表者:アクセル・ ランビォン、以下ランビォン社)と共同開発、新事業として第一号(出力:約 2MW)を山 口県山陽小野田市の小野田・楠企業団地に建設し、国内外で事業を展開することと致しまし た。 藤崎電機は 2013 年より竹の有効活用方法としてバイオマス発電所での燃料利用を検討、 日本で対応可能なボイラーメーカーが見つからず、2014 年上旬よりバイオマス発電所の実 績と経験が豊富なドイツ企業を調査、数社のピックアップを行い、同年 5 月に社長 藤崎耕 治と創業者 藤崎稔が訪問し、ランビォン社と共同開発を進めることを決定、2015 年 6 月 18 日に正式契約に至りました。 ランビォン社は 1890 年創立、バイオマス発電所の設計製造販売を手掛けており経験が豊富 で、すでに世界 90 カ国以上での実績を有しております。 山口県山陽小野田市は創業者である藤崎稔の出身地であり、事業進出するにあたり小野 田・楠企業団地の条件が整っていたこと、山口県が林野庁から委託を受けて竹の伐採・チッ プ化・燃焼する実証事業(平成 25~27 年度)を日本で唯一行っていること、竹の供給体制 が確立しやすい条件が整っていたことなどが、第一号建設に至った理由です。 本事業はカーボンニュートラルなエネルギーとして注目されているバイオマス発電所を 建設することで地球環境に貢献することはもとより、日本各地で問題となっている繁茂竹 林(※1)の問題を解消する一手となります。新事業の投入による新規雇用も生み出し、地方 創生にも寄与します。 第一号の発電所の投資額は約 23 億 7 千万円、平成 28 年 1 月着工、平成 29 年 1 月操業 開始を計画しており、年間発電量は約 15,800MWh(一般家庭約 4,860 世帯分(※2)の年間電 力消費量に相当)、年間約 9,600t(※3)のCO2 削減となる見込みです。 その後、第二号を本社所在地の徳島県阿南市に建設し、そこで得たノウハウを活かし日本 ニュースリリース 全国のみならず、海外にも事業展開を行ってまいります。 今後も藤崎電機は、企業コンセプトである「人と地球にやさしい技術で社会に貢献する」 のもと、人類貢献企業となるべく地域社会問題解決のための事業展開を推進してまいりま す。 ※1. 日本全国の竹林面積は 161 千 ha、山口県は 12 千 ha、徳島県は 3 千 ha。 (平成 25 年 度森林・林業白書より) ※2. 1 世帯あたり 3,254.4kWh/年で算出 (電気事業連合会『原子力・エネルギー図面 集 2015』より) ※3. 参考資料:環境省・資源エネルギー庁『グリーンエネルギーCO2 削減相当量認証制度 運営規則』 ■発電所の概要 名称 山陽小野田バンブーバイオマス発電所(仮称) 所在地 山陽小野田市大字高畑字北畑 77-106、77-107 (小野田・楠企業団地内) 出力規模 約 2MW 年間想定発電量 約 15,800MWh (一般家庭約 4,860 世帯分の年間電力消費量に相当) 投資額 約 23 億 7 千万円 今後の予定 平成 28 年 1 月 着工 平成 29 年 1 月 操業開始 ■ランビオン社の概要 会社名 Lambion Energy Solutions GmbH 代表者 Axel Lambion 本社所在地 Auf der Walme 1 34454 Bad Arolsen Germany 創立 1890 年 資本金 2.151.221 EUR 事業内容 バイオマス発電所の設計・製造・販売 <お問い合わせ先> 藤崎電機株式会社 経営企画室(担当:船田) TEL:0884-21-0555 住所:徳島県阿南市辰己町 1-38
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