格ゲーをゲーを作るんや！！るんや！！文責：Ralf いきなりでなんですが、ゲーム会社によって与えられたゲームをただこなしていくことに疑問を覚えた人、ゲーム製作ソフトを使ってゲームを作る、名付けて「ツクラー」の素質ありです。「でも、ツクールシリーズはシステムが難しい・・・」と思っている人もいるでしょう。ここでは初級ツクラーにお薦めのソフトを紹介してみたいと思います。お勧めソフト：格ゲー野郎 Fighting Game Creator（インクリメント P 株式会社）わかりにくいかもしれませんが、PS のソフトです。ここでひとつ忠告を。クソゲーです。インクリメント P とかは他に「ヘキサムーン・ガーディアンズ」とかいうゲームしか作ってません。インターネットとかではかなりの悪評が飛び回っています。が、それはかなり上級ツクラーの話。初心者にはとてもいいソフトです。というのもこのソフト、最速製作過程が 1. 2. 3. 4. 作成者の名前を入力キャラクターを選んで名前を付ける通常技、野郎技、超野郎技を選んでコマンドに割り当てるストーリーを作るで、終わり。とても簡単です。格闘ゲームというのもポイントで、ゲームを作ったらデバッグするのが普通。しかし、格闘ゲームなのでデバッグがテンポよく進みます。さらに、デバッグするごとに対戦をするので、格ゲー初心者でもすぐに人並みにうまくなります。極 34 め付けに、例えば RPG なら、デバッグではシナリオがきちんと連鎖しているかとか、敵の強さは適当か、マップは繋がっているかとかを調べる必要があり、かなり大変ですが、このゲーム、システムが簡単なので、全くバグがありません。ストーリーがさくさく進みます。これが初心者にお薦めの理由です。逆に、上級者にとってはかなりつまらないゲームなので、そういう人は PC の「２D 格闘ツクール」とか PS2 の「３D 格闘ツクール２」とかをやりこんでください。また、RPG を作りたい人は PS の「RPG ツクール４」がお薦めです。さて、少し詳しくこのゲームを説明しましょう。選択可能なキャラクターは全部で７人、分類としては、空手家（八都築轍）・ライダー（カイ・ミトニック）・カンフー（シア・チェン）・女子高生 A（鴫原愛）・女子高生 B（奥田圭）・プロレスラー（バッテリー・工藤）・ロボット（L・BISS）です。自分としては女子高生 A がかなり性能がいいと思いますが、一番強いのはロボットです（独断）。１つのメモリーカードに１６人登録できます。キャラクターエディットでは、戦闘時のセリフの設定、特殊行動の設定、カラーエディット、仮面の作成、技の設定ができます。先に述べた「野郎技」（３つ設定）は、いわゆる必殺技で、「超野郎技」（１つ設定）はゲージが溜まることによって発動できます。また、戦闘時のセリフも音声ではなく、字幕が出るだけです。（これがクソゲーたる所以ですが・・・）ストーリー作成はデモ作成と対戦作成からなりどちらも色調調整可能な遠距離背景と近距離背景が設定できます。対戦作成では、CPU のレベル（７段階）、BGM の設定などを行います。デモはキャラクターのセリフが字幕で表示されるシンプルなものですし、対戦に至っては、背景にデ・ジ・キャラットを配置させられる 35 というわけのわからない仕様になっています。（まぁ、クソゲーだから仕方ない・・・）格ゲーとしては、キャンセル技、コンボもありますし、相手が浮けば追い討ちも可能です。ただ、ダメージ硬直が長く、簡単にコンボが繋がるため、CPU のレベルが高くなるとかなり悲惨なことになります。パターンを見つけないと、サンプルゲームでさえクリアできません。逆に言えば、レベルを下げれば、初心者でも楽しめるゲームになるのですが・・・作るストーリーの面白さ次第ですね。以下、サンプルのデモ画面と対戦画面を掲載しておきます。細かい設定もできますが、ツクールゲームとしては、はじめから格闘ゲームと 36 いうレールが敷かれていますので、初心者でも楽しめるゲームとなっております。７人分のサンプルゲームもありますので、詰まったときはサンプルをプレイしてみましょう。サンプルをプレイすることは、このゲームだけではなく、ツクールシリーズを遊ぶときの鉄則になります。「格闘ゲームなんて・・・」と思っている間に即プレイ。純粋なゲーマーにお薦めのゲームです。（まぁ、別にでじこ目当てで買ってもいいけど、そのうち後悔するから）あと、このゲームの売り文句は“次代の格ゲーはキミの手で創れ！”ですが、どう見ても次代どころかストⅡの時代に逆戻りです。どこか、みんなが納得するような次世代格ゲーツクールソフトを開発してくれませんかね。以上、Ralfbalt でした。 37