2.骨髄・末梢血 幹細胞の提供者(ドナー)等に助成金を交付します 白血病等の血液疾患の患者に対する骨髄・末梢血 幹細胞の提供者(以下、ドナー) とドナーの勤務する事業所の経済的負担等の軽減並びに、骨髄・末梢血 幹細胞移植及 びドナー登録の推進を図ることを目的に、ドナーとドナーが勤務する事業所に対して 助成金を交付します。 1.背景 骨髄等の移植を行う際に、ドナーは採取前健康診断など移植に伴う7日間程度の 入院や通院とともに、休業補償等がない場合、収入減になることを心配して移植に 踏み切れない場合がある。 また、ドナーの勤務する事業所においては、ドナーの休暇中に代替要員の手配等 が必要となる場合などがある。 2.交付対象者 (1)ドナー 提供時に、市内に住所を有し、バンクが実施する骨髄バンク事業における骨髄・ 末梢血 幹細胞の提供を完了し、その証明する書類の交付を受けた者。 ・助成内容:1回につき14万円 (2)ドナーが勤務する事業所 ドナーが勤務している国内の事業所 (国・地方公共団体及び独立行政法人を除く) 。 ・助成内容:ドナー1人1回につき7万円 3.申請方法 骨髄・末梢血 幹細胞の提供を完了した日から90日以内に申請 4.施行日 平成27年9月1日 (ただし、平成27年4月1日以降に提供したドナー等も対象) 5.他都市等の状況 ドナーへ助成を行っている自治体 105自治体 (平成27年7月14日現在) ※ 政令指定都市 2市(さいたま市、新潟市) 中核市 3市(川越市、越谷市、前橋市) 保健所政令市 1市(四日市市) ※ 大分県内:中津市 (平成27年4月1日からドナーへの助成のみ実施 1回につき10万円) ※ ドナー休暇制度導入企業・団体数 280社 2 ≪参考≫ ・大分県におけるドナー及び患者等の状況(平成27年4月末現在) 大分県 移植希望者登録数・・・・・ 23人 ドナー登録者数 ・・・・・・・・・3,483人 採取数 ・・・・・・・・・ 177例 まっしょうけつ かんさいぼう ※末 梢 血 幹細胞とは 通常、骨髄に比べると、末梢血中の造血幹細胞は少なく、末梢血を集めても生着に 十分な細胞数は確保できません。しかし、造血因子である顆粒球コロニー刺激因子 (G-CSF)を健常人へ注射すると、 骨髄より末梢血へ多量の造血幹細胞が循環してきます。 G-CSF 注射後、成分分離装置によって末梢血の一部を集めることで、十分な造血幹 細胞を確保できるようになります。 (公益財団法人 日本骨髄バンクHPより引用) ※保健所政令市とは 日本の地方公共団体のうち、地域保健法第5条第1項の規定により、保健所を設置 できる政令指定都市、中核市、および政令で定める市をいう。 【保健総務課 内線#19-210】 3
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