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12月の詩
雪と君(妙高山)
いもり池の木道には
雪が積もり
テンの足跡が躍る
山の中腹から上の姿を隠している君
歩きながらその雄姿を
またそれぞれの季節の姿として
記憶を巡らせば
ああ、季節は移ろうのだと
葉を落とした木々が感じるように
私も思う
やがて真っ白に染まるだろう
君の姿も思い出も
鯉が深く沈み
君を包み込む
雪が来た