情報共有 リテラシー エビデンス (協創)

愛媛県における
薬-薬連携のネクストステージ
情報共有
リテラシー
薬-薬連携
介入情報
エビデンス
Co-Creative
(協創)
プレアボイドシステムの運用
病院と保険薬局との協働
•共通認識(情報共有)
•エビデンス創生
•リテラシー育成
17:15:26
プレアボイドシステム
SERVER
Web server
DB server
CLIENT
Webpage Pharmacist
Network
ID, Password
17:15:26
保険薬局 健康被害回避に至った
薬学的介入(処方変更)の頻度
総応需処方せん枚数
51,376
3.72%
総疑義照会件数
1,910
0.62%
16.8%
健康被害回避件数
320
薬学的介入の分類と医薬経済効果の推算
介入分類
保険薬局薬剤師
病院薬剤師
医薬経済効果
(円/件)
件数
医薬経済効果
(円)
件数
医薬経済効果
(円)
2,140,000
0
0
10
21,400,000
#1
重大な副作用の回避
#2
経静脈的な抗菌薬療法への介入
190,000
該当なし
該当なし
42
7,980,000
#3
がん化学療法への介入
112,000
18
2,016,000
88
9,856,000
#4
薬物相互作用回避
ハイリスク薬
84,000
2
168,000
3
252,000
その他
56,000
0
0
40
2,240,000
#5
腎機能に応じた投与量推奨
ハイリスク薬
84,000
0
0
4
336,000
その他
56,000
2
112,000
34
1,904,000
#6
注射薬配合変化防止
ハイリスク薬
84,000
0
0
2
168,000
その他
56,000
0
0
8
448,000
#7
薬歴の確認
ハイリスク薬
84,000
2
168,000
26
2,184,000
その他
56,000
9
504,000
10
560,000
#8
その他の薬物療法提案
ハイリスク薬
84,000
32
2,688,000
37
3,108,000
その他
56,000
255
14,280,000
158
8,848,000
#9
モニタリング推奨
0
0
0
47
0
#10
次回受診日までの処方日数不足の回避
0
45
0
該当なし
該当なし
#11
残薬解消介入
薬価に応じて別途計算
135
776,660
該当なし
該当なし
-
500
20,712,660
509
59,284,000
合計
院外処方せん推移
枚数
800,000,000
750,000,000
700,000,000
650,000,000
600,000,000
763,033,967枚
保険薬局薬剤師介入によって
医薬経済効果
年間約2,960億円
保険薬局における
服薬指導時における残薬解消介入
応需処方せん枚数(枚)
残薬介入(件)
薬剤費(円)
513,76
135
776,660
腎機能に応じた投与量推奨
薬局薬剤師
対象薬剤
件数
アモキシシリン
1
バルガンシクロビル
1
回避された副作用
代謝遅延に伴う作用増強
病院薬剤師
対象薬剤
件数
レボフロキサシン
8
ファモチジン
8
アロプリノール
6
ゾレンドロン酸
4
ベザフィブラート
2
エドキサバン
2
シタグリプチン
1
ウラピジル
1
オロパタジン
1
レボセチジリン
1
エンテカビル
1
リバーロキサバン
1
ロキソプロフェン
1
セレコキシブ
1
回避された副作用
代謝遅延に伴う作用増強
腎機能悪化
薬学的介入の例(保険薬局)
#3 がん化学療法への介入
ゼローダ処方量の誤り
ゼローダを3600mg/日で服用中の患者に4200mg/日で処方さ
れていた。疑義照会を行うと3600mg/日の間違いであった。
ゼローダの減量
イレッサとH2ブロッカーとの相互作用
イレッサとガスターを昼食後に同時服用することにより
イレッサのAUCが低下するおそれがある。
服用タイミングの変更
イレッサ:昼食後 ガスター:夕食後
ゼローダの処方日数不足
ゼローダを2投1休で服用予定であるが、7日分しか処方
がなく、次回受診は21日後であった。
ゼローダの処方7日分追加
薬学的介入の例(病院)
#3 がん化学療法に対する介入
制吐剤の処方忘れ
胃がんに対してSP療法予定の患者の遅発性悪心・嘔吐に対する内
服制吐剤が処方されていないことに気づいた。
デカドロンの追加
嘔気に対する支持療法の強化
胆道がんに対してGEM+CDDP療法中の患者で高度の悪心が出現して
いると看護師より相談あり。担当医へイメンドの追加を提案した。
イメンド3日分の追加
手足症候群に対する支持療法の強化
SP療法中の患者より手指の乾燥とひび割れの訴えがあった。TS-1による
手足症候群の初期症状と考え、ヒルドイドソフト軟膏の提案を行った。
ヒルドイドソフト軟膏の追加
薬-薬連携の見える化
疑義
照会
薬剤師
介入
指標
愛媛モデルの構築
かかりつけ薬局の基盤づくり
ICT化に備えて
臨床実務実習の利活用