平成27年度第 1 回岬町地域公共交通会議 1.開 催 日 時 平成27年7月22日(水) 2.開 催 場 所 岬町役場2階会議室 3.出 席 者 別紙出席者名簿参照 4.傍 聴 人 0名 5.議 事 次 第 別紙参照 6.配 布 資 料 別紙参照 議事概要 午後2時00分~16時03分 7.議事内容(要旨) (1)開会・委嘱状交付 開会のあと、委員委嘱状を交付する。 (2)町長挨拶 平 成 1 3 年 度 か ら 運 行 す る コ ミ ュ ニ テ ィ バ ス( 通 称 赤 バ ス )に つ い て 、バ ス 事 業 者 か ら 平 成 2 8 年 3 月 を も っ て 、バ ス 事 業 を 撤 退 し た い 旨 の 申 出 が 有 り ま し た 。本 町 と し て は 、バ ス 事 業 者 の 撤 退 に よ る 交 通 空 白 区 域 の 発 生 を 回 避 し 、こ れ ま で 住 民 生 活 を 支 え て き た 重 要 な 公 共交通機関であるバス事業を、今後も維持継続する方針であります。 こ の バ ス 事 業 撤 退 に よ る 新 た な 地 域 公 共 交 通 へ の 取 り 組 み 内 容 な ど を 、こ の 地 域 公 共 交 通 会 議 に お い て 協 議 し て い た だ き 、本 町 の 特 色 を 反 映 し た 新 た な 公 共 交 通 の あ り 方 に つ い て 提 言をお願い申し上げます。 なお、挨拶後、町長は公務の都合により退席する。 (3)委員紹介 各委員を名簿順に紹介する。 (4)案件 案件(1)岬町地域公共交通会議設置の趣旨及び設置要綱について 事務局より資料の説明を行う。委員からの質疑なし。 案件(2)会長及び副会長の選出について 交 通 会 議 設 置 要 綱 の 規 定 に よ り 委 員 の 互 選 に よ り 選 出 さ れ る が 、委 員 か ら「 事 務 局 に 一 任」の意見があった。これを受けて、事務局から次の者を選出のうえ同意を得る。 会 長 副会長 和歌山大学経済学部副学部長教授 岬町副町長 辻本勝久 種村誠之 案件(3)岬町における地域公共交通のあり方について 事務局から資料-1の説明を行う。 (委員) バス停留所ごとの乗降調査を行っているが、この調査を行った曜日は何曜日か。 (事務局) 調 査 は 2 回 実 施 し た 。3 月 1 1 日 は 水 曜 日 、5 月 7 日 は 月 曜 日 と な っ て お り 、こ の 日 は 健康ふれあいセンターは休館日となっている。 1 (委員) 現バス事業者が保有する予備車の台数は。 (事務局) バ ス 事 業 者 は 7 台 を 保 有 し 、基 本 路 線 は 小 型 バ ス 2 台( 赤 色 )で 運 行 し て お り 、中 型( 青 バ ス )1 台 を 予 備 車 と し て い る 。さ ら に 青 バ ス 1 台 を 雨 天 時 の 乗 客 積 み 残 し 対 策 と し て 使 用している。また、支線はワゴン車2台で運行しており、別に1台を予備車としている。 (委員) 私は、運行時間と利用時間帯が合わないためバスを利用したことが無い。住居から徒 歩で淡輪駅まで15分程度。市内に勤めていたときは、みさき公園駅前に駐車料金を払 い自家用車を駐車していた。 赤バスはだれを乗客としているのかわからない。バス運行内容は 不便であり、若者の 人口流出につながる。若者の利用を目指した運行方法を、また、通勤や買い物などの目 的 別 の 運 行 内 容 に す れ ば 良 い と 思 う 。バ ス は 、交 通 空 白 地 域 か ら 駅 ま で を 主 な 役 割 と し 、 駅にバスが常駐されていれば多くの方が利用する。南海電鉄とも役割分担について協議 する必要があるのでは。 (委員) 赤 バ ス の ダ イ ヤ は 1 時 間 に 1 本 し か な く 、帰 り の 時 間 帯 に バ ス の 便 が 無 い た め 増 便 の 検 討 が 必 要 で あ る 。ま た 、ク リ ニ ッ ク な ど の 送 迎 が 多 く 行 わ れ て お り 赤 バ ス は 使 わ な い 。不 便 な バ ス だ か ら 乗 ら な い と 聞 い て い る 。バ ス 運 賃 料 金 が 1 0 0 円 均 一 で あ り 、バ ス 利 用 距 離に応じた見直しも必要と聞いている。 (委員) この資料に「マイカー脱却」と記載しているが、その意図する内容は。 (事務局) 自 家 用 車 を 使 わ な く て も 自 由 に 移 動 で き る 。ま た 高 齢 に な っ て 自 ら 車 を 運 転 で き な く な っ た と き に 、移 動 手 段 と し て 公 共 交 通 の 利 用 、身 近 な バ ス が 利 用 で き る 社 会 で あ る こ と を 目指している。 (委員) 新 た な バ ス 運 行 事 業 に 要 す る 経 費 、必 要 な 予 算 額 が 示 さ れ て い な い が 、町 は 幾 ら ま で な ら 負 担 で き る の か 。バ ス の 運 行 方 法 に は デ マ ン ド 型 や 福 祉 タ ク シ ー と い う 方 法 も あ る と 聞 い て い る 。ま た 、マ イ カ ー 対 策 と し て 、駅 前 に 駐 車 場 及 び 駐 輪 場 の 整 備 も 併 せ て 検 討 す る 必要がある。 (事務局) 本 日 は 、第 1 回 目 の 会 議 で あ り 、町 の 人 口 減 少・高 齢 化 や バ ス・鉄 道 な ど の 公 共 交 通 の 現状と課題を説明し、この課題などを踏まえて、本町が目指す公共交通のあり方(素案) を 提 案 さ せ て い た だ い て い る 。ご 指 摘 の と お り 、財 政 的 な 検 討 も 重 要 で あ り 、2 回 目 以 降 には具体的なバス運行の方法や運行形態などを提案したいと考えている。 (委員) 阪 南 市 や 泉 南 市 で も 本 町 と 同 様 に コ ミ ュ ニ テ ィ バ ス を 走 ら せ て い る 。そ の バ ス 料 金 や 市 補助金などの状況を説明してもらいたい。 2 (事務局) 両 市 と も 路 線 バ ス が 運 行 し て い る が 、併 せ て コ ミ ュ ニ テ ィ バ ス も 運 行 し て お り 、バ ス 料 金 は ど ち ら も 1 0 0 円 と 聞 い て い ま す 。ま た 、バ ス 運 行 時 間 は 、朝 9 時 頃 か ら 夕 方 5 時 頃 ま で と し て い る 。そ し て 、バ ス 運 行 の 拠 点 を 市 役 所 と し て お り 、阪 南 市 で は 始 発 時 に は 役 所 の 玄 関 に バ ス が 集 合 し て い る 。運 行 本 数 の 詳 細 は 把 握 し て い な い が 本 町 よ り も 少 な い 本 数 で あ る と 聞 い て い る 。な お 、バ ス 事 業 者 へ の 補 助 金 は 、阪 南 市 で 約 3 7 6 0 万 、泉 南 市 で約3980万と聞いている。 (委員) 赤バスの運賃を100円均一とした根拠を説明してもらいたい。 (事務局) 平 成 1 3 年 度 に 赤 バ ス を 導 入 し た 際 に は 、バ ス 運 行 に 要 す る 経 費 か ら 、バ ス 運 賃 収 入 を 差 し 引 い た 差 額 を 町 補 助 金 相 当 額 と す る 考 え で あ っ た 。そ し て 、バ ス 運 行 ル ー ト は 健 康 ふ れ あ い セ ン タ ー 利 用 者 の 送 迎 ル ー ト を 参 考 と し て お り 、こ の 送 迎 は 無 料 で 行 わ れ て い た こ と 。ま た 、そ の 当 時 、武 蔵 野 市 が 先 駆 け て コ ミ バ ス を 運 行 し て お り 、他 の 多 く の 自 治 体 に おいても100円均一としていたことも考慮したと考えられる。 (委員) 廃 止 さ れ た 南 海 バ ス で も 初 乗 り 料 金 は 1 4 0 円 程 度 で あ っ た と 記 憶 し て い る 。100 円 は 安すぎるのでは。 (委員) 利用者数の少ない支線を廃止し、替わりにタクシー代補助制度の導入 を検討しては。 (会長) 公 共 交 通 の 現 状 や 課 題 に つ い て 、ま た 、現 行 の 赤 バ ス に つ い て も 各 委 員 か ら 多 く の 意 見 が 出 さ れ ま し た 。ま た 、現 行 の バ ス 事 業 者 の 撤 退 に 伴 う 対 応 に つ い て は 、バ ス 事 業 を 維 持 継 続 す る 意 向 が 示 さ れ て お り ま す 。こ う し た 状 況 に 対 応 す る た め 、新 た な 地 域 公 共 交 通 の あ り 方( 素 案 )が 示 さ れ て お り ま す 。つ き ま し て は 、今 回 の ご 意 見 や 後 で 説 明 の あ る 住 民 ア ン ケ ー ト 調 査 の 結 果 な ど を 踏 ま え 、今 後 の 新 た な 公 共 交 通 基 本 計 画 な ど の 具 体 案 に つ い て審議を進めたいと考えています。 案件(4)バス事業者からの撤退申出について 事 務 局 か ら 資 料 -2 の 説 明 を 行 う 。 (委員) 既 存 の 基 本 路 及 び と 支 線 の 運 行 形 態 な ど を 現 状 の ま ま い く の か 、そ れ と も 見 直 し を 図 る の か な ど の 基 本 事 項 を 先 に 議 論 す る 必 要 が あ る 。今 後 の バ ス 運 行 に 係 る 全 体 像 を 描 く こ と が先である。来年4月以降の交通体系を決めないと進めない。 (事務局) 先 の 資 料 で 説 明 し た と お り 、現 行 の 基 本 路 線 は 改 善・強 化 す る 。ま た 、支 線 に つ い て は デ マ ン ド 型 の あ ら た な 輸 送 手 段 の 導 入 を 検 討 し て い る 。今 後 の 公 共 交 通 に 関 す る 方 針 や 取 組 内 容 に つ い て は 、資 料 - 1 の 2 1 ペ ー ジ 以 降 で 、そ の 主 な 内 容 を 示 し て お り 、今 後 は こ の方針等に基づき検討を図ります。 3 案件(5)アンケート調査の実施について 事 務 局 か ら 資 料 -3 の 説 明 を 行 う 。 (委員) 申出されている大新東が撤退する旨をアンケート用紙に記載するのか。 (事務局) バス事業者の撤退については、今回アンケート調査を行う背景として記載する 予定で ある。また、今後の公共交通のあり方とセットで、住民の方々がどの様に考えるかとい う内容を予定している。 なお、アンケート調査の記載内容については各委員の意見を踏まえて実施する予定で ある。つきましては、住民アンケート調査に係る内容をご確認いただき、8月○日まで にご意見をいただけますようお願いします。 (会長) アンケートの内容が確定次第、各委員に送付し、意見をお聴きして実施いただきたい。 案件(6)今後のスケジュールについて 事 務 局 か ら 資 料 -4 の 説 明 を 行 う 。 (委員) 非 常 に タ イ ト な ス ケ ジ ュ ー ル を 示 さ れ た が 、現 行 事 業 者 の 撤 退 を 考 慮 す る と 仕 方 が な い と考えるが、このスケジュールで間に合うのか。新たな4条事業者の運行許可手続きに、 どの程度の期間を要するのか。 (事務局) 来 年 4 月 以 降 の バ ス 運 行 に 必 ず 間 に 合 わ せ な く て は な ら な い 。次 回 の 交 通 会 議 に お い て 、 住 民 ア ン ケ ー ト 結 果 と 併 せ て 、具 体 的 な 公 共 交 通 基 本 計 画 及 び こ の 計 画 に 基 づ く 運 行 計 画 をお示し、具体的な運行の形態などの提案を予定している。 ま た 、新 た な 4 条 事 業 へ の 運 行 許 可 手 続 き に 要 す る 処 理 期 間 は 概 ね 6 月 程 度 と 聞 い て い る 。こ の 交 通 会 議 で 合 意 を 得 れ ば 3 月 間 に 短 縮 す る こ と が で き る た め 、本 年 1 2 月 ま で に は合意手続を終える予定で進めています。 (会長) 今後スケジュールに沿って進めていきたいと思います。 8.その他 (事務局) 次回9月開催予定の交通会議の日程調整を行う。 (会 長 ) 期 間 的 に 非 常 に タ イ ト な ス ケ ジ ュ ー ル で あ り 、ま た 、岬 町 が 直 面 し て い る 現 状 も よ く ご 理 解 い た だ い た と 思 い ま す 。そ の 中 で 、こ の 会 議 は 、今 後 の 岬 町 に お け る 公 共 交 通 の あ り 方 と 、そ の 方 向 性 を 審 議 し 、そ の 方 向 を 示 す 必 要 が あ り 、我 々 に 託 さ れ た 任 務 は 非 常 に 重 要であると思っております。 4 皆 様 方 に は 、公 私 何 か と ご 多 忙 の 折 と は 存 じ ま す が 、次 回 以 降 に お き ま し て も 、会 議 の 進捗にご理解ご協力をいただきますよう、よろしくお願いいたします。 委員の皆様、長時間お疲れ様でございました。 以上で、第1回岬町地域公共交通会議を閉会いたします。 午後4時03分閉会 別紙 岬町地域公共交通会議員名簿 出席者 16名 岬町副町長 種村誠之 岬町しあわせ創造部理事 大阪第一交通株式会社 住民代表 川島徳三 住民代表 杭ノ瀬 串山京子 営業推進室課長代理 達 岬町淡輪地区区長会長 南條磯己 岬町社会福祉協議会理事 髙木辰子 岬町身体障害者福祉会長 山尾貴志子 岬町多奈川長生会長 岬町商工会副会長 小川和彦 小坂 巍 土井健一 国土交通省近畿運輸局大阪運輸支局輸送部門首席運輸企画専門官 湯川義彦 国土交通省近畿運輸局大阪運輸支局総務企画部門首席運輸企画専門官 大阪府泉南警察署交通課長 井上征人 和歌山大学経済学部副学部長教授 辻本勝久 大阪府都市整備部交通道路室都市交通課課長補佐 南海電気鉄道株式会社 欠席者 若林隆司 経営政策室経営企画部課長 矢田昌己 脇田和憲 4名 大新東株式会社 大阪支店長 岬町多奈川自治区長会長 岬町観光協会長 山原 池田丈一郎 学 四至本晴夫 国土交通省近畿地方整備局大阪国道事務所南大阪維持出張所長 5 石橋博孝 議事次第 1.開会 2.委嘱状交付 3.町長あいさつ 4.委員紹介 5.案件 (1)岬町地域公共交通会議設置の趣旨及び設置要綱について (2)会長及び副会長の選出について (3)岬町における地域公共交通のあり方について (4)バス事業者からの撤退申出について (5)アンケート調査の実施について (6)今後のスケジュールについて 6.閉会 配布資料 議事次第 岬町地域公共交通会議設置要綱 岬町地域公共交通会議委員名簿 資料-1 岬町地域公共交通のあり方(案) 資料-2 バス事業者からの撤退申出について 資料-3 住民アンケート調査の実施について(案) 資料-4 スケジュール(案) 6
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