きらら清水保育園指定管理者制度導入にかかる Q&A (市の対応について) *平成 25 年度に保護者から出された意見等も含め作成しています。 Q1 保育士がすべて代わってしまうのですか。 A1:職員については、双方の条件があえば、地元雇用で現在雇用している臨時保育士を 雇用していただくことを基本と考えており、保育士養成の学校へも呼びかけを行った り、公立保育所の現在の正職の保育士を数名程度、今の身分のままで 1 年間配置する など条件付けを考えています。すべての保育士が総入れ替えになってしまうことはあ りません。 Q2 今のきらら清水保育園の保育士さんたちは、どうなるのですか。 A2:他の4園へそれぞれ配置されることになります。 Q3 障害児についての対応は、どうなりますか。 A3:指定管理者の運営となっても保護者の不安がないように障害児加配はきちんと引き 継ぎを行うようにします。 これまでと変わらない障害児保育を行ってまいります。 Q4 指定管理者制度を導入して、責任問題や保証問題の所存はどうなりますか。 A4:指定管理者での運営となっても、市の保育所にかわりはありません。施設設置者 は市です。これまでどおり最終的な責任や保証は、市が責任を持ちます。 Q5 指定管理者が撤退したらどうなりますか。 A5:撤退のリスクというのは、法的に地方自治体が責任を持たなければなりません。 協定書(契約)のなかで、撤退する場合は、何か月前までに申し出(協議)をするなどの 規定を設け、申し出があれば撤退までに運営先を探すことになります。 (運営先の確 保ができる期間を設定する必要があります。 ) 他の指定管理者を探すか又は市が直営で保育の責任を負うことになります。 リスクとしてはありますが、保護者のみなさんやお子さんにご迷惑がかからない ように市が責任を持って保証していきます。 Q6 利用者負担金(保育料)はどうなりますか。 A6:指定管理者の運営となっても市の保育施設であるため、これまでと一切かわりま せん。 また、平成 27 年度に子ども・子育て支援新制度の施行により、公立、私立に関わ らず教育・保育施設については、市が決定した利用者負担金(保育料)としており、市 が決定した利用者負担額以上の額の保育料を施設が独自に決めて徴収することはで きません。 他のサービスとして実施する延長保育や一時預かり保育等を実施する場合でもこ れらの料金は市が定めた範囲内で指定管理者が決めることになります。 Q7 アレルギーの子どもの食事の対応はどうなりますか。 A7:平成 25 年度に視察した愛知県大府市の指定管理で運営した保育所では、アレルギ ーの子どもとそうでない子どもはテーブルを別にしたり、トレーの色を変えて対応 しているとお聞きしています。指定管理者による運営となってもこれまで以上の対 応が望めるものと思っております。 Q8 指定管理者の運営のメリットは何ですか。 A8:民営であれば経費の削減と保育サービスの柔軟化とサービスの拡大が期待できる ことです。 公営であれば延長保育を実施するとしても職員の勤務時間の問題であったり、他 園と足並みをそろえ、何かをやるにしても議論を重ね時間がかかり、すぐにやると いうことができません。民営であれば管理者の判断で早い段階で実施が可能となり ます。 サービスの拡大については、現状ではサービスの拡大を図ることは財政的にも厳 しく、市職員である保育士を増やすことは難しいと考えています。休日保育等、経 費の伴う保育サービスについては、現状の中では難しいと考えており、指定管理者 の運営であれば、それが可能となります。 例えば、土曜日の 1 日保育、休日保育、午後 6 時半以降の延長保育などがあげら れます。また、視察先の保育所では、お布団のレンタルや英語教育なども行ってい るとお聞きしておりますが、保護者のみなさんから必要なサービスのご意見をいた だき、条件付けをしたいと考えています。 また、削減された経費により、これまで同時入所が条件であった多子世帯軽減(二 子以上が半額、三子以上が無料、また、18 歳未満の第 3 子 3 歳未満のお子さんにつ いては無料という条件を取り払い、同時入所や年齢に関係なく多子世帯の軽減や、 給食の完全実施(ご飯を持参しなくてもよくする)などが実施できるよう検討して いるところです。 Q9 指定管理者はどのように決定するのですか。 A9:保育所運営の経験がある会社等を全国公募する方法を考えています。 12 月に公募を行い、1 月下旬頃に手を挙げていただいた応募者にプレゼンテーシ ョンの実施を行い、2月上旬に指定管理者選定委員会において、指定管理者の選考 を行う予定です。 選定委員会には保護者の代表の方にも入っていただき一緒に選考を行うことを考 えています。 選定された指定管理者候補は、3 月議会で議決を得て、決定となります。 メリット・デメリットについて市としての対応について 【メリット】 ○特別保育(延長保育)等、柔軟なサービスの拡大ができる。 ○人件費の削減が図られる。 ○臨時職員の指定管理者への雇用が可能となる。 公営であれば延長保育を実施するとしても職員の勤務時間の問題であったり、他園 と足並みをそろえ、何かをやるにしても議論を重ね時間がかかり、すぐにやるという ことができません。民営であれば管理者の判断で早い段階で実施が可能となります。 サービスの拡大については、土曜日の 1 日保育、休日保育、午後 6 時半以降の延長 保育などがあげられます。また、視察先の保育所では、お布団のレンタルや英語教育 などのサービスを行っているとお聞きしています。保護者の希望があれば、そういっ たサービスも可能となります。 保護者のみなさんから必要なサービスについてご意見をお聴きし、指定管理者に条 件づけを行いたいと考えています。 また、福祉事務所としては、削減された経費により、これまで同時入所が条件であ った多子世帯軽減(二子以上が半額、三子以上が無料、また、18 歳未満の第 3 子 3 歳未満のお子さんについては無料)の条件を取り払い、同時入所や兄弟の年齢に関係 なく多子世帯の軽減や、給食の完全実施(主食を提供)などが実施できるよう検討を 行っていきます。 また、これまで臨時保育士として勤務していただいた臨時職員が採用となれば指定 管理者の正職員として勤務することができ、雇用の場の創設となります。 【デメリット】 ○公立から民間に伴う不安(保育士等の総入れ替え) 職員については、双方の条件があえば、地元雇用で現在雇用している臨時保育士 を雇用していただくことを基本と考えており、公立保育所の現在の正職の保育士を 数名程度、今の身分のままで 1 年間、配置するなどの条件付けを考えています。 また、公立保育所の園長だった人が園長として雇用されることも考えられ、保育 士が総入れ替えになってしまうことはありません。 また、施設の運営が指定管理者となっても設置者は市であり、市の保育所です。 よりよい保育を実施していくため、市、保護者、指定管理者が一体となって、定 期的に意見交換の場を設け、指導監督をしっかり行っていきます。 ○委託期間の制限がある。 ○保育の実施義務の保証(撤退のリスク) 委託期間は、通常は 3 年から 5 年程度ですが、当初は、5 年間の契約を行うこと を考えています。先には 10 年間の契約期間とすることも考えています。 撤退のリスクというのは、法的にも地方自治体が責任を持たなければなりませ ん。協定書(契約)のなかで、撤退する場合は、何か月前までに申し出(協議)をするな (運営 どの規定を設け、申し出があれば撤退までに運営先を探すことになります。 先の確保ができる期間を設定する必要があります。 ) 他の指定管理者を探すか又は市が直営で保育の責任を負うことになります。 リスクとしてはありますが、保護者のみなさんやお子さんにご迷惑がかかること がないように市が責任を持って保証していきます。
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