「架空請求」・「融資保証金」詐欺に注意!!

安全・安心まちづくり推進室通信
平成27年5月19日
№5
大分県警察本部
「架空請求」・「融資保証金」詐欺に注意!!
1
特殊詐欺被害の現状(平成27年4月末)
(1) 認知件数
(2) 被害総額(単位:万円)
186
200
80,000
61,446
147
150
60,000
132
80
100
42,465
46,430
40,000
50
50
17,847
20,000
0
13,226
0
H24
H25
H26
H26.4
H27.4
H24
H25
H26
H26.4
H27.4
前年同期比で被害額は減少しているものの、件数はプラス30件の80件と大幅
に増加しています。(特に「架空請求詐欺」「還付金詐欺」の増加が顕著)
高齢者以外の方が被害にあうケースとして、今年、特に多い手口は「架空請求詐
欺」「融資保証金詐欺」の2つです。
2
注意すべき詐欺手口
(1) 架空請求詐欺
ア
手口
・
パソコンや携帯電話にメール等で、突然、
『インターネットの動画等を見た時の利用料金が未納』
などとお金を請求される。
(周囲に相談しにくいアダルトサイト利用料の名目が多い)
・
「延滞料金が発生している。」「支払わないと裁判になる。」等と、『違法性』
を強調して慌てさせる。
・
イ
最初に数十万円と高額を請求し、今なら減額できる等と急がせる。
特徴
・
振込先が個人名義である。
・
一度支払ってしまうと「別のサイト料金も未払
い」などと次々に請求される。
ウ
防犯のポイント
・
相手から届く電話番号に連絡せず、まずは家族
や職場の同僚、警察等に相談をする。
・
インターネットを閲覧する場合、安易に氏名・
連絡先などの個人情報を登録しない。
(2) 融資保証金詐欺
ア
手口
・
「誰にでも融資」・「簡単審査」・「担保不要」などといった内容でダイレクト
メールが届いたり、インターネット・新聞・雑誌等に掲載されている。
・
融資を申し込むと、「直ぐに融資ができます。」と言った後、
『但し、初めての取り引きなので、信用実績が必要です。そのためには
手続き上保証金がいる。』
などと理由をつけて、
『まず、保証金として○万円を振り込んで下さい。後日、融資するお金
と一緒に振り込んだ保証金は返金します。』
と、先に保証金名目等でお金を振り込むよう指示される。
イ
特徴
・
融資はされず、「システム上のミスがあった、再度振り込んで下さい。」など
と次々に保証金の振り込みのみを指示される。
ウ
防犯のポイント
・
正規の貸金業者は、融資を前提に保証金等の
振り込みを要求することはない。
・
実在する貸金業者を装っている場合がある
ので、電話帳や電話番号案内で必ず確認をする。
・
パソコン、携帯電話等のインターネット検索
で、口コミや電話番号検索を行い、2重・3重
に確認を行う。
3
特殊詐欺の被害防止対策(コールセンター事業の実施について)
県警察では、特殊詐欺被害防止の為、犯人に狙われやすい高齢者を中心に、電話で
個別に注意喚起を行うコールセンター事業を、
平成27年6月1日から平成28年2月29日まで
実施します。
民間のコールセンターのオペレーターが電話できめ細やかな防犯指導等を行い、高
齢者を中心とした県民の方々に特殊詐欺に対する抵抗力を身につけてもらい、被害の
未然防止に繋げるのが目的です。
なお、オペレーターが口座番号や暗証番号を聞いたり、お金を要求することは絶対
にありませんので、皆さんのご家族、父母、祖父母の方々にも注意をして頂くようお
知らせください。
○
コールセンター実施業者(県警委託業者)
株式会社
エヌ・ティ・ティマーケティングアクト
【コールセンター発信者番号
0120-575-857】