高齢者は誤嚥性肺炎になりやすい傾向があります 誤嚥性肺炎を予防する

こ
ん
に
ち
は
地
域
包
括
支
援
セ
ン
タ
ー
で
す
◆高齢者は誤嚥性肺炎になりやすい傾向があります
誤嚥性肺炎とは、食べ物や飲み物、唾液や胃液などが誤って気管や気管支に入ることを「誤嚥
(ごえん)
」と言いますが、このとき同時に細菌も入り込み、肺炎を引き起こすことを「誤嚥性肺炎」
と言います。誤嚥は治りづらく、そのため肺炎を繰り返すと抗生物質が効きにくくなり、死に至る
ケースも少なくありません。
誤嚥になりやすい原因として、老化や脳梗塞の後遺症などによって、飲み込む機能や咳をする力
が低下すると、食べ物や飲み物、唾液や逆流した胃液などが誤って気管に入り込みやすくなります。
寝ている間に少量の唾液や胃液などが気管に入り込んでしまう誤嚥もあり、それは本人も気づきに
くいため、繰り返し肺炎を起こす場合もあります。
◆代表的な症状としては下記のような症状があります
□ 食事中にむせたり吐いたりする
□ 口の中に食べ物をため込んで、なかなか飲み込めない
□ 食事時間が長くなる
□ 食後、声が変わる
□ 激しくせき込み濃い痰がでる
□ 常に喉がごろごろ鳴っている、肺雑音がある
□ 呼吸が苦しい
□ 夜間に咳き込むことがある
□ なんとなく元気がない、倦怠感がある
□ 発熱を繰り返す
◆誤嚥性肺炎を予防するためのポイント
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◆口腔内を清潔に
保つ
◆食べ物を嚥下(飲み
込み)しやすくする
◆誤嚥や胃液の逆流
を防ぐ体位を取る
◆体操で嚥下機能を
維持する
・うがい
・入れ歯の手入れ
・舌の手入れ ・正しいブラッシング
など。
「ゆっくりよく噛んで
飲み込む」を基本に、自
分に合った食べ方を見つ
けましょう。
食後2時間ほどは座っ
て身体を起こしておくこ
とが大切です。
ベッド上で食事をする
人は身体を起こして食事
をさせるのが基本です。
老化と共に低下する嚥
下力も、唾液マッサージ
や、舌・口・顔体操など
によって、ある程度機能
を保持することが可能で
す。
広報みはま 2015.01