仕様書等の制定・改定履歴 (1) 仕様書等の制定・改定履歴年表の見方 この履歴年表は、主に前述の「1.代表的な仕様書等の紹介」に表記している仕様書等の制定・ 改正の変遷を年表形式に整理・編集したものである。なお、掲載項目等の内容は以下のとおりで ある。 ■共通事項 年表は以下の掲載項目について、 建築基準法が制定された昭和 20 年代から住宅紛争処理技術関 連資料集(新築住宅用)が発行された前年度(平成 11 年度)までの動きを年度別または年代別に 整理したものである。なお、特記すべき出来事などについては「太字」にて表記している。 また、平成 12 年度以降は本資料集と関連性のある品確法関連の主な動きについて追記した。 (※ 年表内の( )内の数字:その出来事があった年[S:昭和/H:平成]・西暦を示す) ■住宅関連分野の主な出来事 住宅に係る法律の制定・指針の策定及び政策の動きなど、住宅分野に関する主な出来事につい て記載している。 〔凡例〕■印:法律・告示の制定・改正等に係る情報 □印:指針・制度等に係る情報 ◎印:室内空気汚染(シックハウス)に係る情報 ○印:その他 ■主な自然災害(震災・風水害) 住宅被害の大きかった主な震災及び風水害の自然災害の状況を記載している。 〔凡例〕●印:震災(※〔 〕内の表記:M[マグニチュード]及び建物被害[被害規模]を示す) ○印:風水害 ■建築基準法・施行令関連の主な動き 建築基準法及び同基準法施行令関連の主な改正等の状況について記載している。 〔凡例〕■印:建築基準法の制定・改正に係る情報 □印:建築基準法施行令関連の制定・改正に係る情報 (※ ( )内の数字:改正等の公布年月) ■各仕様書等の制定・改定等の動き この仕様書等変遷版で紹介している各仕様書等の制定・改定の状況等を記載している。 また、仕様書等に係る各団体の主な出来事についても併記している。 〔凡例〕*在来木造住宅(戸建住宅)に係る仕様書等 ◆印:住宅金融公庫(公庫木造住宅工事共通仕様書)に係る情報 ◇印:住宅保証機構(性能保証住宅設計施工基準)に係る情報 *鉄筋コンクリート造住宅(共同住宅)に係る仕様書等 ★印:都市基盤整備公団(都市公団工事共通仕様書)に係る情報 ☆印:公共住宅事業者等連絡協議会(公共住宅建設工事共通仕様書)に係る情報 (参考文献) ○建設省五十年史Ⅱ〔発行: (社)建設広報協議会〕/○住宅生産必携’98〔発行:(財)ベターリビング〕/ ○日本建築センター三十年のあゆみ〔発行:日本建築センター〕/○建物の耐震技術基準に関する調査・研究報告書〔 (社) 日本損害保険協会〕/○住宅・建築ハンドブック 2001〔発行: (社)日本住宅協会〕/○住宅金融公庫 50 年史(資料 編) 〔発行:住宅金融公庫〕/○日本の木造住宅の 100 年〔発行: (社)日本木造住宅産業協会〕 仕様書等の制定・改定履歴年表 P1 仕様書等の制定・改定履歴年表 項 目 年 度 昭 和 2 0 年 代 住 宅 難 の 時 代 住宅関連分野の主な出来事 (■法律・告示関連/□指針等関連) (◎シックハウス関連/○その他) ■工業標準化法[JIS規格]の制定 (S24年:1949) ■住宅金融公庫法の制定(S25年: 1950) ■建築士法の制定(S25年:1950) ■公営住宅法の制定(S26年: 1951) ■公営住宅建設基準法の制定(S26 年:1951) □日本農林規格[JAS規格]の制定 (S28年:1953) 主な自然災害 建築基準法・施行令関連の主な動き (●震災/○風水害) (■建築基準法/□建築基準法施行令) ●南海地震(S21年:1946) 〔M8.0/全壊12,000棟・半壊 23,000棟〕 ●福井地震(S23年6月:1948) 〔M7.1/倒壊35,000棟・半壊 14,000棟〕 ○ジェーン台風(S25年:1950) ○大雨(前線)(S28年:1953) ○南紀豪雨(S28年:1953) ○洞爺丸台風(S29年:1954) ■建築基準法・施行令の制定 〔公布S25年5月24日/施行11月23日(但し、地域等の指定に 関する規定は10月25日)〕 【制定のポイント】 ・市街地建築物法を廃止し、新たに建築物の敷地、構造、用 途、設備等に関する最低基準として建築規制を体系的に整備 ①単体規定を全国で適用 ②建築確認制度の創設 ③建築線制に代えて道路位置指定制度を導入 ④建築協定制度創設 ⑤壁量の規定化………等 ○建設省[現:国土交通省]の発 足(S23年:1948) ○日本住宅協会の設立(S27年: 1952) □建築基準法施行令の一部改正<第1次> (S26年12月:1951) □建築基準法施行令の一部改正<第2次> (S27年5月:1952) □建築基準法施行令の一部改正<第3次> (S28年9月:1953) □工場生産住宅認定制度の創設 (S39年:1964) □建築基準法施行令の一部改正<第4次> (S31年6月:1956) ○諫早豪雨(S32年:1957) ○狩野川台風(S33年:1958) ○伊勢湾台風(S34年:1959) ○民間初の高層アパート建設[東 ●新潟地震(S39年6月:1964) 急スカイライン](S33年:1958) 〔M7.5/全壊2,000棟・半壊6,000 ○プレハブ戸建住宅の供給開始 棟〕 (S35年~) ○公共住宅用規格部品[KJ部 品]の供給開始(S35年:1960) ○プレハブ建築協会の設立(S38 年:1963) ■建築基準法の一部改正<第1次> 〔公布S32年5月15日/施行S32年5月15日〕 ①道路に建築することができる範囲に、特定行政庁の許可を 受けた公共用歩廊等を追加 ②建ぺい率制限の緩和(商業地域内かつ準防火地域内の主要 構造部が耐火構造の建築物について8/10) ③総合的設計による空地地区内建築物の容積率、建ぺい率等 の制限の適用除外 □建築基準法施行令の一部改正<第5次> (S32年5月:1957) ・法第44条第一項但書に規定する道路内または道路に突き出 して建築することを許可する建築物の種類・構造の規定整備 昭 和 3 0 年 代 住 宅 建 設 計 画 推 進 の 時 代 □建築基準法施行令の一部改正<第6次> (S33年10月:1958) ①給水・排水その他の配管設備の工法に関する規定整備 ②エレベータの索・巻胴及び支持ばりの構造・材質等の規定 整備 ③エスカレータの仕様(速度、勾配、踏段の幅等)の規定整 備 ■建築基準法の一部改正<第2次> 〔公布S34年4月24日/施行S34年12月23日〕 ①特別用途区域内制限の緩和 ②建ぺい率制限、高さ制限、外壁後退距離等の緩和 ③特殊建築物の定期報告制度・建築設備の定期検査制度の新 設 □建築基準法施行令の一部改正<第7次> (S34年12月) ①住宅構造に関する規定の整備 ・木造建築物における柱、軸組に関する制限の合理化 ・補強コンクリートブロック造の基礎、耐力壁等に関する規 定の追加 ・鉄骨造における主要な柱の防火対策の規定整備 ・鉄筋コンクリート造におけるコンクリート最低強度規定の 強化 ②防火に関する規定の整備 ③避難に関する規定の整備 ④都市計画に関する規定の整備 ■建築基準法の一部改正<第3次>(1961年) 〔公布S36年6月5日/施行S36年12月4日〕 ・特定街区制度の導入等 □建築基準法施行令の一部改正<第8次> (S36年12月:1961年) ①特定街区内の建築物における延べ床面積の緩和(地階の床 面積は対象外) ②自動式スプリンクラーと同等以上の消火性能を有する設備 の防火区画及び内装制限の規定緩和 □建築基準法施行令の一部改正<第9次> (S37年7月:1962) ・住居地域内において床面積合計50㎡を超えて建築すること ができる附属する自動車車庫に関する規定整備 □建築基準法施行令の一部改正<第10次> (S37年8月:1962) ・法第44条第一項但し書きに関する規定の追加 仕様書等の制定・改定履歴年表 P2 在来木造住宅に係る仕様書等の制定・改定の動き ◆住宅金融公庫(公庫木造住宅工事共通仕様書) ◇住宅保証機構(性能保証住宅設計施工基準) 鉄筋コンクリート造住宅に係る仕様書等の制定・改定の動き ★都市基盤整備公団(都市公団工事共通仕様書) ☆公共住宅事業者等連絡協議会(公共住宅建設工事共通仕様書) ◆住宅金融公庫の設立(S25年:1950) ◆木造住宅工事共通仕様書の制定(S25年:1950) [制定の目的] 公庫融資住宅の施工の標準化等を図るため ◆公庫建設基準等の制定(S25年:1950) [制定のポイント] 住宅の質の確保 ◆融資対象住宅面積:30㎡以上100㎡以下(S25年:1950) ◆鉄筋コンクリート造・鉄骨造住宅等工事共通仕様書の制定(S25年: 1950) ◆木造住宅工事共通仕様書の改定(S35年:1960) ★日本住宅公団(現:都市基盤整備公団)の設立(S30 ※( )内の数字は公庫に仕様書が現存している年度を示す(S26年~S34 年:1955) 年までの改定状況は不明)] ★工事共通仕様書の制定(S30年:1955) [新設した主な仕様] [制定の目的] ①布基礎の「構造・寸法」及び「コンクリート強度等」の仕様(参考図に 公団住宅の施工の品質を確保 よる表記) ◆木造住宅工事共通仕様書の改定(S37年:1962) ※( )内の数字は公庫に仕様書が現存している年度を示す(S36年の改 定状況は不明) [新設した主な仕様] ①造作工事における内外壁下地の仕様 ②造作工事における外壁板張りの仕様 ③配管工事における給水管の仕様(材料) ◆公庫融資住宅100万戸突破(S37年:1962) ◆公庫建設基準等の改正(S38年:1963) 一団地住宅基準の追加 ◆リフォームローンの開始(S38年:1963) ★工事共通仕様書の改定 (S31年:1956/S33年:1958/S36年:1961/S38年: 1963) ★ステンレス流し台の開発(S32年:1957) ★公団初の高層アパート建設[晴海](S33年:1958) 仕様書等の制定・改定履歴年表 P3 項 目 年 度 住宅関連分野の主な出来事 (■法律・告示関連/□指針等関連) (◎シックハウス関連/○その他) 主な自然災害 建築基準法・施行令関連の主な動き (●震災/○風水害) (■建築基準法/□建築基準法施行令) ■建築基準法の一部改正<第4次>(1963年) 〔公布S38年7月16日/施行S39年1月15日〕 ・容積地区制度の導入等 □建築基準法施行令の一部改正<第11次> (S39年1月:1964年) ①容積地区内及び特定街区内における延べ面積の算定方法の 特例の追加 ②構造方法に関する補則の追加 ③耐火構造に関する規定の整備 ④防火構造に関する規定の整備 ⑤高層建築物の防火区画の明確化 ⑥容積地区内における隣地との関係についての高さ制限の緩 和 昭 和 3 0 年 代 □建築士法施行令及び建築基準法施行令の一部改正 (S39年4月:1964年) ■地方住宅供給公社法の制定(S40 年6月) 40年 ○日本建築センターの設立(S40 (1965) 年) ■住宅建設計画法の制定(S41年6 ○台風24・26号(S41年) 月) 41年 □第一期住宅建設五箇年計画[S41 (1966) ~45年度]の策定 ○新築住宅着工戸数が100万戸を突 42年 破 (1967) ●十勝沖地震(S43年5月) 〔M7.9/全壊700棟・半壊3,000 棟] 43年 (1968) □建築基準法施行令の一部改正<第12次> (S44年1月) ①大規模建築物の防火区画に関わる規定等の強化 ・堅穴区画の導入 ②特殊建築物等の防火避難規定の強化 ・避難階段設置対象の拡大 ・内装制限の適用拡大、強化(ホテル、病院、共同住宅等) ③地下街の防火避難規定の強化 ④し尿浄化槽の構造基準の整備 ⑤配管の防火区画貫通部の措置 44年 (1969) 昭 和 4 0 年 代 ○台風9・10号(S45年) 住 宅 充 足 の 時 代 45年 (1970) ■建築基準法の一部改正<第5次> 〔公布S45年6月1日/施行S46年1月1日〕 ①執行体制の整備拡充 ・人口25万以上の都市における建築主事の設置の義務付け ②違反是正措置の整備強化 ・違反建築物に対する代執行制度の創設 ・違反工事者に対する施工停止命令等の権限を持つ建築監視 員制度の導入 ③違反建築物の設計者等の通知制度の導入 ④避難、消火、防火関連基準の整備 ・耐火、簡易耐火建築物に関する基準の整備 ・非常用昇降機の設置義務 ・排煙設備、非常用照明装置の規定の創設 ・内装制限適用範囲の拡大 ⑤共同住宅等の界壁の遮音に関する基準の整備 ⑥集団規定の整備 ・用途地域の整備(4地域から8地域へ) ・容積率制限の全面適用、建ぺい率制限の緩和 ・住居専用地域内における北側斜線制限の導入 ・道路位置指定基準の制定 □建築基準法施行令の一部改正<第13次> (S45年12月) ①法律改正に伴う基準の整備 ②耐震基準の強化 ③配管設備に関する基準の整備 46年 (1971) □第二期住宅建設五箇年計画[S46 ~50年度]の策定 ○2×4プレハブ住宅の供給開始 ○台風6・7・9号及び6・7月豪雨 (S47年) 47年 (1972) 仕様書等の制定・改定履歴年表 P4 在来木造住宅に係る仕様書等の制定・改定の動き 鉄筋コンクリート造住宅に係る仕様書等の制定・改定の動き ◆住宅金融公庫(公庫木造住宅工事共通仕様書) ◇住宅保証機構(性能保証住宅設計施工基準) ★都市基盤整備公団(都市公団工事共通仕様書) ☆公共住宅事業者等連絡協議会(公共住宅建設工事共通仕様書) ◆融資対象住宅面積:30㎡以上120㎡以下 ★ホーロー浴槽・BF釜の開発 ★工事共通仕様書の改定 ★住宅公団が3LDKを採用 ◆公庫融資住宅が200万戸を突破 ★工事共通仕様書の改定 [新設した主な仕様] 躯体工事におけるコンクリート調合(単位セメント量)の仕様等 ◆木造住宅工事共通仕様書の改定 ★日本住宅公団住宅が50万戸を突破 ※( )内の数字は公庫に仕様書が現存している年度を示す(S38年~S44 年までの改定状況は不明) [新設した主な仕様] ①木造躯体工事における耐力壁(筋かいの取り付く柱)の仕様 ②左官工事におけるモルタル下地ラス工法の仕様 ③内外装工事におけるタイル張りの仕様 ◆公庫建設基準等の改正 ★工事共通仕様書の改定 建築基準法等改正による規定の整備等により、「住宅金融公庫融資住宅 等建設基準」に改めた ★BFシャワー付風呂釜の採用 ◆高齢者同居割増融資の開始 仕様書等の制定・改定履歴年表 P5 項 目 年 度 住宅関連分野の主な出来事 (■法律・告示関連/□指針等関連) (◎シックハウス関連/○その他) 主な自然災害 建築基準法・施行令関連の主な動き (●震災/○風水害) (■建築基準法/□建築基準法施行令) □建築基準法施行令の一部改正<第14次> (S48年8月) ①防火避難規定の整備 ・常時閉鎖式防火戸の規定 ・防火ダンパーの基準整備 ・2以上の直通階段を設ける範囲の拡大 ②特殊建築物に対する内装制限の強化 □工業化住宅認定制度の創設 昭 和 4 0 年 代 住 宅 充 足 の 時 代 ○住宅部品開発センター[現:ベ 48年 ターリビング]の設立 (1973) 49年 (1974) ■2×4工法技術基準の告示制定 □優良住宅部品[BL部品]認定 制度の創設 ○梅雨前線豪雨及び台風8号(S49 年) ○BL部品を公共住宅用規格部品 に指定 ○台風5号(S50年) 50年 (1975) □第三期住宅建設五箇年計画[S51 ○台風17号(S51年) ~55年度]の策定 51年 ○ハウス55[新住宅供給システ (1976) ム開発プロジェクト]の開発 ○2×4建築協会の設立 □都市計画法施行令及び建築基準法施行令の一部改正 (S50年1月) ・用途規制を受ける工作物の指定等 ■建築基準法の一部改正<第6次> 〔公布S51年11月15日/施行S52年11月1日〕 ①検査済証の交付前の建築物の使用制限 ②日影規制の導入 ③総合設計制度の導入 ○住宅性能保証制度の検討開始 ○台風9号(S52年) □建築基準法施行令の一部改正<第14次> (S52年9月) ①昭和51年基準法改正に伴う基準の整備 ②火気使用室の換気設備の基準改正 ○KJ部品をBL部品に統合 ●宮城県沖地震(S53年6月) 〔M7.4/全壊1,400棟・半壊 6,000棟〕 □建築基準法施行令及び建築士法施行令の一部改正 (S53年5月) ・建築物の建築等に係る確認申請についての手数料の改定 52年 (1977) 53年 (1978) 昭 和 5 0 年 代 住 宅 の 量 か ら 質 へ の 転 換 時 代 ■エネルギーの使用の合理化に関 ○台風20号(S54年) する法律[省エネ法]の制定(S54 年6月) ■省エネルギー基準の告示公布 (S55年2月) ○タウンハウス方式の普及促進 54年 ○住宅・建設省エネルギー機構 (1979) [現:建築環境・省エネルギー機 構]の設立 ■都市計画法及び建築基準法の一部改正 〔公布S55年5月1日/施行S55年10月25日〕 ・地区計画関係規定の創設(市町村条例に基づく制限、道路位 置指定の特例等) 55年 (1980) □建築基準法施行令の一部改正<第16次> (S55年7月) ①建築物の耐震基準の強化(新耐震設計法の導入) ②ガス配管設備等の建築設備についての安全対策の強化 ③居室の採光及びし尿浄化槽の規定の整備 □第四期住宅建設五箇年計画[S56 ~60年度]の策定 ○ハウス55の供給開始 56年 (1981) □都市計画法施行令及び建築基準法施行令の一部改正 (S56年4月) ・地区計画等の区域内において条例で定める制限の基準整備 仕様書等の制定・改定履歴年表 P6 在来木造住宅に係る仕様書等の制定・改定の動き ◆住宅金融公庫(公庫木造住宅工事共通仕様書) ◇住宅保証機構(性能保証住宅設計施工基準) 鉄筋コンクリート造住宅に係る仕様書等の制定・改定の動き ★都市基盤整備公団(都市公団工事共通仕様書) ☆公共住宅事業者等連絡協議会(公共住宅建設工事共通仕様書) ◆木造住宅工事共通仕様書の改定 ◆公庫融資住宅が300万戸を突破 ◆対象住宅面積:一定の要件を具備するものは150㎡以内 ◆枠組壁工法住宅工事共通仕様書の制定 ◆木造住宅工事共通仕様書の改定 [新設した主な仕様] ①木造躯体工事における耐力壁(面材耐力壁)の仕様 ②屋根工事における着色石綿スレートの仕様 ③配管工事におけるガス管の仕様(材料) ★工事共通仕様書の改定 ★各戸セントラル給湯暖房方式の導入 ◆公庫建設基準等の改正 ★屋根外断熱工法の採用 「個人住宅建設基準」と「集団住宅等建設基準」の2本立てに改め、「遵 守基準」と「努力規定」の明確化 ◆木造住宅工事共通仕様書の改定 ★工事共通仕様書の改定 (※昭和53年度以後、改定は毎年度実施されている) [主な改正概要] ①JIS規格の制定又は改正に伴う仕様の見直し ②JAS規格への対応に伴う仕様の見直し ③JASSの標準仕様書の改定に伴う表現の見直し ④公団が独自に規格を定めた仕様の追記 ⑤使用頻度が少ないか又は工法が特殊なものなどで、共通仕様書事項とし て適さないと判断する仕様の削除 ◆木造住宅工事共通仕様書の改定(大改訂) ☆公共住宅建設事業者等連絡協議会(現:公共住宅事業 者等連絡協議会)の設立 [主な改正概要] 「断熱構造化工事」及び「断熱構造化工事(開口部)」割増融資の創設に 伴う仕様の追加 [新設した主な仕様] ①基礎工事における床下換気口の仕様 ②木工事における木部の防腐・防蟻措置の仕様 ③木工事における床下地面の防蟻措置の仕様 ◆公庫建設基準等の改正 「断熱構造化工事」及び「断熱構造化工事(開口部)」割増融資の創設 ◆融資対象住宅面積:二世帯住宅は150㎡以内 ★公団住宅が100万戸を突破 ◆二世帯住宅割増融資制度の開始 ◆公庫融資住宅が1千万戸を突破 ◆融資対象住宅面積等:床面積下限50㎡ ・地下室等面積を不算入 ・敷地面積原則100㎡以上 ・不燃化促進区域内は従前床面積(150㎡限度) ★団体名称の変更(日本住宅公団 → 住宅・都市整備公 団) ※宅地開発公団との統合 ★工事共通仕様書の改定 [主な改正概要] ①JIS規格の制定に伴う見直し ②JAS規格の改定に伴う見直し ③品質向上等による追加・変更 ④使用頻度が少ないか又は工法が特殊なものなどで、共通仕様書事項とし て適さないと判断する仕様の削除 仕様書等の制定・改定履歴年表 P7 項 目 年 度 住宅関連分野の主な出来事 (■法律・告示関連/□指針等関連) (◎シックハウス関連/○その他) ○建設省よりセンチュリーハウジ ングシステム[CHS]の基本計 画が発表 主な自然災害 建築基準法・施行令関連の主な動き (●震災/○風水害) (■建築基準法/□建築基準法施行令) ○梅雨前線豪雨及び台風10号(S57 □建築基準法施行令の一部改正 (S57年7月) 年) ・建築物の建築等に係る確認申請についての手数料の改定 □建築基準法施行令の一部改正 (S57年11月) ・総合設計制度に関し特定行政庁が規則で定めることができ る敷地規模の最低限度の引き下げ 57年 (1982) 昭 和 5 0 年 代 住 宅 の 量 か ら 質 へ の 転 換 時 代 □優良省エネルギー建築技術等認 定制度の創設 □HOPE計画推進制度の創設 □木造建築士制度の創設 ●日本海中部地震(S58年5月) 〔M7.7/全壊8,000棟〕 ○梅雨前線豪雨 ■建築士法及び建築基準法の一部改正 〔公布S58年5月20日/施行S59年4月1日〕 ①建築確認制度、建築検査制度の合理化(一定の建築物の建 築について単体規定の一部を建築確認対象法令から除外する 等) ②定期報告制度の対象建築物の範囲の拡大 ③消防長等の同意制度の合理化(防火地域等外における住宅 に係る建築確認に関し、消防長等の同意を不要とする等) ○豪雪〔北陸地方を中心とする日 本海側〕 □建築基準法施行令の一部改正 (S59年2月) ・建築確認を要しない基準法第2章の規定等の範囲の明確化 58年 (1983) ○日本住宅リフォームセンター [現:住宅リフォーム・紛争処理 支援センター]の設立 59年 (1984) □建築基準法施行令の一部改正 (S59年6月) ・建築物の建築等に係る確認申請についての手数料の改定 ■丸太組構法技術基準の告示制定 ■2×4工法技術基準の告示改正 昭 和 6 0 年 代 住 宅 の 質 の 向 上 を 目 指 し た 住 宅 づ く り の 時 代 60年 (1985) □第五期住宅建設五箇年計画[S61 ~H2年度]の策定 61年 (1986) ○豪雪〔北陸、東北地方〕 仕様書等の制定・改定履歴年表 P8 在来木造住宅に係る仕様書等の制定・改定の動き 鉄筋コンクリート造住宅に係る仕様書等の制定・改定の動き ◆住宅金融公庫(公庫木造住宅工事共通仕様書) ◇住宅保証機構(性能保証住宅設計施工基準) ★都市基盤整備公団(都市公団工事共通仕様書) ☆公共住宅事業者等連絡協議会(公共住宅建設工事共通仕様書) ◆木造住宅工事共通仕様書の改定(大改訂) ☆公共住宅建設工事共通仕様書の制定 [主な改正概要] ①建築基準法施行令の改正〔新耐震設計法の導入〕(S55.7)及びJAS規格 の改正(S56.3)等に対応した全面的な見直し ②耐久性能向上工事割増融資の創設に伴う仕様の新設 [新設した主な仕様] ①「耐久性能向上工事」に係る仕様 ②木造躯体工事における屋根下地(野地板)の仕様 ③造作工事における「サイティング」・「塗装溶融亜鉛めっき鋼板」及び 「小屋裏換気措置」の仕様 [制定の目的] 公共住宅整備事業の円滑な推進を図るため、建設省住宅局住宅建設課監修 のもと、建設大臣官房官庁営繕部、住宅金融公庫建設指導部、住宅・都市 整備公団建築部、及び東京都住宅局等の協力を得ながら、建設大臣官房官 庁営繕部監修工事共通仕様書(昭和56年版)、住宅・都市整備公団制定工 事共通仕様書(昭和56年版)及び東京都制定工事標準仕様書(昭和54年 版)を参考に策定 ◆公庫建設基準等の改正 耐久性能向上工事割増融資の創設 ◆対象住宅面積:老人同居世帯等住宅は165㎡以内 ◇財団法人性能保証住宅登録機構(現:住宅保証機構) の設立 ◇性能保証住宅設計施工基準(木造住宅)の制定 [制定目的] 住宅性能保証制度における一定の性能水準を確保するため、基礎及び構造 に関する基準を策定(※各部位ごとに基準を整備) ①基礎は無筋コンクリート造又は鉄筋コンクリート造 ②床下換気口は5m以内に300c㎡以上 ③アンカーボルト間隔等 ④軸組及び耐力壁に使用する木材の断面寸法100㎜以上 ⑤床組及び小屋組の仕様 ⑥屋根工事及び外壁工事(モルタル塗り、サイディング張り、板張り)の 仕様 ◇住宅性能保証制度の運営開始 ◇性能保証住宅設計施工基準(枠組壁工法)の制定 ◆木造住宅工事共通仕様書の改定(大改訂) ★工事共通仕様書の改定 [新設した主な仕様] ①配管工事における給湯管(材料)の仕様 [主な改正概要] ①性能仕様書としての要求性能のを明確化 ②施工条件、施工順序等で常識化・一般化した仕様の削除 ③基本的な材料及び仕様は網羅的に項目のみ掲載(但し、仕様頻度の低い 項目及び工事実態と整合しないものは極力削除) ④積算上必要なもの及び使用頻度の高くなっているものの追加 ⑤JIS、JAS、JASS、BL等の規格を活用(性能試験方法は特に必要がない限 り重複して記述しない) ◆対象住宅面積:50㎡以上180㎡以下 ◆高規格住宅割増融資制度(提案型)の開始 ☆公共住宅建設工事共通仕様書の改定 [主な改正概要] ①公共住宅として必要な性能水準を勘案した見直し ②基本的な材料及び仕様は網羅的に項目のみ掲載(但し、仕様頻度の低い 項目及び工事実態と整合しないものは極力削除) ③積算上必要なもの及び使用頻度の高くなっているものの追加 ④JIS、JAS、JASS、BL等の規格を活用(性能試験方法は特に必要がない限 り重複して記述しない) ◆木造住宅工事共通仕様書の改定 ★建替事業の推進 [新設した主な仕様] ①木造躯体工事における耐力壁(きずり)の仕様 ②造作工事における「開口部廻りのシーリング処理」の仕様 ★さや管ヘッダー配管工事の開発 ◆対象住宅面積:60㎡以上200㎡以下 ◇住宅性能保証制度の全国展開 仕様書等の制定・改定履歴年表 P9 項 目 年 度 住宅関連分野の主な出来事 (■法律・告示関連/□指針等関連) (◎シックハウス関連/○その他) ■2×4工法技術基準の告示改正 □建築物性能等認定事業登録制度 の創設(工業化住宅性能認定制 度、優良住宅部品認定制度等の民 間団体への移行) ○建築基準法改正により3階建戸 建住宅の建築が認められる 主な自然災害 建築基準法・施行令関連の主な動き (●震災/○風水害) (■建築基準法/□建築基準法施行令) ○台風12号(S62年) ■建築基準法の一部改正<第7次改正> 〔公布S62年6月5日/施行S62年11月16日〕 ①木造建築物等に係る制限の合理化 ・木造建築物の高さ制限の合理化 ・木造建築物の防火壁規定の合理化 ・準防火地域内における一定の3階建て木造建築物等の建設 認可 ②建築物の形態制限の合理化 ・道路幅員による容積率制限の合理化 ・第1種住居専用地域の高さ制限の合理化 ・道路、隣地斜線制限の合理化 ・総合的設計による一団地の建築物の特例制度の改善 62年 (1987) □建築基準法施行令の一部改正 (S62年10月) ・上記の基準法改正(S62年)に伴う見直し 昭 和 6 0 年 代 □CHS認定制度の創設 住 宅 の 質 の 向 上 を 目 指 し た 住 宅 づ く り の 時 代 平 成 年 代 ■都市再開発法及び建築基準法の一部改正 〔公布S63年5月20日/施行S63年11月15日〕 ・再開発地区計画制度(再開発地区計画の区域内の建築物に ついて、容積率制限、斜線制限及び用途制限の特例を定める 規定)の導入 □建築基準法施行令の一部改正 (S63年11月) ・基準法改正(S63年)に伴う規定の改正 63年 (1988) 平成元年 (1989) 2年 (1990) 3年 (1991) ■丸太組構法技術基準の告示改正 (構造上の制限の合理化) □優良な住宅[戸建]の指針策定 (H3年3月) ■都市計画法及び建築基準法の一部改正 〔公布H2年6月29日/施行H2年11月20日〕 ①住宅高度利用地区計画制度の導入 ②用途別容積率規制の導入 □建築基準法施行令の一部改正 (H2年11月) ・住宅地高度利用地区計画に関する基準の見直し ■省エネルギー基準の告示改正 [新省エネ基準](H4年2月) ■2×4工法技術基準の告示改正 □優良な住宅[共同]の指針策定 (H4年3月) □優良な住宅認定制度の創設 □第六期住宅建設五箇年計画[H3 ~7年度]の策定 ○台風19号(H3年) 仕様書等の制定・改定履歴年表 P10 在来木造住宅に係る仕様書等の制定・改定の動き ◆住宅金融公庫(公庫木造住宅工事共通仕様書) ◇住宅保証機構(性能保証住宅設計施工基準) 鉄筋コンクリート造住宅に係る仕様書等の制定・改定の動き ★都市基盤整備公団(都市公団工事共通仕様書) ☆公共住宅事業者等連絡協議会(公共住宅建設工事共通仕様書) ◆木造住宅工事共通仕様書の改定 [主な改正概要] ・高耐久性木造住宅割増融資の創設に伴う「高耐久性木造住宅」に係る特 記仕様の追加(別冊) ◆公庫建設基準等の改正 高耐久性木造住宅割増融資の創設 ◆クイックリフォームローン制度の開始 ◇性能保証住宅設計施工基準(木造住宅)の改定 [主な改正概要] ①基礎の見直し(鉄筋コンクリート造の布基礎とする) ②床下換気孔の見直し(間隔4m以内に300c㎡の床下換気孔を設ける) ③耐力壁の直下に原則として基礎の設置することを規定 ◆木造住宅工事共通仕様書の改定(大改訂) ★工事共通仕様書の改定 「主な改正概要」 建築基準法施行令の改正〔準防火地域における木造3階建の建設〕 (S62.10)等に対応した見直し [新設した主な仕様] ①「3階建」の仕様 ②高規格住宅特記仕様書の作成(別冊) [主な改正概要] ①記載内容は要求性能又は条件に重点をおいて表示することに努め、監 理、監督的仕様書から性能仕様書的色合いを強めた ②請負者の自主的管理に委ねる範囲を拡大し、極力公団側の監督的行為を 削除 ③製作方法、施工方法等も常識化しているものは極力削除し、従来他の設 計図書に記載していたもので本仕様書になじむものは極力掲載化を図る ④JIS、JAS、JASS、BL等の規格を活用(性能試験方法は特に必要がない限 り重複して記述しない) ◆対象住宅面積:70㎡以上220㎡以下 ◆高規格住宅(基準型)融資制度の開始 ◆丸太組構法住宅工事共通仕様書の制定 ◇性能保証住宅設計施工基準(木造住宅)の改定 [主な改正概要] ①布基礎の根入れ深さは120㎜から240㎜へ改正 ②金属板ぶきの水切鉄板の規定を削除 ③瓦ぶき等の壁との取り合い部分の規定を廃止 ◆木造住宅工事共通仕様書の改定 ☆公共住宅建設工事共通仕様書の改定 [主な改正概要] [主な改訂概要] 公庫建設基準の改正(断熱構造化工事の義務化)に伴う「断熱工事」の ①公共住宅として必要な性能水準を勘案した見直し 仕様の見直し ②全体に請負者の自主的管理に委ねる範囲を拡大 ③製作方法、施工方法等も常識化しているものは極力削除し、従来他の設 ◆公庫建設基準等の改正 計図書に記載していたもので本仕様書になじむものは極力掲載化を図る 断熱構造化工事の義務化 ④JIS、JAS、JASS、BL等の規格を活用(性能試験方法は特に必要がない限 り重複して記述しない) ◆3階建て個人住宅割増制度の開始 ◇性能保証住宅設計施工基準(木造住宅)の改定 ◇性能保証住宅設計施工基準(木造住宅)の改定 [主な改正概要] ①屋根の下ぶきの指定材料及び金属仕上げ材の仕様を追加 ②谷ぶきの材料の指定を追加 ③サイディング張りの下地の仕様を追加 ◆木造住宅工事共通仕様書の改定(大改訂) ★工事共通仕様書の改定 [主な改正概要] 高齢化社会対応住宅割増融資の創設に伴う「高齢化社会対応住宅」仕様の 追加 [新設した主な仕様] ①造作工事における「外壁内通気措置」の仕様 [主な改正概要] ①技術開発の成果の積極的な採用 ②指定資材の指定は極力限定し、適合資材及び各種公的規格へ移行 ③特定フロン、アスベスト、産業廃棄物等への対応 ④JIS、JAS等各種公的規格及び指針等の改定との整合 ◆公庫建設基準等の改正 高齢化社会対応住宅割増融資の創設 仕様書等の制定・改定履歴年表 P11 項 目 年 度 住宅関連分野の主な出来事 (■法律・告示関連/□指針等関連) (◎シックハウス関連/○その他) 主な自然災害 建築基準法・施行令関連の主な動き (●震災/○風水害) (■建築基準法/□建築基準法施行令) ■都市計画法及び建築基準法の一部改正 〔公布H4年6月26日/施行H5年6月25日〕 ○住宅生産団体連合会の設立 ①木造建築物等に関する建築規制の合理化 ・準耐火建築物の創設 ・防火、準防火地域以外で木造3階建共同住宅等の建築認可 ②地方公共団体が指定した伝統的建築物に関する建築規制の 緩和 ③用途地域制度等の充実 ・用途地域の細分化(8→12地域) ・特別用途地区の追加 ・個別建築物の用途規制の見直し ・誘導容積制度の創設 ③都市計画区域外等の建築規制の合理化 ④地区計画制度等の拡充 ⑤低層住居専用地域における最低敷地面積規制 ⑥建築物の定義の明確化、簡易な構造の建築物に対する建築 規制の合理化 4年 (1992) ●釧路沖地震 〔M7.8〕〔全半壊120棟〕 ●北海道南西地震 〔M7.8〕〔全壊600棟〕 ○8月豪雨 □建築基準法施行令の一部改正 (H5年5月) <上記の基準法改正(H4年)に伴う見直し> ①面積・高さ等の算定方法の特例 ②建築物の構造に関する規制の見直し ③木造建築物等に係る建築規制の見直し ④用途地域内の建築物に関する制限の整備等 ●北海道東方沖地震(H6年) 〔M7.9〕 〔全壊60棟・半壊350棟〕 ●三陸はるか沖地震(H6年) 〔M7.5〕 〔全壊70棟・半壊430棟〕 ●兵庫県南部地震<阪神・淡路大 震災>(H7年1月) 〔M7.2/全半壊24万棟〕 ■建築基準法の一部改正<第8次> 〔公布H6年6月29日/施行H6年6月29日〕 ①防火壁に関する制限の緩和 ②住宅の地階(地下室)に係る容積率制限の合理化 5年 (1993) ー 居 住 ニ 平 成 年 代 ズ の 多 様 化 に 対 応 し た 住 宅 づ く り の 時 代 ■製造物責任法[PL法]の制定 (H6年7月公布/H7年7月施行) 6年 (1994) ■建築物の耐震改修の促進に関す る法律の制定(H7年10月) 7年 □長寿社会対応住宅設計指針[戸 (1995) 建・共同]の策定(H7年6月) □建築基準法施行令の一部改正<18次> (H6年8月) ①特殊な構造による改良便槽及び小屋裏に耐火構造等の隔壁 の設置を要しない畜舎等における特定行政庁の認定廃止 ②防火区画を行う必要のない戸建住宅等のおける防火区画を 行う必要のない建築物の範囲拡充(昇降機の昇降路部分) □都市計画法施行令及び建築基準法施行令の一部改正 (H7年5月) ①道路斜線制限の合理化 ②全面道路幅員による容積率制限の合理化 □第七期住宅建設五箇年計画[H8 ~12年度]の策定 ◎健康住宅研究会の発足[住宅の シックハウス対策の検討](H8年7 8年 (1996) 月) ◎厚生省[現厚生労働省]が「ホ ルムアルデヒド」の室内濃度指針 値(0.08ppm以下)を公表(H9年6 月) ◎建築研究所等を中心とした官民 共同研究「健康的な居住環境形成 技術の開発」の発足(H9年10月) 9年 (1997) ■都市計画法及び建築基準法の一部改正 〔公布H9年6月13日/施行H9年9月1日〕 ①高層住居誘導地区について、地区の特性に応じた容積率制 限等の建築規制化 ②共同住宅の共用廊下・階段について容積率の算定から除外 (規制緩和) □都市計画法及び建築基準法の一部改正の法律施行に伴う関 係政令の整備に関する政令 〔H9年6月/8月〕 ・基準法改正(H9年)に伴う規定改正 仕様書等の制定・改定履歴年表 P12 在来木造住宅に係る仕様書等の制定・改定の動き ◆住宅金融公庫(公庫木造住宅工事共通仕様書) ◇住宅保証機構(性能保証住宅設計施工基準) 鉄筋コンクリート造住宅に係る仕様書等の制定・改定の動き ★都市基盤整備公団(都市公団工事共通仕様書) ☆公共住宅事業者等連絡協議会(公共住宅建設工事共通仕様書) ◆木造住宅工事共通仕様書の改定 [主な改正概要] 「省エネルギー断熱構造工事」及び「開口部断熱構造工事」割増融資の創 設に伴う仕様を追加 ◆公庫建設基準等の改正 「省エネルギー断熱構造工事」及び「開口部断熱構造工事」割増融資の創 設 ◆対象住宅面積:70㎡以上240以下 ◆木造住宅工事共通仕様書の改定 ☆公共住宅建設工事共通仕様書の改定 [主な改正概要] 建築基準法の改正〔木造建築物の耐火性能の見直し等〕(H5.6月施行)に 伴う 「高性能準耐火構造」及び「準耐火構造」の仕様の新設 [主な改正概要] ①公共住宅として必要な性能水準を勘案しての見直し ②資材の指定は極力限定し適合資材及び各種公的規格への移行 ③特定フロン、アスベスト、産業廃棄物等への対応 ④JIS、JAS等各種公的規格及び指針等の改定との整合 ◆公庫建設基準等の改正 「高性能準耐火構造」及び「準耐火構造」の新設 ☆常時小風量換気の導入(シーリアお台場) ◇共同住宅等性能保証制度の開始 ◆木造住宅工事共通仕様書の改定(大改訂) ★工事共通仕様書の改定 [主な改正概要] 平成3年の大改訂から3年経過したことに伴う全面的な見直し(JIS規格 との整合・仕様の明確化など) [主な改正概要] ①環境問題への対応 ②新材料、新技術の導入 ③工事監理基準に定める監督行為との整合 ④技術開発の成果の積極的な採用 ◆対象住宅面積:70㎡以上280㎡以下 ◆木造住宅工事共通仕様書の改定 [主な改正概要] 長寿社会対応住宅設計指針(戸建・共同住宅)の策定に伴う仕様の見直し 及び「基準金利適用住宅」の創設に伴う仕様の追加 ◆公庫建設基準等の改正 基準金利適用住宅の創設 ◆融資制度の拡充・改善(金利体系の見直し・割増融資制度の再編) ◆木造住宅工事共通仕様書の改定(大改訂) ★工事共通仕様書の改定 [主な改正概要] [主な改正概要] ①平成6年の大改訂から3年経過したことに伴う全面的な見直し ①住宅の品質・耐久性の向上 ②仕様書本文から特定団体による基準準拠の仕様を廃止(公庫独自の性能 ②環境問題への対応 規定化へ移行) ③国際化時代への対応 ④その他新技術等の導入への対応 ◆公庫建設基準等の改正 規定項目を大幅に削減し、「公庫住宅等基礎基準」に改める ☆団体名称の変更(公共住宅建設事業者等連絡協議会 → 公共住宅事業者等連絡協議会) ☆公共住宅建設工事共通仕様書の改定 [主な改正概要] ①環境問題への対応 ②SI単位の導入 ③特定団体の任意規格を要求性能としていた仕様を性能規定化又は仕様規 定に変更 ④別冊「部品及び機器の品質・性能基準」の制定 ⑤新材料、新技術の導入実績を勘案した追加 仕様書等の制定・改定履歴年表 P13 項 目 年 度 住宅関連分野の主な出来事 (■法律・告示関連/□指針等関連) (◎シックハウス関連/○その他) ■省エネルギー基準の告示改正 [次世代省エネ基準](H11年3 月) ー 居 住 ニ ◎健康住宅研究会の研究成果とし て「設計施工ガイドライン」及び 「ユーザーズマニュアル」を公表 (H10年4月) ◎住宅生産団体連合会が「住宅内 の化学物質による室内空気質に関 10年 する指針」を制定・公表(H11年3 (1998) 月) 平 成 年 代 ズ の 多 様 化 に 対 応 し た 住 宅 づ く り の 時 代 ■住宅の品質確保の促進等に関す る法律(品確法)の制定(H11年6 月) □定期借家制度の開始(H12年3 月) ○指定確認検査機関の発足 ○中間検査制度の導入 11年 (1999) 主な自然災害 建築基準法・施行令関連の主な動き (●震災/○風水害) (■建築基準法/□建築基準法施行令) ■建築基準法の一部改正<第9次改正> 〔公布H10年6月13日〕 ①第1条(住宅居室の日照規定の削除等) 〔施行H10年6月12日〕 ②第2条(建築行政の民間開放等) 〔施行H11年5月1日〕 ③第3条(性能規定化関係) 〔施行H12年6月1日〕 仕様書等の制定・改定履歴年表 P14 在来木造住宅に係る仕様書等の制定・改定の動き ◆住宅金融公庫(公庫木造住宅工事共通仕様書) ◇住宅保証機構(性能保証住宅設計施工基準) 鉄筋コンクリート造住宅に係る仕様書等の制定・改定の動き ★都市基盤整備公団(都市公団工事共通仕様書) ☆公共住宅事業者等連絡協議会(公共住宅建設工事共通仕様書) ◇性能保証住宅設計施工基準(木造住宅)の改定 [主な改正概要] ①べた基礎を新設 ②バルコニーの防水を新設 ③サイディング仕上げを改正 ◆政策融資技術基準の制定 ◆公庫融資金利史上最低の2.0% ◇性能保証住宅設計施工基準(枠組壁工法)の改定 ◆木造住宅工事共通仕様書の改定 [主な改正概要] 省エネルギー基準の改正(次世代省エネ基準)等に伴う「省エネルギー住 宅工事(次世代型)」仕様の追加 ★団体名称の変更(住宅・都市整備公団 → 都市基盤整 備公団) ◆公庫建設基準等の改正 省エネルギー住宅工事(次世代型)割増融資の創設 ◆基準金利適用に耐久性要件を必須 ◇団体名称の変更(性能保証住宅登録機構 → 住宅保証 機構) 〔参考〕 公庫ではシックハウス対策として、 ①平成12年度以降の仕様書から内装材に用いる合板類等については、 JAS・JIS規格の最高等級の表示 ②換気設備設置工事割増融資の創設 を実施している 〔参考〕 都市公団及び公共住宅事業者等連絡協議会では、シックハウス対策として 平成12年以降の仕様書から、 ①内装材に用いる合板類等についてはJAS・JIS規格のFc0・E0等級を使用 ②防蟻措置を行う場合は「非有機リン系」薬剤を使用(公共住宅事業者等 連絡協議会のみ対応) すること等を定めている。 仕様書等の制定・改定履歴年表 P15 項 目 年 度 住宅関連分野の主な出来事 (■法律・告示関連/□指針等関連) (◎シックハウス関連/○その他) 主な自然災害 (●震災/○風水害) ■鳥取県西部地震 ■品確法の施行(H12年4月) ■消費者契約法の制定(H12年5月公布/ 〔M7.3〕 〔全半壊1,300棟〕 H13年4月施行) ■建設工事に係る資材の再資源化等に関 する法律[建設リサイクル法]の制定 (H12年5月公布/H12年11月施行) ■マンションの管理の適正化の推進に関 する法律の制定(H12年12月) □共同住宅に係る防犯上の留意事項の改 正及び防犯に配慮した共同住宅に係る設 計指針の策定(H13年3月) ー 居 住 ニ 平 成 年 代 ズ の 多 様 化 に 対 応 し た 住 宅 づ く り の 時 代 品確法関連の主な動き ■住宅の品質確保の促進等に関する法律(品確法)の制定 〔公布:H11年6月23日/施行:H12年4月1日〕 ■日本住宅性能表示基準・評価方法基準の告示〔公布:H12年7月 19日/施行:公布同日〕 ■法第70条の規定に基づく住宅紛争処理の参考となるべき技術的 基準の告示〔公布:H12年7月19日/施行:公布同日〕 ◎室内空気対策研究会の発足(H12年6 月) ◎厚生省[現厚生労働省]が「トルエ ン、キシレン、パラジクロロベンゼン」 の室内濃度指針値を公表(H12年6月) ◎JAS規格がホルムアルデヒド放散量基 準を改正[JIS規格との整合を図り、最 高等級の記号F1→Fc0に変更](H12 年7月) ◎住宅性能表示制度において、内装材の ホルムアルデヒド対策の状況を内装材別 12年 に等級で表示することを必須(H12年7 (2000) 月) ◎官民共同研究「健康的な居住環境形成 技術の開発」の研究成果として、「健康 な住まいづくりのためのユーザーズガイ ド」を公表(H12年10月) ◎日本しろあり対策協会が会員に対し、 有機リン系防蟻剤であるクロルピリホス の使用等の禁止を要請(H12年11月) ◎厚生省[現厚生労働省]が「エチルベ ンゼン、スチレン、クロルピリホス、フ タル酸ジ-n-ブチル」の室内濃度指針値 を公表(H12年12月) ◎住宅生産団体連合会が「住宅内の化学 物質による室内空気質に関する指針」を 改正・公表(H13年3月) ○住宅紛争処理支援センターの指定 (H12年4月) ○新築住宅に係る住宅性能表示制度の開 始(H12年10月) ○省庁再編[建設省→国土交通省] (H13年1月) ■高齢者の居住の安定確保に関する法律 (H13年4月) ■マンションの管理の適正化に関する指 針の告示制定(H13年8月) □インターネットアクセスの円滑化に向 けた新築共同住宅情報化標準の策定 (H14年3月) ◎厚生労働省が「テトラデカン、フタル 酸ジ-2-エチルヘキシル、ダイアジノ 13年 ン」の室内濃度指針値を公表(H13年7 (2001) 月) ◎住宅性能表示制度において、室内空気 中のホルムアルデヒド等5物質の濃度の 実測値等を表示する項目を追加(H13年8 月) ◎厚生労働省が「アセトアルデヒド、 フェノブカルブ」の室内濃度指針値を公 表(H14年1月) ■日本住宅性能表示基準・評価方法基準の告示改正 〔公布:H13年8月1日/施行:公布同日〕 ・室内空気中のホルムアルデヒド等5物質の濃度の実測値等を表示 する項目を追加 ■日本住宅性能表示基準・評価方法基準の告示改正 〔公布:H13年8月14日/施行:H14年4月1日〕 ・現行評価基準の明確化、汎用性向上のための所用な技術的改正 (劣化対策等級において補強コンクリートブロック造を評価基準に 追加、維持管理対策等級において給湯管を追加……等) ※従前基準は廃止 ■マンションの建替えの円滑化等に関す る法律の公布(H14年6月) ■住宅の品質確保の促進等に関する法律施行規則の一部改正 〔公布:H14年8月20日/施行:公布同日〕 ■◎建築基準法の一部改正の公布[機械 換気の設置義務付け等のシックハウス対 策に係る規定の追加等](H14年7月) ■日本住宅性能表示基準・評価方法基準の告示改正 〔公布:H14年8月20日/施行:公布同日〕 ・従来の新築住宅に加え、既存住宅に係る住宅性能表示制度の実施 に伴う一連の改正 14年 (2002)※ ○既存住宅に係る住宅性能表示制度の開 始(10月以降より開始予定) 注)※上記の平成14年度については8月末までの情報を記載している。 ■法第70条の規定に基づく住宅紛争処理の参考となるべき技術的 基準の告示改正〔公布:H14年8月20日/施行:公布同日〕 ・適用範囲について、新築時に建設住宅性能評価を受けた住宅とな ることを明示化
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