共通資料 「子ども・子育て新制度における 各種条例制定について」

■伊達市保育の必要性の認定に関する基準を定める条例(案)
■伊達市特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を
定める条例(案)
■伊達市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例(案)
■伊達市放課後児童健全育成事業の設備運営に関する基準を定める条例(案)
共通資料
「子ども・子育て新制度における
各種条例制定について」
子ども・子育て新制度における各種条例制定について
1
給付制度
新制度では、給付対象施設(幼稚園・保育所等)を利用した場合、必要経費の一部を給付費として
支払うこととなる。
(国・道・市)給付費は、利用者に対する直接的な給付ではなく、市から利用施
設に支払う仕組み(法定代理受領)となっている。
【現行制度と子ども・子育て支援新制度の給付における仕組み】
■伊達市における状況
認可保育所 → 全て保育所のまま新制度へ移行する
幼
稚 園 → 平成27年度当初は私学助成制度のまま新制度へは移行しない
(伊達幼稚園に関しては平成29年度に移行するか検討中)
2
地域型保育給付事業
施設型より少人数の単位(利用定員20人未満)で、家庭で保育できない保護者に代わって0~2歳
児を保育する施設。
(市町村が認可する事業 → 認可基準を条例で制定)
①
家庭定期保育事業
定員5人以下
②
小規模保育事業
定員6~19人(A型、B型、C型)
③
事業所内保育事業
事業所内の施設で、従業員と地域の子どもを一緒に行う事業
利用定員数のうち地域枠1~20人
④
居宅訪問型保育事業 保護者の自宅で1対1で行う保育
■伊達市における状況
- 1 -
新規事業所の申込予定は現在のところ無し
3
保育の必要性の認定
新制度における給付を受けて施設や事業を利用することを希望する保護者は、「保育の必要性の認
定」を受けなければならない。
(市町村が認定 → 認定基準を条例で制定)
①
認定の種類
区
1号認定
分
内
容
及
び
利
用
先
お子さんが満3歳以上で、教育を希望される場合
教育標準時間認定
利用先幼稚園、認定こども園
お子さんが満3歳以上で、
「保育が必要な事由」に該当し、保育
2号認定
満3歳以上・保育認定
所等での保育を希望される場合
利用先保育所、認定こども園
お子さんが満3歳未満で、
「保育の必要な事由」に該当し、保育
3号認定
満3歳未満・保育認定
所等で保育を希望される場合
利用先保育所、認定こども園、地域型保育
②
保育の必要量に応じた区分
2号認定又は3号認定を受ける保護者は、保育の必要量によって「保育標準時間(利用可能時間:
11時間)
」と「保育短時間(利用可能時間:8時間)
」の利用区分に分類される。
■伊達市における状況
施設給付型の幼稚園及び認定こども園が無いことから1号認定の該当者はいない見込み。保育短
時間利用が可能となる保護者の就労時間の下限は、1ヶ月当り64時間に設定。(国の基準では48時
間~64時間で設定)
4
新制度における給付対象となるための「認可」と「確認」
新制度による施設給付や地域型給付の対象となるためには、施設や事業者は、児童福祉法による「認
可」と、子ども・子育て支援法による「確認」を受ける必要がある。(市町村が認定・確認
→ 認
定・確認基準を条例で制定)
・認可 → 人員配置や面積など施設・事業に必要な基準を満たしているか。
・確認 → 会計処理や情報公開などの基準を満たし、給付対象施設・事業者として適格か。
区分
施設・事業
認可の権限
確認の権限
認定こども園
教育・保育施設
幼稚園
北海道
保育所
家庭的保育
地域型保育事業
伊達市
伊達市
小規模保育
「認可に関する基準」と「確認に関する
居宅訪問型保育
基準」を市が条例で定める必要がある。
事業所内保育
5
放課後児童健全育成事業の設備・運営基準
児童福祉法に基づき、市町村が実施する放課後児童健全育成事業について、設備及び運営に関する
基準を定めなければならない。
(設備・運営基準を市町村が条例で制定)
- 2 -
6
新たに定める条例等
子ども・子育て新制度が開始されることにより、次の条例を伊達市が新たに定めなければならなり
ません。
①
伊達市保育の必要性の認定に関する基準を定める条例
②
伊達市特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例
③
伊達市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例
④
伊達市放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例
それぞれの条例の概要は次のとおりです。
①
伊達市保育の必要性の認定に関する基準を定める条例
現行制度では、保育所入所のみ「保育に欠けること」の認定が必要ですが(児童福祉法第24条第
1項、伊達市保育所における保育に関する条例第2条)
、新制度では、
「保育の必要性」の認定が保
育所、幼稚園、認定こども園及び地域型保育事業の給付を受けるための独立した手続きとして位置
付けられたことに伴い、その認定基準を定めるものです。
なお、児童福祉法の一部改正に伴い、本基準案が施行されましたら、「伊達市保育所における保
育に関する条例」は、廃止するものとします。
②
伊達市特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例
子ども・子育て支援法(平成24年法律第65号)
(以下「法」という。
)第34条第2項、第46条第2
項の規定に基づき、本市が確認する教育・保育施設及び地域型保育事業について、運営に関する基
準を定める条例を制定するものです。
③
伊達市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例
子ども・子育て支援新制度では、児童福祉法(昭和22年法律第164号。以下「法」という。
)第34
条の16第1項の規定に基づき、国の定める基準を踏まえ、本市が認可する家庭的保育事業等につい
て、設備及び運営に関する基準を定める条例を制定するものです。
④
伊達市放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例
児童福祉法(昭和22年法律第164号。以下「法」という。)第34条の8の2第1項に基づき、本市
が実施する放課後児童健全育成事業について、設備及び運営に関する基準を定める条例を制定する
ものです。
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