平成26年度 一般社団法人岐阜県農畜産公社事業報告書

平成26年度
一般社団法人岐阜県農畜産公社事業報告書
自
至
Ⅰ
平成26年
平成27年
4月 1日
3月31日
法人の概況
1 移行年月日 平成25年4月1日
※平成11年4月1日付け(社)岐阜県畜産開発公社(昭和48年4月28日設立)と(財)
岐阜県農業公社( 昭和47年6月1日設立)が統合
2
3
定款に定める目的
公社は、岐阜県における農業の生産性向上並びに経営の安定に対する支援及び農業の啓発普
及を推進し、もって農業の健全な発展に寄与することを目的とする。
定款に定める事業内容
(1)
(2)
(3)
(4)
(5)
(6)
(7)
4
5
畜産生産基盤の整備
農地の集積・集約化
新規就農者の育成・確保支援
優良な乳用牛及び肉用牛の育成
優良な肉用牛資源の供給
畜産公共施設の維持管理業務の受託
その他公社の目的達成に必要な事業
所管官庁に関する事項
岐阜県農政部農政課
会員の状況及び出資金・基金等
(1) 出資金
会
員(構成員)
岐阜県
岐阜県酪農農業協同組合連合会
全国農業協同組合連合会
岐阜県信用農業協同組合連合会
岐阜県農業協同組合中央会
計
(2)
出
資 金 (千円)
230,000
18,000
14,000
13,000
500
275,500
出捐金
出 捐 金 の 種 類
出捐金の額(千円)
出 捐 先
農地保有合理化事業基本金
5,000
県1/1
計
5,000
(注)農地保有合理化促進事業強化拡充基金305,000千円は、平成25年度末に国及び県に
返還済み。
6
主たる事務所・事業所等の所在地
主たる事務所
事務所等
7
:
平成27年
3月31日現在
岐阜市藪田南5-14-12
東濃牧場
:恵那市長島町鍋山4-66
飛騨牧場
:高山市清見町楢谷116-4
役員等に関する事項
平成27年
役
職
氏
名
常勤・非
常勤の別
3月31日現在
担当職務・現職
理事長
理 事
理 事
理 事
理 事
理 事
理 事
理 事
理 事
理 事
山内
平工
馬瀬口
足立
櫻井
岡田
早川
鷲見
村下
水野
清久
孝義
弘志
能夫
宏
忠敏
捷也
郁雄
貴夫
正敏
常勤
非常勤
非常勤
非常勤
非常勤
非常勤
非常勤
非常勤
非常勤
非常勤
岐阜県農政部長
岐阜県酪連代表理事会長
全農岐阜県本部運営委員会会長
岐阜県信連経営管理委員会会長
岐阜県農協中央会会長
一般社団法人岐阜県畜産協会会長
岐阜県農業会議会長
岐阜県議会議員
岐阜県議会議員
監
監
桑田
杉山
博之
哲夫
非常勤
非常勤
全農岐阜県本部長
岐阜県信連代表理事理事長
事
事
備
考
(1)定款第19条に定める定数
理事:8名以上15名以内
監事:2名以内
(2)現在数
理事:10名
監事: 2名
(3)任 期
理事:平成25年4月1日から平成27年度定時総会まで
監事:平成25年4月1日から平成29年度定時総会まで
8
職員に関する事項
平成27年 3月31日現在
職 員 数
前期末比増減
平均年齢
平均勤続年数
男 子
22人
4人
46歳 6ヵ月
10年 5ヵ月
女 子
5人
2人
48歳 2ヵ月
3年 3ヵ月
合計又は平均
27人
6人
46歳10ヵ月
9年 2ヵ月
(注)上記職員には、専門員(男子2人、女子3人)を含んでいる。なお、上記職員のほか
に5人の臨時職員を雇用している。
Ⅱ
事業の状況(平成26年4月1日~平成27年3月31日)
1
事業の実施状況
〈 畜産部門 〉
(1) 優良な乳用牛及び肉用牛の育成事業及び肉用資源の供給拡大事業
最近の畜産を取り巻く情勢は、「口蹄疫」や「鳥インフルエンザ」の発生に見られる防疫
問題、また、異物混入に見られる食に対する安心・安全問題、更には最近の円安傾向による
輸入粗飼料を始めとする生産諸資材の高騰による経営収支の悪化問題と大変厳しいものとな
っている。こうした中、県内農家のニーズに合った優良な後継牛を育成し、安定的に供給す
ることが公社の重要な使命と認識している。
平成26年度の公社牧場経営は、育成牛の価格が好調に推移したこととほぼ計画どおりの
販売頭数を確保できたことから販売収入は増収となった。しかし、輸入粗飼料の高騰と生産
諸資材の高騰もあり、コスト削減や飼養管理技術の向上に努めたが、厳しい経営となった。
このような厳しい経営の中、公社は東濃、飛騨牧場の指定管理者としての責務を果たしな
がら、本県酪農と肉用牛振興の推進に努めるとともに、農家に信頼される自立した牧場経営
を目指して以下の事業を実施した。
① 家畜育成事業
ア 東濃牧場
(ア) 乳用雌牛の育成事業
・ 県内酪農家から乳用雌子牛を新たに376頭( 年間計画比 104%、前年比 96% )
を買い取り、哺育育成を行った。
・ 育成を終了した優良初妊牛351頭( 同 102%、同 101% )を県内酪農家に譲渡し
た。なお、単価は当初予算より5千円高い500千円/頭であった。
・ 肉用子牛の増頭を図るため実施している受精卵移植については、飛騨牧場で採取し
た受精卵90卵( 同 113%、同 65% )の供給を受け、在庫卵と合わせて105卵(
同 131%、同 113% )を乳用育成牛に移植した。
(イ) 肉用子牛の哺育育成事業
・ 牧場で生産した和牛子牛をおおむね9カ月齢まで哺育育成し、15頭(同 75%、同
79% )を肉用牛農家に譲渡した。なお、単価は当初予算より70千円高い530千円
/頭であった。
(ウ) 牛の受託育成放牧事業
・ 県内の肉用牛農家から和牛繁殖雌牛を受託し、放牧育成を行ったが、新規預託農家
もなく、当初計画及び前年度実績も下回った。
・受託予定期間
:平成26年4月24日~10月8日
・平成26年度実績
受託実頭数:
14頭( 同 28%、同 82% )
受託延頭数:1,357頭( 同 19%、同 92% )
イ
飛騨牧場
(ア) 肉用牛の繁殖育成事業
・ 牧場で飼育している和牛繁殖雌牛から247頭( 同 103%、同 103% ) の和牛子
牛を生産した。
なお、育種価等により選抜した能力の高い産子を新たに22頭を繁殖育成牛として
内部保留を行った。また、新たな繁殖雌牛群の整備として平成25年度に引き続き、
7頭を外部導入することにしていたが、26年度は県内から3頭、鹿児島県から3頭、
宮崎県から2頭の合計8頭を導入した。
(イ) 肉用子牛の育成事業
・ 牧場で生産した和牛子牛をおおむね9カ月齢まで育成し、家畜市場を通じ肉用牛農
家に192頭( 同 98%、同 109% )を譲渡した。なお、単価は当初予算より71千
円高い571千円/頭であった。
(ウ) 牛の受託育成放牧事業
・ 県内の肉用牛農家から和牛繁殖雌牛を受託し、放牧育成を行った。
・受託予定期間 :平成26年5月19日~10月16日
・平成26年度実績
受託実頭数:
65頭( 同 72%、 84% )
受託延頭数:7,468頭( 同 83%、105% )
(エ) 育成牛の能力調査事業
・ 遺伝的能力のはっきりしていない初産牛子牛について、その能力把握のために新た
に27頭を保留し、肉質調査として肥育試験を行った。なお、肥育試験を終えた20
頭(1頭は前年度末出荷)を販売した。
(オ) 和牛初妊牛譲渡事業
・ 肉用繁殖経営の規模拡大と新規参入を推進するため、県内繁殖農家に和牛初妊牛5
頭を譲渡した。
(カ) 受精卵供給事業
・ 和牛繁殖雌牛の改良及び和牛の増頭に寄与するために、288卵( 同 72%、同183
%)の優良受精卵を採取し、県内畜産農家に158卵( 同 53%、同 127 %)を販売
した。また、90卵(同 113%、同 65% )を東濃牧場に供給した。
② 畜産振興事業
(一社)岐阜県畜産協会からの助成を受けて優良繁殖雌牛群整備を行った。
事
業
名
優良繁殖雌牛保留支援
事業
計
事業費(千円)
5,367
実施牧場
飛騨牧場
事
業
内
容
和牛繁殖雌子牛
内部保留 7頭
県内導入 3頭
備 考
(助成額)
(一社)岐阜県畜産
協会:1,170千円
5,367
(2) 畜産公共施設の維持管理業務受託事業
指定管理者として岐阜県東濃牧場及び岐阜県飛騨牧場の土地、建物及び施設等の維持管理
業務を受託し、管理運営を行った。
なお、8月17日の飛騨南部地域を中心とする豪雨により飛騨牧場においても基地内の土
砂崩れ及び土砂流入、管理道路の崩壊、停電等の災害が発生したが、関係機関と協議を行っ
た結果、国の災害復旧事業や県単事業等により復旧することになった。また、12月18日
の豪雪により停電が発生し、その後堆肥舎からの落雪により牛舎入り口のシャッターが破損
する等の災害が発生した。この雪害対応についても関係機関との協議を行い、県単事業で対
応することになった。
事
業
名
牧場管理受託事業
※
事業費(千円)
受
託
先
17,380 岐阜県
(13,104千円)
実施牧場
東濃牧場
飛騨牧場
事
業
内
容
土地、建物、施設の維持
管理
使用承認事務等
育成牛の放牧、越冬飼料を確保するため、両牧場の牧草地に肥料・堆肥を散布し、牧草
の刈り取り調製及び貯蔵等の作業を実施したが、両牧場とも春先の低温の影響で草の伸び
が悪く作業が遅れ、その後も天候不順から作業が遅れ気味であったが、東濃牧場では、3
番草までの収穫を行った。収量については、春先の低温と降水不足による牧草の成育不足
に加え、草地の経年劣化により平成25年度の7割程度の収量となった。また、飛騨牧場
は、2番草までの収穫を行い、収量は、平成25年度の1割以上の増となった。
区
分
採 草 地
面 積
放 牧 地
計
ヘイレージ採草量
25年度
年間実績
東
濃
牧 場
53 ha
122 ha
175 ha
702 t
1,032 t
飛
騨
牧 場
44 ha
237 ha
281 ha
472 t
411 t
合
計
97
359
456
1,174
1,443
ha
ha
ha
t
t
〈 農地部門 〉
(3) 農地中間管理事業(新規)
担い手への農用地の集積・集約化を加速化させるための「農地中間管理事業の推進に関する
法律」が制定され、公社が同法に基づき事業を実施する農地中間管理機構として岐阜県より指
定を受けた。本県においては、担い手への農用地集積割合が約3割(全国平均5割)にとどま
る中、集積・集約化を加速させることが急務な課題であり、県が定めた「岐阜県農地中間管理
事業の推進に関する基本方針」に基づき事業を実施した。
本事業の円滑な推進を図るためには、関係機関の協力が不可欠であり、本年度は、39市町
村、6JAと業務委託契約を締結した。また、事業の円滑かつ適正な運営を図るための体制を
整備するため、担い手農家や関係機関の意見を聴取する「農地中間管理事業推進協議会」、中
立公正な事業評価を行う「農地中間管理事業評価委員会」を設置・開催した。
また、平成26年度が初年度ということもあり、制度を広く普及・浸透させる必要があるこ
とから、農業者を対象者とした説明会の開催や、PRパンフの作成・配布、新聞広告の掲載等
による啓発活動を行った。
こうした推進活動の結果、平成26年度は、3回(7月、9月、12月)の借受希望者の募
集により683経営体の農用地受け皿を確保するとともに、出し手農地の募集とマッチングに
より939.4ha(18市町)の農用地を借受け、939.3ha(18市町)の貸付けを実施
した。
・農地中間管理権の取得等
区 分
農 地
計画
実績
取
得
2,710
939.4
内貸付
2,400
939.3
内中間保有
310
0.1
採草放牧地
計画
実績
-
その他
計画
実績
-
(単位:ha)
計
計画
実績
2,710
939.4
2,400
939.3
310
0.1
・受け手募集結果概要
応募件数※1
地域
地域
内
外
て
(単位:件、ha)
新規
参入
借受希望者数
個 人
法
内新規
参入
人※2
内新規
参入
借受希望
面
積
1,221
860
280
81
683
487
14
196
3
8,688
※1 各地区の応募件数の総数(同一借受希望者が複数の地区に応募した場合は各地区1件とし
カウント)
※2 法人には、今後法人化する経営体も含む。
・地域別受け手募集結果
(単位:件、ha)
地区名
岐阜 西濃 揖斐 中濃 郡上 可茂 東濃 恵那 下呂 飛騨
合計
希望者数
193
505
130
56
21
85
34
107
12
78 1,221(683)
面 積 1,806 5,121 1,228
240
89
496
18 1,052
147
524 10,721(8,688)
(注) 複数市町村域への借受を希望する応募者がいるため、希望者数及び希望面積は重複
あり。( )は、実希望者数及び実面積。
(参考)
県目標:担い手が利用する農地の面積及び集積率
H25:17,727ha、30.9% → H35:44,772ha、78%
(4) 農地売買等事業
本事業は、「農業経営基盤強化促進法」で定める特例事業として旧農地保有合理化事業の継
続事業であり、農業委員会のあっせん等により、経営規模縮小農家等から農地を買入れ、農業
経営の規模拡大に意欲のある農家等に対し売り渡すもので、公社活用メリットの普及啓発並び
に取引情報の早期把握に努め、売買リスクを生じない方法で行うこととしている。
平成26年度は、新しく1.0haを買入れ、売渡すことにしていたが、公社が25年4月
に一般社団法人に移行し、税控除等の免除がなくなったことから実績はなかった。また、本巣
市地内の長期保有農地の処分については、進まなかった。
ア
イ
売買事業
区
分
買
売
入
渡
面積
(A)
1.0
1.0
計画
金 額
(B)
15,000
15,000
協力費 面積
(C) (D)
450
0
300
0
(単位:ha、千円、%)
実
績
対計画比
金 額
協力費
D/ E/
F/
(E)
(F)
A
B
C
0
0
0.0
0.0
0.0
0
0
0.0
0.0
0.0
長期保有農地有効活用事業
区
分
担い手農家への貸付
計
計画
面積
小作料等
(A)
(B)
1.3
25
1.3
25
実
面積
(D)
1.3
1.3
績
小作料等
(E)
25
25
(単位:ha、千円、%)
対計画比
D/A
E/B
100.0
100.0
100.0
100.0
〈
就農支援部門 〉
(5) 新規就農者の育成・確保支援事業
新規就農者の多面的な支援を行う青年農業者等育成センターは、「青年等の就農促進のため
に資金の貸付に関する特別措置法」に基づき、県の指定を受けて設置されてきたが、今般「農
業経営基盤強化促進法」の一部改正が行われ、本法に同センターが位置づけされたところで
ある。公社は、引き続き県の指定を受け、岐阜県が定めた「岐阜県青年等就農促進方針」に
基づき、次の事業を実施した。
なお、就農支援資金の貸付等業務については、平成26年度より新規貸付分から(株)日
本政策金融公庫が行うことになり、公社は既貸付分の償還業務を引き続き行うこととなった。
①
新規就農相談センター事業
就農・就業相談員2人のほか、現地就農・就業アドバイザー1人を配置し、就農相談から
就農までの全般にわたりアドバイス、就農に関する情報提供、就農促進の啓発を行った。
・ 就農相談件数:503件(対前年比 112% )
(単位:件)
相 談 形 態 別
性
別
県内外別
備 考
面談 文書 電話 メール
計
男性 女性
計
県内 県外
計
437
3
34
29
503
417
86
503
294
209
503
・ 農業研修者数
研 修 名
あすなろ農業塾
就農実践研修
農業やる気発掘夜間ゼミ
計
受講者数
21
9
56
86
(単位:人)
備
考
研修期間1年
研修期間4ヵ月、夢再発見短期研修
9回開催
②
無料職業紹介事業
平成17年9月1日に厚生労働大臣の事業許可を受けて無料職業紹介所を設置し、青年等
の農業法人等への就業を進め、経営規模の拡大を図ると共に、岐阜県農業を担う新規就農者
の育成確保に努めた。
・活動状況実績
(単位:件)
項目
求
人
求 職
就
職
備 考
業 種
常 用
臨 時
常 用
臨 時
一般作業等
7
4
80
10
0
計
7
4
80
10
0
③
新規就農者確保事業
平成24年度からの継続事業として、青年の就農意欲の喚起と就農後の定着を図るため、
就農前の研修期間(2年以内)の所得を確保する給付金の交付を行った。
平成26年度は、25年度から継続の12人に加え、2回の公募と審査の結果、新に25
人に給付を行った。併せて、研修状況等の現地確認を実施した。
・新規就農給付金交付実績
区
分
計 画
実 績
備
考
給付対象者(人)
50
37
継続:12人
新規:25人
給付総額(千円)
75,000
47,750
375千円× 1人
750千円× 8人
875千円× 1人
1,250千円× 1人
1,500千円×26人
④
農業者経営継承支援受託事業
全国農業会議所からの委託を受けて、農業経営者の高齢化が進む中、後継者のない経営者
から第三者である新規就農者に農地、機械等の農業資産の継承するための支援を行った。
⑤
就農支援情報整備受託事業
全国農業会議所からの委託を受けて、新規就農希望者に自治体等による就農支援に関する
情報等を提供するための情報収集と整備を行った。
(6) 牧場ふれあい事業
自然に恵まれた東濃牧場及び飛騨牧場を広く県民に開放し、憩いの場を提供するために次の
事業を実施した。
ア 東濃牧場:牧場作業の体験、畜産物の加工体験、家畜とのふれあい及びイベントの開催場
所の提供等を行った。なお、まきば館での体験等の業務について、平成25年度に引き続き
美濃酪農農業協同組合連合会に業務委託した。
・来場者等
区 分
一般来場者数(人)
利用者数
(人)
体験者数
(人)
実
績
12,781
9,731
684
摘
要
( 25年度実績
(13,920人)
(10,592人)
(
727人)
)
イ 飛騨牧場:牧場の一般開放を条件付で7月から行った。
開放期間:7月から翌年3月まで
開放条件:団体に限る、牧場運営に支障を来さない期間、携帯電話必携等
区
団
延
体
人
分
数
数
実
績
26団体
189人
摘
要
( 25年度実績 )
( 23団体)
(167人 )
2 重要な契約に関する事項
(1) 請負契約(金額10,000千円以上)
(単位:千円)
区分
契 約 名
契 約 内 容
契約期間
契約金額 契 約 先
備考
受 牧場管理委託契約 県営牧場(東濃、飛 H26. 4. 1
指定管理
託
騨の維持管理・運営 ~H27. 3.31
13,104 岐阜県
契
約
工
事
該当なし
請
負
契
約
※契約金額欄の( )は、繰越分
(2) 譲渡契約(金額10,000千円以上)
区分
契 約 名
契 約 内 容
契約期間
譲
渡 該当無し
契
約
(3) 売買契約(金額10,000千円以上)
区分
契
約
内
容
契 約 日
乳用初妊牛( 5月譲渡分:34頭) H26. 5.31
売 乳用初妊牛( 6月譲渡分:32頭) H26. 6.30
渡 乳用初妊牛( 7月譲渡分:31頭) H26. 7.31
契 乳用初妊牛( 8月譲渡分:33頭) H26. 8.31
約 乳用初妊牛( 9月譲渡分:22頭) H26. 9.30
乳用初妊牛(10月譲渡分:39頭) H26.10.31
乳用初妊牛(11月譲渡分:32頭) H26.11.30
乳用初妊牛(12月譲渡分:20頭) H26.12.31
乳用初妊牛( 1月譲渡分:27頭) H27. 1.31
乳用初妊牛( 2月譲渡分:32頭) H27. 2.28
乳用初妊牛( 3月譲渡分:32頭) H27. 3.30
契約金額
期
間
約
(単位:千円)
先
備 考
(単位:千円)
契約金額
契 約 先
備 考
17,148 岐阜県酪連
15,913 岐阜県酪連
15,303 岐阜県酪連
16,620 岐阜県酪連
11,080 岐阜県酪連
19,530 岐阜県酪連
16,204 岐阜県酪連
10,054 岐阜県酪連
13,413 岐阜県酪連
15,888 岐阜県酪連
15,852 岐阜県酪連
(4) 借入金金銭消費貸借契約(長期 10,000千円以上)
借 入 目 的
借 入 期 間
契約金額
就農支援資金貸付金
H 8. 8.29 ~ H29. 5.31
38,100
就農支援資金貸付金
H 9.10. 1 ~ H30. 5.31
48,000
公社経営改善資金(畜産)
H23. 4. 1 ~ H53. 3.31 295,000
長期保有農地売渡促進資金(農地) H26. 3.31 ~ H36. 3.31 267,500
(参考)借入金金銭消費貸借契約(短期)
借
入
目
的
借 入
該当なし
契
契約金額
(単位:千円)
契約先
備 考
岐阜県
定期償還中
岐阜県
一部繰上償還
岐阜県
定期償還開始
岐阜県
契
約
(単位:千円)
先
備 考
3
理事会・総会に関する事項
(1) 理事会
開
催
日
提
出
議
案
等
第1回理事会(臨時:決議省略) 第1号議案 平成26年度第1回臨時総会(決議の省略)
平成26年5月16日
の開催について(承認)
議第1号 理事選任の承認について
第2回理事会(通常理事会)
第1号議案 平成25年度事業報告について(承認)
平成26年6月13日 第2号議案 平成25年度決算について(承認)
第3号議案 平成25年度公益目的支出計画実施報告書に
ついて(承認)
第4号議案 一般社団法人岐阜県農畜産公社就業規程の一
部改正について(承認)
第5号議案 平成26年度第2回総会(定時総会)の開催
について(承認)
議第1号 平成25年度決算について
・平成25年度貸借対照表及び正味財産増
減計算書の承認について
報第1号 平成25年度事業報告について
報第2号 平成25年度公益目的支出計画実施報告
書について
報第3号 平成26年度事業計画及び平成26年度
収支予算について
報第1号 一般社団法人岐阜県農畜産公社各種要綱・要領
の一部改正について
第3回理事会(臨時:決議省略) 第1号議案 平成26年度第3回臨時総会(決議の省略)
平成26年9月5日
の開催について(承認)
議第1号 理事選任の承認について
第4回理事会(臨時理事会)
第1号議案 平成26年度収支補正予算について(承認)
平成26年11月28日 第2号議案 一般社団法人岐阜県農畜産公社農地中間管理
機構特例事業実施規程の制定及び承認申請について(承
認)
第3号議案 一般社団法人岐阜県農畜産公社農地中間管理
機構特例事業の協力の関する規程の制定及び承認申請に
ついて(承認)
報第1号 職務の執行の状況について
(1)平成26年度上半期の事業報告について
(2)飛騨牧場豪雨災害(8月17日)の被害状況につ
いて
(3)東濃牧場における哺育牛舎新築工事の進捗状況
について
(4)農地中間管理事業の進捗状況と今後の取り組み
について
報第2号 一般社団法人岐阜県農畜産公社の規程及び要綱
の一部改正並びに農地中間管理事業に係る各種要領の制
定について
第5回理事会(通常理事会)
第1号議案 平成26年度収支補正予算について(承認)
平成27年3月19日 第2号議案 平成27年度事業計画について(承認)
第3号議案 平成27年度収支予算について(承認)
第4号議案 平成27年度借入限度額について(承認)
第5号議案 一般社団法人岐阜県農畜産公社代表理事の選
定について(承認)
第6号議案 平成26年度第4回総会(臨時総会)の開催
について(承認)
議第1号 一般社団法人岐阜県農畜産公社役員(理
事)の選任について
報第1号 平成27年度事業計画及び平成27年度
収支予算について
報第1号 職務の執行の状況について
(1)平成26年度事業実績(見込み)について
報第2号 一般社団法人岐阜県農畜産公社規程の一部改正
(専決処分)及び要綱・要領の一部改正等について
(2) 総会
開
催
日
提
出
議
案
等
第1回総会(臨時:決議省略)
議第1号 理事選任の承認について(承認)
平成26年5月23日
第2回総会(定時:決議省略)
議第1号 平成25年度決算について(承認)
平成26年6月27日
・平成25年度貸借対照表及び正味財産増減計算
書の承認について
報第1号 平成25年度事業報告について
報第2号 平成25年度公益目的支出計画実施報告書につ
いて
報第3号 平成26年度事業計画及び平成26年度収支予
算について
第3回総会(臨時:決議省略)
議第1号
平成26年9月12日
理事選任の承認について(承認)
第4回総会(臨時:決議省略)
議第1号 一般社団法人岐阜県農畜産公社役員(理事)の
平成27年3月26日
選任について(承認)
報第1号 平成27年度事業計画及び平成27年度収支予
算について
4
収支状況の推移
事 業 年 度
前期繰越収支差額
当 期 収 入 合 計
当 期 支 出 合 計
当 期 収 支 差 額
次期繰越収支差額
資 産 合 計
負 債 合 計
期 末 正 味 財 産
うち当期正味財産
増 減 額
23年3月期
103,462
2,239,700
2,224,954
14,746
118,208
1,620,016
1,129,184
490,832
24年3月期
118,208
1,733,468
1,716,760
16,708
134,916
1,520,195
1,131,915
388,280
25年3月期
134,916
1,376,535
1,357,197
19,338
154,254
1,477,916
1,095,831
382,085
△ 301,035
△ 102,552
△
6,195
26年3月期
154,254
1,512,934
1,537,107
△ 24,173
130,081
1,154,166
771,237
382,929
844
( 単位:千円 )
27年3月期
130,081
481,307
499,082
△ 17,775
112,306
1,110,270
738,471
371,799
△
11,130
Ⅲ
公社の課題と対応
部
門
課
題
対
応
○
公社全体
①
公社の健全かつ安定経 ・信頼と自立の公社経営をめざす。
営の展開
○
畜産部門
①
乳用初妊牛及び和牛子 (共通)
牛価格の下落、さらに飼 ・ 畜産農家の信頼に応えた優良な乳用初
料費の高騰に伴う経営収
妊牛及び和牛繁殖雌牛群の質の向上と管
支の硬直化
理運営経費の縮減に努める。
(東濃牧場)
・ 定期的な酪農家巡回により、乳用雌子
牛の安定確保に努めるとともに、酪農家
ニーズに応えた優良な初妊牛の育成を図
る。
・ 乳牛への和牛受精卵及び乳牛の雌雄判
別卵の移植を進め、初妊牛の高付加価値
化に努める。
(飛騨牧場)
・ 優良な繁殖雌子牛の育成に努め、県の
ブランド産品である「飛騨牛」の改良に
努める。
・ 優良和牛受精卵の採卵技術の向上に努
め、飛騨牛生産基盤の強化を図る。
②
耐用年数の経過した牧 (共通)
場管理物件の適正な維持 ・ 耐用年数の経過した県有施設機械等の
管理
管理物件の計画的な修繕、更新、増築等
を岐阜県に要請する。
一方、公社所有物件については、計画
的に修繕・更新を行い、適正な施設機械
の管理運営に努める。
③
東濃牧場の施設の利用 ・ 生産施設への立ち入りを禁止する立入
促進
禁止区域とそれ以外の立入可能区域とを
区分することで、家畜伝染病の進入を防
ぎ、また、来場者に対しても家畜防疫へ
の理解を得ながら、牧場及び牧場周辺の
景観を楽しんでもらえるよう一般開放を
進めていきたい。
部
○
門
農地部門
○ 就農支援部門
課
題
対
①
農地の集積・集約化
・
②
長期保有農地の売却
・
①
応
地域駐在の設置等により地域に密着し
た推進活動を展開する。
・ 説明会の開催や、PRパンフの配布、
新聞広告の実施などにより制度の普及啓
発に努める。
・ 重点推進地区を設定した推進活動によ
り、面的にまとまった農地の集積・集約
化を推進する。
・ 畦畔へのカバープランツ処理など農地
利用条件の改善と一体となった農地集積
を推進する。
簿価と実勢価格との乖離が大きい長期
保有農地を早期に処分する必要があるこ
とから、処分に伴う差損について、県の
支援を得ることを前提とした処分方針に
より取り組む。
青年就農給付金(準備 ・ 給付者は毎年増加することになり、こ
型)の適正な執行・管理
れに伴い、事務及び現地確認業務も増大
する見込みであり、効率的な事務処理に
努める。今後は、事務量の状況に応じて、
人員増も視野に入れた取り組みの検討も
必要である。