Akita KOSEN Antenna Laboratory

秋田高専におけるアンテナ開発環境
~秋田高専アンテナラボ構想~
秋田高専の教職員スタッフ,施設・設備などの環境を最大限に活用して,アンテナの開発,研究に必要と
なる①シミュレーション(電磁界解析),②最適化設計,③試作,④測定・評価,の一連のスキームを秋
田高専内で効率よく行うことができます。
これまでの研究実績がある導波管スロットアンテナについてはもちろんのこと,FDTD法による電磁界解析
が可能なテーマであれば,アンテナの研究開発および様々な電磁界問題に対応可能です。
大規模計算が必要な場合は北大スパコンを利用します。スパコンの導入により開発効率を飛躍的に改善す
ることができます。
Akita KOSEN
Antenna Laboratory
FDTD Simulation
FDTD法は電界と磁界を交互に計算するリープフ
ロッグ法による計算であり,様々な電磁界問題を
解くための有効な解析方法の一つです。モデリン
グが比較的容易ですが,計算結果は測定結果とも
よく一致します。遠方界放射パターン,VSWR,
ポインティングベクトルによる通過電力の計算な
ど計算することができます。
Measurement
秋田高専電気情報工学科には電波暗室が設備され
ています。電波暗室内には平面波を発生するため
のオフセットパラボラアンテナが設置されており,
コンパクトレンジ環境下で放射パターンの測定が
可能です。マイクロ波帯ではパソコンによる自動
計測環境が構築されています。
Hokkaido University
Supercomputer System
Optimization
FDTD法を利用してアンテナの最適化設計が可
能です。さらに,進化型計算手法とFDTD法を
組み合わせることにより,柔軟な設計が可能
になります。進化型計算手法は多くの計算時
間を必要としますが,スパコンを利用するこ
とで開発効率が格段に向上します。例として,
パソコン(Core i7,3.06GHz,8コア並列計算)で
132hかかった計算が23hに短縮されました。
Manufacture
秋田高専の実習工場は機械工学科の工作実習お
よび全学科1年生のものづくり工作実習を行うた
めに,実習を担当する技術職員と工作機械(旋
盤,フライス盤,マシニングセンタ他)などの
設備が整備されています。導波管スロットアン
テナの試作は実習工場において行っています。
技術相談・共同研究問合せ: 秋田工業高等専門学校 地域共同テクノセンター(総務課企画室)
ホームページ: http://www.ipc.akita-nct.ac.jp/
電子メール: [email protected]