[スモウルビー・プログラミング甲子園] ダウンロードの仕方と使い方 はじめに スモウルビー・プログラミング甲子園では、主催者が用意するゲームを攻略するた めのAIプログラムを募集しています。 本書では、このAIプログラムを作成するために必要なプログラムのダウンロード の仕方とダウンロードしたプログラムの使い方をご説明します。 また、今後もスモウルビーの使い方や簡単なAIプログラムの作り方などのマニュ アルを公開する予定です。 [本書の構成] 1.対戦環境のダウンロード 2.スモウルビーのダウンロード 3.ゲームを試してみる 4.スモウルビーを使ってみる P2 P3 P4 P6 【スモウルビーの動作環境について】 ・スモウルビーは、Windows Vista, Windows7, Windows 8 のいずれかが搭載された PC 上での動 作を確認しています。(Windows XP は動作対象外となりますので、ご注意ください。) ・対応している Web ブラウザの種類は、以下の通りです。 Google Chrome Internet Explorer 10 以上(IE9 は非対応) 1 1.対戦環境のダウンロード AIプログラムを作って、ゲームをするためには「対戦環境」と「スモウルビー」 のダウンロードが必要です。 まずは「対戦環境」をダウンロードします。 ① 公式サイト(http://smalruby-koshien.jp/)の「対戦環境ダウンロード」から ダウンロードをクリックします。 ※「開く」 「保存」 「名前を付けて保存」の操作選択では、 「保存」を選択 ※後で保存ファイルを開きますので、保存先を覚えておいてください。(保存場所は自由) ② 保存先の zip ファイル「smalruby-koshien_1.0.2.zip」を右クリックし「すべ て展開...」をクリックします。 ③ 「ファイルを下のフォルダーに展開する」の欄に「C:¥」と入力し「展開」を クリックします。 C:¥ 他の場所への保存もできますが、全角文 字やスペースが入るもの、長すぎるパス は動作しない場合があります。 ④ 「C:¥koshien」フォルダーが完成(これでダウンロードが完了しました。) 2 2.スモウルビーのダウンロード 次にスモウルビーをダウンロードします。 ① 公式サイトから「スモウルビー入門」のページを開く ※公式サイト-「スモウルビー体験学習」-「スモウルビーを体験しよう」-「スモウルビー入門」 このページを表示 画面をスクロールし「スモウルビーの導入」部分を表示 ② 「こちら」をクリック(ダウンロードが始まります。) ※「開く」 「保存」 「名前を付けて保存」の操作選択 では、 「保存」を選択 ※後で保存ファイルを開きますので、保存先を覚え ておいてください。 (保存場所は自由) ③ 保存先の zip ファイル「smalruby-installer-for-windows-master.zip」を右ク リックし、「すべて展開…」をクリックします。 ④ 「ファイルを下のフォルダーに展開する」の欄に「C:¥」と入力し「展開」を クリックする 他の場所への保存もできます が、全角文字やスペースが入る もの、長すぎるパスは動作しな い場合があります。 C:¥ ⑤ 「C:¥ smalruby-installer-for-windows-master」フォルダーが完成 (これでダウンロードが完了しました。) 3 3.ゲームを試してみる 次にダウンロードした対戦環境の中にあるサンプルAIプログラムを使ってゲー ムを試してみましょう。※自分で作ったAIプログラムを試す場合も同じ手順です。 ① 最初に対戦させるAIプログラムをセットします。 対戦させる2つのサンプルAIプログラムをコピー ・保存してある場所:コンピュータ>C:>koshien>src>samples>smpl01 ・コピーするファイル:player_AI1.rb と player_AI2.rb ② コピーしたサンプルAIプログラムを貼り付け(以上でセット完了です。) ・貼り付ける場所:コンピュータ>C:>koshien>src ・サンプルAIプログラムは、smpl01、02、03 の3種類を用意しています。 →数字の順にプログラムが複雑になっていますので、色々と試してみてください。 ・セットできるAIプログラムは2つだけですので、毎回、入れ替えが必要です。 ・セットできるAIプログラムの名前は「player_AI1.rb」と「player_AI2.rb」です。 →自分で作成したAIプログラムもセットする時には名前を変更してください。 →作成したAIプログラムを「player_AI1.rb」とした場合、もう一つのAIプログラ ムは「player_AI2.rb」としてください。 ③ 「round_1.bat」ファイルをダブルクリック(1ゲーム目の準備) 保存してある場所:コンピュータ>C:>koshien ・しばらくすると右のような画面(猫を表示)が2つ立ち上 がります。 ・2つとも最小化ボタンを押してください。 4 ④ 「START」ボタンを押す(1ゲーム目のスタート) ⑤ 1ゲーム目が終了したら、「×」ボタンを押す(ゲームビューアの終了) 黒い画面はそのままにしておいてください。 ⑥ 「round_2.bat」ファイルをクリック(2ゲーム目の準備) (後は1ゲーム目と同じ手順です。) ・勝敗は2ゲームの合計得点で判定するため、2ゲーム実施す る必要があります。 ・2ゲーム目が終了すると、勝ち負け、総得点が表示されます。 ⑦ ゲームの終了(2つの画面を閉じれば終了です。) 5 4.スモウルビーを使ってみる スモウルビーは、「命令ブロック」(以下「ブロック」と言います。)を組み合わせ ることにより、Ruby のプログラミングができます。 まずは、「猫を動かす」簡単なプログラムを作って、スモウルビーの使い方を覚え ましょう。 [スモウルビーエディタの起動] ① ダウンロードした「smalruby-installer-for-windows-master」フォルダーにあ る「run-smalruby.bat」をダブルクリック ② スモウルビーエディタが起動、次の画面を表示 <画面の説明> プログラムエリア スモウルビーのプログラムを組み立てるキャンバスとなる領域です。 ジャンル プログラムエリアに配置できる各種命令ブロックをグルーピングした領域です。 ゴミ箱 プログラムエリアで不要になったブロックを廃棄するためのツールです。命令ブ ロックをゴミ箱にドラッグ&ドロップすることで廃棄できます。 キャラクタリスト スモウルビーの実行画面に表示するべきキャラクタの画像を管理する領域です。 操作メニュー 作成したプログラムの実行や、保存・読み込みなどの各種操作を行う領域です。 6 [スモウルビーエディタの使い方] 「黒猫が“歩く、端に着いたら跳ね返る”を繰り返す」プログラムを作ってみまし ょう。 ① 「キャラクタリスト」の「新しいキャラクタ」をクリック ② 「黒猫」を選択し、「決めた!」をクリック (キャラクタリストに「cat2 黒猫」が追加される) 7 ③ 「黒猫」の「 」をクリック (プログラムエリアに「cat2 黒猫」が追加される) ④ 「cat1 三毛猫」をドラッグ&ドロップで、ゴミ箱へ 8 ⑤ ジャンル「制御」をクリックし、「◆ずっと を繰り返す」をクリック (プログラムエリアに「◆ずっと を繰り返す」が表示される) ⑥ 「◆ずっと を繰り返す」を「cat2 たとき」に組み込みます。 9 黒猫」の「♣実行ボタンがクリックされ ⑦ ジャンル「動き」の中の「10歩動かす」をクリックし、同じように「◆ずっ とを繰り返す」に組み込みます。 10 ⑧ 次に、ジャンル「動き」の中の「もし端に着いたら、跳ね返る」を「10歩動 かす」の下に組み込みます。(これでプログラムは完成です。) 11 ⑨ 「実行」ボタンをクリックし、プログラムを実際に動かしてみます。 新たなウインドウが立ち上がり、 プログラムが実行されます。 ⑩ 「閉じる」ボタンをクリックすると実行画面が終了します。 12 ⑪ 最後にプログラムを保存します。 ・ファイル名を入力します。(任意のファイル名が付いていますので、そのまま でも大丈夫です。) ・「メニュー」の中の「セーブ」をクリックし、保存 ※プログラムは必ず実行してから保存してください。(実行してからでないと プログラムは保存されません。) ファイル名を入力 ⑫ 保存したプログラムを呼び出す場合は、「メニュー」の中の「ロード」をク リックし、保存されているプログラム一覧の中から呼び出したいプログラムを選 択し、「決めた!」ボタンをクリックしてください。 ※より詳しい使い方は、公式サイトの「スモウルビー体験学習」をご覧ください。 13
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