第46号平成27年1月20日発行兵庫県のり漁場環境情報（鹿ノ瀬海域 9 号）兵庫のり研究所今回調査は潮時（大潮上げ潮～満潮）もあり、大阪湾から流入する海水の影響を受けていた鹿ノ瀬漁場東部において窒素は４μｇ at / L台でした。漁場中央～西部では２～３μｇ at / L台となっており、前回（1/13）調査に比べてやや低い値を示しました。明石海峡部では、窒素は４～５μｇ at / L台の値でした。前回調査時において増加傾向にあったユーカンピアは、今回の調査では前回調査並の発生量となっており、大幅な増減は見られませんでした。引き続き、珪藻の発生動向および栄養塩状況には十分注意して下さい。（水温）漁場内9.6～10.4℃で平均10.0℃。（塩分）平均31.57psu。前回（31.49）よりやや高い。（栄養塩、珪藻）窒素はこの海域東部で4μｇ at / L台。中央～西部で2～3μｇ at / L台の値を示しており漁場内平均は前回よりやや低い。珪藻について、ユーカンピアの発生量はこの海域全般に前回調査と比較して大きな増減は見られていないが、大阪湾の海水の影響を受ける海域において、小型のキートセロスが多く確認されている状況。水　温窒　素リ　ン前回値今回値平年値昨年値 9.8 10.0 10.1 9.8 3.7 3.5 3.2 3.1 0.44 0.39 0.48 0.47 (1/13) (1/20) 平成27年1月20日調査栄養塩図窒素潮：上げ潮～満潮リン ⑯ 3.6 0.42 ●⑳ ● ●⑥ ⑮ 3.5 ● 0.40 ● 4.3 0.38 4.2 0.39 ●② 2.6 0.37 ●① ●④ 4.4 0.39 ● ⑭ 2.7 0.39 調査時間 9:50～10:37 （カンタマ① 7:47) 水温・塩分図水温 ⑯ 塩分 9.8 31.54 ●⑳ ● ●⑥ ⑮ 9.9 ● 9.6 ● ●④ 10.7 31.83 ● ⑭ 9.6 31.37 31.71 ●② 31.38 31.54 ●① 10.4 10.5 31.74 家島・坊勢本土側 ↑ ← ↓ 淡路側 → 明石海峡