QCPU-A(Aモード)ユーザーズマニュアル(ハードウェア編)

QCPU-A(A モード )
ユーザーズマニュアル
(ハードウェア編)
Q02CPU-A
Q02HCPU-A
Q06HCPU-A
このたびは,三菱汎用シーケンサ MELSEC-Q シリーズをお買い
上げいただきまことにありがとうございました。
ご使用前に本書および詳細マニュアルをよくお読みいただき,正し
くご使用くださるようお願いいたします。
形 名 QCPU-A(A)-U-H/W
形 名
13JQ46
コード
IB( 名 )-0800028-M(1405)MEE
© 1999 MITSUBISHI ELECTRIC CORPORATION
安全上のご注意
( ご使用前に必ずお読みください )
本製品のご使用に際しては,本マニュアルおよび本マニュアルで紹介している
関連マニュアルをよくお読みいただくと共に,安全に対して十分に注意を払って,
正しい取扱いをしていただくようお願いいたします。
この「安全上のご注意」では,安全注意事項のランクを「
警告」,「
注
意」として区分してあります。
警告
注意
取扱いを誤った場合に,危険な状況が起こりえて,死亡
または重傷を受ける可能性が想定される場合。
取扱いを誤った場合に,危険な状況が起こりえて,中程
度の傷害や軽傷を受ける可能性が想定される場合および
物的損害だけの発生が想定される場合。
なお, 注意に記載した事項でも,状況によっては重大な結果に結びつく可能
性があります。
いずれも重要な内容を記載していますので必ず守ってください。
本マニュアルは必要なときに読めるよう大切に保管すると共に,必ず最終ユー
ザまでお届けいただくようお願いいたします。
A-1
【設計上の注意事項】
警告
外部電源の異常やシーケンサ本体の故障時でも,システム全体が安全側に
働くようにシーケンサの外部で安全回路を設けてください。
誤出力,誤動作により,事故の恐れがあります。
(1) 非常停止回路,保護回路,正転/逆転などの相反する動作のインタロッ
ク回路,位置決めの上限/下限など機械の破損防止のインタロック回路
などは,シーケンサの外部で回路構成してください。
(2) シーケンサは次の異常状態を検出すると,演算を停止して全出力を OFF
にします。
・ 電源ユニットの過電流保護装置または過電圧保護装置が働いたとき。
・ シーケンサ CPU でウォッチドッグタイマエラーなど自己診断機能で
異常を検出したとき。
また,シーケンサ CPU で検出できない入出力制御部分などの異常時は,
全出力が ON することがあります。このとき,機械の動作が安全側に働
くよう,シーケンサの外部でフェールセーフ回路を構成したり,機構を
設けたりしてください。
フェールセーフ回路例については,本ユーザーズマニュアルの実装と設
置を参照してください。
(3) 出力ユニットのリレーやトランジスタなどの故障によっては,出力が
ON の状態を保持したり,OFF の状態を保持したりすることがあります。
重大な事故につながるような出力信号については,外部で監視する回路
を設けてください。
出力ユニットにおいて,定格以上の負荷電流または負荷短絡などによる過
電流が長時間継続して流れた場合,発煙・発火の恐れがありますので,外
部にヒューズなどの安全回路を設けてください。
シーケンサ本体電源立上げ後に,外部供給電源を投入するように回路を構
成してください。
外部供給電源を先に立ち上げると,誤出力,誤動作により事故の恐れがあ
ります。
A-2
【設計上の注意事項】
警告
データリンクが交信異常になったときの各局の動作状態については,各
データリンクのマニュアルを参照してください。誤出力,誤動作により,
事故の恐れがあります。
CPU ユニットに周辺機器を接続,または特殊機能ユニットにパソコンなど
を接続して,運転中のシーケンサに対する制御(データ変更)を行うとき
は,常時システム全体が安全側に働くように,シーケンスプログラム上で
インタロック回路を構成してください。
また,運転中のシーケンサに対するその他の制御(プログラム変更,運転
状態変更(状態制御))を行うときは,関連するマニュアルを熟読し,十分
に安全を確認してから行ってください。
特に外部機器から遠隔地のシーケンサに対する上記制御では,データ交信
異常によりシーケンサ側のトラブルに即対応できない場合もあります。
シーケンスプログラム上でインタロック回路を構成すると共に,データ交
信異常が発生時のシステムとしての処置方法などを外部機器とシーケンサ
CPU 間で取り決めてください。
システム構成をする際,ベース上に空きスロットを設けないようにしてく
ださい。
空きスロットができた場合は,必ずブランクカバー (A1SG60),ダミーユ
ニット (A1SG62) を使用してください。
短絡試験を行った場合や外部入出力部に過電流または過電圧が誤って印加
された場合,ユニットの内部部品が飛び散る恐れがあります。
注意
制御線や通信ケーブルは,主回路や動力線などと束線したり,近接したり
しないでください。
100mm 以上を目安として離してください。
ノイズにより,誤動作の原因になります。
出力ユニットでランプ負荷,ヒータ,ソレノイドバルブ等を制御するとき,
出力の OFF → ON 時に大きな電流(通常の 10 倍程度)が流れる場合があ
りますので,定格電流に余裕のあるユニットへの変更などの対策を行って
ください。
CPU ユニットの電源 OFF → ON またはリセット時,CPU ユニットが
RUN 状態になるまでの時間が,システム構成,パラメータ設定,プログラ
ム容量などにより変動します。
RUN 状態になるまでの時間が変動しても,システム全体が安全側に働くよ
うに設計してください。
A-3
【取付け上の注意事項】
注意
シーケンサは,本マニュアル記載の一般仕様の環境で使用してください。
一般仕様の範囲以外の環境で使用すると,感電,火災,誤動作,製品の損
傷あるいは劣化の原因になります。
CPU ユニットは,ユニット下部のユニット装着用レバーを押さえながら,
ユニット固定用突起をベースユニットの固定穴に確実に挿入し,ユニット
固定穴を支点として装着してください。
ユニットが正しく装着されていないと,誤動作,故障,落下の原因になり
ます。
振動の多い環境で使用する場合は,ユニットをネジで締め付けください。
ネジの締付けは,規定トルク範囲で行ってください。
ネジの締付けがゆるいと,落下,短絡,誤動作の原因になります。
ネジを締め過ぎると,ネジやユニットの破損による落下,短絡,誤動作の
原因になります。
AnS シリーズのユニットは下部のユニット固定用突起を,ベースユニット
の固定穴に確実に挿入してから装着の上,ユニット固定ネジを規定トルク
で締めてください。
ユニットが正しく装着され,ネジ止めされていないと,誤動作,故障,落
下の原因になります。
ネジを締め過ぎると,ネジやユニットの破損による落下,短絡,誤動作の
原因になります。
増設ケーブルは,ベースユニットの増設ケーブル用コネクタに確実に装着
してください。装着後に,浮上りがないかチェックしてください。
接触不良により,誤入力,誤出力の原因になります。
メモリカードは,メモリカード装着用コネクタに押し付けて確実に装着し
てください。
装着後に浮上りがないかチェックしてください。
接触不良により,誤動作の原因になります。
ユニットの着脱は,必ずシステムで使用している外部供給電源を全相遮断
してから行ってください。
全相遮断しないと製品の損傷の恐れがあります。
ユニットの導電部分には直接触らないでください。
ユニットの誤動作,故障の原因になります。
A-4
【配線上の注意事項】
警告
配線作業などは,必ずシステムで使用している外部供給電源を全相遮断し
てから行ってください。
全相遮断しないと,感電あるいは製品の損傷の恐れがあります。
配線作業後,通電,運転を行う場合は,必ず製品に付属の端子カバーを取
り付けてください。
端子カバーを取り付けないと,感電の恐れがあります。
注意
FG 端子および LG 端子は,シーケンサ専用の D 種接地(第三種接地)以上
で必ず接地を行ってください。感電,誤動作の恐れがあります。
圧着端子は,適合圧着端子を使用し,規定のトルクで締め付けてください。
先開形圧着端子を使用すると,端子ネジがゆるんだ場合に脱落し,故障の
原因になります。
ユニットへの配線は,製品の定格電圧および端子配列を確認した上で正し
く行ってください。定格と異なった電源を接続したり,誤配線をすると,
火災,故障の原因になります。
複数の電源ユニットの出力を並列接続しないでください。
電源ユニットが加熱し,火災,故障の原因になります。
外部接続用コネクタは,メーカ指定の工具で圧着,圧接または正しくハン
ダ付けしてください。接続が不完全になっていると,短絡,火災,故障の
原因になります。
端子ネジの締付けは,規定トルク範囲内で行ってください。
端子ネジの締付けがゆるいと,短絡,火災,誤動作の原因になります。
端子ネジを締め過ぎると,ネジやユニットの破損による落下,短絡,誤動
作の原因になります。
ユニット内に,切粉や配線クズなどの異物が入らないように注意してくだ
さい。火災,故障,誤動作の原因になります。
ユニットは,配線時にユニット内へ配線クズなどの異物が混入するのを防
止するため,ユニット上部に混入防止ラベルを貼り付けています。
配線作業中は,本ラベルをはがさないでください。
システム運転時は,放熱のために本ラベルを必ずはがしてください。
A-5
【配線上の注意事項】
注意
当社のシーケンサは,制御盤内に設置して使用してください。制御盤内に
設置されたシーケンサ電源ユニットへの主電源配線に関しては,中継端子
台を介して行ってください。
また,電源ユニットの交換と配線作業は,感電保護に対して,十分に教育
を受けたメンテナンス作業者が行ってください。
配線方法は,QCPU-A(A モード)ユーザーズマニュアル(詳細編)を参
照してください。
【立上げ・保守時の注意事項】
警告
通電中に端子に触れないでください。
感電の原因になります。
バッテリコネクタは正しく接続してください。バッテリに充電,分解,加
熱,火中投入,ショート,ハンダ付けなどを行わないでください。バッテ
リの取扱いを誤ると,発熱,破裂,発火などにより,ケガ,火災の恐れが
あります。
清掃,端子ネジ,ユニット取付けネジの増し締めは,必ずシステムで使用
している外部供給電源を全相遮断してから行ってください。
全相遮断しないと,感電の恐れがあります。
端子ネジの締付けがゆるいと,短絡,誤動作の原因になります。
ネジを締め過ぎると,ネジやユニットの破損による落下,短絡,誤動作の
原因になります。
注意
運転中の CPU ユニットに周辺機器を接続して行うオンライン操作(特にプ
ログラム変更,強制出力,運転状態の変更)は,マニュアルを熟読し,十
分に安全を確認してから行ってください。
操作ミスにより機械の破損や事故の原因になります。
各ユニットの分解,改造はしないでください。
故障,誤動作,ケガ,火災の原因になります。
携帯電話や PHS などの無線通信機器は,シーケンサ本体の全方向から
25cm 以上離して使用するようにしてください。
誤動作の原因になります。
A-6
【立上げ・保守時の注意事項】
注意
ユニットの着脱は,必ずシステムで使用している外部供給電源を全相遮断
してから行ってください。
全相遮断しないと,ユニットの故障や誤動作の原因になります。
ユニットとベースおよび端子台の着脱は,製品ご使用後,50 回以内として
ください。
(JIS B 3502 に準拠)
なお,50 回を超えた場合は,誤動作の原因となる恐れがあります。
ユニットに装着するバッテリには,落下・衝撃を加えないでください。
落下・衝撃によりバッテリが破損し,バッテリ液の液漏れをバッテリ内部
で発生している恐れがあります。
落下・衝撃を加えたバッテリは使用せずに廃棄してください。
ユニットに触れる前には,必ず接地された金属などに触れて,人体などに
帯電している静電気を放電してください。
静電気を放電しないと,ユニットの故障や誤動作の原因になります。
【廃棄時の注意事項】
注意
製品を廃棄するときは,産業廃棄物として扱ってください。
バッテリを廃棄する際には各地域で定められている法令に従い分別を行っ
てください。
(EU 加盟国内でのバッテリ規制についての詳細は,QCPU-A(A モード )
ユーザーズマニュアル(詳細編)を参照してください。)
【輸送時の注意事項】
注意
リチウムを含有しているバッテリの輸送時には,輸送規制に従った取扱い
が必要となります。(規制対象機種についての詳細は 7 章を参照ください。)
A-7
A-8
A-9
A-10
A-11
A-12
A-13
A-14
製品の適用について
(1) 当社シーケンサをご使用いただくにあたりましては,万一シーケンサに
故障・不具合などが発生した場合でも重大な事故にいたらない用途であ
ること,および故障・不具合発生時にはバックアップやフェールセーフ
機能が機器外部でシステム的に実施されていることをご使用の条件とさ
せていただきます。
(2) 当社シーケンサは,一般工業などへの用途を対象とした汎用品として設
計・製作されています。したがいまして,以下のような機器・システム
などの特殊用途へのご使用については,当社シーケンサの適用を除外さ
せていただきます。万一使用された場合は当社として当社シーケンサの
品質,性能,安全に関る一切の責任(債務不履行責任,瑕疵担保責任,品
質保証責任,不法行為責任,製造物責任を含むがそれらに限定されない)
を負わないものとさせていただきます。
・ 各電力会社殿の原子力発電所およびその他発電所向けなどの公共への
影響が大きい用途
・ 鉄道各社殿および官公庁殿など,特別な品質保証体制の構築を当社に
ご要求になる用途
・ 航空宇宙,医療,鉄道,燃焼・燃料装置,乗用移動体,有人搬送装置,
娯楽機械,安全機械など生命,身体,財産に大きな影響が予測される
用途
ただし,上記の用途であっても,具体的に使途を限定すること,特別な
品質(一般仕様を超えた品質等)をご要求されないこと等を条件に,当
社の判断にて当社シーケンサの適用可とする場合もございますので,詳
細につきましては当社窓口へご相談ください。
A-15
改訂履歴
※ 取扱説明書番号は,本説明書の表紙の右下に記載してあります。
印刷日付
※ 取扱説明書番号
1999 年 9 月
IB( 名 )-0800028-A
初版印刷
改 訂 内 容
2000 年 1 月
IB( 名 )-0800028-B
追加
第 3 章 EMC 指令・低電圧指令
2003 年 12 月
IB( 名 )-0800028-C
機種追加
A1SY42P
追加
第 7 章,7.1 節,7.2 節
一部修正
安全上のご注意,マニュアルについて,
3.1.3 項,4.1.2 項,4.1.4 項,4.1.5 項,
4.1.6 項,5.2.1 項,5.2.2 項,6.2 節
2004 年 11 月
IB( 名 )-0800028-D
一部修正
安全上のご注意,目次,2.2 節,3.1.2 項,
3.1.3 項,3.1.5 項,3.2 節,3.2.2 項,
3.2.4 項,4.1 節,4.2 節,4.3 節,4.3.1 項,
4.3.2 項,4.3.3 項,第 5 章,5.1.2 項,6.2 節
2005 年 7 月
IB( 名 )-0800028-E
追加
ご使用上の注意事項
一部修正
安全上のご注意,2.1 節,2.2 節,第 3 章,
3.1 節,3.1.1 項,3.1.2 項,3.1.3 項,3.1.4 項,
3.1.5 項,3.2.2 項,3.2.3 項,3.2.4 項,
3.2.5 項,3.2.7 項,4.1 節,4.1.1 項,4.2 節,
4.3 節,4.3.1 項,4.3.2 項,4.5.1 項,4.5.2 項,
4.5.3 項,第 5 章∼ 5.3.2 項,6.2 節
2006 年 10 月
IB( 名 )-0800028-F
機種追加
A1SY40P,A1SY41P
一部修正
安全上のご注意,2.1 節,3.1.3 項,3.2.4 項,
3.2.6 項,4.1.2 項,4.1.3 項,4.3.1 項,
4.3.2 項,4.3.3 項,5.2.1 項,5.2.2 項,
第 6 章,6.2 節
2007 年 5 月
IB( 名 )-0800028-G
一部修正
1.3 項,3.2.7 項,4.3.3 項,4.3.4 項,
5.1.2 項,5.2.1 項
追加
3.1.7 項
2008 年 10 月
IB( 名 )-0800028-H
一部修正
安全上のご注意,2.1 節,3.1.3 項
A-16
印刷日付
※ 取扱説明書番号
改 訂 内 容
2009 年 7 月
IB( 名 )-0800028-I
一部修正
安全上のご注意,2.1 節,第 3 章,4.1 節,
4.1.2 項,4.1.3 項,4.2 節,4.5.1 項,7.1 節
2011 年 1 月
IB( 名 )-0800028-J
一部修正
安全上のご注意,2.1 節,3 章,3.1 節,
3.1.3 項,3.1.4 項,3.1.5 項,3.1.7 項,
4.2 節,4.3.2 項,4.4 節,5.1.2 項,5.2.2 項,
5.3.2 項,6.2 節
追加
製品の適用について,3.1.8 項
2011 年 8 月
IB( 名 )-0800028-K
追加
安全上のご注意(中国語)
一部修正
2.1 節,3.1.1 項,4.1 節,4.2 節,4.3.2 項,
5.1.2 項,5.2.2 項,5.3.1 項,
2011 年 10 月
IB( 名 )-0800028-L
一部修正
安全上のご注意,1.1 節,2.3 節,3.1.1 項,
3.2.1 項,4.1.1 項,4.1.2 項
2014 年 5 月
IB( 名 )-0800028-M
一部修正
安全上のご注意,3.1.3 項,4.1.1 項
本書によって,工業所有権その他の権利の実施に対する保証,または実施権を許諾するもの
ではありません。また本書の掲載内容の使用により起因する工業所有権上の諸問題について
は,当社は一切その責任を負うことができません。
 1999 MITSUBISHI ELECTRIC CORPORATION
A-17
目次
1. 概要 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 1
1.1 同梱部品 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 1
2. 一般仕様 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 3
2.1 一般仕様 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 3
2.2 CPU ユニットの性能仕様
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 4
2.3 ベースユニットの仕様 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 6
3. EMC 指令・低電圧指令 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 7
3.1 EMC 指令適合のための要求 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 7
3.1.1 EMC 指令に関する規格 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 8
3.1.2 制御盤内への設置 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 10
3.1.3 ケーブル ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 12
3.1.4 電源ユニット ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 18
3.1.5 フェライトコア ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 18
3.1.6 ノイズフィルタ(電源ラインフィルタ) ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 19
3.1.7 外部供給電源端子の電源線 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 20
3.1.8 CC-Link/LT ユニット,AS-i ユニットの設置環境 ‥‥‥‥‥ 20
3.2 低電圧指令適合のための要求 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 21
3.2.1 MELSEC-AnS シリーズシーケンサに適用される規格 ‥‥‥‥ 21
3.2.2 MELSEC-AnS シリーズシーケンサ使用上の注意事項 ‥‥‥‥ 21
3.2.3 供給電源 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 22
3.2.4 制御盤 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 23
3.2.5 ユニットの取付け ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 24
3.2.6 外部配線 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 24
4. 実装と設置 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 25
4.1 ユニットの取付け ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 25
4.1.1 取扱い上の注意事項 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 25
4.1.2 ベースユニットの取付け上の注意事項 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 26
4.1.3 防じんカバーの取付け,取りはずし ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 29
4.1.4 ユニットの取付け・取りはずし ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 30
4.1.5 増設ベースユニットの増設段数設定 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 34
4.1.6 増設ケーブルの取付け・取りはずし ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 36
4.2 フェールセーフ回路の考え方 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 39
4.3 配線 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 43
4.3.1 電源ユニットの仕様 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 43
4.3.2 配線上の注意事項 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 47
4.3.3 電源ユニットへの配線 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 51
4.4 無停電電源装置 (UPS) と接続するときの注意事項 ‥‥‥‥‥‥‥ 52
4.5 CPU ユニットの各部の名称と設定 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 53
4.5.1 各部の名称と設定 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 53
A-18
4.5.2 プログラム書込み後のスイッチ操作 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
4.5.3 ラッチクリア操作 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
4.5.4 電源 ON 中のメモリカードの装着および抜き取り ‥‥‥‥‥
5. 入出力ユニットの仕様と接続 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
56
56
57
58
5.1 入力ユニット ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
5.1.1 入力ユニットの仕様 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
5.1.2 入力ユニットの接続 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
5.2 出力ユニット ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
5.2.1 出力ユニットの仕様 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
5.2.2 出力ユニットの接続 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
5.3 入出力混合ユニット ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
5.3.1 入出力混合ユニットの仕様 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
5.3.2 入出力混合ユニットの接続 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
6. エラーコード ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
58
58
62
66
66
70
80
80
82
84
6.1 エラーコードの読出し方法
6.2 エラーコード一覧
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 84
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 85
7. 輸送時の注意事項 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 107
7.1 規制対象機種
7.2 輸送時の取扱い
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 107
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 107
A-19
マニュアルについて
本製品に関連するマニュアルは,下記のものがあります。
必要に応じ本表を参考にしてご依頼ください。
詳細マニュアル
マニュアル番号
標準価格
( 形名コード )
マニュアル名称
QCPU-A(A モード ) ユーザーズマニュアル(詳細編)
QCPU-A(A モード)の性能,機能,取扱いなどに関する事項
および,ベースユニット,増設ケーブル,メモリカードの仕様
について説明しています。(別売)
SH-080066
(13JQ88)
¥3000
関連マニュアル
マニュアル番号
標準価格
( 形名コード )
マニュアル名称
ACPU/QCPU-A(Aモード)プログラミングマニュアル
(基礎編)
プログラムの作成に必要なプログラミング方法,デバイス名,パ
ラメータ,プログラムの種類,メモリエリアの構成などについ
て説明しています。(別売)
SH-3435
(13J510)
¥1000
ACPU/QCPU-A(A モード ) プログラミングマニュアル(共通
命令編)
シーケンス命令,基本命令,応用命令およびマイコンプログラ
ムの使用方法について説明しています。(別売)
SH-3436
(13J511)
¥2000
AnSHCPU/AnACPU/AnUCPU/QCPU-A(A モード) プログラ
ミングマニュアル(専用命令編)
Q02CPU-A,Q02HCPU-A,Q06HCPU-A 用に拡張された命令
について説明しています。(別売)
SH-3437
(13J512)
¥2000
AnACPU/AnUCPU プログラミングマニュアル
(AD57 命令編)
Q02CPU-A,Q02HCPU-A,Q06HCPU-A で AD57(S1)/AD58
形 CRT/LCD コントローラユニットを制御するための専用命令
について説明しています。(別売)
SH-3438
(13J513)
¥1500
AnACPU/AnUCPU プログラミングマニュアル (PID 制御命令
編)
Q02CPU-A,Q02HCPU-A,Q06HCPU-A で PID 制御を行うた
めの専用命令について説明しています。(別売)
SH-3439
(13J514)
¥600
MELSAP- Ⅱ (SFC) プログラミングマニュアル
MELSAP- Ⅱにより SFC プログラムでプログラミングするとき
の仕様,機能,命令,プログラミング方法などについて説明し
ています。(別売)
IB-68179
(13J516)
¥300
小形ビルディングブロックタイプ入出力ユニットユーザーズマ
ニュアル
小形ビルディングブロックタイプの入出力ユニットの仕様につ
いて説明しています。(別売)
SH-3497
(13JG11)
¥600
A-20
ご使用上の注意事項
AnS シリーズ CPU ユニットをはじめて使用する場合の注意事項
CPU ユニットをはじめて使用する場合,CPU ユニットの内蔵 RAM と
デバイスデータの内容が不定になっています。
パラメータ,プログラムなどを CPU ユニットに書き込む前には必ず周
辺機器による CPU ユニットの内蔵 RAM のクリア(PC メモリオール
クリア)と CPU ユニットの RUN/STOP キースイッチによるラッチク
リアを行ってください。
バッテリについての注意事項
(1) バッテリを外してシーケンサを保管したあとに運転を行う場合の
操作
バッテリを外してシーケンサを保管したあとに運転を再開する場
合,CPU ユニットの内蔵 RAM とデバイスデータの内容が不定に
なっている可能性があります。
そのため,運転を再開する前には必ず周辺機器による内蔵 RAM の
クリア(PC メモリオールクリア)と CPU ユニットの RUN/STOP
キースイッチによるラッチクリアが必要です。
RUN/STOP のクリア,ラッチクリアを行ったあとは,保管する前
にバックアップしておいたメモリの内容を,CPU ユニットに書き
込んでください。
(2) バッテリ寿命を超えて保管したあとに運転を行う場合の操作
バッテリ寿命を超えて保管したあとに運転を再開する場合,CPU
ユニットの内蔵RAMとデバイスデータの内容が不定になっている
可能性があります。
そのため,運転を再開する前には必ず周辺機器による内蔵 RAM の
クリア(PC メモリオールクリア)と CPU ユニットの CPU ユニッ
トの内蔵 RAM キースイッチによるラッチクリアが必要です。*
CPU ユニットの内蔵 RAM のクリア,ラッチクリアを行ったあと
は,保管する前にバックアップしておいたメモリの内容を,CPU
ユニットに書き込んでください。
ポイント
シーケンサを保管する場合には,保管前に各メモリの内容を必ずバックアップしてくださ
い。
A-21
*
周辺機器による内蔵 RAM のクリア(PC メモリオールクリア)に関する詳
細については,下記マニュアルを参照してください。
・GX Developer オペレーティングマニュアル
・A6GPP/A6PHP オペレーティングマニュアル
・SW □ SRX/SW □ NX/SW □ IVD-GPPA オペレーティングマニュアル
CPU ユニットの RUN/STOP キースイッチによるラッチクリア操作につい
ては,4.5.3 項を参照してください。
A-22
1. 概要
本ユーザーズマニュアルは,Q02CPU-A,Q02HCPU-A,Q06HCPU-A
(以下 QCPU-A と略します。)の性能仕様,実装と設置,各部の名称と
設定,入出力ユニットの仕様と設置,およびエラーコードの読出し方法
について説明しています。
ポイント
QA65B,QA68B 形増設ベースユニットは,QCPU(A モード)と組み合わせて使用する
ことはできません。
1.1 同梱部品
各ユニットに同梱している部品を示します。
(1) CPU ユニット
品名
形名
個数
Q02CPU-A
CPU ユニット
Q02HCPU-A
1
Q06HCPU-A
バッテリ
Q6BAT
1
(2) A シリーズユニット用基本ベースユニット
品名
形名
個数
QA1S33B
基本ベースユニット
QA1S35B
1
QA1S38B
ベースユニット取付ネジ
M5 ネジ
4
防じんカバー
──────
1
本マニュアル
──────
1
1
(3) A シリーズユニット用増設ベースユニット
品名
形名
個数
QA1S51B
増設ベースユニット
QA1S65B
1
QA1S68B
ベースユニット取付ネジ
QA1S51B 形増設ベースユニッ
ト追加説明書
(BCN-P5920)* 2
防じんカバー* 2
3/4 * 1
M5 ネジ
──────
1
──────
* 1 取付け穴と同数が同梱されます。
* 2 QA1S5 □ B にのみ同梱されます。
(4) 電源ユニット
品名
形名
個数
A1S61PN
電源ユニット
A1S62PN
1
A1S63P
2
2. 一般仕様
2.1 一般仕様
使用する各種ユニットの共通的な仕様について示します。
項 目
仕 様
使用周囲温度
0 ∼ 55 ℃
保存周囲温度
− 20 ∼ 75 ℃
使用周囲湿度
10 ∼ 90%RH,結露なきこと
保存周囲湿度
10 ∼ 90%RH,結露なきこと
耐振動* 4
耐衝撃
JIS B 3502, 断続的な振動
IEC 61131-2 がある場合
に適合
連続的な振動
がある場合
周波数
定加速度
片振幅
掃引回数
5 ∼ 9Hz
──
3.5mm
9 ∼ 150Hz
9.8m/s2
──
X,Y,Z
各方向
10 回
5 ∼ 9Hz
──
1.75mm
9 ∼ 150Hz
4.9m/s2
──
──
JIS B 3502,IEC 61131-2 に適合(147m/s2,XYZ 3 方向各 3 回)
使用雰囲気
腐食性ガスがないこと
使用標高* 3
0 ∼ 2000m
設置場所
制御盤内
オーバ
ボルテージ
カテゴリ* 1
Ⅱ以下
汚染度* 2
2 以下
装置クラス
Class Ⅰ
* 1 その機器が公衆配電網から構内の機械装置にいたるまでの,どこの配電部
に接続されていることを想定しているかを示します。
カテゴリⅡは,固定設備から給電される機器などに適用します。定格
300V までの機器の耐サージ電圧は 2500V です。
* 2 その機器が使用される環境における,導電性物質の発生度合を示す指標で
す。
汚染度 2 は,非導電性の汚染しか発生しません。ただし,偶発的な凝結に
よって一時的な導電が起こりうる環境です。
* 3 シーケンサは,標高 0m の大気圧以上に加圧した環境で使用または保存し
ないでください。使用した場合は,誤動作する可能性があります。加圧し
て使用する場合には,最寄りの支社にご相談ください。
3
* 4 システム内で A シリーズ増設ベースユニット(A52B,A55B,A58B,
A62B,A65B,A68B)を使用している場合は,下記の仕様になります。
断続的な振動
がある場合
連続的な振動
がある場合
周波数
加速度
振幅
掃引回数
10 ∼ 57Hz
──
0.075mm
57 ∼ 150Hz
9.8m/s2
──
X,Y,Z
各方向 10 回
10 ∼ 57Hz
──
0.035mm
57 ∼ 150Hz
4.9m/s2
──
──
2.2 CPU ユニットの性能仕様
CPU ユニットの性能仕様について示します。
性能一覧
形 名
項 目
Q02CPU-A
Q02HCPU-A
Q06HCPU-A
制御方式
ストアードプログラム繰返し演算
入出力制御方式
リフレッシュ方式
備 考
命令により部
分ダイレクト
入出力可
シーケンス制御専用言語
プログラム言語
処理速度
( シーケンス命令 )
リレーシンボル語,ロジックシンボリック語,
MELSAP- Ⅱ (SFC)
0.079μs/
ステップ
0.034μs/ ステップ
0.474μs/
MOV
ステップ
0.204μs/ ステップ
LD
コンスタントスキャン
内蔵 RAM
メモリ
容量
10 ∼ 190ms(10ms 単位で設定可)
特殊レジスタ
D9020 に設定
144k バイト
メモリカード使
448k バイト
用時 (RAM)
内蔵 ROM
144k バイト
メインシーケン
最大 28k ステップ
プログラ スプログラム
ム容量
サブシーケンス
なし
プログラム
最大 30k
ステップ
最大 30k
ステップ
入出力デバイス点数
8192 点 (X/YO ∼ 1FFF)
( リモート I/O も含め,プログラム上使用できる
総点数 )
入出力点数
4096 点 (X/Y0 ∼ FFF)
( 基本ベース・増設ベース上で制御できる点数 )
4
パラメータに
より設定
性能一覧(つづき)
項 目
STOP → RUN 時の
出力モード切換
自己診断機能
エラー時の運転モード
RUN 時のスタート方式
形 名
Q02CPU-A
Q02HCPU-A
備 考
Q06HCPU-A
STOP 前の演算状態を再出力(デフォルト ) /演 パ ラ メ ー タ に
算実行後出力の選択
より設定
演算渋滞監視
(ウォッチドッグタイマ 200ms 固定)
メモリ/ CPU /入出力/バッテリなどの異常検
出
パラメータに
より設定
停止/続行選択
イニシャルスタート
(電源投入時/停電後の復電時 CPU の「RUN」ス
イッチ ON で自動再起動)
ラッチ(停電保持)範囲
L1000 ∼ L2047( デフォルト )
(L,B,T,C,D,W についてラッチ範囲設定可 )
パラメータに
より範囲設定
リモート RUN/
PAUSE 接点
X0∼X1FFFよりRUN/PAUSE接点各1点設定可
パラメータに
より設定
年,月,日,時,分,秒,曜日 ( うるう年自動判別)
時計機能
精度 -3.18 ∼ +5.25s(TYP.+2.12s)/d at 0 ℃
-3.93 ∼ +5.25s(TYP.+1.90s)/d at 25 ℃
-14.69∼+3.53s(TYP.-3.67s)/d at 55℃
許容瞬停時間
電源ユニットによる
DC5V 内部消費電流
0.60A
0.64A
0.64A
質量
0.20kg
0.20kg
0.20kg
外径寸法
98(H)×27.4(W)×89.3(D)mm
注 意
周辺機器および GPP 機能ソフトウェアパッケージ使用時は PC タイプを “Q02(H)-A/
Q06H-A” に設定してください。
“Q02(H)-A/Q06H-A” 未対応 GPP の場合は,下記のとおり設定してください。
GPP の対応
CPU
“Q02(H)-A/Q06HA”
未対応の場合
“A4UCPU”
未対応の場合
“A3ACPU”
未対応の場合
PC タイプ
A4UCPU
A3ACPU
A3HCPU
ただし,“A3A”, “A3H” に設定した場合,デバイスの使用可能範囲が限定されますの
で注意してください。
5
2.3 ベースユニットの仕様
(1) 基本ベースユニット
形名
項目
QA1S33B
QA1S35B
QA1S38B
3
5
8
入出力ユニット装着台数
消費電流
0.107A
外径寸法
255(W)×130(H)
×51.2(D)mm
325(W)×130(H)×
51.2(D)mm
430(W)×130(H)×
51.2(D)mm
0.57kg
0.75kg
1.00kg
質量
*
0.117(0.086)A * 0.118(0.086)A *
( ) 内の値は CE マーク未対応品の数値です。
(2) 増設ベースユニット
形名
項目
入出力ユニット
装着台数
消費電流
外径寸法
質量
*
QA1S51B
QA1S65B
QA1S68B
1
5
8
0.12A
0.117(0.088)A *
0.118(0.090)A *
100(W)×130(H)×50 315(W)×130(H)×51 420(W)×130(H)×51
.7(D)mm
.2(D)mm
.2(D)mm
0.23kg
0.75kg
( ) 内の値は CE マーク未対応品の数値です。
6
1.00kg
3. EMC 指令・低電圧指令
欧州域内で発売される製品に対しては,1996 年から欧州指令の一つで
ある EMC 指令への適合証明が法的に義務づけられています。また,
1997年から欧州指令の一つである低電圧指令への適合も法的に義務づ
けられています。
EMC 指令および低電圧指令に適合していると製造者が認めるものは,
製造者自らが適合宣言を行い,“CE マーク ” を表示する必要があり
ます。
(1) EU 域内販売責任者
EU 域内販売責任者は下記のとおりです。
会社名: Mitsubishi Electric Europe BV
住所 : Gothaer Strasse 8, 40880 Ratingen, Germany
3.1 EMC 指令適合のための要求
EMC 指令では,“ 外部に強い電磁波を出さない:エミッション(電磁
妨害)” と “ 外部からの電磁波の影響を受けない:イミュニティ(電
磁感受性)” の双方について規定しており,対象製品はこの規定を満
足することが要求されます。以下に示す3.1.1項∼3.1.8項は,
MELSECQ シリーズシーケンサを使用して構成した機械装置を EMC 指令に適合
させる際の注意事項をまとめたものです。
なお,記述内容は弊社が得ている規制の要求事項や規格をもとに最善を
尽くして作成した資料ですが,本内容にしたがって製作された機械装置
全体が上記指令に適合することを保証するものではありません。EMC
指令への適合方法や適合の判断については,機械装置の製造者自身が最
終的に判断する必要があります。
7
3.1.1 EMC 指令に関する規格
(1) エミッションへの規定
仕様
試験項目
CISPR16-2-3
放射エミッション* 2
EN61131-2:
2007
試験内容
規格値
30M ∼ 230MHz QP:
製 品 が放 出す る 電波 を 40dBμV/m(10m 測定)* 1
測定する。
230M ∼ 1000MHz QP:
47dBμV/m(10m 測定)
150k ∼ 500kHz QP:
CISPR16-2-1,
製 品 が電 源ラ イ ンに 放
79dB,Mean:66dB * 1
出 す るノ イズ を 測定 す
CISPR16-1-2
500k ∼ 30MHz QP:
伝導エミッション* 2 る。
73dB,Mean:60dB
* 1 QP(Quasi-Peak):準尖頭値,Mean:平均値
* 2 シーケンサは開放型機器(他の装置に組み込まれる機器)であり,必ず導
電性の制御盤内に設置する必要があります。当該試験項目については,制
御盤内に設置された状態で試験しています。
(2) イミュニティへの規定
仕様
試験項目
試験内容
規格値
EN61000-4-2 静電 装置の筐体に対し静
8kV 気中放電
気放電イミュニ 電気を印加するイ
4kV 接触放電
ティ* 1
ミュニティ試験
80%AM 変調@ 1kHz
EN61000-4-3 放射
電界を製品に照射す 80M ∼ 1000MHz:10V/m
無線周波電磁界イ
るイミュニティ試験 1.4G ∼ 2.0GHz:3V/m
ミュニティ* 1
2.0G ∼ 2.7GHz:1V/m
EN61000-4-4
ファーストトラン
ジェント/バース
トイミュニティ* 1
EN61131-2:
2007
電源線と信号線に
AC/DC 主電源,I/O 電源,
バーストノイズを印
AC I/O(非シールド):2kV
加するイミュニティ
DC I/O,アナログ,通信線:1kV
試験
AC 電源線,AC I/O 電源,
AC I/O
(非シールド)
:2kV CM,
電源線と信号線に雷 1kV DM
EN61000-4-5 サー
サージを印加するイ DC 電源線,DC I/O 電源:0.5kV
*
1
ジイミュニティ
ミュニティ試験
CM,DM
DC I/O,AC I/O(シールド),
アナログ* 2,通信:1kV CM
EN61000-4-6 無線 電源線と信号線に高
0.15M ∼ 80MHz ,
周 波 電 磁 界 伝 導 妨 周波ノイズを印加す
80%AM 変調 @1kHz,10Vrms
害イミュニティ* 1 るイミュニティ試験
EN61000-4-8 電源 製品を誘導コイルの
周 波 数 磁 界 イ ミ ュ 磁 界 に 設 置 す る イ 50Hz / 60Hz,30A/m
ニティ* 1
ミュニティ試験
8
仕様
試験項目
試験内容
規格値
EN61000-4-11 電
0%,0.5 周期,ゼロクロスで開始
電源電圧に瞬停を与
EN61131-2: 圧 デ ィ ッ プ お よ び
0%,250/300 周期(50/60Hz)
えるイミュニティ試
2007
瞬時停電イミュニ
40%,10/12 周期(50/60Hz)
験
ティ
70%,25/30 周期(50/60Hz)
* 1 シーケンサは開放型機器(他の装置に組み込まれる機器)であり,必ず導
電性の制御盤内に設置する必要があります。当該試験項目については,制
御盤内に設置された状態で試験しています
* 2 アナログ - ディジタル変換ユニットの精度は,一時的に ±10%以内で変動
する可能性があります。
9
3.1.2 制御盤内への設置
シーケンサは開放型機器であり,必ず制御盤内に設置して使用する必要
があります。* これは,安全性の確保のみならず,シーケンサから発生
するノイズを制御盤にて遮蔽する意味でも大きな効果があります。
* 各ネットワークのリモート局も制御盤内に設置して使用する必
要があります。ただし,防水タイプのリモート局は,制御盤外
に設置可能です。
(1) 制御盤
(a) 制御盤は導電性としてください。
(b) 制御盤の天板,底板などをボルトで固定するときは,塗装をマ
スクして面接触が図れるようにしてください。
(c) 制御盤内の内板は制御盤本体との電気的接触を確保するため
に,本体への取付ボルト部分の塗装をマスクし,可能な限り広
い面で導電性を確保してください。
(d) 制御盤本体は高周波でも低インピーダンスが確保できるよう
太い接地線で大地に接地してください。
(e) 制御盤の穴は直径が 10 ㎝以下となるようにしてください。10
㎝以上の穴は電波が漏れる可能性があります。
また,制御盤扉と本体の間に隙間があると電波が漏れるため,
極力すき間のない構造としてください。
なお,下記の EMI ガスケットを塗装面上に直接貼って,すき
間を塞ぐことで電波の漏れを抑えることができます。
メーカ名
お問合せ先
北川工業株式会社
http://www.kitagawa-ind.com/
日本ジッパーチュービング株式会社
http://www.ztj.co.jp/
星和電機株式会社
http://www.seiwa.co.jp/
当社が行った試験は,最大 37dB,平均 30dB(30 ∼ 300MHz,3m 法
測定 ) の減衰特性の盤で実施しております。
10
(2) 電源線,接地線のとりまわし
シーケンサの接地および電源供給線のとりまわしは下記に示すよ
うにして行ってください。
(a) 電源ユニットの近くに制御盤への接地点を設けて,可能な限り
太く短い(線長は 30 ㎝程度またはそれ以下)接地線(接地用
の電線)で電源ユニットの LG 端子 ( ライングランド ) と FG
端子 ( フレームグランド ) を接地してください。LG 端子と FG
端子は,シーケンサ内部で発生したノイズを大地に落とす役目
をしていますので,接地線は可能な限り低インピーダンスを確
保しておく必要があります。また,接地線は短く配線する必要
があります。接地線はノイズを逃す役目をします。接地線自体
に大きなノイズを帯びているため,短く配線することはそれ自
体がアンテナとなることを防ぐ意味を持っています。
(b) 接地点から引き出した接地線は,電源線とツイストしてくださ
い。接地線とツイストすることにより,電源線から流れ出すノ
イズをより多く大地へ逃がすことができます。ただし,電源線
にノイズフィルタを取り付けた場合は,接地線とのツイストが
不要となる場合があります。
11
3.1.3 ケーブル
制御盤から引き出されるケーブルは高周波のノイズ成分を含んでいる
ため,制御盤外においてはアンテナの役目をしてノイズを放射します。
入出力ユニットや特殊機能ユニットに接続されているケーブルを, その
まま制御盤外へ引き出す場合は,必ずシールドケーブルを使用してくだ
さい。
また,ノイズ耐量のアップのためにもシールドケーブルの使用は有効で
す。シーケンサの入出力ユニットと特殊機能ユニットおよび増設ケーブ
ルの信号線(コモン線含む)は,シールドケーブルを使用してシールド
を接地処理することによってノイズ耐量は規格値を満足します。シール
ドケーブルを使用されない場合,または使用してもシールドの接地処理
が適切でない場合のノイズ耐量は規定値を満足できません。
(1) シールドケーブルのシールドの接地処理
(a) シールドケーブルのシールドの接地処理は,ユニット近くで行
い,接地後のケーブルは接地前のケーブルから電磁誘導を受け
ないよう注意してください。
(b) シールドケーブルの外被を一部取り除いて露出させたシール
ド部は制御盤に対して広い面で接地できる方法をとってくだ
さい。下記のようにクランプ金具を使用することも可能です。
ただし,クランプ金具と接触する制御盤の内壁部分の塗装はマ
スクしてください。
ネジ
シールド部
クランプ金具
塗装マスク
シールドケーブル
注) 下図のようにシールドケーブルのシールド部にビニール電線
をハンダ付けしてその先で接地処理をする方法は高周波イン
ピーダンスが高くなり,シールドの効果がなくなります。
シールドケーブル
ビニール電線
圧着端子
12
(2) MELSECNET( Ⅱ ),MELSECNET/10 ユニット
(a) A1SJ71AR21,A1SJ71LR21,A1SJ71BR11 などの同軸
ケーブルを使用する MELSECNET ユニットには必ず 2 重シー
ルド同軸ケーブル(三菱電線工業株式会社製:5C-2V-CCY)
を使用してください。2 重シールド同軸ケーブルを使用するこ
とで放射ノイズの30MHz以上の帯域のノイズを押さえること
ができます。2 重シールド同軸ケーブルの接地処理は,外側の
シールドに対して行ってください。
シールド
こちらのシールドを接地する
シールドの処理については,(1) を参照してください。
(b) MELSECNET ユニットに接続している 2 重シールド同軸ケー
ブルには,必ずフェライトコアを装着してください。また,
フェライトコアの装着位置は,各ケーブルの制御盤から出口付
近としてください。なお,フェライトコアは TDK 株式会社製
ZCAT3035-1330 を推奨いたします。
(3) Ethernet ユニット
以下に AUI ケーブル,ツイストペアケーブル,同軸ケーブルを使
用する際の注意事項を説明します。
(a) 10BASE5 コネクタに接続する AUI ケーブルも* 1,必ず接地
してください。AUI はシールドケーブルになっていますので,
下図のように外皮を一部取り除いて露出させたシールド部を
できるだけ広い面で接地してください。
AUIケーブル
シールド
シールドの処理については,(1) を参照してください。
(b) 10BASE-T コネクタに接続するツイストペアケーブルはシー
ルド付きツイストペアケーブルを使用してください。シールド
付きツイストペアケーブルは,下図のように外皮を一部取り除
いて露出させたシールド部をできるだけ広い面で接地してく
ださい。
シールド付きツイストペアケーブル
シールド
シールドの処理については,(1) を参照してください。
13
(c) 10BASE2 コネクタに接続する同軸ケーブル* 2 は,必ず 2 重
シールド同軸ケーブルを使用してください。2 重シールド同軸
ケーブルの接地処理は,外側のシールドに対して行ってくださ
い。
シールド
こちらのシールドを接地する
シールドの処理については,(1) を参照してください。
* 1 ケーブルには,必ずフェライトコアを装着してください。
フェライトコアは,TDK 株式会社製 ZCAT2032-0930 を推奨し
ます。
* 2 ケーブルには,必ずフェライトコアを装着してください。
フェライトコアは,TDK 株式会社製 ZCAT3035-1330 を推奨し
ます。
Ethternet は米国 XEROX 社の登録商標です。
(4) 入出力信号線およびその他の通信ケーブル
入出力信号線(コモン線含む)やその他の通信ケーブル(RS232,RS-422 など)についても,制御盤外へ引き出されるものに
ついては(1)と同様にケーブルのシールド部を必ず接地してくださ
い。
(5) 位置決めユニット
A1SD75P □ -S3 を使用し,EMC 指令適合のための機械装置を構
成する際の注意事項を説明します。
(a) 2m 以内のケーブルで配線する場合
・ ケーブルクランプで外部配線用ケーブルのシールド部分を
接地してください。
(シールド部分の接地は A1SD75 の外部配線用コネクタに
最も近い部分で行います。)
・ 外部配線用ケーブルは最短距離でドライブユニット,外部
機器と配線します。
・ ドライブユニットは同一盤内に設置します。
電源ユニット
C A1
P SD
U 75
外部配線用コネクタ
ケーブルクランプ
外部配線用ケーブル(2m以内)
ドライブ
ユニット
14
(b) 2m を越え 10m 以内のケーブルで配線する場合
・ ケーブルクランプで外部配線用ケーブルのシールド部分を
接地してください。
(シールド部分の接地は A1SD75 の外部配線用コネクタに
最も近い部分で行います。)
・ フェライトコアを取り付けます。
・ 外部配線用ケーブルは最短距離でドライブユニット,外部
機器と配線します。
電源ユニット
外部配線用コネクタ
C A1
P SD
U 75
フェライトコア
ケーブルクランプ
外部配線用ケーブル(2mを越え10m以内)
ドライブ
ユニット
(c) フェライトコア,ケーブルクランプ形名と必要個数
・ ケーブルクランプ
形 名:AD75CK(三菱電機株式会社製)
・ フェライトコア
形 名:ZCAT3035-1330
(TDK 株式会社製フェライトコア)
連絡先:TDK 株式会社 (http://www.tdk.co.jp/)
・ 必要個数
ケーブル長
必要個数
手配品
2m 以内の場合
2m を越え 10m 以内の場合
1軸
2軸
AD75CK
1
1
1
AD75CK
1
1
1
ZCAT3035-1330
1
2
3
(d) ケーブルクランプの取付け位置
制御盤内
A1SD75
20∼30cm
AD75CK
15
3軸
(6) CC-Link ユニット
(a) 制御盤からの出口に近い CC-Link ユニットまたは CC-Link
各局に接続されるケーブルのシールドは,必ずユニットまたは
各局から 30cm 以内で接地してください。
CC-Link 専用ケーブルは,シールドケーブルになっています。
下図のように外皮を一部取り除いて露出させたシールド部を
できるだけ広い面積で接地してください。
CC-Link専用ケーブル
シールド
(b) CC-Link 専用ケーブルは,必ず指定のケーブルを使用してく
ださい。
(c) CC-Link ユニットおよび CC-Link 各局と制御盤内の FG ライ
ンとの接続は,下図のように,FG 端子で行ってください。
[簡略図]
終端抵抗
マスタユニット
リモートユニット
ローカルユニット
(青)
DA
DA
DA
終端抵抗
(白)
DB
DB
DB
(黄)
DG
DG
DG
SLD CC-Link専用 SLD
SLD
CC-Link専用
FG
FG
FG
ケーブル
ケーブル
(d) ユニットの外部供給電源端子およびユニット電源端子に接続
する電源線の長さは 30m 以下としてください。
(e) 外部供給電源にはノイズフィルタを接続してください。ノイズ
フィルタは,TDK ラムダ株式会社製 MA1206 と同等の減衰
特性を持ったものとしてください。ただし,EN61131-2 規格
のゾーン A で使用する場合は不要です。
(f) 下記のユニットのアナログ入力に接続する信号線の長さは
30m 以下とし,外部供給電源およびユニット電源端子への配
線をユニットと同じ制御盤内に設置してください。
・ AJ65BT-64RD3
・ AJ65BT-64RD4
・ AJ65BT-68TD
16
(g) AJ65SBT-RPS,AJ65SBT-RPG および AJ65BT-68TD の
ユニット電源端子に接続する線には,TDK 株式会社製
ZCAT3035-1330 と同等の減衰特性をもったフェライトコア
を取り付けてください。また,フェライトコアは下図のように
線の巻き付け数を 2 ターンにして使用してください。
(h) AJ65BTB2-16R/16DR,AJ65SBTB2N-8A/8R/8S/16A/
16R/16S のユニット電源端子に AC/DC 電源を使用して電源
供給する場合は,下記のようにしてください。
・ AC/DC 電源は,ユニットと同一盤内に設置してください。
・ AC/DC 電源は CE 適合品を使用し,FG 端子は必ず接地し
てください。(弊社試験時使用 AC/DC 電源:TDK ラムダ
株式会社製 DLP-120-24-1)
・ AC/DC 電源の AC 入力端子および DC 出力端子に接続す
る電線には,フェライトコアを取り付けてください。また,
フェライトコアは下記のように線の巻き付け数を 2 ターン
にして使用してください。
(弊社試験時使用フェライトコ
ア:NEC トーキン株式会社製 ESD-SR-250)
(7) CC-Link/LT ユニット
CL2DA2-B,CL2AD4-B に CL1PAD1 を使用して DC24V を供
給する場合,CL1PAD1 から DC24V 電源までの電源線の長さは
30m 以下としてください。
(8) 静電気対策
コネクタカバーのない圧接タイプコネクタを使用する場合,コネク
タに接続するケーブルは,適用電線サイズが細く被覆も薄いため,
ユニットが静電気破壊を起こす可能性がありますので注意してく
ださい。
対策として,接続するケーブルの適用電線サイズの太い圧着型また
はハンダ付けタイプのコネクタを推奨いたします。
17
3.1.4 電源ユニット
下表に各電源ユニットにおいて必要となる注意事項を示します。注意事
項として示された事項は必ず実施してください。
注意事項* 2
形 名
A1S61PN,A1S62PN
LG 端子と FG 端子を 6cm ∼ 7cm の配線で短絡した上で必ず接
地してください。
A1S63P * 1
DC24V 盤内電源装置は,CE 適合品を使用してください。
A1SJHCPU
LG,FG 端子は短絡した上で必ず接地してください。* 2
* 1 A1S63P のバージョン(F) 以降の製品については,電源線へのフィルタの
装着は必須ではありません。ただし,DC24V 盤内電源装置は CE 適合品を
使用してください。
* 2 必ず電源ラインにフェライトコアを 2 個装着してください。
装着する位置は,できる限り電源ユニットの近くにしてください。
フェライトコアは北川工業株式会社製 RFC-H13 と同等の減衰特性をもっ
たものを使用してください。
3.1.5 フェライトコア
フェライトコアは,伝導ノイズの 10MHz 付近の帯域と放射ノイズの
30MHz ∼ 100MHz の帯域のノイズ領域に効果があります。
盤外へ引き出されるシールドケーブルのシールド効果が十分得られな
い場合や,電源ラインからの伝導ノイズの放出を抑制する必要がある場
合は,フェライトコアの装着をお薦めします。弊社での試験に用いた
フェライトコアは,TDK 株式会社製 ZCAT3035-1330,ZCAT20320930 または北川工業株式会社製 RFC-H13 です。
なお,フェライトコアは,ケーブルが盤外へ引き出される直前に装着し
てください。装着位置が適切でないと,フェライトコアの効果がなくな
ります。
・フェライトコア
形 名:
連絡先:
形 名:
連絡先:
ZCAT3035-1330,ZCAT2032-0930
TDK 株式会社フェライトコア (http://www.tdk.co.jp/)
RFC-H13
北川工業株式会社 (http://www.kitagawa-ind.com/)
18
3.1.6 ノイズフィルタ(電源ラインフィルタ)
ノイズフィルタは,伝導ノイズに対して効果のある部品です。一部の機
種を除きノイズフィルタの電源ラインへの取付けは必須ではありませ
んが,取り付ければよりノイズを抑制することが可能です。
(ノイズフィ
ルタは,伝導ノイズの 10MHz 以下の帯域のノイズ低減に対して有効で
す。
)以下のノイズフィルタ(2 重 π 型フィルタ)と同等品を使用して
ください。
形式名
FN343-3/01
FN660-6/06
ZHC2203-11
メーカ
SCHAFFNER
SCHAFFNER
TDK
定格電流
3A
6A
3A
定格電圧
250V
ノイズフィルタを取り付ける際の注意事項を下記に説明します。
(1) ノイズフィルタの入力側と出力側の配線は束線しないでください。
束線すると,フィルタでノイズ除去された入力側配線に出力側のノ
イズが誘導されてしまいます。
入力側
入力側
(電源側) (電源側)
誘導
フィルタ
誘導
フィルタ
出力側
(機器側)
(a)入力配線と出力配線が束
線されるとノイズが誘導
される
出力側
(機器側)
(b)入力配線と出力配線を離し
て布線する
(2) ノイズフィルタの接地端子は,可能な限り短い配線(10 ㎝程度)
で制御盤に接地してください。
19
3.1.7 外部供給電源端子の電源線
ユニットの外部供給電源には CE 適合の AC/DC 電源を使用し,電源線
の長さは 30m 以下としてください。* 1
* 1 A1SJ71E71N-B5 の電源線の長さは 3m 以下としてください。
入出力ユニットおよび下記ユニットの外部供給電源端子には,ノイズ
フィルタを接続してください。ノイズフィルタは,TDK ラムダ株式会
社製 MA1206 と同等の減衰特性を持ったものとしてください。
• アナログ−ディジタル変換ユニット
• ディジタル−アナログ変換ユニット
• アナログ入出力ユニット
• 温度入力ユニット
• 温度調節ユニット
• パルスキャッチユニット
• 高速カウンタユニット
• 位置決めユニット
3.1.8 CC-Link/LT ユニット,AS-i ユニットの設置環境
(1) CC-Link/LT ユニット
ゾーン A * 1 で使用してください。ただし,下記の製品のゾーンに
ついては,各製品の同梱マニュアルを参照してください。
• CL1Y4-R1B1
• CL1Y4-R1B2
• CL1XY4-DR1B2
• CL1XY8-DR1B2
• CL1PSU-2A
(2) AS-i ユニット
ゾーン A * 1 で使用してください。
* 1 ゾーンとは EMC 指令・低電圧指令の整合規格 EN61131-2 に規定された,
工業環境の条件によって決まる区分を指します。
ゾーン C: 公衆電源から専用変圧器で絶縁された主電源。
ゾーン B: 主電源から二次サージ保護が行われた専用配電。(定格電圧
300V 以下を想定)
ゾーン A: 専用配電から,AC/DC コンバータや絶縁トランスなどにより
保護されたローカル配電。(定格電圧 120V 以下を想定)
20
3.2 低電圧指令適合のための要求
低電圧指令では,AC50 ∼ 1000V,DC75 ∼ 1500V の電源で駆動す
る機器に対し,必要な安全性が確保されていることが要求されます。
下記の 3.2.1 ∼ 3.2.7 項は,低電圧指令への適合のために,MELSECAnS シリーズシーケンサを使用する際の設置・配線に関して,注意事
項をまとめたものです。
なお,記述内容は弊社が得ている規制の要求事項や規格をもとに最善を
尽くして作成した資料ですが,本内容にしたがって製作された機械装置
の上記指令に適合することを保証するものではありません。低電圧指令
への適合方法や適合の判断については,機械装置の製造者自身が最終的
に判断する必要があります。
3.2.1 MELSEC-AnS シリーズシーケンサに適用される規格
MELSEC-AnS シリーズシーケンサへの適用規格:
EN61010-1 計測・制御・実験室で使用される機器の安全性
AC50V/DC75V 以上の定格電圧で動作するユニットについては,上記
規格に基づいた機種を新規に開発いたしました。
CE マーク適合品については,MELFANSweb の “ 規格適合品 ” のメ
ニューを参照ください。
AC50V/DC75V 未満の定格電圧で動作するユニットについては,低電
圧指令の対象範囲外であるため,従来機種が使用できます。
3.2.2 MELSEC-AnS シリーズシーケンサ使用上の注意事項
ユニットの選定
(1) 電源ユニット
定格入力電圧が AC100/200V 系の電源ユニットは,その内部に危
険電圧(42.4V ピーク以上の電圧)を有しているため,内部 1 次
―2 次間が強化絶縁されたユニットを選定してください。
DC24V 定格入力の電源ユニットは,従来機種が使用できます。
(2) 入出力ユニット
定格入出力電圧が AC100/200V 系の入出力ユニットは,その内部
に危険電圧を有しているため,内部 1 次 ―2 次間が強化絶縁され
たユニットを選定してください。
DC24V 定格以下の入出力ユニットは,従来機種が使用できます。
(3) CPU ユニット,メモリカード,ベースユニット
これらのユニットは,内部に DC5V 回路しか有していませんので,
従来機種が使用できます。
21
(4) 特殊機能ユニット
アナログユニット,ネットワークユニット,位置決めユニット等の
特殊機能ユニットについては,定格電圧が DC24V 以下であるため
従来機種が使用できます。
(5) 表示器
表示器は CE 適合品を使用してください。
3.2.3 供給電源
電源ユニットは,設置カテゴリⅡを想定した絶縁仕様になっています。
シーケンサへの供給電源は設置カテゴリⅡになるようにしてください。
なお,設置カテゴリは,落雷により発生するサージ電圧に対する耐性の
レベルであり,カテゴリⅠが最も耐性が低く,Ⅳが最も強い耐性を持っ
ています。
カテゴリⅣ
カテゴリⅢ
カテゴリⅡ
カテゴリⅠ
図 1:設置カテゴリ
カテゴリⅡは,公衆配電網から絶縁トランス 2 段以上で降圧された電
源を示します。
22
3.2.4 制御盤
シーケンサは,開放型機器(他の装置内に収納されるよう設計された機
器)であり,必ず制御盤内に収納して使用してください。*
*
各ネットワークのリモート局も制御盤内に設置して使用する必要
があります。ただし,防水タイプのリモート局は,制御盤外に設
置可能です。
(1) 感電保護
オペレータ等,電気設備に関する十分な知識を有さない人間を感電
の危険から保護するために,制御盤は下記の処置をする必要があり
ます。
(a) 電気設備に関する教育を受け十分な知識を有する人間のみ制
御盤を開けることができるよう,制御盤に鍵を掛ける。
(b) 制御盤を開けることで,自動的に電源が遮断される構造にす
る。
(c) 感電保護として,IP20 以上の制御盤を使用する。
(2) 防塵・防水
制御盤は防塵,防水の役目も持っています。防塵,防水が十分でな
いと絶縁耐圧が低下し,絶縁破壊が発生しやすくなります。弊社の
シーケンサは,汚染度 2 を想定して絶縁設計されていますので,汚
染度 2 以下の環境で使用してください。
汚染度 1: 乾燥し,導電性じんあいが発生しない環境。
汚染度 2: 導電性じんあいが通常発生しない環境。ただし,
時としてじんあいの堆積による一時的な導電が
発生する環境。一般的に工場内の制御室や工場フ
ロアで IP54 相当の制御盤内程度の環境。
汚染度 3: 導電性のじんあいが発生し,堆積による導電状態
が発生し得る環境。一般的な工場フロアの環境。
汚染度 4: 雨,雪等により継続的な導電状態が発生し得る環
境。屋外環境。
シーケンサは,上記に示すように IP54 相当の制御盤内に収納して
頂ければ汚染度 2 を実現できます。
23
3.2.5 ユニットの取付け
(1) 連続したユニット取付け
AnS シリーズのシーケンサは,各入出力ユニットの左側面が開放
されています。入出力ユニットをベースに装着する際は,ユニット
間に空きスロットを設けず連続して装着してください。AC100/
200V 定格のユニットの左側に空きスロットがあると,危険電圧回
路を含む基板が露出します。止むを得ず空きスロットを設ける場合
は,必ずブランクユニット (A1SG60) を装着してください。
3.2.6 外部配線
(1) ユニット電源および外部供給電源
ユニット電源として DC24V を必要とするリモートユニット,
DC5/12/24/ 48V入出力ユニットや外部供給電源を必要とする特
殊機能ユニットには,DC5/12/24/48V 回路が危険電圧回路から
二重,または強化絶縁された電源をご使用ください。
(2) 外部接続機器
シーケンサに接続される外部機器でその内部に危険電圧回路を有
するものは,シーケンサへのインタフェース回路部が危険電圧回路
から強化絶縁されたものをご使用ください。
(3) 強化絶縁
強化絶縁は,下表の耐電圧を持つ絶縁を示します。
強化絶縁耐圧(設置カテゴリⅡ,IEC664 より引用)
危険電圧部の定格電圧
耐サージ電圧 (1.2/50μs)
AC150V 以下
2500V
AC300V 以下
4000V
24
4. 実装と設置
4.1 ユニットの取付け
4.1.1 取扱い上の注意事項
CPU,入出力ユニット,特殊機能ユニット,電源ユニット,ベースユ
ニットなどの取扱い上の注意事項について説明します。
(1) ユニットのケース,メモリカード,端子台コネクタ,ピンコネクタ
は落下させたり,強い衝撃を与えたりしないでください。
(2) ユニットのプリント基板は,ケースから取りはずさないでくださ
い。故障の原因になります。
(3) 配線時にユニット内に配線クズなどの異物が入らないよう注意し
てください。もし入ったときは取り除いてください。
(4) 増設ベースユニット (QA1S6 □ B) は,必ず電源ユニットを装着
してください。軽負荷のユニットの場合,電源ユニットの未装着時
でも動作することがありますが,動作は不安定になるため保証でき
ません。
(5) ユニット固定ネジなどの締付けは,下記の範囲で行ってください。
ネジの箇所
締付けトルク範囲
QCPU-A ユニット固定ネジ(M3×12 ネジ)
36 ∼ 48N ・㎝
AnS シリーズユニット取付けネジ (M4 ネジ )
78 ∼ 118N ・㎝
入出力ユニット端子台取付けネジ(M3.5 ネジ)
電源ユニットの端子ネジ(M3.5 ネジ)
59 ∼ 88N ・㎝
(6) 増設ケーブルを使用する場合,主回路(高電圧,大電流)線とは束
線近接しないでください。
(7) 本製品を盤などに取り付ける場合,操作性,保守性,耐環境性を十
分に考慮してください。また,MELSEC-Q シリーズのすべてのユ
ニットは,ベースユニットに確実に装着してください。取付け方法
の詳細については,QCPU-A(A モード)ユーザーズマニュアル
(詳細編)も参照してください。
25
4.1.2 ベースユニットの取付け上の注意事項
H
Hs
(1) 取付け寸法
ベースユニットの取付け寸法は下記のとおりです。
Ws
W
QA1S33B
QA1S35B
QA1S38B
QA1S51B
QA1S65B
W
255
325
430
100
315
420
Ws * 1
235
305
410
80
295
400
H
130
Hs * 1
110
QA1S68B
単位:mm
* 1 Ws,Hs の公差は以下となります。
Ws:±0.3mm,Hs:±0.3mm
(2) ユニット取付け位置
盤の天井,または配線ダクト,
部品の位置を示す。
30mm以上*1
シーケンサ
盤
30mm以上
5mm以上*2
扉
20mm以上
*3
5mm以上
* 1 配線ダクトが高さ 50mm 以下の場合。その他の場合は 40mm 以上。
* 2 隣接するユニットを外さずに増設ケーブルを装着する場合は 20mm 以上。
* 3 コネクタタイプの場合は 80mm 以上。
26
(3) ユニットの取付け方向
(a) シーケンサは放熱のため,通風のよい下図の取付け方向で使用
してください。
(b) 下図の取付け方向では使用しないでください。
縦取付け
水平取付け
(4) ベースユニットは,平らな面に取り付けてください。
取付け面に凹凸があると,プリント基板に無理な力が加わり,不具
合の原因になります。
(5) 大型の電磁接触器やノーヒューズ遮断器などの振動源との同居を
避けて,別パネルにするか,離して取り付けてください。
(6) 放射ノイズや熱の影響を避けるため,シーケンサと器具(コンタク
タやリレー)とは,下記の距離を設けてください。
• シーケンサの前面に取り付けられた器具
100 ㎜以上
• シーケンサの左右方向に取り付けられた器具
50 ㎜以上
50mm以上
100mm以上
50mm以上
コンタクタ
リレーなど
27
(7) DIN レールを取り付けるときは下記の点に注意してください。
(a) 適用 DIN レール形名 (JIS C 2812)
TH35-7.5Fe
TH35-7.5Al
TH35-15Fe
(b) DIN レール取付けネジ間隔
TH35-7.5Fe,TH35-7.5Al の DIN レールを使用するとき,強
度を確保するためレール取付けネジを 200 ㎜以下のピッチで
ネジ締めしてください。
DINレール
DINレール取付けネジ
35mm
P
P
P
P=200mm以下
(8) 振動の大きい環境でベースユニットを DIN レールに取り付ける場
合は,防振金具 (A1S-PLT-D) を使用してください。防振金具
(A1S-PLT-D) を取り付けることにより,耐振動性が向上します。
設置する環境によっては , ベースユニットを直接制御盤に取り付け
ることも,ご検討ください。
28
4.1.3 防じんカバーの取付け,取りはずし
QCPU-A を使用する場合,基本ベースユニットに付属されている防じ
んカバーを QCPU-A の右隣に装着する入出力ユニットに取り付けて,
入出力ユニット内部への異物の進入を防ぐ必要があります。
防じんカバーを取り付けないと入出力ユニットの内部に異物が進入し
て故障の原因になりますので,必ず取り付けてください。
下記に防じんカバーの取付け,取りはずし方法について説明します。
(1) 防じんカバーの取付け
入出力ユニット
防じんカバー
防じんカバーの入出力ユニットへの挿入は図のとおりコネクタま
たは端子側のほうへ先に挿入し,その後防じんカバーを入出力ユ
ニットに押すことにより取り付け完了となります。
(2) 防じんカバーの取りはずし
入出力ユニット
取りはずし穴
防じんカバー
防じんカバーの入出力ユニットからの取りはずしは図のとおり取
りはずし穴にマイナスドライバの先を差し込み,ユニット後方にマ
イナスドライバを移動させ,防じんカバーのツメを取りはずし穴か
らはずして取りはずします。
29
4.1.4 ユニットの取付け・取りはずし
電源ユニット,CPU ユニット,入出力ユニット,特殊機能ユニットな
どのベースユニットへの取付け,取りはずし方法について説明します。
(1) QCPU-A の取付け・取りはずし
(a) QCPU-A の取付け
ベースユニット
ユニット固定用突起を
ベースユニットのユニ
ット固定穴に挿入する
ユニットを矢印方向に
押してベースユニット
に装着する
ベースユニット ユニット
ユニット
コネクタ
ユニット
固定用突起
ユニット固定穴
ユニット固定用突起
ユニット固定穴
ユニットがベースユニ
ットに確実に挿入され
ているのを確認する
完 了
ポイント
(1) ユニットは必ずユニット固定用突起をユニット固定穴に挿入し,ベースユニットに対
してまっすぐに装着してください。挿入せずにむりやり装着したり,ベースユニット
に対して斜めに押し込もうとすると,ユニットコネクタおよびユニットを破損させた
りします。
(2) 特に振動や衝撃が大きい所に使用する場合は,CPU ユニットをベースユニットにネジ
締めしてください。
QCPU-A ユニット取付けネジ:M3×12(ユーザ手配品)
30
(b) QCPU-A の取りはずし
ユニット固定ネジをは
ずし,ユニット下部を
支点にしてユニットの
上部を手前に引く
ユニットを上に持ち上
げながらユニット固定
用突起部分をユニット
固定穴からはずす
ベースユニット
ユニット
コネクタ
ユニット
ユニット固定穴
完 了
ポイント
ユニット固定ネジを使用している場合,ユニットの取りはずしは必ずユニット取付けネジか
らはずし,次にユニット固定用突起をベースユニットのユニット固定穴からはずしてくださ
い。
むりやりユニットを取りはずそうとすると,ユニットを破損させます。
31
(2) QCPU-A 以外のユニットの取付け・取りはずし
(a) QCPU-A 以外のユニットの取付け
ユニット固定用突起を
ベースユニットのユニ
ット固定穴に挿入する
ベースユニット
ユニット
ユニット
コネクタ
ユニットを矢印方向に
押してベースユニット
に装着する
ユニット
固定穴
ユニット
固定用突起
ユニットがベースユニ
ットに確実に挿入され
ているのを確認し,ユ
ニット取付けネジで固
定する
完 了
ユニット取付けネジ
ベースユニット
ユニット
ポイント
ユニットは必ずユニット固定用突起をユニット固定穴に挿入してください。挿入せずにむ
りやり装着するとユニットコネクタおよびユニットを破損させたりします。
32
(b) QCPU-A 以外のユニットの取りはずし
ユニット取付けネジを
はずし,ユニット下部
を支点にしてユニット
の上部を手前に引きま
す
ユニットを上に持ち上
げながらユニット固定
用突起部分をユニット
固定穴からはずします
ベースユニット
ユニット
コネクタ
ユニット
ユニット
固定穴
完 了
ポイント
ユニットの取りはずしは必ずユニット取付けネジからはずし,次にユニット固定用突起を
ベースユニットのユニット固定穴からはずしてください。
むりやりユニットを取りはずそうとすると,ユニットを破損させます。
33
4.1.5 増設ベースユニットの増設段数設定
2 台以上の増設ベースユニットを使用する場合には,増設ベースユニッ
トの増設段数設定コネクタにより増設段数を設定する必要があります。
工場出荷時,増設段数は 1 に設定していますので,1 段目の設定は不要
です。
設定は次の手順で行ってください。
(1) 増設ベースユニットの増設段数設定コネクタは,IN側ベースカバー
の下にあります。
まず,IN 側ベースカバーの上下のネジをゆるめて,ベースカバー
を増設ベースユニットから取り外してください。
(2) 増設ケーブル用コネクタの IN 側と OUT 側の間にあるコネクタ
(PIN1) に,設定する増設段数の箇所へコネクタピンを挿入します。
増設ベースユニット段数設定
増設段数設定
1 段目
2 段目
3 段目
4 段目
5 段目
6 段目
7 段目
段数設定コネクタの設定
ポイント
段数設定コネクタの設定は,1 ∼ 7 のいずれか増設段数に合った番号で昇順に設定してく
ださい。
2 箇所以上の同一段数番号設定,段数の設定なし,などを行うと誤入力,誤出力しますの
で行わないでください。
34
(3) ベースカバーを増設ベースユニットに取り付け,ベースカバーのネ
ジを締め付けてください。
35
4.1.6 増設ケーブルの取付け・取りはずし
(1) 増設ケーブルの取扱い上の注意事項
• 増設ケーブルは足で踏まないようにしてください。
• 増設ケーブルは,ベースユニットにベースカバーを必ず装着し
た状態で,ベースユニットに装着してください。
(増設ベースユニットにて段数設定したあとは再度ベースカ
バーを取り付け,ネジ止めしてください。)
• 増設 ケー ブル を布 設 する 場合,ケー ブル の最 小曲 げ半 径 は
55mm 以上を確保してください。
曲げ半径が 55mm 未満の場合は,特性劣化,断線などにより誤
動作する恐れがあります。
• 増設ケーブルの取付けまたは取りはずしは,ケーブルの両端に
取り付けられているフェライトコアを持って行わないでくださ
い。
取付けまたは取りはずしは,ケーブルのコネクタ部分を持って
行ってください。
フェライトコアを持って行うと,コネクタ内部でケーブル断線
する恐れがあります。
また,フェライトコアの位置がずれると特性が変化しますので,
ケーブルを取り扱うときにはフェライトコアの位置がずれない
ように注意してください。
36
(2) 増設ケーブルの取付け
ポイント
基本ベースユニットに増設ベースユニットを増設ケーブルで接続する場合,必ず基本ベー
スユニットのOUT側コネクタと増設ベースユニットのIN側コネクタで接続してください。
システムは,増設ケーブルを IN → IN,OUT → OUT,または OUT → IN のようにコネク
タ接続すると正常に動作しません。
増設ベースユニットを 2 台以上接続する場合も,1 台目の増設ベースユニットの OUT 側
コネクタと 2 台目の増設ベースユニットの IN 側コネクタを増設ケーブルで接続してくだ
さい。
(a) 基本ベースユニットに増設ケーブルを取り付けるには,ベース
カバー上の OUT の文字下部をマイナスドライバ (5.5×75,
6×100) などの工具で取り除いてください。取り除く場合,ド
ライバ先端とベースカバーの隙間に挿入し,ベースカバーを持
ち上げるようにして行ってください。
ベースカバー内部には接続コネクタがあり,ドライバを奥まで
挿入するとコネクタを損傷する恐れがありますので,注意して
ください。
増設ベースユニットの OUT 側コネクタに増設ケーブルを接続
する場合も同様に行ってください。
ベースカバー
(b) 次段の増設ベースユニットに増設ケーブルを取り付けるには,
ベースカバー上の IN の文字下部に貼り付けられているシール
を取り除いてください。
シール
37
(c) 各ベースユニットに増設ケーブルを取り付けるときには,増設
ケーブルのコネクタ部分を持って行ってください。
(d) 増設ケーブルを装着したあとは,増設ケーブルコネクタの固定
ネジを必ず締めてください。
(締付けトルク:20N・cm)
(3) 増設ケーブルの取りはずし
増設ケーブルを取りはずすときは,固定ネジが完全にはずれている
ことを確認してから増設ケーブルのコネクタ部分を持ち,抜いてく
ださい。
38
4.2 フェールセーフ回路の考え方
シーケンサの誤出力や誤入力を防ぐために,シーケンサシステムの立上
げを次の手順で行うように,回路の構成およびプログラムにしてくださ
い。
①
シーケンサ本体電源を ON します。
②
プロセス用外部電源を ON します。
③
起動 SW を ON します。
④
プログラムにより出力機器の電源を ON します。
⑤
プログラムで外部電源がすべて立ち上がったことを確認後に,入
出力を制御するプログラムが実行するようにします。
たとえば,電源の立上げ順序を,DC 出力ユニットのプロセス用外部供
給電源を ON したのち,シーケンサ本体電源を ON した場合,DC 出力
ユニットが一瞬誤出力することがあります。
また,シーケンサの品質には万全を期していますが,何らかの原因によ
り故障や異常動作をした場合に,システム全体の異常動作,機械の破
損,事故につながる部分(非常停止,保護回路,インタロック回路な
ど)については,シーケンサの外部で回路を構成してください。
次ページに,上記観点によるシステム設計回路例,PC 故障時のフェー
ルセーフ対策を示しています。
39
(1) システム設計回路例
ACの場合
AC・DCの場合
電源
電源
トランス
ヒューズ
トランス トランス
CPUユニット
M9006
Ym
M9039
Yn
ヒューズ ヒューズ
CPUユニット
XM
M9084
プログラム
RA1
MC 停止SW
出力ユニット
Ym
TM
起動SW
警報用出力
(ランプまたはブザー)
(-)(+)
Yn
ヒューズ
TMの設定はDC入力
信号が確立する
までの時間とする。
M9084
MC1 N0 M10
M10 プログラム
RA1
MC 停止SW
RA2
直流電源
Ym
TM
TM
NO
L
MC
入力ユニット
XM
RA2
電圧リレーを
推奨します。
M9039によりRUNでON
Yn
RA1
MC
MC2
MC1
MC2
出力ユニット
Ym
MC
出力ユニット
Y1
XM
MC
入力ユニット
XM
RA2
M9039
起動・停止回路
シーケンサのRUN
出力であるRA1
ONで起動可能
Y1
起動SW
M9006
直流電源確立
信号入力
停止で出力機器の
電源OFF
非常停止時極限
リミットによる停止時
MC2
RA2
Yn
L
RA1
出力ユニット
インタロック回路
正転,逆転などの相
反する動作や機械の
破損,事故につなが
る部分は外部でイン
タロック回路を組み
ます。
MC2
MC1
MC
警報用出力
(ランプまたはブザー)
M9039によりRUNでON
停止で出力機器
の電源OFF
非常停止時
極限リミットに
MC よる停止時
MC1
MC2
電源の立上げ手順は次のようにしています。
AC の場合
AC ・ DC の場合
① 電源を「 ON 」にする。
① 電源を「 ON 」にする。
② CPU ユニットを「 RUN 」にする。
② CPU ユニットを「 RUN 」にする。
③ 起動 SW 「 ON 」にする。
③ DC 電源確立で RA2 「 ON 」にする。
④ 電磁接触器(MC)「ON」でプログラムに
より出力機器駆動。
④ DC 電源 100%確立でタイマ (TM) を
「 ON 」にする。
TM の設定値は RA2 「 ON 」から DC 電
圧 100%確立までの時間とする。設定
値は 0.5 秒としてください。
⑤ 起動 SW 「 ON 」にする。
⑥ 電磁接触器(MC)「ON」でプログラムに
より出力機器駆動。
RA2 に電圧リレー使用の場合はプログ
ラム上のタイマ (TM) は不要です。
40
(2) PC 故障時のフェールセーフ対策
シーケンサの CPU とメモリの故障は自己診断機能によって検出さ
れますが,入出力制御部分などに異常があったときは,CPU によ
り故障検出できないことがあります。
このような場合,故障の状態にもよりますが,全点 ON したり,あ
るいは全点 OFF したり,制御対象の正常な運転や安全が確保でき
ない事態が発生することも考えられます。
メーカとして品質には万全を期しておりますが,何らかの原因によ
りシーケンサが故障した場合に機械の破損や事故につながらない
よう外部にてフェールセーフ回路を構成してください。
下記にシステム例とそのフェールセーフの回路例を示します。
<システム例>
入力 入力 入力 入力 出力 出力 出力 出力
電源 CPU
電源
16点 16点 16点 16点 16点 16点 16点 16点
出力
出力 出力 出力 16点
YB0 アキ
16点 16点 16点
YBF
フェールセーフ用
出力ユニット *1
増設ケーブル
* 1 フェールセーフ用出力ユニットはシステムの最終スロットに装着してくだ
さい。(上記システムは YB0 ∼ YBF とします。
)
<フェールセーフ回路例>
オンディレイタイマ
内部プログラム
YB0
T1
1s
オフディレイタイマ*3
M9032
YB0
YB0
T2
YB1
外部負荷
L
YBF
L
1s
MC
24V
0.5s 0.5s
− +
0V
CPUユニット
DC24V
出力ユニット
*2
T1
T2
MC
* 2 YB0 は 0.5 秒間隔で ON/OFF を繰り返しますので無接点の出力ユニット
(上記例はトランジスタ)を使用してください。
* 3 オフディレイタイマ(特にミニチュアタイマ)が入手困難な場合は,次
ページに示すようなオンディレイタイマを用いてフェールセーフ回路を構
成してください。
41
オンディレイタイマのみによりフェールセーフ回路を構成する場合。
オンディレイタイマ
内部プログラム
YB0
T1
M9032
*4
YB0
1s
M1
オンディレイタイマ
M1
T2
1s
M1
M2
YB0
T2
M2
0.5s 0.5s
YB1
外部負荷
L
YBF
L
MC
24V
− +
0V
CPUユニット
DC24V
出力ユニット
T1
M2
MC
* 4 M1 のリレーにはソリッドステート・リレーを使用してください。
42
4.3 配線
4.3.1 電源ユニットの仕様
電源ユニットの仕様について示します。
電源ユニット仕様
性能仕様
項 目
A1S61PN
ベース装着位置
A1S62PN
A1S63P
電源ユニット装着スロット
+ 10%
− 15%
AC100 ∼ 240V
入力電源
DC24V
(AC85 ∼ 264V)
入力周波数
───
5%以内
───
入力最大皮相電力
定格出力電流
過電流保護* 1
過電圧保護
*2
DC5V
DC24V
DC5V
DC24V
(DC15.6 ∼ 31.2V)
50/60Hz±5%
入力電圧歪率
突入電流
+ 30%
− 35%
105VA
41W
20A 8ms 以内* 4
81A 1ms 以内
5A
3A
5A
───
0.6A
───
5.5A 以上
3.3A 以上
5.5A 以上
───
0.66A 以上
───
DC5V
5.5 ∼ 6.5V
DC24V
───
効率
65%以上
許容瞬停時間* 3
10ms 以内
(DC24V 入力時 )
20ms 以内
耐電圧
入力・LG 一括一出力・FG 一括間
AC2,830V rms/3 サイクル
(標高 2,000m)
一次 ‐DC5V 間
AC500V
絶縁抵抗
入力一括 ‐ 出力一括間
(LG・FG は分離)
入力一括 ‐LG・FG,出力一括 ‐FG・LG
DC500V 絶縁抵抗計にて 10MΩ 以上
絶縁抵抗計にて
5MΩ 以上
ノイズ耐量
・ ノイズ電圧 1,500Vp-p,ノイズ幅1μs,
ノイズ周波数 25 ∼ 60Hz のノイズシ
ミュレータによる
・ ノイズ電圧 IEC61000-4-4,2kV
ノイズ電圧 500Vp-p,
ノイズ幅 1μs, ノイズ周
波数 25 ∼ 60Hz のノイ
ズシミュレータによる
動作表示
LED 表示 (DC5V 出力時点灯 )
ヒューズ
内蔵(ユーザ交換不可)
端子ネジサイズ
M3.5×7
適合電線サイズ
0.75 ∼ 2mm2
適合圧着端子
RAV1.25-3.5,RAV2-3.5
適合締付けトルク
59 ∼ 88N ・ cm
外形寸法
質量
130×55×93.6mm
0.60kg
0.60kg
43
0.50kg
ポイント
*1
*2
過電流保護
DC5V,DC24V 回路に仕様以上の電流が流れますと過電流保護装置が回路を遮断し,
システムをストップさせます。電源ユニットの LED 表示は,電圧低下により消灯また
はうす暗く点灯しています。
本装置が動作した場合は入力電源を OFF し,電流容量の不足,短絡などの要因を取り
除いたのちに ON させて,システムを立ち上げてください。
電流値が正常値になると,システムはイニシャルスタートします。
過電圧保護
DC5V の回路に 5.5V の過電圧が印加されますと過電圧保護装置が回路を遮断し,シ
ステムをストップさせます。
電源ユニットの LED 表示は消灯します。システムの再スタートは入力電源を OFF し
たのち ON するとシステムがイニシャルスタートで立ち上がります。
システムが立ち上がらず,LED 表示が消灯のままの場合は,電源ユニットの交換が必
要になります。
*3
許容瞬停時間
シーケンサ CPU の許容瞬停時間を示すもので,使用する電源ユニットにより決まりま
す。
A1S63P を使用したシステムの許容瞬停時間は,A1S63P へ DC24V を供給する安定
化電源の 1 次電源 OFF 後,
DC24V が規定電圧 (DC15.6V) 未満になるまでの時間です。
*4
突入電流
電源遮断直後(5 秒以内)に電源を再投入したときは,規定値を超える突入電流(2ms
以下)が流れる場合があります。電流を再投入するときは,遮断後,5 秒以上経過し
てから投入するようにしてください。
外部回路のヒューズやブレーカを選定する場合には,溶断・検知特性および上記事項
を考慮の上,設計してください。
44
(1) A1S61PN
(2) A1S62PN
9)
9)
1)
1)
8)
8)
2)
3)
3)
4)
4)
5)
5)
7)
7)
9)
1)
8)
3)
4)
6)
7)
(3) A1S63P
45
No.
名 称
1) 「POWER」LED
2) DC24V,DC24G 端子
用 途
DC5V の電源表示用 LED
出力ユニット内部に DC24V 電源が必要なユニットへの供給用
(外部配線にてユニットへ供給)
3) FG 端子
プリント基板上の遮蔽パターンと接続された接地端子
4) LG 端子
電源フィルタの接地。A1S61PN,A1S62PN の場合,入力電圧の
1/2 の電位を持っている。
5) 電源入力端子
電源の入力端子で AC100V から AC200V までの交流電源を接
続する。
6) 電源入力端子
電源の入力端子で DC24V の直流電源を接続する。
7) 端子ネジ
M3.5×7
8) 端子カバー
端子台の保護カバー
9) ユニット取付けネジ
ユニットをベースユニットに固定するネジ。
(M4 ネジ,締付けトルク範囲 59 ∼ 88N ・ cm)
ポイント
(1) 端子台で NC と印刷されている端子は,使用しないでください。
(2) 接地端子 LG,FG は,必ず D 種接地(第三種接地)以上で接地してください。
46
4.3.2 配線上の注意事項
電源線,入出力線を配線するうえでの注意事項について説明します。
(1) 電源の配線
(a) 電圧変動が規定値以上に大きい場合は定電圧トランスを接続
してください。
定電圧
トランス
シーケ
ンサ
(b) 線間および大地間共,ノイズの少ない電源としてください。
ノイズの多い場合は,絶縁トランスを接続してください。
シーケ
ンサ
シーケ
ンサ
絶縁トランス
絶縁トランス
(c) AC200V から AC100V に降圧する電源トランス,あるいは
絶縁トランスを使用する場合のトランス容量は下記表の値以
上のものを使用してください。
電源ユニット形名
トランスの容量
A1S61PN
110VA×n
A1S62PN
110VA×n
n:電源ユニットの使用数を示します。
(d) シーケンサの電源と入出力機器および動力機器とは次のとお
り系統を分離して配線を行ってください。
ノイズが多い場合は,絶縁トランスを接続してください。
(e) 電源配線時には,電源ユニットの定格電流および突入電流を考
慮の上,必ず適切な溶断・検知特性のブレーカまたは外部
ヒューズを接続してください。
なお,シーケンサ単独でご使用の場合には,電線の保護を考慮
し,10A 程度のブレーカまたは外部ヒューズを推奨します。
AC200V
絶縁
シーケンサ
トランス
主電源
中継端子台 電源
入出力電源
シーケンサ
T1
入出力機器
主回路電源
主回路機器
制御盤内
47
(f) 電源ユニット A1S62PN の DC24V 出力の使用上の注意事項
1 台の電源ユニットで DC24V 出力容量が不足する場合は外部
の DC24V 電源より供給してください。
入出力
ユニット
電源
ユニット
入出力
ユニット
電源
ユニット
DC24V
電源
ユニット
DC24V
外部電源
DC24V
(g) AC100V 線,AC200V 線,DC24V 線はできるだけ密にツイ
ストし,最短距離でユニット間を接続してください。
ま た,電 圧 降 下 を 小 さ く す る た め に で き る だ け 太 い 線
(MAX.2mm2) を使用してください。
(h) AC100V 線,DC24V 線とも主回路(高電圧,大電流)線,入
出力信号線(コモン線含む)と束線や近接はしないでくださ
い。できれば 100mm 以上離してください。
(i) 雷によるサージ対策として下図のとおり雷用サージアブソー
バの接続を行ってください。
シーケンサ
入出力機器
AC
E2
E1
雷用サージアブソーバ
48
ポイント
(1) 雷用サージアブソーバの接地 (E1) とシーケンサの接地 (E2) とは分離して行ってくだ
さい。
(2) 電源電圧最大上昇時でもサージアブソーバの最大許容回路電圧をこえないような雷用
サージアブソーバを選定してください。
(2) 入出力機器の配線
(a) 端子台コネクタへの接続可能電線サイズは 0.75 ∼ 2mm2 です
が使い勝手上電線サイズ 0.75mm2 での配線を推奨します。
(b) 入力線と出力線とは分離した配線ルートとしてください。
(c) 入出力信号線(コモン線含む)は,高電圧,大電流の主回路線
とは 100mm 以上分離して布線してください。
(d) 主回路線や動力線と分離できないときは一括シールドのケー
ブルを使用し,シーケンサ側で接地してください。
ただし,場合によっては反対側に接地を行ってください。
シーケンサ
シールドケーブル
入力
出力
シールド被覆
RA
DC
(e) 配管配線を行ったときは管を確実に接地してください。
(f) DC24V の入出力線は AC100V や AC200V の線とは分離し
てください。
(g) 200m 以上の長距離布線では線間容量によるもれ電流により,
不具合を発生します。
詳細は,各 CPU ユーザーズマニュアル(詳細編)を参照して
ください。
(h) 雷によるサージ対策として,AC 系配線と DC 系配線の分離,
(1)(i) 項に示す雷用サージアブソーバの接続を行ってくださ
い。
雷によるサージ対策を行わないと落雷などにより入出力機器
が故障する恐れがあります。
49
(3) 接地
(a) 接地はできるだけ専用接地としてください。
接地工事は D 種接地(第三種接地)です。
(接地抵抗 100Ω 以下)
(b) 専用接地がとれないときは,下図の「(2) 共用接地」としてく
ださい。
シーケンサ
他の機器
D種接地
(第三種接地)
(1) 専用接地……最良
他の機器
シーケンサ
シーケンサ
他の機器
D種接地
(第三種接地)
(2) 共用接地……良
(3) 共通接地……不可
(c) 接地用の電線はできるだけ太い線(最大 2mm2)を使用してく
ださい。
また,接地点とシーケンサ間の距離をできるだけ近づけて,接
地線を短くしてください。
(d) 万一接地により誤動作するようなことがあればベースユニッ
トの LG,FG のいずれか,または組み合わせ,あるいはすべて
を接地と切り離してください。
50
4.3.3 電源ユニットへの配線
基本ベースおよび増設ベースへの電源線,接地線などの配線例を示しま
す。
AC100/110V
AC200/220V
基本ベースユニット
(QA1S38B)
A1S62PN
CPU
AC
+24V
24G
*1
(FG)
ヒューズ
AC
DC
*1
DC24V
DC24V
(LG)
INPUT
100-240VAC
入出力ユニットの
内部でDC24Vを必要
とするユニットの
DC24V端子へ接続
増設ベースユニット
(QA1S68B)
A1S62PN
I/O
増設ケーブル
+24V
24G
*1
(FG)
*1
AC100/240V
(LG)
INPUT
100-240VAC
接地線
接地
* 1 LG 端子と FG 端子は可能な限り太く短い接地線(φ2mm)で短絡し,必
ず接地してください。
ポイント
(1) AC100/200V,DC24V の電源線はできるだけ太い電線(最大 2mm2)とし,必ずつ
なぎ込みの端子からツイストしてください。
端子台の配線に関しては,圧着端子を必ず使用してください。
圧着端子は,ネジのゆるみ時の短絡を防止するために,厚さが 0.8mm 以下の絶縁ス
リーブ付圧着端子を使用してください。
また,一つの端子部に対して,接続する圧着端子は 2 本までとしてください。
絶縁スリーブ付
圧着端子
端子台
(2) LG 端子と FG 端子を接続した場合は必ずアースに落としてください。アースに落とさ
ない場合,ノイズに弱くなります。LG 端子は入力電圧の 1/2 の電位をもっています
ので,端子部に触れると感電することがあります。
(3) A1S61PN,A1S62PN は,AC100-240V ワイドレンジですので切り換える必要があ
りません。
51
4.4 無停電電源装置 (UPS) と接続するときの注意事項
シーケンサシステムを無停電電源装置(以下,UPS と略す)と接続す
る場合,次の点に注意してください。
UPS は,電圧歪率が 5%以下の常時インバータ方式,またはラインイ
ンタラクティブ方式を使用してください。常時商用給電方式の UPS は,
三菱小容量 UPS「FREQUPS FW-F シリーズ」
(以下,FW-F シリー
ズ)* 1 を使用してください。(例:FW-F10-0.3K/0.5K)
上記 FW-F シリーズ以外の常時商用給電方式の UPS は使用しないでく
ださい。
* 1 FW-F シリーズ UPS はシリアル No. の 1 文字目が P 以降,ま
たは末尾に HE の表示がある UPS を使用してください。
P以降
HEの表示
52
4.5 CPU ユニットの各部の名称と設定
4.5.1 各部の名称と設定
CPU ユニットの各部の名称と設定について説明します。
前面
Q02HCPU
前面カバーを開いた状態
1)
Q02HCPU
2)
MODE
RUN
ERR.
USER
BAT.
BOOT
9)
MODE
RUN
ERR.
3)
USER
BAT.
4)
BOOT
ON SW
5)
6)
7)
10)
1
2
3
4
5
13)
STOP RUN
14)
RESET L.CLR
15)
PULL
USB
11)*1
RS-232
12)
8)
*1:Q02CPU-Aにはありません。
カバーを開く場合,ここに指を
掛けて開けてください。
53
側面
16)
17)
20)
19)
18)
No.
名 称
用 途
1)
ユニットをベースユニットに固定するフック。
ユニット固定用フック
(ワンタッチ取付け)
2)
MODE LED
CPU のモードを示す。
点灯(オレンジ):A モード
点灯(緑) :Q モード
CPU の動作状態を示す。
3)
RUN LED
点灯: 「 RUN 」または「 STEP RUN 」で運転中のとき。
消灯: 「 STOP 」「 PAUSE 」または「 STEP RUN 」で停止中のと
き。
または運転を停止するエラーを検出したとき。
4)
ERR. LED
点灯: バッテリエラーを除く運転を停止しない自己診断エ
ラーを検出したとき。
(パラメータ設定でエラー検出時運転続行に設定したと
き)
消灯: 正常
点滅: 運転を停止するエラーを検出したとき。
5)
USER LED
点灯: アナンシェータ F を ON したとき。
消灯: 正常
点滅: ラッチクリアを実行のとき。
6)
BAT.ALARM LED
点灯: CPU 本体とメモリカードのバッテリの電圧低下による
バッテリエラーが発生したとき。
消灯: 正常
54
No.
名 称
用 途
7)
BOOT LED
点灯:
消灯:
ブート運転実行時。
ブート運転を実行していないとき。
8)
シリアル No. 表示板
定格銘板のシリアル No. を表示。
9)
メモリカード EJECT
ボタン
メモリカードを CPU より抜き取り用。
メモリカード装着用
10)
CPU にメモリカードを装着するコネクタ。
コネクタ
11) USB コネクタ *2
使用不可(Q モードのみ使用可)
12) RS-232 コネクタ *2
周辺機器と接続するためのコネクタ。
RS-232C 用接続ケーブル (QC30R2) で接続可能。
ディップスイッチ
CPU を運転するための項目を設定。
SW1
13)
: 使用禁止。常時 OFF。( 出荷時 OFF)
SW2
: 使用禁止。常時 OFF。( 出荷時 OFF)
SW3
ON
OFF
: RAM/ ブート運転指定。( 出荷時 OFF)
: ブート運転
: RAM 運転
SW4
: 使用禁止。常時 OFF。( 出荷時 OFF)
SW5
: 使用禁止。常時 OFF。( 出荷時 OFF)
RUN
: シーケンスプログラムの演算実行。
14) RUN/STOP スイッチ
STOP : シーケンスプログラムの演算停止。
15)
RESET/
L.CLR スイッチ
RESET : ハードウェアリセット,演算異常発生時のリセット
と演算の初期化などを行う。
スイッチを RESET の位置で放置するとシステム全
体ににリセットがかかり,システムは正常に動作し
ません。リセット操作後は,必ずスイッチを中立位
置に戻してください。
L.CLR : パラメータで設定されたラッチエリアの全データ
を “OFF” または “0” とする。
サンプリングトレース,ステータスラッチの登録を
クリアする。
16) ユニット取付けネジ穴 ベースユニットへの固定ネジ用の穴。(M3×12 ネジ )
17) ユニット固定用突起
ベースユニットに固定するための突起。
バッテリのリード線の接続用。
18) バッテリコネクタピン ( バッテリの消耗を防ぐため出荷時にはリード線をコネクタか
らはずしてあります。)
19) バッテリ
内蔵 RAM,停電保持機能を使用する場合のバックアップ用
バッテリ。
20) ユニット装着用レバー ベースユニットへユニットを装着するときに使用。
* 2 USB コネクタ,RS-232 コネクタにケーブルを常時接続する場合,ケーブ
ルはクランプによる固定処理を行ってください。ケーブルのぶらつきや移
動,不注意の引っ張りなどによるコネクタの外れを防止します。
55
4.5.2 プログラム書込み後のスイッチ操作
(1) CPU の STOP 中にプログラムを書き込む場合
CPU の STOP 中にプログラムを書き込む場合は,次の手順を行い
ます。
① RUN/STOP スイッチ:STOP
RUN LED:消灯 CPU STOP 状態→プログラムの書込み
② RUN/STOP スイッチ:STOP → RUN
RUN LED:点灯 CPU RUN 状態
(2) プログラムを RUN 中書込みした場合
CPU の RUN 中にプログラムを書き込みした場合,スイッチは操
作しないでください。
4.5.3 ラッチクリア操作
ラッチクリア操作をする場合は,RESET/L.CLR スイッチを次の手順
で操作します。
① RESET/L.CLRスイッチ: USER LED が点滅するまで L.CLR
に数回倒す(RESET には倒さない
でください。)
USER LED:点滅ラッチクリア準備完了
② RESET/L.CLRスイッチ: もう 1 回 L.CLR に倒す
USER LED:消灯ラッチクリア完了
ポイント
ラッチクリアを行う場合,パラメータのデバイス設定でデバイスごとにラッチクリアの有
効/無効を設定できます。
操作方法は,GPP 機能のオペレーティングマニュアルを参照してください。
56
4.5.4 電源 ON 中のメモリカードの装着および抜き取り
電源 ON 中にメモリカードを装着または抜き取りしないでください。
ポイント
電源 ON 中にメモリカードを装着または抜き取りした場合,メモリカード内のデータが破
壊される恐れがありますので注意してください。
57
5. 入出力ユニットの仕様と接続
AnS シリーズの各入出力ユニットの仕様と接続図を示します。
5.1 入力ユニット
5.1.1 入力ユニットの仕様
動作電圧
形名
入力形式
点数 /
ユニット
A1SX10
A1SX10EU
AC100V
∼ 120V
AC 入力
A1SX20
A1SX40-S2
A1SX41
A1SX41-S2
32 点
A1SX42
A1SX42-S1
OFF 電圧
6mA
AC80V 以上 AC30V 以下
9mA
11mA
DC/AC7V
以上
DC/AC2.7V
以下
DC12/24V
3/7mA
DC8V 以上
DC4V 以下
DC24V
7mA
DC14V 以上
DC6.5V
以下
DC12/24V
3/7mA
DC8V 以上
DC4V 以下
DC17V 以上
DC24V
7mA
DC3.5V
以下
DC14V 以上
DC6.5V
以下
DC8V 以上
DC4V 以下
DC18.5V
以上
DC3V 以下
DC17.5V
以上
DC7V 以下
DC12/24V
64 点
ON 電圧
4.2/8.6mA
AC12/24V
A1SX40
DC 入力
( シンク
タイプ )
AC200V
∼ 240V
DC12/24V
DC/AC
入力
A1SX40-S1
A1SX41-S1
入力電流
7mA
16 点
A1SX20EU
A1SX30
定格入力
電圧
DC24V
A1SX42-S2
58
2/5mA
5mA
最大同時
入力点数
(同時 ON
率)
100%
(AC110V)
60%
(AC132V)
入力応答時間
OFF → ON ON → OFF
20ms 以下
35ms 以下
30ms 以下
55ms 以下
20ms 以下
75%
(DC26.4V) 25ms 以下
20ms 以下
外部接続
コモン接続
DC5V 内部
消費電流
入出力
占有点数
端子台
コネクタ
16 点
1 コモン
0.05A
16 点
100%
(AC110V)
60%
(AC220V)
20ms 以下
10ms 以下
10ms 以下
100%
0.1ms 以下 0.2ms 以下
(DC26.4V)
10ms 以下
10ms 以下
60%
0.3ms 以下 0.3ms 以下
(DC26.4V)
10ms 以下
50%
(DC24V)
40 ピン
コネクタ
10ms 以下
0.3ms 以下 0.3ms 以下
10ms 以下
0.08A
0.12A
32 点
1 コモン
40 ピン
コネクタ
×2
10ms 以下
0.09A
0.16A
0.09A
59
32 点
0.08A
64 点
動作電圧
形名
入力形式
A1SX71
点数 /
ユニット
定格入力
電圧
入力電流
32 点
DC5/12/
24V
A1SX80
A1SX80-S1
A1SX80-S2
A1SX81
DC 入力
シンク /
ソース
タイプ
A1SX82-S1
A1S42X
DC 入力
( ダイナ
ミック )
OFF 電圧
1.2/3.3/
7mA
DC3.5V
以上
DC1V 以下
DC12/24V
3/7mA
DC8V 以上
DC4V 以下
DC17V 以上
DC5V 以下
DC24V
7mA
DC13V 以上
DC6V 以下
16 点
DC12/24V
3/7mA
DC8V 以上
DC4V 以下
DC24V
7mA
DC13V 以上
DC6V 以下
64 点
DC24V
5mA
DC18.5V
以上
DC3V 以下
16/32
48/64
点* 2
DC12/24V
4/9mA
DC8V 以上
DC4V 以下
32 点
A1SX81-S2
ON 電圧
すべてのユニットが絶縁方式:フォトカプラ絶縁,入力表示:LED 表示です。
* 1 ダイナミックスキャン周期は 13.3ms です。
* 2 ユニット正面のディップスイッチで設定します。
60
最大同時
入力点数
(同時 ON
率)
65%
(DC24V)
入力応答時間
OFF → ON ON → OFF
1.5ms 以下
100%
10ms 以下
(DC26.4V)
3ms 以下
外部接続
コモン接続
DC5V 内部
消費電流
入出力
占有点数
40 ピン
コネクタ
32 点
1 コモン
0.075A * 3
32 点
端子台
コネクタ
16 点
1 コモン
10ms 以下
85%
0.4ms 以下 0.5ms 以下
(DC26.4V)
0.05A
100%
(DC26.4V)
0.05A
16 点
0.05A
10ms 以下
10ms 以下
37 ピン
D サブ
コネクタ
32 点
1 コモン
50%
0.3ms 以下 0.3ms 以下
(DC26.4V)
40 ピン
コネクタ
×2
32 点
1 コモン
0.16A
64 点
100%
0.4ms 以下 0.4ms 以下
*1
*1
(DC26.4V)
24 ピン
コネクタ
―
0.08A
16/32/48
/64 点
60%
(DC26.4V)
* 3 ユニットの定格銘板では 0.08A と記載しています。
61
0.08A
0.08A
32 点
5.1.2 入力ユニットの接続
(1)
形 名
定格入力電圧
A1SX10
AC100 ∼
120V
A1SX10EU
A1SX20
A1SX20EU
(2)
形 名
定格入力電圧
A1SX30
DC12/24V
AC12/24V
AC200 ∼
240V
X01
X03
X05
X07
X08
X0A
X0C
X0E
COM
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
アキ 20
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
アキ 20 19
X01
X03
X05
X07
X08
X0A
X0C
X0E
COM
X00
X02
X04
X06
COM
X09
X0B
X0D
X0F
+
アキ
−
または
−
X00
X02
X04
X06
COM
X09
X0B
X0D
X0F
アキ
AC12/24V
+ または
DC12/24V
または
※ 9 と 18 は内部で接続されています。
※ 9 と 18 は内部で接続されています。
(3)
形 名
定格入力電圧
形 名
定格入力電圧
A1SX40
DC12/24V
A1SX80
DC12/24V
A1SX40-S1
A1SX40-S2
− +
DC24V
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
アキ 20 19
X01
X03
X05
X07
X08
X0A
X0C
X0E
COM
(4)
A1SX80-S1
A1SX80-S2
X00
X02
X04
X06
COM
X09
X0B
X0D
X0F
+ −
アキ
− +
※ 9 と 18 は内部で接続されています。
X01
X03
X05
X07
X08
X0A
X0C
X0E
COM
DC24V
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
アキ 20
X00
X02
X04
X06
COM
X09
X0B
X0D
X0F
アキ
※ 9 と 18 は内部で接続されています。
62
形 名
定格入力電圧
A1SX41
DC12/24V
A1SX41-S1
A1SX41-S2
(5)
A1SX42
DC24V
DC12/24V
A1SX42-S1
A1SX42-S2
DC24V
A1SX82-S1
※3
X00
X01
X02
X03
X04
X05
X06
X07
X08
X09
X0A
X0B
B20 A20
B19 A19
B18 A18
B17 A17
B16 A16
B15 A15
B14 A14
B13 A13
B12 A12
B11 A11
B10 A10
X10
X11
X12
X13
X14
X15
X16
X17
X18
X19
X1A
X1B
B9
A9
B8
A8
B7
A7
B6
A6
B5
A5
アキ
B4
A4
アキ
アキ
− + COM
B3
A3
アキ
B2
A2
アキ
B1
A1
アキ
X0C
X0D
X0E
X0F
+ − COM
X1C
X1D
X1E
X1F
※3
※1 上図は F (前半 32 点)を示しています。
L(後半 32 点)の接続は F と同じです。
また X00 ∼ X1F は X20 ∼ X3F として見てください。
B1 と B2 は内部で接続されています。
※2 ピン番号の A 列,B 列はユニットのシルクの A 列,B 列と逆です。ピン番号の A 列は
ユニットでは B 列となりますので注意してください。
※3 A1SX82-S1 の場合,プラスコモン/マイナスコモンのどちらも使用可能です。
63
(6)
形 名
定格入力電圧
A1SX71
DC5/12/24V
X00
X01
X02
X03
X04
X05
X06
X07
X08
X09
X0A
X0B
X0C
X0D
X0E
X0F
B20 A20
B19 A19
B18 A18
B17 A17
B16 A16
B15 A15
B14 A14
B13 A13
B12 A12
B11 A11
B10 A10
B9 A9
B8 A8
B7 A7
B6 A6
B5 A5
(7)
形 名
定格入力電圧
A1SX81
DC12/24V
A1SX81-S2
DC24V
X10
X11
X01
X12
X03
X13
X05
X14
X07
X15
X09
X16
X17
X0B
X18
X0D
X19
X0F
X1A
X11
X1B
X13
X1C
X15
X1D
X17
X1E
X19
X1F
X1B
アキ
B4 A4
アキ
X1D
アキ
− + COM
B3 A3
アキ
X1F
B2 A2
アキ
COM
B1 A1
アキ
COM
アキ
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
31
32
33
34
35
36
37
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
※1 上記の接続はオープンコレクタ
※
( シンク ) の場合です。B1 と B2 は内
部で接続されています。
・TTL,LS-TTL,CMOS バッファ
( シンク ) 接続の場合
B20
+
−
B2
・センサ ( ソース ) 接続の場合
B20
+ −
B2
※2 ピン番号の A 列,B 列はユニットのシル
クの A 列,B 列と逆です。ピン番号の A
列はユニットでは B 列となりますので注
意してください。
64
X00
X02
X04
X06
X08
X0A
X0C
X0E
X10
X12
X14
X16
X18
X1A
X1C
X1E
COM − +
COM
+−
アキ
17 と 18 と 36 は内部で接続されて
います。
(8)
形 名
定格入力電圧
A1S42X
DC12/24V
ピン信号
B12
B11
B10
B9
B8
B7
B6
B5
B4
B3
B2
B1
ピン番号
入力端子
X38 X30 X28 X20 X18 X10 X08 X00
X39 X31 X29 X21 X19 X11 X09 X01
X3A X32 X2A X22 X1A X12 X0A X02
X3B X33 X2B X23 X1B X13 X0B X03
X3C X34 X2C X24 X1C X14 X0C X04
X3D X35 X2D X25 X1D X15 X0D X05
X3E X36 X2E X26 X1E X16 X0E X06
X3F X37 X2F X27 X1F X17 X0F X07
B12
XD0
A12
XD1
B11
XD2
A11
XD3
B10
XD4
A10
XD5
B9
XD6
A9
XD7
B8
XSCN0
A8
XSCN1
B7
XSCN2
A7
XSCN3
B6
XSCN4
A6
XSCN5
B5
XSCN6
A5
XSCN7
内部
制御
回路
A12
A11
A10
A9
A8
A7
A6
A5
A4
A3
A2
A1
ユニット正面
から見た場合
内部
制御
回路
1/8デュー
ティーに
て内部ス
キャンする
B3A3
DC 12/24V
B2A2
* 2つ以上のスイッチが同時に押されていることがあるときは,
必ず各スイッチにダイオードを入れてください。(右図参照)
65
ピン
番号
信号名
ピン
番号
信号名
B12
XD0
A12
XD1
B11
XD2
A11
XD3
B10
XD4
A10
XD5
B9
XD6
A9
XD7
B8
XSCN0
A8
XSCN1
B7
XSCN2
A7
XSCN3
B6
XSCN4
A6
XSCN5
B5
XSCN6
A5
XSCN7
B4
アキ
A4
アキ
B3
DC12
/24V
A3
DC12
/24V
B2
0V
A2
0V
B1
FG
A1
FG
5.2 出力ユニット
5.2.1 出力ユニットの仕様
形名
出力形式
点数/
ユニット
最大負荷電流
定格
負荷
電圧
1 点 1 コモン
A1SY
10
16 点
AC100
∼ 240V
DC24V
A1SY
10EU
16 点
AC100
∼ 120V
DC24V
接点出力
A1SY
14EU
A1SY
18A
A1SY
18AE
A1SY
22
AC100
∼ 240V
DC24V
8点
0.6A
AC100
∼ 240V
−
8A
−
−
2.4A
32 点
−
1A
−
0.6A
2.4A
(49 ℃)
1.9A
(55 ℃)
−
0.8A
−
0.8A
−
2A
−
DC12 ∼
0.1A
24V
2A
−
1.6A
−
2A
−
64 点
66
10ms 12ms
以下
以下
8A
(AC132V,46 ℃ )
8A
(AC264V,40 ℃ )
4A
1ms
(AC132V,55 ℃ ) 以下
2A
(AC264V,55 ℃)
16 点
トラン
ジスタ
出力
( シンク
タイプ )
OFF ON →
→ ON OFF
−
2A
−
16 点
A1SY
28EU
A1SY
40
A1SY
40P
A1SY
41
A1SY
41P
A1SY
42
A1SY
42P
8A
8点
A1SY
トライ
28A
アック
出力
1 ユニット
−
12 点
8点
出力応答時間
1ms
+ 0.5
サイク
ル以下
1ms
+ 0.5
サイク
ル以下
2ms
以下
1ms
以下
2ms
以下
1ms
以下
2ms
以下
1ms
以下
2ms
以下
1ms
以下
2ms
以下
1ms
以下
2ms
以下
1ms
以下
外部接続
コモン
接続
サージ
キラー
ヒューズ
エラー
表示
外部供給
電源
(TYP
DC24V)
DC5V
内部
消費電流
入出力
占有
点数
電流
8点
1 コモン
8点
1 コモン
なし
端子台
コネクタ
4点
1 コモン
コモン
なし
( 全点
独立 )
8点
CR
1 コモン アブソーバ
なし
5A
0.090A
0.12A
0.090A
0.12A
0.1A
0.12A
0.075A
0.24A
なし
あり* 5 0.002A * 3
16 点
コモン
なし
( 全点
独立 )
CR
アブソーバ
バリスタ
0.13A
なし
なし
−
4点
CR
1 コモン アブソーバ
8点
1 コモン
40 ピン
コネクタ
40 ピン
コネクタ
×2
0.27A
ツェナー
ダイオード
32 点
1 コモン
0.27A
1.6A
あり* 5
0.008A
0.27A
なし
なし
0.011A
0.079A * 6
3.2A
あり* 5
0.008A
0.5A
なし
なし
0.012A
0.141A * 7
3.2A
あり* 5
0.008A
0.93A
なし
なし
0.014A
0.17A
32 点
64 点
67
形名
出力形式
点数/
ユニット
最大負荷電流
定格
負荷
電圧
1点
出力応答時間
1 コモン 1 ユニット
A1SY
50
DC12 ∼
24V
トランジス
タ出力
A 1 S Y ( シンク
タイプ )
60
2A
4A
(25 ℃) (25 ℃)
1.8A
3.6A
DC24V
(45 ℃) (45 ℃)
1.6A
3.2A
(55 ℃) (55 ℃)
−
トランジス
A 1 S Y タ出力
60E
( ソース
タイプ )
DC5/
12/24V
−
トランジス
タ出力
A1SY
( シンク/
68A
ソース
タイプ )
8点
DC5/
12/24
/48V
トランジス
タ出力
A 1 S Y (TTL/
71
CMOS 用
シンク
タイプ )
32 点
DC5/
12V
A1SY
80
A1SY
81
トランジス
A 1 S Y タ出力
81EP ( ソース
タイプ )
A1SY
82
A1S
42Y
トランジス
タ出力
( ダイナ
ミック )
16 点
0.5A
2A
4A
−
2ms
以下
2ms
以下
3ms
以下
10ms
以下
1ms
以下
1ms
以下
2ms
以下
2ms
以下
−
0.5
ms
以下
1.5ms
以下
2ms
以下
2A
16 点
32 点
DC12 ∼
24V
−
−
0.016A
0.256A
−
0.8A
3.2A
−
2A
0.1A
(25 ℃) (25 ℃)
1.6A
0.05A
(55 ℃ ) (55 ℃ )
OFF ON →
→ ON OFF
−
64 点
0.1A
1.6A
−
2ms
以下
16/32/
48/64
点* 2
0.1A
(40 ℃)
0.05A
(55 ℃ )
−
−
2ms
2ms
以下 以下 *1
* 1
すべてのユニットが絶縁方式:フォトカプラ絶縁,出力表示:LED 表示です。
* 1 ダイナミックスキャン周期は 13.3ms(FAST モード)または 106.7ms
(SLOW モード)です。
(ユニット裏面のディップスイッチで設定します。)
* 2 ユニット正面のディップスイッチで設定します。
68
外部接続
コモン
接続
サージ
キラー
ヒューズ
エラー
表示
外部供給
電源
(TYP
DC24V)
DC5V
内部
消費電流
入出力
占有
点数
電流
3.2A
8点
1 コモン
端子台
コネクタ
ツェナー
ダイオード
32 点
1 コモン
0.12A
0.015A
0.12A
0.01A
0.2A
−
0.11A
0.15A * 4
0.4A
32 点
5A
0.020A
0.12A
16 点
3.2A
0.008A
0.5A
32 点
0.008A
0.93A
64 点
0.055A
0.18A
16/32/
48/64
点
5A
コモン
なし
( 全点
独立 )
40 ピン
コネクタ
0.06A
あり* 5
7A
なし
なし
なし
1.6A
16 点
あり* 5
端子台
コネクタ
8点
1 コモン
37 ピン
D サブ
コネクタ
32 点 1
コモン
40 ピン
コネクタ
×2
32 点 1
コモン
ツェナー
ダイオード
クランプ
ダイオード
なし
ツェナー
ダイオード
3.2A
なし
あり
24 ピン
コネクタ
*3
*4
*5
*6
*7
−
なし
1.6A
0.080A
*5
TYP AC200V での値です。
TYP DC12V での値です。
ヒューズ断または外部供給電源断時に “ERR.”LED が点灯します。
ユニットの定格銘板では 0.08A と記載しています。
ユニットの定格銘板では 0.15A と記載しています。
69
5.2.2 出力ユニットの接続
(1)
形 名
定格負荷電圧
A1SY10
DC24V/AC100
∼ 240V
L
L
L
L
L
L
L
L
外部負荷電源
Y01
Y03
Y05
Y07
Y08
Y0A
Y0C
Y0E
*COM2
2
4
6
8
10
12
14
16
18
20
1
3
5
7
9
11
13
15
17
19
Y00
Y02
Y04
Y06
COM1
Y09
Y0B
Y0D
Y0F
L
L
L
L
外部負荷電源
(2)
+
または
+
または
定格負荷電圧
DC24V/AC100
∼ 120V
L
L
L
L
L
L
L
L
*
L
L
L
L
Y01
Y03
Y05
Y07
Y08
Y0A
Y0C
Y0E
* COM2
外部負荷電源
+ −
2
4
6
8
10
12
14
16
18
20
DC24V
(リレー駆動用)
* 外部負荷電源は下図となります。
−
形 名
A1SY10EU
1
3
5
7
9
11
13
15
17
19
Y00
Y02
Y04
Y06
COM1
Y09
Y0B
Y0D
Y0F
L
L
L
L
外部負荷電源
*
L
L
L
L
+ −
DC24V
(リレー駆動用)
* 外部負荷電源は下図となります。
AC100∼240V
またはDC24V
−
−
+
70
または
+
または
−
AC100V
またはDC24V
(3)
形 名
定格負荷電圧
A1SY14EU
DC24V/AC100
∼ 240V
1
Y01
2
3
Y03
4
5
Y04
6
7
Y06
8
* COM2
9
外部負荷電源
10
11
Y09
12
L
13
Y0B
14
L
15
16
17
18
19
20
L
L
L
L
Y00
Y02
COM1
Y05
Y07
Y08
Y0A
COM3
L
L
(4)
形 名
定格負荷電圧
A1SY18A
DC24V/AC100
∼ 240V
A1SY18EU
*Y00
*Y01
*Y02
外部負荷電源
*Y03
外部負荷電源
*Y04
外部負荷電源
*Y05
外部負荷電源
*Y06
外部負荷電源
*Y07
外部負荷電源
*
外部負荷電源
外部負荷電源
L
L
L
L
外部負荷電源
*
外部負荷電源
+ −
DC24V
(リレー駆動用)
2
4
6
8
10
12
14
16
18
20
1
3
5
7
9
11
13
15
17
19
Y00
Y01
Y02
Y03
Y04
Y05
Y06
Y07
L
L
L
L
L
L
L
L
+ −
DC24V
(リレー駆動用)
* 外部負荷電源は下図となります。
−
+
または
+
または
* 外部負荷電源は下図となります。
AC100∼240V
またはDC24V
−
−
+
71
または
+
または
−
AC100∼240V
またはDC24V
(5)
形 名
定格負荷電圧
A1SY22
AC100V ∼
240V
Y01
L
Y03
L
Y05
L
Y07
L
AC100/200V
Y09
L
Y0B
L
Y0D
L
Y0F
L
AC100/200V
2
4
6
8
10
12
14
16
18
20
1
3
5
7
9
11
13
15
17
19
Y00
Y02
Y04
Y06
COM1
Y08
Y0A
Y0C
Y0E
COM2
(6)
形 名
定格負荷電圧
A1SY28A
AC100V ∼
240V
L
L
L
L
Y00
Y01
Y02
Y03
Y04
Y05
Y06
Y07
L
L
L
L
2
4
6
8
10
12
14
16
18
20
(7)
形 名
定格負荷電圧
A1SY28EU
AC100V ∼
240V
形 名
(8)
A1SY40
1
3
5
7
9
11
13
15
17
19
Y00
Y01
Y02
Y03
Y04
Y05
Y06
Y07
L
L
L
L
L
L
L
L
定格負荷電圧
DC12V/24V
A1SY40P
2
4
6
8
10
12
14
16
18
20
1
3
5
7
9
11
13
15
17
19
Y00
Y02
Y04
Y06
COM1
Y08
Y0A
Y0C
L
L
L
L
L
L
L
L
L
L
L
L
+ −
L
L
L
+ −
72
Y01
Y03
Y05
Y07
COM
Y09
Y0B
Y0D
Y0F
COM
2
4
6
8
10
12
14
16
18
20
1
3
5
7
9
11
13
15
17
19
Y00
Y02
Y04
Y06
DC12/24V
Y08
Y0A
Y0C
Y0E
DC12/24V
L
L
L
L
L
L
L
L
(9)
形 名
定格負荷電圧
A1SY50
DC12/24V
A1SY60
DC24V
L
L
L
L
+ −
L
L
L
L
+ −
Y01
Y03
Y05
Y07
COM2
Y09
Y0B
Y0D
Y0F
COM2
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
Y00
Y02
Y04
Y06
(10)
L
L
L
L
Y08
Y0A
Y0C
Y0E
形 名
定格負荷電圧
A1SY60E
DC5/12/24V
Y01
Y03
Y05
Y07
L
L
L
L
L
L
L
L
0V
Y09
Y0B
Y0D
Y0F
L
L
L
L
+ −
0V
2
4
6
8
10
12
14
16
18
20
Y00
Y02
Y04
Y06
COM1
Y08
Y0A
Y0C
Y0E
COM2
1
3
5
7
9
11
13
15
17
19
L
L
L
L
負荷電圧
DC12/24V
の場合
+ −
DC12/24V
L
負荷電圧
L
DC5Vの場合
L
L
+ −
DC12/24V
DC5V
※ DC5V の使用負荷電圧を使用するとき,外
部共給電源用に DC12/24V の別電源が必
要です。
(11)
形 名
定格負荷電圧
A1SY68A
DC5/12/24/
48V
+ −
+ −
+ −
+ −
L
L
L
L
Y00
Y01
Y02
Y03
Y04
Y05
Y06
Y07
アキ
2
4
6
8
10
12
14
16
18
アキ
20
1
3
5
7
9
11
13
15
17
19
Y00
Y01
Y02
Y03
Y04
Y05
Y06
Y07
アキ
アキ
L
L
L
L
(12)
形 名
定格負荷電圧
A1SY80
DC12/24V
L
L
L
L
シンク
の場合
+ −
+ −
+ −
L
L
L
L
+ −
ソース
の場合
73
Y01
Y03
Y05
Y07
0V
Y09
Y0B
Y0D
Y0F
0V
2
4
6
8
10
12
14
16
18
20
1
3
5
7
9
11
13
15
17
19
Y00
Y02
Y04
Y06
COM1
Y08
Y0A
Y0C
Y0E
COM2
L
L
L
L
+ −
L
L
L
L
+ −
形 名
(13)
定格負荷電圧
A1SY41
DC12/24V
A1SY41P
L
L
L
L
L
L
L
L
L
L
L
L
L
L
L
L
Y00
Y01
Y02
Y03
Y04
Y05
Y06
Y07
Y08
Y09
Y0A
Y0B
Y0C
Y0D
Y0E
Y0F
アキ
アキ
DC12/24V
DC12/24V
※1
※2
形 名
(14)
B20 A20
B19 A19
B18 A18
B17 A17
B16 A16
B15 A15
B14 A14
B13 A13
B12 A12
B11 A11
B10 A10
Y10
Y11
Y12
Y13
Y14
Y15
Y16
Y17
Y18
Y19
Y1A
Y1B
L
L
L
L
L
L
L
L
L
L
L
L
L
L
L
L
L
L
L
L
L
L
L
L
L
L
L
L
L
L
L
L
Y00
Y01
Y02
Y03
Y04
Y05
Y06
Y07
Y08
Y09
Y0A
Y0B
A9
B8
A8
B7
A7
B6
A6
B5
A5
B4
A4
アキ
アキ DC12/24V
COM − +
アキ
DC12/24V
COM
DC12/24V
B3
A3
B2
A2
B1
A1
Y1D
Y1E
Y1F
DC12/24V
A1SY42P
B9
Y1C
定格負荷電圧
A1SY42
Y0C
Y0D
Y0E
Y0F
アキ
B1 と B2 ,A1 と A2 は 内 部 で 接 ※1
続されています。
ピン番号の A 列,B 列はユニットのシ
ルクの A 列,B 列と逆です。ピン番号
の A 列はユニットでは B 列となります
ので注意してください。
※2
74
B20 A20
B19 A19
B18 A18
B17 A17
B16 A16
B15 A15
B14 A14
B13 A13
B12 A12
B11 A11
B10 A10
Y10
Y11
Y12
Y13
Y14
Y15
Y16
Y17
Y18
Y19
Y1A
Y1B
L
L
L
L
L
L
L
L
L
L
L
L
B9
A9
B8
A8
B7
A7
B6
A6
B5
A5
B4
A4
アキ
アキ DC12/24V
COM − +
B3
A3
B2
A2
B1
A1
Y1C
Y1D
Y1E
Y1F
L
L
L
L
COM
上図は F (前半32点)
を示しています。
L (後半 32 点)の接続は F と同じで
す。
また Y00 ∼ Y1F は Y20 ∼ Y3F として
見てください。
B1 と B2 ,A1 と A2 は 内 部 で 接
続されています。
ピン番号の A 列,B 列はユニットのシ
ルクの A 列,B 列と逆です。ピン番号
の A 列はユニットでは B 列となります
ので注意してください。
(15)
形 名
定格負荷電圧
A1SY71
DC5/12V
L
L
L
L
L
L
L
L
L
L
L
L
L
L
L
L
Y00
Y01
Y02
Y03
Y04
Y05
Y06
Y07
Y08
Y09
Y0A
Y0B
Y0C
Y0D
Y0E
Y0F
アキ
アキ
DC5/12V
DC5/12V
※1
※2
B20 A20
B19 A19
B18 A18
B17 A17
B16 A16
B15 A15
B14 A14
B13 A13
B12 A12
B11 A11
B10 A10
Y10
Y11
Y12
Y13
Y14
Y15
Y16
Y17
Y18
Y19
Y1A
Y1B
L
L
L
L
L
L
L
L
L
L
L
L
B9
A9
B8
A8
B7
A7
B6
A6
B5
A5
B4
A4
アキ
アキ
COM − +
B3
A3
B2
A2
B1
A1
Y1C
Y1D
Y1E
Y1F
L
L
L
L
COM
B1 と B2 ,A1 と A2 は内部で接続されています。
ピン番号の A 列,B 列はユニットのシルクの A 列,B 列と逆です。ピン番号の A 列は
ユニットでは B 列となりますので注意してください。
75
形 名
(16)
A1SY81
A1SY81EP
定格負荷電圧
DC12/24V
L
L
L
L
L
L
L
L
L
L
L
L
L
L
L
L
Y01
Y03
Y05
Y07
Y09
Y0B
Y0D
Y0F
Y11
Y13
Y15
Y17
Y19
Y1B
Y1D
Y1F
COM
0V
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
31
32
33
34
35
36
37
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
Y00
Y02
Y04
Y06
Y08
Y0A
Y0C
Y0E
Y10
Y12
Y14
Y16
Y18
Y1A
Y1C
L
L
L
L
L
L
L
L
L
L
L
L
L
L
L
Y1E
L
COM + −
COM
0V
※ 17 と 18 と 36 ,19 と 37 は内部で接続されています。
76
(17)
形 名
定格負荷電圧
A1SY82
DC12/24V
L
L
L
L
L
L
L
L
L
L
L
L
Y00
Y01
Y02
Y03
Y04
Y05
Y06
Y07
Y08
Y09
Y0A
Y0B
B20 A20
B19 A19
B18 A18
B17 A17
B16 A16
B15 A15
B14 A14
B13 A13
B12 A12
B11 A11
B10 A10
Y10
Y11
Y12
Y13
Y14
Y15
Y16
Y17
Y18
Y19
Y1A
Y1B
B9
A9
B8
A8
B7
A7
B6
A6
B5
A5
アキ
B4
A4
アキ
DC12/24V アキ
− +
COM
B3
A3
B2
A2
アキ
0V
B1
A1
L
L
L
L
Y0C
Y0D
Y0E
Y0F
COM
Y1C
Y1D
Y1E
Y1F
L
L
L
L
L
L
L
L
L
L
L
L
L
L
L
L
0V
※1
上図は F (前半 32 点)を示しています。 L(後半 32 点)の接続は F と同じです。
また Y00 ∼ Y1F は Y20 ∼ Y3F として見てください。
B1 と B2 ,A1 と A2 は内部で接続されています。
※2
ピン番号の A 列,B 列はユニットのシルクの A 列,B 列と逆です。ピン番号の A 列は
ユニットでは B 列となりますので注意してください。
77
(18)
形 名
定格負荷電圧
A1S42Y
DC12/24V
ピン配列
B12
B11
B10
B9
B8
B7
B6
B5
B4
B3
B2
B1
A12
A11
A10
A9
A8
A7
A6
A5
A4
A3
A2
A1
ユニット正面
から見た場合
内部
制御
回路
1/8デュー
ティーにて
内部スキャ
ンする
R
R
R
信号名
(FH)
ピン
番号
信号名
(FH)
B12
YD0
A12
YD1
B11
YD2
A11
YD3
B10
YD4
A10
YD5
B9
YD6
A9
YD7
B8
YSCN0
A8
YSCN1
B7
YSCN2
A7
YSCN3
B6
YSCN4
A6
YSCN5
B5
YSCN6
A5
YSCN7
B4
アキ
A4
アキ
B3
DC12/
24V
A3
DC12/
24V
B2
0V
A2
0V
B1
アキ
A1
アキ
出力端子
ピン番号*3
A1S42Y
内部
制御
回路
ピン
番号
YD0
LED電流制限用
Y00
B12 抵抗
YD1
A12
YD2
B11
YD3
A11
YD4
B10
YD5
A10
YD6
B9
YD7
A9
YSCN0
B8
YSCN1
A8
YSCN2
B7
YSCN3
A7
YSCN4
B6
YSCN5
A6
YSCN6
YSCN7
Y08 Y10 Y18 Y20 Y28 Y30 Y38
Y01 Y09 Y11 Y19 Y21 Y29 Y31 Y39
Y02 Y0A Y12 Y1A Y22 Y2A Y32 Y3A
Y03 Y0B Y13 Y1B Y23 Y2B Y33 Y3B
Y04 Y0C Y14 Y1C Y24 Y2C Y34 Y3C
Y05 Y0D Y15 Y1D Y25 Y2D Y35 Y3D
Y06 Y0E Y16 Y1E Y26 Y2E Y36 Y3E
Y07 Y0F Y17 Y1F Y27 Y2F Y37 Y3F
B5
A5
B3A3
DC12/24V
B2A2
※1
出力ユニットのヒューズは,ユニットの出力が短絡した場合に外部配線の焼損を防止す
る目的のものです。したがって,出力素子の保護ができないことがあります。
出力素子が短絡以外の故障モードで破壊した場合,ヒューズが動作
しないことがあります。
※2
外部供給電源断時も “ERR.”LED が点灯します。
※3
LED 電流制限用抵抗は A1S42Y の外部で取り付けてください。
※4
LED の逆方向には電源電圧(DC12/24V)が印加されます。
逆耐圧が不足する場合は,各 LED に直列保護用ダイオードを入れてください。
78
MEMO
79
5.3 入出力混合ユニット
5.3.1 入出力混合ユニットの仕様
形名
入力形式
入力点数 /
定格
入力電流
ユニット 入力電圧
A1SH42
DC12/
24V
A1SH42P
A1SH42-S1
DC 入力
A1SH42P-S1 ( シンクタイプ )
A1SX48Y18
形名
出力形式
OFF 電圧
2/5mA
DC8V
以上
DC4V
以下
5mA
DC15V
以上
DC3V
以下
7mA
DC14V
以上
DC6.5V
以下
32 点
DC24V
8点
A1SX48Y58
出力点数 /
定格
ユニット 負荷電圧
最大負荷電流
1点
A1SH42
A1SH42P
トランジスタ
出力
(シンクタイプ)
A1SH42-S1
DC12/
24V
32 点
接点出力
A1SX48Y58
トランジスタ
出力
(シンクタイプ)
出力応答時間
1
OFF →
コモン
ON
ON →
OFF
1.6A
2ms
以下
2ms
以下
2A
1ms
以下
1ms
以下
1.6A
2ms
以下
2ms
以下
2A
1ms
以下
1ms
以下
0.1A
A1SH42P-S1
A1SX48Y18
動作電圧
ON 電圧
DC24V
AC240V
2A
8A
10ms
以下
12ms
以下
DC12/
24V
0.5A
2A
2ms
以下
2ms
以下
8点
すべてのユニットが絶縁方式:フォトカプラ絶縁,動作状態:LED 表示です。
80
最大同時入力点数
(同時 ON 率)
入力応答時間
OFF → ON ON → OFF
入力コモン
方式
10ms 以下
10ms 以下
32 点
1 コモン
0.3ms 以下
0.3ms 以下
20 点
1 コモン
100%(DC26.4V)
10ms 以下
10ms 以下
8 点 1 コモン
出力コモン
外部接続
方式
サージ
キラー
ヒューズ
60%(DC24V)
32 点
1 コモン
8点
1 コモン
40 ピン
コネクタ
端子台
コネクタ
外部供給電源
(TYP DC24V) DC5V 内部
消費電流
電流
3.2A
0.008A
0.5A
なし
0.012A
0.13A
3.2A
0.008A
0.5A
なし
0.012A
0.13A
なし
なし
0.045A
0.085A
ツェナー
ダイオード
3.2A
0.06A
0.06A
ツェナー
ダイオード
81
入出力
占有点数
32 点
(I/O 割付:
出力 32 点)
16 点
(I/O 割付:
出力 16 点
5.3.2 入出力混合ユニットの接続
形 名
定格入力電圧
A1SH42
(1)
定格負荷電圧
DC12/24V
A1SH42P
DC12/24V
A1SH42-S1
DC24V
A1SH42P-S1
X00
B20 A20
X01
B19 A19
X02
B18 A18
X03
B17 A17
X04
B16 A16
X05
B15 A15
X06
B14 A14
X07
B13 A13
X08
B12 A12
X09
B11 A11
X0A
B10 A10
X0B
X10
L
X11
L
X12
L
X13
L
X14
L
X15
L
X16
L
X17
L
X18
L
X19
L
X1A
L
X1B
B20 A20
Y01
B19 A19
Y02
B18 A18
Y03
B17 A17
Y04
B16 A16
Y05
B15 A15
Y06
B14 A14
Y07
B13 A13
Y08
B12 A12
Y09
B11 A11
Y0A
B10 A10
Y0B
B9
A9
B8
A8
B7
A7
B6
A6
B5
A5
アキ
B4
A4
アキ
アキ
アキ
− + COM
B3
A3
アキ
B2
A2
アキ
アキ
DC12/24V
B1
A1
アキ
DC12/24V
X0C
X0D
X0E
X0F
COM
L
X1C
L
X1D
L
X1E
L
X1F
L
X(入力側)
※1
Y00
B9
Y0C
B8
Y0D
B7
Y0E
B6
Y0F
A9
A8
A7
A6
Y10
Y11
Y12
Y13
Y14
Y15
Y16
Y17
Y18
Y19
Y1A
Y1B
Y1C
Y1D
Y1E
Y1F
L
L
L
L
L
L
L
L
L
L
L
L
L
L
L
L
B5
A5
B4
A4
アキ
アキ
COM − +
B3
A3
B2
A2
B1
A1
COM
Y(出力側)
B1 と B2 は内部で接続されています。 ※3
※2 ピン番号の A 列,B 列はユニットのシル
クの A 列,B 列と逆です。ピン番号の A
列はユニットでは B 列となりますので注
意してください。
82
B1 と B2 , A1 と A2 は内部で接
続されています。
(2)
形 名
定格入力電圧
定格負荷電圧
A1SX48Y18
DC24V
DC24V/
AC240V
X01
X03
X05
X07
Y08
Y0A
Y0C
Y0E
COM2
0V
L
L
L
L
(3)
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
X00
X02
X04
X06
COM1
Y09
Y0B
Y0D
Y0F
DC24V
形 名
定格入力電圧
定格負荷電圧
DC24V
DC12/24V
L
L
L
L
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
83
L
L
L
L
+ −
DC24V
(リレー駆動用)
A1SX48Y58
X01
X03
X05
X07
Y08
Y0A
Y0C
Y0E
DC12/24V
+ −
X00
X02
X04
X06
COM1
Y09
Y0B
Y0D
Y0F
COM2
+ −
L
L
L
L
− +
6. エラーコード
シーケンサ電源 ON 時または電源 ON 中に異常が発生した場合,自己
診断機能によりエラー表示あるいはエラーコード,エラーステップを特
殊レジスタに格納します。
6.1 エラーコードの読出し方法
エラーが発生した場合,エラーコードを周辺機器で読み出すことができ
ます。
操作方法については,周辺機器のオペレーティングマニュアルを参照し
てください。
84
6.2 エラーコード一覧
エラーメッセージ,エラーコード,詳細エラーコードのエラー内容原
因と処置方法について説明します。
表 6.1 エラーコード一覧
エラー
メッセージ
エラー
コード
(D9008)
詳細
CPU
エラー
ユニット
コード
の状態
(D9091)
処置方法
101
(1) エラーステップを
周辺機器にて読み
出し,そのステッ
プのプログラムを
修正する。
CPU ユニットで解読
(2)解読できない命
できない命令コード
令コードの含ま
がプログラム内に含
れた ROM でな
まれている。
いかチェックし,
正しい内容の書
き込まれた
ROM と交換す
る。
102
32 ビットの定数に
対してインデックス
修飾している。
“INSTRCT
CODE ERR.”
10
(STOP →
RUN 時,また
は命令実行時
にチェック)
異常内容と原因
停止
103
専用命令で指定した
デバイスが正しくな
い。
104
専用命令のプログラ
ム構成がまちがって
いる。
105
専用命令のコマンド
名がまちがっている。
106
∼
間にある
プログラム中に Z,V
に,よるインデック
ス修飾している箇所
がある。
LEDA/B IX
LEDA/B IXEND
85
エラーステップを周
辺機器にて読み出し,
そのステップのプロ
グラムを修正する。
表 6.1 エラーコード一覧(つづき)
エラー
メッセージ
エラー
コード
(D9008)
詳細
CPU
エラー
ユニット
コード
の状態
(D9091)
異常内容と原因
処置方法
(1) タイマ,カウン
タの OUT 命令で
のデバイス番号
および設定値を
インデックス修
飾している。
(2) CJ SCJ CALL
“INSTRCT
CODE ERR.”
CALLP
JMP
LEDA/B FCALL
命令
の飛び先先頭に
つけたポインタ
(P) のラベル番
号または割込み
プログラムの先
頭につけた割込
みポインタ (I)
のラベル番号を
インデックス修
飾している。
LEDA/B BREAK
107
10
停止
(STOP →
RUN 時,また
は命令実行時
にチェック)
上記 101 ∼ 107 以
外のエラー
108
メインプロクグラム,
サブプロクグラム,
マイコンプログラム,
ファイルレジスタ,
コメント,ステータ
スラッチ,サンプリ
ングトレース,拡張
ファイルレジスタの
各容量の設定が CPU
ユニットの使用可能 CPU ユニットメモリ
な範囲に設定されて 上のパラメータを読
み出し内容チェック,
いない。
修正後再度メモリに
メインプロクグラム, 書き込む。
サブプロクグラム,
ファイルレジスタ,
コメント,ステータ
スラッチ,サンプリ
ングトレース,拡張
ファイルレジスタの
各設定容量の合計が
メモリカセットの容
量を超えている。
“PARAMETE
R ERROR”
111
11
(電源 ON 時お
よび
STOP/PAUSE
→ RUN 時に
チェック)
エラーステップを周
辺機器にて読み出し,
そのステップのプロ
グラムを修正する。
停止
112
86
表 6.1 エラーコード一覧(つづき)
エラー
メッセージ
エラー
コード
(D9008)
“PARAMETE
R ERROR”
詳細
CPU
エラー
ユニット
コード
の状態
(D9091)
“MISSING
END INS.”
パラメータでのラッ
チ範囲または M,L,S
の設定がまちがって
いる。
114
サムチェックエラー
115
パラメータのリモー
ト RUN/PAUSE 接
点,エラー時の運転
モード,アナン
CPU ユニットメモリ
シェータ表示モード, 上のパラメータを読
STOP → RUN 表示 み出し内容チェック,
モードの設定がいず 修正後再度メモリに
れか正しくない。
書き込む。
停止
116
パラメータの
MNET-MINI 自動リ
フレッシュ設定が正
しくない。
117
パラメータのタイマ
設定が正しくない。
118
パラメータのカウン
タ設定が正しくない。
121
メインプログラム中 メインプログラムの
に END ( FEND ) 命令が 最後に END 命令を書
ない。
き込む。
122
サブプログラムがパ
ラメータで設定され
ている場合,サブプ
ログラムに END
( FEND ) 命令がない。
サブプログラムの最
後に END 命令を書き
込む。
131
飛び先の先頭に付加
するラベルとして使
用しているポインタ
(P),割込みポイン
タ (I) のデバイス番
号が重複している。
飛び先先頭につける
ポインタ (P) の同一
番号をなくし,番号
が重複しないよう修
正する。
12
(STOP →
RUN 時に
チェック)
停止
“CAN'T
EXECUTE(P)
”
13
処置方法
113
11
(電源 ON 時お
よび
STOP/PAUSE
→ RUN 時に
チェック)
異常内容と原因
停止
(命令実行時に
チェック )
87
表 6.1 エラーコード一覧(つづき)
エラー
メッセージ
エラー
コード
(D9008)
詳細
CPU
エラー
ユニット
コード
の状態
(D9091)
異常内容と原因
CJ
“CAN'T
EXECUTE(P)
”
JMP
SCJ
CALL
CALLP
LEDA/B FCALL
命令で指
定したポインタ (P)
のラベルが END 命令
以前にない。
LEDA/B BREAK
132
処置方法
エラーステップを周
辺機器で読み出し,
内容をチェックし,
飛び先のポインタ
(P) を挿入する。
(1)
CALL 命令がない
のに RET 命令が
プログラム上に
あり実行した。 (1)
(2) FOR 命令がない
のに,NEXT ,
LEDA/B BREAK 命令
がプログラム上
にあり実行した。
(3) CALL ,CALLP ,
(2)
FOR 命令のネス
ティング(入れ
子構造)が 6 重
以上あり,6 重
目を実行した。
(4) CALL ,FOR 命令実
行時に RET ,
NEXT がない。
133
13
停止
サブプログラムの設
定がないのに CHG 命
令がプログラム上に
あり実行した。
134
(1)
LEDA/B IX ∼
LEDA/B IXEND 命令
がセットになっ
ていない。
(2) LEDA/B IX ∼
LEDA/B IXEND 命令
が 33 組以上あ
る。
135
(命令実行時に
チェック )
88
エラーステップ
を周辺機器で読
み出し,内容を
チェックし,そ
のステップの所
のプログラムを
修正する。
CALL ,CALLP ,
FOR 命令のネス
ティング(入れ
子構造)を 5 重
以下にする。
エラーステップを周
辺機器で読み出し,
その CHG 命令の回路
を抹消する。
(1) エラーステップ
を周辺機器で読
み出し,内容を
チェックし,そ
のステップの所
のプログラムを
修正してくださ
い。
(2) LEDA/B IX ∼
LEDA/B IXEND 命令
を 32 組以下に
する。
表 6.1 エラーコード一覧(つづき)
エラー
メッセージ
エラー
コード
(D9008)
“CHK
FORMAT
ERR.”
詳細
CPU
エラー
ユニット
コード
の状態
(D9091)
141
CHK 命令の回路ブ
ロック上に LDX ,
LDIX , ANDX , ANDX 以外
の命令( NOP も含む)
がはいっている。
142
CHK 命令が複数個存
在している。
143
CHK 命令の回路ブ
ロック上に接点数が
150 個を超えてい
る。
14
処置方法
LEDA CHK , LEDA CHKEND 命
令が対になっていな 詳細エラーコードの
い。または 2 個以上 内容を参考に CHK 命
ある。
令に関するプログラ
ムをチェックし修正
CHK 命令の回路ブ
する。
ロックの前にある下
記ブロック形式がお
かしい。
CHK D1 D2
P254
144
停止
145
(STOP/
PAUSE →
RUN 時に
チェック)
異常内容と原因
146
CHK D1 D2 命令の D1
のデバイス(番号)
と CJ P 命令の前の
接点のデバイス(番
号)が同一でない。
147
チェックパターン回
路にインデックス修
飾している箇所があ
る。
89
表 6.1 エラーコード一覧(つづき)
エラー
メッセージ
エラー
コード
(D9008)
詳細
CPU
エラー
ユニット
コード
の状態
(D9091)
異常内容と原因
処置方法
(1)
LEDA CHK ∼
LEDA CHKEND 命令
のチェックパ
ターン回路が複
数個存在する。
(2) LEDA CHK ∼
LEDA CHKEND 内の
チェック条件回
路が 7 回路以上
ある。
(3) LEDA CHK ∼
LEDA CHKEND 内の
チェック条件回
路を X,Y の接点
および比較命令
以外で作成して
いる。
(4) LEDA CHK ∼
LEDA CHKEND 命令
のチェックパ
ターン回路が
257 ステップ以
上で作成されて
いる。
詳細エラーコードの
内容を参考に CHK 命
令に関するプログラ
ムをチェックし修正
する。
151
割込みプログラム以
外の所に IRET 命令が
あり実行した。
エラーステップを周
辺機器にて読み出し
その IRET 命令を抹消
する。
152
割込みプログラム上
に IRET 命令が記入さ
れていない。
割込みプログラム上
に IRET 命令があるか
チェックし IRET 命令
を記入する。
割込みユニットを使
用しているプログラ
ム上にそのユニット
に対応した割込みポ
インタ (I) がない。
エラー発生時,
D9011 に対象と
なったポインタ (I)
の番号を格納する。
周辺機器にて特殊レ
ジスタ D9011 をモ
ニタし,格納されて
いる数値に対応する
割込みプログラムの
有無,または割込み
ポインタ (I) の同一
番号がないかチェッ
クし修正する。
“CHK
FORMAT
ERR.”
14
148
停止
(STOP/
PAUSE →
RUN 時に
チェック)
“CAN'T
EXECUTE(I)”
15
停止
153
(割込み発生時
チェック )
90
表 6.1 エラーコード一覧(つづき)
エラー
メッセージ
“CASSETTE
ERROR”
エラー
コード
(D9008)
16
“RAM
ERROR”
20
詳細
CPU
エラー
ユニット
コード
の状態
(D9091)
−
停止
“OPE.
CIRCUIT
ERR.”
(電源 ON 時
チェック)
“OPE.
CIRCUIT
ERR.”
(END 処理時実
行時に
チェック)
処置方法
(1) 電源 ON 中にメ
モリカードを装
着または脱着し
た。
(2) 使用不可のメモ
リカードを装着
した。
(1) 電源 ON 中にメ
モリカードを装
着または脱着し
ない。
(2) 使用可能なメモ
リカードを装着
する。
201
CPU ユニット内の
シーケンスプログラ
ム格納用の RAM 異
常
202
CPU ユニット内の
ワークエリア用の
RAM 異常
CPU ユニットハード
ウェア異常ですので
最寄りのシステム
サービス,代理店ま
たは支社に不具合症
CPU ユニット内のデ 状を説明,ご相談く
ださい。
バイスメモリ異常
停止
203
(電源 ON 時
チェック)
異常内容と原因
204
CPU ユニット内のア
ドレス RAM 異常
211
CPU ユニット内のイ
ンデックス修飾を行
う演算回路が正常に
動作しない。
212
CPU ユニット内の
ハードウェア(ロ
ジック)が正常に動
作しない。
213
CPU ユニット内の
シーケンス処理を行
う演算回路が正常に
動作しない。
21
停止
214
CPU ユニットの
END 処理チェック
で,CPU ユニット内
のインデックス修飾
を行う演算回路が正
常に動作しない。
215
CPU ユニットの
END 処理チェック
で,CPU ユニット内
のハードウェアが正
常に動作しない。
91
CPU ユニットハード
ウェア異常ですので
最寄りのシステム
サービス,代理店ま
たは支社に不具合症
状を説明,ご相談く
ださい。
表 6.1 エラーコード一覧(つづき)
エラー
メッセージ
エラー
コード
(D9008)
詳細
CPU
エラー
ユニット
コード
の状態
(D9091)
異常内容と原因
処置方法
停止
スキャンタイムが演
算渋滞監視時間を
オーバーしている。
(1) ユーザプログラ
ムのスキャンタ
イムが条件に
よってオーバー
している。
(2) スキャン中に瞬
停が発生しス
キャンタイムが
伸びた。
(1) ユーザプログラ
ムのスキャンタ
イムを計算・確
認し,スキャン
タイムを CJ 命令
などを使用して
短かくしてくだ
さい。
(2) 特殊レジスタ
D9005 の内容を
周辺機器でモニ
タし 0 以外のと
きは電源電圧が
不安定ですので
電源のチェック
を行って電圧の
変動を小さくし
てください。
停止
命令を実行せず
プログラム容量分の
プログラムをすべて
実行した。
(1) END 命令実行時
ノイズ等により
別の命令コード
で読んだ。
(2) END 命令が何ら
かの原因で別の
命令コードに変
化している。
(1) リセットして再
度 RUN させて
ください。
再度同じエラー
を表示した場合
は CPU ユニッ
トハードウェア
異常ですので最
寄りのシステム
サービス,代理
店または支社に
不具合症状を説
明,ご相談くだ
さい。
停止
CPU ユニットハード
ウェア異常ですので
最寄りのシステム
メイン CPU が暴走
サービス,代理店ま
または故障している。
たは支社に不具合症
状を説明,ご相談く
ださい。
“WDT
ERROR”
22
−
(END 処理実行
時に
チェック)
“END NOT
EXECUTE”
END
24
241
(END 命令
実行時チェッ
ク)
“MAIN CPU
DOWN”
26
−
92
表 6.1 エラーコード一覧(つづき)
エラー
メッセージ
エラー
コード
(D9008)
詳細
CPU
エラー
ユニット
コード
の状態
(D9091)
“UNIT
VERIFY
ERR.”
31
エラー詳細を周辺機
器にて読み出し,そ
の数値(入出力先頭
番号)に対応したユ
ニットのチェック,
交換を行う。
または,特殊レジス
タ D9116 ∼ D9123
を周辺機器にてモニ
タし,そのデータの
ビットが “1” と
なっている所のユ
ニットのチェック,
交換を行う。
−
−
(1) 出力ユニットの
ヒューズ断表示
LED を確認し点
灯しているユ
ニットのヒュー
ズを交換する。
(2) エラー詳細を周
辺機器にて読み
出し,その数値
(入出力先頭番
号)に対応した
(1) ヒューズ断と
出力ユニットの
なっている出力
ヒューズを交換
ユニットがある。
運転
する。
(2) 出力負荷用外部
( 停止 )
または,特殊レ
供給電源が OFF
ジスタ D9100
または接続され
∼ D9107 を周
ている。
辺機器にてモニ
タし,そのデー
タのビットが
“1” となって
いる所の出力ユ
ニットのヒュー
ズを交換する。
(3) 出力負荷外部供
給電源の ON/
OFF を確認す
る。
“FUSE
BREAK OFF”
(常時チェッ
ク)
処置方法
電源投入時の入出力
ユニット情報と違っ
ている。
(1) 運転中に入出力
ユニット(特殊
停止
機能ユニットも
( 運転 )
含む)がはずれ
かけているかは
ずした。または
違ったユニット
を装着した。
(常時チェッ
ク)
32
異常内容と原因
93
表 6.1 エラーコード一覧(つづき)
エラー
メッセージ
エラー
コード
(D9008)
詳細
CPU
エラー
ユニット
コード
の状態
(D9091)
402
40
403
処置方法
特殊機能ユニットと
のコントロールバス
異常により,FROM /
TO 命令の実行ができ 特殊機能ユニット,
ない。
CPU ユニットまたは
ベースユニットの
パラメータの I/O 割
ハードウェア異常で
付けを行っている場
すのでユニットを交
合,イニシャル交信
換して不良ユニット
時特殊機能ユニット
をチェックしてくだ
とアクセスできない。
さい。不良ユニット
エラー発生時,
は最寄りのシステム
D9011 にエラーの
サービス,代理店ま
対象となった特殊機
たは支社に不具合症
能ユニットの先頭入
状を説明,ご相談く
出力番号(3 桁表現
ださい。
の上 2 桁)を格納す
る。
401
“CONTROLBUS ERR.”
異常内容と原因
ハードウェア異常。
停止
(1) 増設ケーブルを
正しく装着する。
(1) 増設ケーブルが (2) 特殊機能ユニッ
正しく装着され
ト,CPU ユニッ
ていない。
トまたはベース
(2) QA1S ベース異
ユニットのハー
常。電源投入時
ドウェア異常で
のベース情報と
すので,ユニッ
異なる。
トを交換して不
D9068 に異常の
良ユニットを
あるベースを
チェックしてく
ビットパターン
ださい。不良ユ
で格納。
ニットは最寄り
D9010 に異常の
のシステムサー
あるベースを上
ビス,代理店ま
段から格納。
たは支社に不具
合症状を説明,
ご相談ください。
405
94
表 6.1 エラーコード一覧(つづき)
エラー
メッセージ
“SP. UNIT
DOWN”
“LINK UNIT
ERROR”
“I/O INT.
ERROR”
エラー
コード
(D9008)
詳細
CPU
エラー
ユニット
コード
の状態
(D9091)
411
FROM / TO 命令実行時
特殊機能ユニットに
アクセスしたが返事
が返ってこない。
412
パラメータの I/O 割
付けを行っている場
合,イニシャル交信
時,特殊機能ユニッ
トから返事が返って
こない。
エラー発生時,
D9011 にエラーの
対象となった特殊機
能ユニットの先頭入
出力番号(3 桁表現
の上 2 桁)を格納す
る。
41
42
43
異常内容と原因
停止
−
−
停止
停止
95
処置方法
アクセスしにいった
特殊機能ユニットの
ハードウェア異常で
すので最寄りのシス
テムサービス,代理
店または支社に不具
合症状を説明,ご相
談ください。
データリンクユニッ
トが 2 台ともにマス
タ局に設定されてい
る。
データリンクユニッ
トは 1 台をマスタ
局,もう 1 台をロー
カル局に設定してく
ださい。
割込みユニットが装
着されていないのに
割込みが発生した。
各ユニットのいずれ
かのハードウェア異
常ですのでユニット
を交換して不良ユ
ニットをチェックし
てください。不良ユ
ニットは最寄りのシ
ステムサービス,代
理店,または支社に
不具合症状を説明,
ご相談ください。
表 6.1 エラーコード一覧(つづき)
エラー
メッセージ
“SP. UNIT
LAY. ERR.”
エラー
コード
(D9008)
44
詳細
CPU
エラー
ユニット
コード
の状態
(D9091)
異常内容と原因
処置方法
441
周辺機器によるパラ
周辺機器にてパラ
メータ設定で I/O 割
メータ設定の I/O 割
付けが入出力ユニッ
付けを特殊機能ユ
トの所を特殊機能ユ
ニットの実装状態に
ニットで割り付けて
合わせて再設定して
いる。またはその逆
ください。
の設定を行っている。
442
CPU ユニットへ割込
み起動をかけること
のできる特殊機能ユ
ニット(割込みユ
ニットは除く)が 9
枚以上装着されてい
る。
割込み起動をかける
ことのできる特殊機
能ユニット(割込み
ユニットは除く)を
8 枚以下にしてくだ
さい。
データリンクユニッ
トが 3 枚以上装着さ
れている。
データリンクユニッ
トを 2 枚以下にして
ください。
444
CPU ユニット 1 台
に対し計算機リンク
ユニット等が 7 枚以
上装着されている。
計算機リンクユニッ
トを 6 枚以下にして
ください。
445
割込みユニットが 2
枚以上装着されてい
る。
割込みユニットを 1
枚にしてください。
446
周辺機器によるパラ
メータ設定で
MNET/MINI 自動リ
フレッシュのユニッ
ト割付けと実際リン
クしている局番のユ
ニットの型名がまち
がっている。
周辺機器にてパラ
メータ設定の
MNET/MINI 自動リ
フレッシュのユニッ
ト割付けと実際リン
クしている局番のユ
ニットに合わせて再
設定してください。
443
停止
96
表 6.1 エラーコード一覧(つづき)
エラー
メッセージ
エラー
コード
(D9008)
詳細
CPU
エラー
ユニット
コード
の状態
(D9091)
異常内容と原因
処置方法
CPU ユニット 1 台
に対し専用命令を使
用できる特殊機能ユ
ニットの装着枚数が
オーバーしている。
(下記に示す計算機の
特殊機能ユニットの
合計が 1344 以上に 装着枚数を減らす。
なっている)
* 拡張モード使用時
A1SJ71C24-R2(PRF/R4)
× 10 に適用
装着枚数
447
+
A1SJ71UC24
× 10
装着枚数
A1SJ71PT32-S3
×125
装着枚数
A1SJ71PT32(S3)*
×125
装着枚数
合 計 >1344
“SP. UNIT
LAY. ERR.”
44
停止
448
(1) ネットワークユ
ニットが 5 枚以
上装着されてい
る。
(2) ネットワークユ
ニット,データ
リンクユニット
があわせて 5 枚
以上装着されて
いる。
(1) 4 枚以下にする。
(2) あわせて 4 枚以
下にする。
449
使用不可のベースユ
ニットを使用してい
る。
ベースユニットの
ハードウェア異常。
使用可能のベースユ
ニットを使用する。
ベースユニットを交
換する。
97
表 6.1 エラーコード一覧(つづき)
エラー
メッセージ
エラー
コード
(D9008)
“SP.UNIT
ERROR”
詳細
CPU
エラー
ユニット
コード
の状態
(D9091)
462
(FROM/TO 命
令または
特殊機能ユ
ニット専用
命令時チェッ
ク)
FROM / TO 命令で指定
した所が,特殊機能
ユニットでない。
461
46
異常内容と原因
処置方法
エラーステップを周
辺機器にて読み出し,
そのステップの FROM /
TO 命令の内容を
チェックし修正する。
(1) 特殊機能ユニッ
ト専用命令で指
定した所が,特
(1) エラーステップ
殊機能ユニット
を周辺機器にて
でない。または
読み出し,その
該当する特殊機
ステップの特殊
能ユニットでな
停止
機能ユニット専
い。
( 運転 )
用命令の内容を
(2) 機能バージョン
チェックし修正
B 以前の CCする。
Link ユニットに
(2) 機能バージョン
対して命令を実
B 以降の CC行した。
Link ユニットに
(3) ネットワークパ
交換してくださ
ラメータ設定を
い。
していない CC(3) パラメータを設
Link ユニットに
定する。
対して CC-Link
用専用命令を実
行した。
98
表 6.1 エラーコード一覧(つづき)
エラー
メッセージ
エラー
コード
(D9008)
詳細
CPU
エラー
ユニット
コード
の状態
(D9091)
0
“LINK PARA.
ERROR”
47
運転
470
異常内容と原因
〔MELSECNET/
( Ⅱ ) 時〕
(1) データリンク
CPU ユニットで
マスタ局(局番
00)設定の場
合,周辺機器の
パラメータ設定
にてリンク範囲
設定してリンク
のパラメータエ
リアに書き込ん
(1)
だ内容と CPU
ユニットが読ん
だリンクパラ
メータ内容とが
何らかの原因で (2)
異なっている。
またはリンクパ
ラメータが書き (3)
込まれていない。
(2) 総子局数の設定
が 0 となってい
る。
(3) ネットワークパ (4)
ラメータの先頭
I/O No. が間
違っている。
〔MELSECNET/10
時〕
(1) 周辺機器から書
込んだネット
ワークパラメー
タの内容とリン
クユニットのス
イッチ設定が異
なっている。
(2) ネットワークリ
フレッシュパラ
メータが書き込
まれていない。
(3) ネットワークパ
ラメータの先頭
I/O No. が間
違っている。
99
処置方法
再度パラメータ
を書き込んで
チェックしてく
ださい。
局番の設定を
チェックしてく
ださい。
ネットワークパ
ラメータの先頭
I/O No. を
チェックしてく
ださい。
再度エラーを表
示した場合,
ハードウェア異
常ですので最寄
りのシステム
サービス,代理
店または支社に
不具合症状を説
明,ご相談くだ
さい。
表 6.1 エラーコード一覧(つづき)
エラー
メッセージ
“LINK PARA.
ERROR”
エラー
コード
(D9008)
47
詳細
CPU
エラー
ユニット
コード
の状態
(D9091)
471
運転
異常内容と原因
〔MELSECNET/10
時〕
(1) ネットワーク間
転送パラメータ
の転送元デバイ
ス範囲と転送先
デバイス範囲が
同一ネットワー
クの指定になっ
ている。
(2) ネットワーク間
転送パラメータ
の転送元または
転送先デバイス
範囲が 2 つ以上
のネットワーク
にまたがってい
る。
(3) ネットワーク間
転送パラメータ
の転送元または
転送先デバイス
範囲をネット
ワークで使用し
ていない。
100
処置方法
(1) 再度パラメータ
を書き込んで
チェックしてく
ださい。
(2) 局番の設定を
チェックしてく
ださい。
(3) ネットワークパ
ラメータの先頭
I/O No. を
チェックしてく
ださい。
(4) 再度エラーを表
示した場合,
ハードウェア異
常ですので最寄
りのシステム
サービス,代理
店または支社に
不具合症状を説
明,ご相談くだ
さい。
表 6.1 エラーコード一覧(つづき)
エラー
メッセージ
“LINK PARA.
ERROR”
エラー
コード
(D9008)
詳細
CPU
エラー
ユニット
コード
の状態
(D9091)
異常内容と原因
処置方法
472
〔MELSECNET/10
時〕
再度ルーチィングパ
周辺機器から書込ん
ラメータを書込んで
だルーチィングパラ
チェックしてくださ
メータの内容と実際
い。
のネットワークシス
テムが異なっている。
473
〔MELSECNET/10
(1) 再度パラメータ
時〕
を書き込んで
(1) 周辺機器から書
チェックしてく
込んだ 1 枚目の
ださい。
リンクユニット
(2) 局番の設定を
用ネットワーク
チェックしてく
パラメータの内
ださい。
容と実際のネッ
(3) 再度エラーを表
トワークシステ
示した場合,
ムが異なってい
ハードウェア異
る。
常ですので最寄
(2) 1 枚目のリンク
りのシステム
ユニット用リン
サービス,代理
クパラメータが
店または支社に
書き込まれてい
不具合症状を説
ない。
明,ご相談くだ
(3) 総局数の設定が
さい。
0 になっている。
47
運転
474
〔MELSECNET/10
(1) 再度パラメータ
時〕
を書き込んで
(1) 周辺機器から書
チェックしてく
込んだ 2 枚目の
ださい。
リンクユニット
(2) 局番の設定を
用ネットワーク
チェックしてく
パラメータの内
ださい。
容と実際のネッ
(3) 再度エラーを表
トワークシステ
示した場合,
ムが異なってい
ハードウェア異
る。
常ですので最寄
(2) 2 枚目のリンク
りのシステム
ユニット用リン
サービス,代理
クパラメータが
店または支社に
書き込まれてい
不具合症状を説
ない。
明,ご相談くだ
(3) 総局数の設定が
さい。
0 になっている。
101
表 6.1 エラーコード一覧(つづき)
エラー
メッセージ
エラー
コード
(D9008)
詳細
CPU
エラー
ユニット
コード
の状態
(D9091)
475
“LINK PARA.
ERROR”
運転
47
476
異常内容と原因
処置方法
〔MELSECNET/10
時〕
(1) 周辺機器から書
込んだ 3 枚目の
リンクユニット
用ネットワーク
パラメータの内
容と実際のネッ
トワークシステ
ムが異なってい
る。
(2) 3 枚目のリンク
ユニット用リン (1) 再度パラメータ
を書き込んで
クパラメータが
チェックしてく
書き込まれてい
ださい。
ない。
(2)
局番の設定を
(3) 総局数の設定が
チェックしてく
0 になっている。
ださい。
〔MELSECNET/10
(3) 再度エラーを表
時〕
示した場合,
(1) 周辺機器から書
ハードウェア異
込んだ 4 枚目の
常ですので最寄
リンクユニット
りのシステム
用ネットワーク
サービス,代理
パラメータの内
店または支社に
容と実際のネッ
不具合症状を説
トワークシステ
明,ご相談くだ
ムが異なってい
さい。
る。
(2) 4 枚目のリンク
ユニット用リン
クパラメータが
書き込まれてい
ない。
(3) 総局数の設定が
0 になっている。
CC-Link ユニットで
リンクパラメータエ
ラーを検出した。
477
102
表 6.1 エラーコード一覧(つづき)
エラー
メッセージ
エラー
コード
(D9008)
詳細
CPU
エラー
ユニット
コード
の状態
(D9091)
異常内容と原因
501
(1) ファイルレジス
タ (R) 使用時に
おいて,ファイ
ルレジスタ (R)
のデバイス番号,
ブロック No. が
規定範囲を超え
て演算を行った。
(2) ファイルレジス
タの容量設定を
行わないプログ
ラム上でファイ
ルレジスタを使
用している。
502
命令で指定したデバ
イスの組み合わせが
正しくない。
503
指定するデバイスの
格納データまたは定
数が使用可能な範囲
になっていない。
“OPERATIO
N ERROR”
運転
( 停止 )
50
504
取扱うデータの設定
使用数が使用可能な
範囲を超えている。
(1)
LEDA/B LRDP
LEDA/B LWTP
ANDX
命令で指定
した局数がロー
カル局でない。
LWTP
505
(2)
LEDA/B RFRP
LEDA/B RTOP
RFRP
命令で指定
した先頭入出力
番号がリモート
局でない。
RTOP
LEDA/B RFRP
LEDA/B RTOP RFRP
RTOP 命令で指定した
先頭入出力番号が特
殊機能ユニットでな
い。
506
(命令実行時
チェック)
103
処置方法
エラーステップを周
辺機器にて読み出し,
そのステップのプロ
グラムをチェックし
修正する。
表 6.1 エラーコード一覧(つづき)
エラー
メッセージ
エラー
コード
(D9008)
詳細
CPU
エラー
ユニット
コード
の状態
(D9091)
“OPERATIO
N ERROR”
507
50
(命令実行時
チェック)
異常内容と原因
(1) AD57(S1),
AD58 が分割処
理で命令を実行
している間,同
ユニットに対し
他の命令を行っ
た。
(2) AD57(S1),
AD58 が分割処
運転
理で命令を実行
( 停止 )
している間,他
の AD57(S1) ま
たは AD58 に対
し分割処理で命
令を実行した。
処置方法
QCPU-A では
AD57(S1),AD58 は
使用できません。
プログラムの見直し
をしてください。
3 枚以上の CC-Link
命令実行する対象
ユニットに対して,
CC-Link ユニットを
CC-Link 用専用命令
2 枚以下にする。
を実行した。
508
104
表 6.1 エラーコード一覧(つづき)
エラー
メッセージ
エラー
コード
(D9008)
詳細
CPU
エラー
ユニット
コード
の状態
(D9091)
“OPERATIO
N ERROR”
50
(命令実行時
チェック)
509
異常内容と原因
処置方法
(1) MNET/MINI-S3
に実際接続され
ているリモート
(1) エラーステップ
ターミナルユ
周辺機器にて読
ニットに対し,
み出し,リモー
使用できない命
トターミナルユ
令を実行した。
ニットの実装状
(2) 各 PRC 命令で
態に合わせてプ
FROM / TO 命令を
ログラムを修正
メールボックス
してください。
(実行待ち記憶エ
(2) メールボックス
リア)に登録し,
(実行待ち記憶エ
処理待ちになっ
リア)に空エリ
ている個数が 32
アがない時,登
個あるにもかか
録しないよう特
わらず別の
殊レジスタ
PRC 命令を実行
D9081(メール
したため,メー
ボックス空個数)
運転
ルボックス(実
または特殊リ
( 停止 )
行待ち記憶エリ
レー M9081
ア)がオーバフ
(メールボックス
ローした。
BUSY 記号)を
(3) PIDINIT 命令を実
使って PRC 命令
行せずに
を実行させない
PIDCONT 命令を実
ように修正して
行した。
ください。
PIDINIT 命令,
(3) ZCHG 命令をほか
PIDCONT 命令を実
のプログラムに
行せずに PID57 を
修正してくださ
実行した。
い。
ZCHG 命令で実行
(4) 1 スキャンで実
中のプログラム
行する CC-Link
を指定した。
用専用命令の数
(4) 1 スキャンで実
を 10 以下にす
行している CCる。
Link 用専用命令
の数が 10 を超
えた。
105
表 6.1 エラーコード一覧(つづき)
エラー
メッセージ
エラー
コード
(D9008)
詳細
CPU
エラー
ユニット
コード
の状態
(D9091)
60
−
61
“MAIN CPU
DOWN”
停止
62
処置方法
(1) ノイズ対策を施
してください。
(2) ハードウェア異
(1) ノイズ等により
常ですので,最
CPU ユニットが
寄りのシステム
誤動作したとき。
サービス,代理
(2) ハードウェア異
店または支社に
常。
不具合症状を説
明,ご相談くだ
さい。
−
(1) 電源ユニットに
(1) 電源ユニットが
供給している電
電源波形の異常
源波形を確認し
を検出した。
てください。
(2) 電源ユニット,
(2) 電源ユニット,
CPU ユニット,
CPU ユニット,
基本ベースユ
基本ベースユ
ニットまたは増
ニットまたは増
設ケーブルの故
設ケーブルを交
障を検出した。
換する。
−
(1) CPU ユニットの
バッテリ電圧が (1)
規定値以下に低
下した。
(2) CPU ユニットの
バッテリのリー (2)
ドコネクタが装
着されていない。
(M9006 が ON
する。)
(3) メモリカードの
バッテリ電圧が (3)
規定値以下に低
下した。
(M9048 が ON
する。)
“BATTERY
ERROR”
70
異常内容と原因
運転
(常時チェッ
ク)
106
CPU ユニットの
バッテリの交換
を行ってくださ
い。
内蔵 RAM 使用
または停電保持
機能使用の場合
は,リードコネ
クタを装着して
ください。
メモリカードの
バッテリの交換
を行ってくださ
い。
7. 輸送時の注意事項
リチウムを含有しているバッテリの輸送時には,輸送規制に従った取扱
いが必要となります。
7.1 規制対象機種
QCPU-A で使用しているバッテリは,下表に示すように分類されます。
品名
形名
製品形態
バッテリ
Q6BAT
SRAM カード用バッテリ
Q2MEM-BAT
リチウムコイン電池単体
Q2MEM-1MBS
リチウムコイン電池
(Q2MEM-BAT) を同梱
メモリカード
輸送取扱い
リチウム電池単体
非危険物
7.2 輸送時の取扱い
出荷時は弊社にて輸送規制に従った梱包をしておりますが,お客様で再
梱包または開梱した後に輸送する場合は,IATA Dangerous Goods
Regulations (IATA 危険物規則書 ),IMDG Code ( 国際海上危険物輸
送規定 ),および各国の輸送規制に従って輸送してください。
また,詳細はご利用になる運送業者に確認してください。
107
MEMO
108
保証について
ご使用に際しましては,以下の製品保証内容をご確認いただきますよう,よろしくお願いい
たします。
1. 無償保証期間と無償保証範囲
無償保証期間中に,製品に当社側の責任による故障や瑕疵(以下併せて「故
障」と呼びます)が発生した場合,当社はお買い上げいただきました販売店
または当社サービス会社を通じて,無償で製品を修理させていただきます。
ただし,国内および海外における出張修理が必要な場合は,技術者派遣に要
する実費を申し受けます。
また,故障ユニットの取替えに伴う現地再調整・試運転は当社責務外とさせ
ていただきます。
【無償保証期間】
製品の無償保証期間は,お客様にてご購入後またはご指定場所に納入後
36ヵ月とさせていただきます。
ただし,当社製品出荷後の流通期間を最長 6ヵ月として,製造から 42ヵ月
を無償保証期間の上限とさせていただきます。また,修理品の無償保証期間
は,修理前の無償保証期間を超えて長くなることはありません。
【無償保証範囲】
(1) 一次故障診断は,原則として貴社にて実施をお願い致します。
ただし,貴社要請により当社,または当社サービス網がこの業務を有償
にて代行することができます。この場合,故障原因が当社側にある場合
は無償と致します。
(2) 使用状態・使用方法,および使用環境などが,取扱説明書,ユーザーズ
マニュアル,製品本体注意ラベルなどに記載された条件・注意事項など
に従った正常な状態で使用されている場合に限定させていただきます。
(3) 無償保証期間内であっても,以下の場合には有償修理とさせていただき
ます。
①お客様における不適切な保管や取扱い,不注意,過失などにより生じ
た故障およびお客様のハードウェアまたはソフトウェア設計内容に
起因した故障。
②お客様にて当社の了解なく製品に改造などの手を加えたことに起因
する故障。
③当社製品がお客様の機器に組み込まれて使用された場合,お客様の機
器が受けている法的規制による安全装置または業界の通念上備えら
れているべきと判断される機能・構造などを備えていれば回避できた
と認められる故障。
④取扱説明書などに指定された消耗部品が正常に保守・交換されていれ
ば防げたと認められる故障。
⑤消耗部品(バッテリ,リレー,ヒューズなど)の交換。
⑥火災,異常電圧などの不可抗力による外部要因および地震,雷,風水
害などの天変地異による故障。
⑦当社出荷当時の科学技術の水準では予見できなかった事由による故
障。
⑧その他,当社の責任外の場合またはお客様が当社責任外と認めた故
障。
2.生産中止後の有償修理期間
(1) 当社が有償にて製品修理を受け付けることができる期間は,その製品の
生産中止後 7 年間です。
生産中止に関しましては,当社テクニカルニュースなどにて報じさせて
いただきます。
(2) 生産中止後の製品供給(補用品も含む)はできません。
3.海外でのサービス
海外においては,当社の各地域 FA センターで修理受付をさせていただきま
す。ただし,各 FA センターでの修理条件などが異なる場合がありますので
ご了承ください。
4.機会損失,二次損失などへの保証責務の除外
無償保証期間の内外を問わず,当社の責に帰すことができない事由から生じ
た障害,当社製品の故障に起因するお客様での機会損失,逸失利益,当社の
予見の有無を問わず特別の事情から生じた損害,二次損害,事故補償,当社
製品以外への損傷,およびお客様による交換作業,現地機械設備の再調整,
立上げ試運転その他の業務に対する補償については,当社責務外とさせてい
ただきます。
5.製品仕様の変更
カタログ,マニュアルもしくは技術資料などに記載の仕様は,お断りなしに
変更させていただく場合がありますので,あらかじめご承知おきください。
以 上
三菱電機株式会社 〒100-8310 東京都千代田区丸の内2-7-3(東京ビル)
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「三菱電機FAサイト」
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三菱電機FA機器電話,FAX技術相談
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●電話技術相談窓口 受付時間※1 月曜∼金曜 9:00∼19:00、土曜・日曜・祝日 9:00∼17:00
対象機種
MELSEC-Q/L/QnA/Aシーケンサ一般(下記以外)
MELSEC-F FX/Fシーケンサ全般
ネットワークユニット/シリアルコミュニケーションユニット
アナログユニット/温調ユニット/温度入力ユニット/高速カウンタユニット
MELSOFT GXシリーズ
MELSOFT シーケンサプログラミングツール
SW□IVD-GPPA/GPPQなど
MELSOFT iQ Works(Navigator)
MELSOFT 統合エンジニアリング環境
MELSOFT MXシリーズ
MELSOFT 通信支援ソフトウェアツール
SW□D5F-CSKP/OLEX/XMOPなど
シーケンサ
Q80BDシリーズなど
MELSECパソコンボード
C言語コントローラ/MESインタフェースユニット/高速データロガーユニット
iQ Sensor Solution
プロセスCPU
二重化CPU
MELSEC計装/Q二重化
MELSOFT PXシリーズ
安全シーケンサ(MELSEC-QSシリーズ)
MELSEC Safety
安全コントローラ
(MELSEC-WSシリーズ)
電力計測/絶縁監視ユニット
QE8□シリーズ
GOT-F900/DUシリーズ
表示器
GOT1000/A900シリーズなど
MELSOFT GTシリーズ
MELSERVOシリーズ
位置決めユニット/シンプルモーションユニット
サーボ/位置決めユニット/モーションコントローラ
モーションCPU(Q/Aシリーズ)
MELSOFT MTシリーズ/MRシリーズ
FREQROLシリーズ
インバータ
MELFAシリーズ
ロボット
電話番号
052-711-5111
052-725-2271※2
052-712-2578
052-712-2579
052-711-0037
052-712-2370
052-712-2830※2
052-712-3079※2
052-719-4557※2※3
052-725-2271※2
052-712-2417
052-712-6607
052-722-2182
052-721-0100
※1:春季・夏季・年末年始の休日を除く ※2:金曜は17:00まで ※3:土曜・日曜・祝日を除く
●FAX技術相談窓口 受付時間※4 9:00∼16:00(受信は常時※5)
対象機種
上記電話技術相談対象機種
電力計測/絶縁監視ユニット
(QE8□シリーズ)
FAX番号
052-719-6762
084-926-8340
三菱電機FAサイトの「仕様・機能に関するお問い合わせ」
もご利用ください。
※4:土曜・日曜・祝日、春季・夏季・年末年始の休日を除く ※5:春季・夏季・年末年始の休日を除く
本マニュアルは,輸出する場合,経済産業省への役務取引許可申請は不要です。
この印刷物は 2014 年 5 月の発行です。なお,お断りなしに仕様を変更することがありますのでご了承ください。
この標準価格には消費税は含まれておりません。ご購入の際には消費税が付加されますのでご承知おき願います。
2014 年 5 月作成
標準価格 600 円