巡る森 “環境循環型緑化システム”

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巡る森 “環境循環型緑化システム”
株式会社プラネット
Ⅰ 計画趣旨説明
1. 提案の特徴
日本の屋上緑化の課題と問題点は下記の5点を考慮する必要があると思われる。その課題と問題点に対応し、
更に環境面に配慮した緑化システムとして当提案をする。
① 日本の過酷な気候変化に対応
春の低温・長雨、梅雨、夏の猛暑・集中豪雨、台風、秋の長雨、冬の低温など気温、降雨量の変化に対
応できるシステム
② 夏の渇水時の水利用に配慮
雨水利用ができ、植物への潅水・施肥等、適正管理ができるシステム
③ 台風を想定した緑化技術
台風対策に対応しやすいシステム
④ 植物メンテナンス技術及び経済性
メンテナンス技術が確立されていて経済性のあるシステム
⑤ 適正植物の選定
遮熱と蒸散が旺盛で気化熱効果が高く、景観を考慮した植物の選定
2. システムの特徴
1 を踏まえた当緑化システムの特徴は下記の通りである。
2.1 コンポガーデンシステム
① 植物・・・このシステムで使われる植物は、土植物を不織布ポットに入れ、その周りを多孔質の発泡煉石
及び木炭から作られたネオコールを混ぜた植込材料で植えられた植物(ハイドロテラポニックシステ
ム)を使う。メリットは底面給水が出来、メンテナンス技術が確立されており、水、肥料ともに適正、
かつ無駄無く利用できる。
② コンポプランター・・・コンポプランターの天板に植物の鉢を入れる穴が空けられており、その天板穴に
植物を配置する。植物は容易に出し入れが出来る。プランター内は植物鉢以外は空洞になっており、適
正水位まで雨水貯水ができ、それを植物へ給水できる。コンポプランターは軽量で取扱が容易である。
また、耐風対策も施されている。
③ 植物の屋上とビル内の循環が容易なシステム・・・植物を容易にプランターから取り出せるために、屋上
の植物をビル内の置き鉢植物として使える。室内でも植物の四季の移り変りを楽しめる。
(地産地消)
2.2 エコ・スギバイオ芝生システム
① 植栽基盤・・・各エコマーク取得された、環境資材の杉チップを加工した土壌の「エコ・スギバイオ」と
木炭の粉をセラミック化した「ネオコール」
、排水機能として廃ガラスを粉砕焼成した「スーパーソル
(中粒)
」を使った植込材料を使い、底面排水層にはスーパーソルの大粒を使った各種実績のある植栽基
盤で植栽している。
② トヨタTM−9芝生(省管理型コウライシバ)
・・・芝生の草丈が在来品種の 1/2 以下(節間が短い)の
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品種であるため、芝刈りの回数の大幅な低減が可能である。したがって、芝刈り費用を 1/2∼1/3 に低
減でき、施肥量も半分以下に低減できる。
2.3 環境に配慮したシステムの特徴
当緑化システムは、以下の環境に配慮した緑化システムである。
・ 雨水利用により水・肥料が必要最小限で済む(水資源の有効利用)
。
・ 耐用年数の長いリサイクル植込材料であるエコ・スギバイオ、ネオコール、スーパーソルの利用
(エコマーク認定商品の利用)
。
・ 蒸散気化熱を旺盛に奪う植物の利用(地球温暖化防止)
。
・ 屋上とビル内の植物循環によりトラックを使用しない室内装飾が可能(排ガス、排熱の発生抑止)
。
※ 現在のビル内レンタル植物は、ディーゼルトラックによる定期交換移動を行っているため、
屋上緑化と室内植物の植物循環をすれば排ガス、排熱の環境負荷低減になる。
Ⅱ 計画詳細説明
「巡る森」
「新有楽町ビル屋上 環境循環型緑化システム 設備関連図(設備関連図と略す)
」参照
1. コンポガーデンシステム
1.1 植物(巡る森、設備関連図→植栽基盤断面図参照)
① 植物・・・和風エリア・未来エリア・ハーブエリア・洋風エリア・和モダンエリアに応じた植物を不織布
に発泡煉石、ネコールで植付けたものを使用する。適宜入れ替えを行う。
② 不織布ポット・・・不織布をポット状に縫い合わせた物で、土壌が養液中に出ることを防ぐ。水が不織布
を滲みあがることで鉢上部の土に水を給水することができる。根は生長により不織布を貫通する。
③ 発泡煉石・・・粘土を高温で発泡焼成したもので雑菌の感染のない清潔な用土である。粒の中は多孔質の
ため通気性、保水性、排水性に優れる。経年変化が無い。洗浄することにより再利用が可能である。
④ ネオコール・・・表面は多孔質セラミックス、中は木炭の粉でできており無菌で清潔である。通気性、吸
水性、排水性、保水性、保肥性に優れ、空気・水の浄化作用がある。有害なプラスイオンを吸収除
去し、植物から発生するマイナスイオン量を増やす。再・未利用材を 100%使用したエコマーク認
定(第 07115006 号)商品である。
1.2 コンポガーデンプランター(設備関連図→植栽基盤断面図・コンポプランター・耐風対策参照)
① コンポガーデンプランター・・・樹脂製(FRP)で、大きさは 500(角)
、500(1/4 円)
、1,000(1/4 円)
1,000(角)の 4 種類を組み合わせてデザインする。重量(天板含む)は 500(角)6.6kg、500(1/4
円)6kg、1,000(1/4 円)21.6kg、1,000(角)23.8kg となる。
② 天板・・・樹脂製(FRP)で、コンポプランターの内側に支持足を付けて設置する。天板には 22φ及
び 11φ内容器を入れる穴があけてあり、内容器を固定する。内容器に植えられた植物が強風で倒れる
ことを防ぐために内容器 22φを入れる穴には、長さ 100mm の支持板がつけてある。
③ 雨水貯水・・・天板に降雨及び潅水によって溜まった水は、天板に開けてある排水口(20mmφ)からプラ
ンター内に落ちる(雨水利用・潅水の有効利用)
。
④ 水位計・・・プランター内に溜まっている水の水位を示すためのもので、天板の水位計差込穴に挿す。
⑤ 植物交換・・・季節交換、ビル内への植物循環及び枯れ交換の必要がある場合は、天板から植物が植えて
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ある内容器を抜いて、新たな植物を入れることが容易にできる。
1.3 植物の屋上とビル内の植物循環が容易なシステム(巡る森→環境循環型緑化システム図参照)
① 屋上の花物などの植物をビル内のエントランスへ移動することにより、
エントランスで季節感を楽しめる。
② 屋上緑化部分を植物栽培、養生場所(スカイファーム)として利用できる。
③ ビル内で開花が終わった植物等は、屋上に戻し養生、栽培をする。
2. エコ・スギバイオ芝生システム
2.1 植栽基盤(設備関連図→植栽基盤断面図参照)
植栽基盤は、次の部材で構成される。
① 耐根シート・・・特殊樹脂シートで屋上防水層への根の侵入を防ぎ防水層を保護する。1m×17m巻き、
厚さ 0.6mm、15.5kg/巻(0.91kg/㎡)
。
② 見切・・・発泡スチロール製(密度 25kg/㎥)で、耐候性に優れている。外観は御影石調。1.9kg/m
③ 耐圧透水通気板・・・耐圧に強く、排水・通気機能を向上させる。約 1m間隔で設置する。
④ 透過通気シート・・・耐圧通気板の上に敷設し、透水、通気を確保する。緑化範囲全体に敷設する。
⑤ 排水層(スーパーソル大粒)
・・・廃ガラスを粉砕、焼成発泡させた、多孔質軽量資材。透水性・排水性に
優れている。緑化用土に最適な比重(乾燥時 0.3-0.4、湿潤時 0.45-0.6)
・吸水率に調整してある。
経年変化がない。ガラスビンのリサイクル品であり、エコマーク認定(第 03124016 号)商品である。
今回は通気・排水性を考慮して大粒(15∼25mm)を使用する。
⑥ 育成層(エコ・スギバイオ+ネオコール+スーパーソル)
・エコ・スギバイオ・・・国内産天然杉を特殊加工したチップ 100%で、自然界に生息する有用な土壌菌バ
クテリアを培養着床してある。土の 1/4 の重量で、土の 3 倍以上の保水力(湿潤比重 0.6 、最大密
度 0.2g/㎤、乾燥重量 120kg/㎥、有効保水量 480L/㎥)なので屋上緑化の厳しい環境に適している。
間伐材・小径材の 100%利用でエコマーク認定(第 021150280 号)商品である。
・スパーソル(中粒)
・・・前述の⑤排水層(スーパーソル大粒)を参照。ネオコール、エコスギとの混
合時の混ざり具合のよい中粒(8∼15mm)を使用する。
・ネオコール・・・1.コンポガーデンシステム 1.1 植物 ④ネオコールを参照。
上記 3 種類の用土をエコ・スギバイオ:スーパーソル:ネオコール=7:2:1 を基準に混合する。
2.2 芝生(トヨタTM−9)
(省管理型コウライシバ)
(設備関連図→植栽基盤断面図参照)
芝生の草丈が在来品種の 1/2 以下の品種であるため、芝刈り回数の大幅低減ができる。芝刈りで失われ
る肥料分が少ないため施肥量の低減が可能。節間が短いため緻密な芝になる。緑の濃い芝になる。
湿潤重量 35kg/㎡(最大保水量 17L/㎡)
3. システム重量(耐根シートから植物まで含む)
(設備関連図→植栽基盤断面図参照)
コンポガーデンプランター1,000mm 角部分:約 160kg/㎡(最大水位 7cm の場合)
。
芝生部分:約 158kg/㎡(最大水分含有時)
。
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4. 潅水設備装置(電気設備含む)
(設備関連図→植栽潅水計画・コンポプランター参照)
4.1 コンポプランター給水
コンポプランターに給水することを目的とした装置
① プランター結合・水の流れ・・・ブロック単位でコンポプランターを連結金具で結合することにより、同
一の水位を保つことができる。給水時のプランター内の水の流れは、まず、給水口のあるプランタ
ーに溜まり、プランター連結金具の穴を通して次のプランターに流れる。順次プランター連結金具
の穴を通って水がすべてのプランターに行き渡る。植物の根からの水分吸収が特に旺盛なプランタ
ーがあった場合は、連結したプランターから水が移動してくる。
② 系統数・・・コンポプランター1 ブロックに対して 1 系統、合計 10 系統とする。
③ 一次側水源・・・水道水等を水源として 20A のボールバルブ止めまでの設置をお願いする。
④ ストレーナー・・・水の中のごみ・砂等を除去して電磁弁、バルブ等の詰まりを防止する。
⑤ 電磁弁 AC100V 20A・・・レベルスイッチの信号を受けて、弁を開閉する。
⑥ ボールバルブ 13A・・・コンポプランターへの給水口手前に取り付け、プランターに給水する水量を調
節する。毎分 3∼5L 程度を出す。
⑦ 水位センサー・・・各ブロックの給水口より離れたプランターに設置する。三極棒センサーで水位を感知
し、レベルスイッチに信号を送る。例えばプランター内の水位が 2cm を切ると給水を開始し、水位
が 5cm になると給水を止める。給水は季節・時間に関係なく水位低下により行われる。センサーの
水位感知の高さは、植物、季節により調節する。
⑧ レベルスイッチ・・・水位センサーの信号を受け、電磁弁に開閉の信号を送る。電源は AC100。
⑨ 降雨・スプリンクラー潅水からの水・・・降雨及び後述するスプリンクラー潅水により天板に溜まった水
は、天板に開けてある排水口からプランター内に落ちる。
⑩ プランターからの排水・・・プランター側面の下部から 7cm の高さにあけた穴(7mmφ)からオーバーフ
ローとして排水される。
4.2 スプリンクラー潅水(電気設備含む)
(設備関連図→植栽潅水計画参照)
主に芝生に潅水することを目的とした装置。コンポプランターに植えられた植物への潅水も行う。
① 系統数・・・均一な潅水を行うために、緑化範囲の周囲を 3 系統、内部に 1 系統、合計 4 系統とする。
② 一次側水源・・・水道水等を水源として 20A のボールバルブ止めまでの設置をお願いする。
③ ストレーナー・・・水の中のごみ・砂等を除去して電磁弁、スプリンクラー等の詰まりを防止する。
④ ボールバルブ 20A・・・バルブの開度により各系統ごとに散水量、散水範囲の調整を行う。
⑤ 電磁弁 AC100V 20A・・・週間タイマーの信号を受けて、弁を開閉する。
⑤ ホップアップスプリンクラー・・・散水角度、散水範囲、散水量の違いにより 1∼3 系統は MP3000、4 系
統は MP2000 を使い分ける。潅水を行わない時は、芝生表面にノズルがあり、潅水開始と同時にノ
ズルが 10cm 上がり散水する。粒径の大きな水の散水とスプリンクラーの散水範囲の調節により、
緑化範囲の外へはみ出す水を極力少なくする。
⑦ 排水用ボールバルブ 13A・・・配管内の水を排水する必要がある場合(塩化ビニール配管内の掃除をす
る時など)に開ける。
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⑧ 週間タイマー・・・週間タイマーからの信号を電磁弁に送り、弁を開閉させる。潅水する曜日、潅水開始
時間、停止時間を設定する。例えば、
「月・水・金曜日の午前 7:00 から 7:20」のように設定する。
1∼4 系統の給水時間は、順次時間を変える。潅水曜日、開始時間、停止時間は、季節、芝の状態に
より変更する(春は 3 回/週、夏は毎日、秋は 2 回/週、冬は 1 回/週程度)
。電源は AC100V。
⑥ 系統あたりの散水量・・・系統あたりの散水量は、圧力 0.2MPa の場合、1 系統 19.36L/分、2 及び 3 系統
14.52L/分、4 系統 18.88L/分となる。圧力 0.2Mpa、20L/分以上の水を供給して欲しい。
4.3 散水ホースでの潅水(設備関連図→植栽潅水計画参照)
特定の場所への潅水が必要な場合に備えて、散水栓を取付、ホース潅水ができるようにしておく。
5. 排水計画
5.1 コンポプランターからの排水(設備関連図→植栽基盤断面・コンポプランター・植栽潅水計画参照)
降雨及びスプリンクラー潅水により天板に溜まった水は、天板に開けてある排水口からプランター内に落
ちる。プランター内に溜まった水が増えるとプランター側面の下部から 7cm の高さにあけた穴(7mmφ)か
らオーバーフローとしてプランター外に排水され、透過通気シートを通り、耐根シート上面を流れる。
5.2 芝生の排水(設備関連図→植栽基盤断面・植栽潅水計画参照)
降雨及びスプリンクラー潅水により散水された水は、芝生、育成層、排水層、透過通気シート、耐圧透水
通気板または透過通気シートから直接耐根シート上面を流れる。
5.3 耐根シート上の排水(設備関連図→植栽潅水計画参照)
耐根シートに達した水は、屋上面の勾配に応じて、排水口まで排水する。
6. 耐風対策(設備関連図→耐風対策参照)
強風により植物が傾くまたは転倒することを防止するための構造。
6.1 天板による植物の傾き、転倒防止(設備関連図→耐風対策参照)
基本的に内容器を天板の穴に差し込むことで固定する。
6.2 天板の支持板による低木類(内容器 22φ植え植物)の転倒防止(設備関連図→耐風対策参照)
天板の内容器 22φを入れる穴の下部にある、長さ 100mm の内容器支持板により固定する。
7. 台風対策
7.1 寒冷紗の被覆(設備関連図→台風対策参照)
台風接近時に、事前にプランター周囲に埋設してあるパイプにコの字型支柱パイプを差込み、骨組パイプ
を組み立て、寒冷紗を被せ、取付具(パッカー)でパイプに固定する。台風通過後、寒冷紗、パイプを取去
る。各ブロック単位で取り付ける。
① パイプ取付金物・・・200mm 角の鉄製プレートに長さ 270mm のパイプ(25.4mmφ)を溶接したパイプ取
付金具を予めコンポプランター周辺に埋設しておく。パイプの上面はキャップがつけてある。
② 骨組パイプ・・・台風接近時に、埋設してあるパイプ取付金物のパイプにコの字型支柱パイプを差し込
む。コの字型支柱パイプに直管パイプをパイプ固定金物(トップセッター)で固定する。
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③ 寒冷紗・・・寒冷紗を骨組パイプに被せ、取付具(パッカー)でパイプに固定する。寒冷紗は、台風の
強風を弱め植物を風害から守る。また、寒冷紗は風を通すため寒冷紗自身の飛散や骨組みパイプ
の曲がり・転倒を防ぐことができる。
④ 取り外し・・・台風通過後、風害の恐れが無くなった時点で、できる限り早く、寒冷紗・直管パイプ・
コの字型支柱パイプを取去る。
⑤ 植物の葉面洗浄・・・台風の雨に含まれる海水による塩害を回避するため、スプリンクラー潅水を行い
植物の葉面洗浄を行う。
7.2 植物の室内搬入(退避)
(設備関連図→コンポプランター参照)
強力な台風接近や寒冷紗では保護できないと思われる植物がある場合は、内容器植え植物をコンポプラン
ターの天板から抜き、室内に移動させる。台風通過後、元に戻す。
8. 年間維持管理計画
8.1 芝生(設備関連図→屋上緑化メンテナンス年間計画表参照)
① 芝刈り・・・出穂後の 6 月、伸長した 8 月、冬の芝面を揃えるため 10 月に行う。刈高 2∼3cm 目安。
② 目土(客土)
・・・状況に応じ、茎が立ち上がりすぎた場合のみ実施する。
③ 除草・・・4 月∼10 月に発生状況に応じ実施。除草剤を使用する場合もある。
④ 施肥・・・3 月と 6 月に緩効性肥料を施肥する。草姿・葉色・生長量を見ながら施肥量を決める。
⑤ 消毒(病害虫防除)
・・・3,5,7,9 月及び発生状況に応じて適宜観察しながら実施する。
⑥ 潅水タイマー設定変更・・・3,6,9,11 月の季節の変わり目に潅水曜日、潅水開始・停止時間を変える。
⑦ 自動潅水点検・・・花物のメンテナンス時などの作業時にノズル・配管の詰まり、散水の状態、タイマ
ー、電磁弁の動作確認などの点検を行う。
8.2 コンポガーデン(設備関連図→屋上緑化メンテナンス年間計画表参照)
①
剪定・・・落葉樹は秋から冬、常緑樹は夏に伸びすぎた枝、交差している枝等を切り落とす。
②
花物等メンテナンス・・・基本的に月 1 回程度として、花柄の発生状況に応じて適宜作業とする。
③
施肥・・・3,6,9 月に緩効性肥料を施肥する。草姿・葉色・生長量を見ながら施肥量を決める。即効性
の葉面散布肥料を散布する場合もある。
④
消毒(病害虫防除)
・・・3,5,9 月及び発生状況に応じて適宜観察しながら実施する。
⑤
自動給水点検・・・花物のメンテナンス時などの作業時にコンポプランター内への給水が適正に行われ
ているか点検する。
8.3 屋上排水口の確認・対処
屋上の排水口から適正に排水されているか、排水口が詰まっていないか点検する。詰まっている場合は、
ごみ等を取り除く。