日本電産株式会社

MICRO CADAM Helix 支援サービス
お客様事例
あらゆる分野のモーター市場で世界トップシェア
を誇る「世界 No.1 の総合モーターメーカー」
お客様情報
日本電産株式会社
●本社所在地
〒 601-8205
京都府京都市南区久世殿城町338
http://www.nidec.com/
日本電産株式会社は、精密小型から超大型
までの各種モーター、さらには応用製品で
ある機器装置や電子光学部品なども手がける
「世界 No. 1の総合モーターメーカー」です。
日本電産株式会社(以下、日本電産)は、精密小型モーターで世界 No.1
の地位を築き上げ、精密小型から超大型までの各種モーター、さらには
応用製品である機器装置や電子光学部品などと、製品ラインアップ
を次々に拡充してきました。現在では、情報通信機器、OA 機器分野に
とどまらず、家電製品、自動車、産業機器、環境エネルギーなど幅広い
分野で貢献しています。
日本電産では、現在世界中にグループ企業約 230 社を擁し、開発・生産
の拠点は、中国・東南アジア各地を含め、世界約 30 カ国にあります。
その中で滋賀技術開発センター等、複数の開発・設計拠点で MICRO
CADAM は利用されています。
PLM システムの中枢を担う MICRO CADAM
日本電産では、1998 年に図面管理の効率化を図るため、図面管理ソフト
ウェアを導入して全社的に PDM を導入すると同時に、設計効率の向上
を目的に MICRO CADAM の増設を並行して行いました。
現在では、全社の設計図面管理を包括する PLM システムを構築し、
クラウド上に PLM サーバーを設置することで海外拠点ともネット
ワークで連携しています。この PLM システムに MICRO CADAM の図面
管理を組み込み、製品設計、製品試作、部品設計、出図に至るほとんど
すべての工程で MICRO CADAM を利用しています。
「お客様から頂いたお引き合いを試作する段階から量産図面管理に至る
まで、MICRO CADAM を全面的に活用しています。」
(汎用モータ事業本部 開発第 2 部 IT グループ シニア・マネージャー 伊藤 晴彦氏)
さらに、ACCESS プログラム※ 1)を開発して PDM データベースと連携し、
図面の承認フローでの活用や、部品欄・表題欄の自動生成など、PLM
システムをカスタマイズすることで作業効率を高め、リードタイムの
短縮を図っています。
日本電産の海外拠点では、日本国内と同じ PLM システム内で開発・
生産を行っています。国内拠点と共通の取引会社に製品を提供する場合
も多く、部品等は共通化する必要がありますが、日本国内に設置された
PLM サーバーで図面を共有していることで、海外でもタイムラグが
なく正確な流用設計を可能にし、拠点どうしの緻密な連携を実現してい
ます。
日本電産では、取引会社との図面のやりとりには、中間ファイルとして
DXF ファイル形式を使用しています。この DXF ファイルへの変換に、
MCH 支援サービス※ 2)でオプション提供している『HD Tools』を使用
しています。HD Tools によって精度の高いデータ交換を実現し、より
スムーズな電子取引に MICRO CADAM は貢献しています。
MICRO CADAM Helix 支援サービス
お客様事例
「問題が少なく汎用性の高い良いソフトウェアだと思います。
今後の海外拠点の拡充にあたって、MICRO CADAM に期待する
ことは、操作性を重視する姿勢を崩さないでいただきたいとい
うことです。誰にでもすぐに扱える CAD ソフトウェアであり
続けてほしいと思います。」(伊藤氏)
※ 1)ACCESS プログラムとは、MICRO CADAM の機能を利用することができる
C 言語の関数群である「ACCESS」で作成したアプリケーション・プログラム
のことです。
※ 2)MICRO CADAM のソフトウェア・サブスクリプション&サポート・サービス
です。MICRO CADAM をお使いの方を対象に、機能の追加や改善を施した
メンテナンス版、技術的なサポート、専用サイトによる情報提供などの
サービスを提供しています。詳しくは以下の URL をご参照ください。 www.ibm.com/industries/jp/manufacturing/prod/mc/mchs_index.html
MICRO CADAM を利用した設計風景
※ 3)ファンクション・キーボードとは、MICRO CADAM 独自の入力デバイスです。
詳しくは以下の URL をご参照ください。
www.ibm.com/industries/jp/manufacturing/prod/mc/mcdown/upfk_bro.pdf
グローバル市場拡大おける MICRO CADAM
※ 4)無料お試しサービス『MICRO CADAM TIKI(Try It, Know It)』にて自習書を
提供しています。以下 URL からお申し込みいただけます。
www.ibm.com/industries/jp/manufacturing/prod/mc/MICROCADAMTIKI.html
日本電産では、設立翌年には米国に代理店を設置するなど、
早くから海外市場に目を向けグローバル化を推進しています。
開発から生産・販売にいたる一連の事業活動を徹底して現地化
し、海外リソースを積極的に活用することで、開発コストの
削減を図っています。
また、中国や東南アジア各地の海外市場のさらなる拡大を視野
に入れ、グローバルでの人材活用を進めています。
前述のとおり、日本電産では海外拠点でも日本国内と同様、
ほぼすべての製品設計に MICRO CADAM が利用されており、
現地スタッフが作業しています。
MICRO CADAM ではメニュー・メッセージを英語表記できま
すが、中国や東南アジアなどの拠点では、日本語表記を使って
MICRO CADAM を利用しているといいます。現地スタッフが
優秀であることは自明のことですが、母国語以外の言語で無理
なく利用できるのは、MICRO CADAM のシンプルな操作性の
賜物といえます。
また、直感的な操作を可能にするものとして、ファンクション・
キーボード※ 3)の存在があります。ファンクション・キーボード
を使用すると、画面でメニューを視認するのではなく、位置や
感覚でメニューを選択できるため、言語の違いに苦慮すること
はありません。
グローバル化を推進するには、海外拠点で現地スタッフにいち
早く図面作成ができるようになってもらう必要があります。
「現地での教育期間をできるだけ短縮するには、操作の煩雑な
CAD ソフトウェアでは難しいと思います。その点、MICRO
CADAM は 直 感 的 な 操 作 性 な の で、 現 地 ス タ ッ フ も す ぐ に
スキルを身につけているようです。」(伊藤氏)
教育については、海外拠点だけでなく、日本国内でも重要な
事 項 で す。MICRO CADAM で は 基 本 的 な 操 作 を 学 習 で き る
『自習書』※ 4)を無料で提供しています。
「現在は自習や OJT で MICRO CADAM を学習することが基本
ですが、一連の基礎機能を学べる良い教材と伺っているので、
今後の新人教育などで活用できればと思います。」
(情報システム部 藤岡 佑介 氏)
長年、MICRO CADAM を利用する伊藤氏は MICRO CADAM を
次のように評価しています。
◆
MICRO CADAM は、MCH 支援サービスを通じてさらに使い
やすく効率的な作業を可能とする新しい機能の提供を行って
います。
これからもお客様の声に真摯に耳を傾け、最大の利点である
操作性の良さを損なうことなく進化しつづけていきます。
日本アイ・ビー・エム・サービス株式会社
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03-13 Printed in Japan
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は、www.ibm.com/legal/copytrade.shtml をご覧ください。
MICRO CADAM、MICRO CADAM Helix は、日本アイ・ビー・エム・サービス株式会社
の商標です。
他の会社名、製品名およびサービス名等はそれぞれ各社の商標です。
このパンフレットに掲載されている情報は2013年3月現在のものです。事前の予告
なく変更することがあります。
本事例中に記載の肩書きや数値、固有名詞等は初掲載当事のものであり、閲覧
される時点では変更されている可能性があることをご了承ください。
事例は特定のお客様での事例であり、すべてのお客様について同様の効果を実現
することが可能なわけではありません。
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