平成２５年（ワ）第３０９３号 地位確認及び賃金等支払請求事件 横浜地方裁判所 第７民事部 御中 神奈川フィル管弦楽団員２人の不当解雇を撤回する公正な判決を求める要請書 2012年4月11日（財）神奈川フィルハーモニー管弦楽団は、約30年の長きにわたって在籍し、 コントラバス奏者として聴衆に親しまれている、杉本正さんと布施木憲次さんの2人を突然解雇 しました。 近年の神奈川フィルは、賃金を約30％カットし何年も夏冬の一時金を支給しないで楽団員 の生活を脅かすだけでなく、指揮者や首席奏者を楽団員の意向を無視して人選、契約するなど、 楽員の音楽性までも踏みにじり、一部理事達のオーケストラの私物化とも言える運営形態となっ ています。 このことに異を唱えて、楽員の賃金や待遇の改善、民主的な楽団運営などを求めて活動す る、2人の存在を敵視する一部の理事達が、いわれのない理由をつけて、就業規則を恣意的に適 用し、評価委員会、理事会という機関を使って企てたのが今回の解雇事件です。 2014年7月24日、神奈川県労働委員会は、(財)神奈川フィルハーモニー管弦楽団が行った 二人の解雇は、不当労働行為意思に基づくものであること、この解雇が不利益取り扱い、支配介 入にあたることを認定しました。 解雇された2人は3年以上に亘ってプロのオーケストラ奏者としての演奏活動から切り離さ れ、その上生活面では困窮を極めております。 貴法廷におかれましては、憲法、労働法の原点に立ち、労働者の基本的人権と雇用を守るた め、公正かつ明確な判決を下されますよう強く要請するものです。 年 月 日 団体名 住所 代表者名 【取り扱い団体】杉本さん布施木さんの解雇を撤回させ神奈フィルを良くする会 横浜市西区宮崎町25 横浜市従会館３F 自治労連神奈川県本部気付
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