分離処理システム

(資料-1)
「分離処理システム」
説明書
□分離処理システムとは
余剰汚泥の含水率を一層低下させる脱水機(余剰汚泥対応型脱水機)とその脱水汚
泥に対応した焼却炉(余剰汚泥対応型焼却炉)により、余剰汚泥を安定的に焼却しりん
濃度の高い焼却灰を生産します。
一方、生汚泥は既設の脱水機と焼却炉により、りん濃度の低い焼却灰を生産します。
分離処理システムは資源化用途に合った成分の焼却灰の生産が可能です。
凝集剤添加
廃熱
(脱水助剤)
濃縮生汚泥
引抜生汚泥
脱水汚泥
含水率74%
補助燃料
りん濃度:低
既設重力濃縮槽
第一沈澱池
電気
既設脱水機
りん濃度の低い焼却灰
既設汚泥焼却炉
【リン濃度…約20%】
消石灰添加
凝集剤添加
(焼却炉内閉塞防止用)
(脱水助剤)
廃熱
乾燥
脱水汚泥
含水率82%
補助燃料
乾燥機等
第二沈澱池
りん濃度:高
(高度処理由来)
電気
余剰汚泥対応型
脱水機
余剰汚泥対応型
焼却炉
りん濃度の高い焼却灰
【リン濃度…約40%】
分離処理システム概要図
▽余剰汚泥対応型脱水機とは
余剰汚泥の水分量を安定して削減できる脱水機で、年間を通して脱水汚泥含水率
82%以下を達成する脱水機です。混合汚泥の脱水も可能なものとします。
▽余剰汚泥対応型焼却炉とは
脱水余剰汚泥を乾燥して焼却し、N2O 排出量及び電力、補助燃料の使用量が当局の
指定する高温省エネ型焼却炉(第 2.1 世代型焼却炉)の基準に適合した汚泥焼却炉で
す。混合汚泥の焼却も可能なものとします。
今回の共同研究の対象は「余剰汚泥対応型焼却炉」になります。