ネットワーク分離環境における セキュリティ・業務

ネットワーク分離環境における
セキュリティ・業務効率の両立
重要情報が存在する基幹系ネットワークは、インターネットに接続可能な情報系と
基幹系を分離するセキュリティ対策が推奨されます。このような分離ネットワーク環境では
セキュリティと業務効率の確保を両立するソリューションが必要です。
リスク分離環境でのセキュリティと業務効率の両立
1 情報系端末の堅牢化
インターネット
インターネットに接続しなければならない
情報系ネットワークの端末は、振る舞い検知を搭載し
未知マルウェアも防御する仕組み(Zerona)で堅牢化
情報系ネットワーク
(インターネット業務NW)
2 分離環境での業務効率確保
基幹系システムの利用は、セキュアな画面転送型の
リモートアクセス(SecureDesktop)を利用し
業務効率を維持
3 分離環境でのファイル受渡し
共用ネットワーク
自動で
ウイルスチェック
4 基幹系端末での強固な
アクセス認証と操作ログ
基幹系ネットワーク
(個人番号利用事務NWや
個人番号関係事務NW)
情報系端末を
セキュアに操作
無害化された
情報を受領
基幹DB等
二要素認証
基幹系と情報系間のファイル授受が必要な場合は
メールなどはテキストのみ抜粋するなど「無害化」
したうえで、セキュアなファイル共有(FileZen)で
・承認フロー
・ファイル受け渡しを記録(履歴ログ)
・ウイルスチェック
を徹底しつつ受け渡し
デバイス制御
操作ログ
基幹系端末利用に際しては、二要素認証などでの
強力なアクセス認証(SmartOn ID)と、
外部デバイスの禁止(デバイス制御オプション)に加え
PC操作をロギング(InfoTrace PLUS)を実施
サイバー攻撃による情報漏洩で明らかになった
ネットワーク分離環境での業務効率低下の課題
サイバー攻撃では、業務実態に合わないセキュリティポリシーを順守
できず、被害の拡大につながる事件が相次いで発生しています。
情報系と基幹系システムのネットワーク分離は、サイバー攻撃リスク
の低減につながりますが、業務効率を確保する仕組みを合わせて実装
することが重要です。
応用例
分離環境での安全なインターネット利用の方式
ネットワーク分離によるセキュリティ対策が業務実態に合わないと、運用が破たんし、攻撃者に狙われる脆弱
なシステムとなりかねません。業務実態に即して適切な対策を行うことが重要です。インターネットアクセス
におけるセキュリティ対策は、特にこの点に注意して対策を検討する必要があります。
リモート操作方式
セキュアブラウザ方式
インターネットアクセス業務が少なく、インターネットアクセス
専用端末を既存端末を利用して手軽に構築したい場合
ファイルダウンロードを禁止でき、インターネットアクセスを
セキュアブラウザ-セキュアゲートウェイ経由のみに限定できる場合
インターネット
インターネット
インターネットアクセスは
セキュアブラウザ-セキュアゲートウェイ
(Soliton SecureGateway)からのみ
許可するようにネットワークを構成
(アクセス禁止時のログ出力も推奨される)
インターネットアクセス用端末は
振る舞い検知などの多層防御(Zerona)で
堅牢化することが望ましい
セキュアブラウザ(Soltion SecureBrowser)
にてファイルダウンロードを禁止することで
マルウェアドロップを予防
ブラウザ終了時に全キャッシュクリアされる
共有セグメントにリモート操作用の
アプライアンス(Soliton SecureDesktop
Center)を設置
情報系・基幹系からの接続時には
強固な証明書認証も可能
ゲートウェイ(Soliton SecureGateway)には
セキュアブラウザ(Soltion SecureBrowser)
からしか接続できないため、万が一
マルウェア感染してもC&Cサーバーへの
通信はブロックされる
(SecureBrowser-SecureGateway間通信は
TLSベースの独自暗号化通信)
基幹系端末から
情報系端末を操作して
インターネットを利用
ネットワーク分離により
直接インターネットにはアクセス不可
インターネットアクセス端末の堅牢化
振る舞い検知技術によるマルウェア検知・ブロックと
脆弱性攻撃の防御機能を搭載した
標的型サイバー攻撃対策ソフトウェア
(価格例(税別))
・Zerona管理サーバー特別パック: 100,000円(初年度保守込)
・Zerona 10ライセンス: 100,000円/年
(PC 1台あたり年間10,000円)
マルウェアダウンロード以外の内部感染や
コード実行型攻撃などの防御として
脆弱性攻撃防御製品(Zerona)で堅牢化
することが望ましい
ネットワーク分離環境でのリモート操作
証明書認証も可能な、セキュアな高速リモートデスクトップ
既存環境を活用し、手軽にシンクライアントのような分離環境を実現
(価格例(税別))
・アプライアンス: 100万円(初年度センドバック保守込)
・5ユーザ―パック: 75,000円/年(1ユーザあたり年間15,000円)
※Soliton SecureDesktopは年間サブスクリプション製品です。
※1ユーザーあたりの接続元クライアントデバイス数/ストリーマー
※InfoTrace PLUSをお持ちの場合、管理サーバーが共通のため購入不要です。 (接続先PC)数に制限はありません。
※Zeronaは年間サブスクリプション製品です。
※ZeronaにPC操作ログ機能を強化したモデルもご用意しています。
分離環境間のセキュアなファイル授受
承認フロー・ファイル授受記録、ウイルスチェックを実装した
ファイル共有アプライアンス。情報系と基幹系システム間の
データのやり取りに最適
(価格例(税別))
・FileZen (FZ-ST81-A-S): 188万円
(最大ユーザー数1000、初年度センドバック保守込)
※ウイルスチェック1年分が含まれます。ユーザー数は拡張が可能です。
ファイルダウンロード禁止と経路一本化を実現する
セキュアブラウザ・ゲートウェイ
ファイルダウンロードの禁止、経路一本化、キャッシュクリアにより
セキュアなWebアクセスを実現
(価格例(税別))
・SSGアプライアンス エントリーモデル : 100万円
(100ユーザー使用権付き、初年度センドバック保守込み)
※100ユーザーを越える場合はスタンダードモデルへのアップデートが必要です
SmartOn ID、InfoTrace PLUSや、デバイス制御オプションや、上記製品の詳細についてはお問い合わせください。
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