人の幸せは、命の長さではないのです。

タイトル
学科・専攻
受験番号
氏名
たったひとつのたからもの
「人の幸せは、命の長さではないのです。」私は、この本を読む前
はこの言葉の意味がよく分からなかった。人の幸せというのは多くの経
験を通して得ることができるもので、長い人生の間に得ることができる
ものではないかと考えていたからだ。しかし、この本を読み、幸せにつ
いて新しい考え方を知ることができ、この言葉の意味を自分なりに理解
できたのではないかと思う。
こ の 本 は 4つ の 章 に 分 か れ て い て 、 秋 雪 さ ん の 誕 生 、 そ し て 余 命 1年
と い う 宣 告 、 病 気 と の 闘 病 を 続 け な が ら も 生 き た 6年 間 が 、 母 親 で あ る
加 藤 さ ん の 目 線 か ら 描 か れ て い る 。 私 は 印 象 に 残 っ た こ と が 2つ あ る 。
1つ 目 は 、 秋 雪 さ ん の 一 歳 の 誕 生 日 を 迎 え た 場 面 だ 。 「 こ の 1年 間 、
秋雪は命の重さを体全体で教えてくれた。少し泣いただけでも呼吸が苦
しくなる。楽しくて笑いすぎても苦しくなってしまう。生きているだけ
で精一杯なんだ・・・と体で訴える。」この言葉だけでも秋雪さんが1
日を全力で生きているということがひしひしと伝わってきて、命の重み
に つ い て 私 の 心 に も と て も 強 く 響 い た 。 2つ 目 は 、 本 の 途 中 に あ る 何 枚
もの秋雪さんの写真だ。笑っている写真や、微笑んでいる写真ばかりで、
その時も病気と闘っているのにも関わらず、辛い表情をしている写真は
1枚 も な か っ た 。 こ の 写 真 か ら 見 て も 、 秋 雪 さ ん に と っ て 毎 日 が 楽 し い
もので、「もっと生きていたいんだ!」という前向きな言葉が聞こえて
きたような気がして、生きることの楽しさを感じることが出来た。
私 は こ の 本 に 出 会 う こ と が で き て 本 当 に 良 か っ た 。 1分 1秒 を 精 一 杯
生きることの辛さ、苦しさがある一方で、その中にも楽しさやたくさん
の幸せがあることを知ることができた。それは病気であって短い命だっ
たとしても、今現在を楽しく元気で過ごせればそれが幸せである。とい
うことだ。このことから「人の幸せは、命の長さではない」という言葉
の意味を、本を通して理解することができた。そしてもう1つ分かった
ことがある。それは、保護者の子への愛情の深さだ。本の中でも加藤さ
んの秋雪さんの体を心配したり、愛おしく思う気持ちがとても良く伝わ
ってきた。私は将来保育士になった時、親が大事に育ててきた子どもを
預かるということの責任の重大さを絶対に忘れず、子ども一人ひとりに
愛情を持って接していきたい。
タイトル
学科・専攻
受験番号
氏名
新人保育者物語さくら
「新人保育者物語さくら」を読み終えて、私が感じたことは特に3つ
あります。
まず1つ目は、職場内の人間関係・先輩保育者との人間関係を築き方
です。年々、男性保育者が増える中、やはり今現在の保育園や幼稚園は
ほとんどの保育者が女性だと思います。その中で、どのように人間関係
を築いていくか、すごく難しいと感じました。しかし、私は○○高校に
通っており、クラスのほとんどが女子だったため、女性ばかりの環境に
慣れているので、高校生活で培ったことを人間関係面で存分に役立たせ
たいです。
2つ目は、自分の特技・自分らしい保育についてです。私は小さい頃
にピアノを習っていましたが、今現在は全くと言っていいほど、ピアノ
を弾くことが出来ません。保育士になるためには、ピアノが弾けること
は必要条件だと思うので、すごく不安です。しかし、この本を読み終え
て、私の不安はほんの少しですが消えました。なぜなら、これからの大
学生活の中で、自分の得意分野を見つければいいんだと思ったからです。
ピアノは苦手であっても克服するぐらい練習するとともに、それ以上に
自分が得意なこと(子供と一緒にやって楽しいこと)を見つけたいと思
います。そのためには、サークル活動など積極的に参加したいと考えて
います。
3つ目は、イメージと違う保育士の仕事内容についてです。高校2年
の時にインターンシップでお世話になった保育園でも少しこのギャップ
について経験しました。それは、保育士は可愛らしい子どもたちと過ご
す仕事ではないということです。子どもたちが安全に過ごすことが出来
る保育の環境を整えることは本当に大切な仕事であり、高校生の時のイ
ンターンシップの経験から、私は改めて保育士とは子どもの命を保護者
から預かる大切な職業だと感じました。
このように、「新人保育士物語さくら」を読んで、より一層保育の勉
強が楽しみになりました。そして、改めて保育士は自分が思っているよ
りも、大変で責任の大きい仕事であると感じました。就職後にたくさん
悩むことがあると思いますが、後悔のないよう大学生活を充実したもの
にしていきたいと思います。