●経営改革評価委員会委員からの指摘事項への対応 分類 入院 資料4 主担当部署 (関連部署) 関連事務部門 ■病棟毎の推移の検証 看護局 (診療局) 管理課 企画情報室 ■同規模病院との比較 企画情報室 ■同規模病院との比較 企画情報室 重症度、医療・看護 ■チェック方法の見直し 必要度 企画情報室 (診療局) (看護局) ポイント 評価委員指摘 ○平均在院日数が長すぎる印象がある。病棟毎の平均在院日数の推移 をみる必要がある。 ○平均在院日数短縮に向けては、DPCに適切に対応し、同規模病院との 比較を行う中で、平準的な医療を適切に行っていくことが必要。 ○平均在院日数の延長と関係しているかも知れないが、入院単価が下 がっている。他の同規模病院と単価、入院日数等をベンチマークしてみて はどうか。 ○「重症度、医療・看護必要度」の更なる引き上げ(15%から20%)の可能 性もある中、チェック方法の見直しは必要。 平均在院日数 入院単価 外来 外来患者数 ― 外来待ち時間 救急 ○搬送先として選ばれない症例の検討を。初めから運ばれないケース は、どのような症例があるのか救急隊に確認し、どうしたらそれを受け入 れられるようになるか検討・改善し、受け入れられる旨をアピールすること が必要。 ○救急からの入院患者数の全体に占める割合が少ない印象。救急外来 からの入院を増やせるよう、救急車の数自体を減らさない努力、断らない 努力をしていくことが、入院患者数を増やす一番の早道。 ○手術を単独で増やすことは無理。救急受入の増加等が無ければ増や せない。救急を大事にして、対応できる疾患を極力増やしていくことが基 本 ○断らない救急は掛け声だけか。具体的な目標を設定し、病院全体で達 成に向け努力すべき。 ○救急搬送件数の伸び悩みに対する要因として、未だ消防からの信頼を 取り戻せていない面があるのではないか。消防から、「必要性があるもの は原則受けいれてもらえる」という信頼感を得られることが重要。 ○病床に空きがあるにもかかわらず8%の搬送お断りがあることは、救急 に注力する病院としては問題。原因の分析と問題解決を行い、受入の充 実に向け院内全体で協力体制の構築を。 ○まずは、よくある病気をしっかり受け入れること。 ○円滑な受入を行うため、常に受け入れる空きベッドを作っておくこと。 ○空きベッドがあれば全ての病棟が救急患者を受け入れるよう、病院全 体で進めること。 ○日勤帯は可能な限り受け入れてほしい。その実績を作っていくことが必 要。 診療局 ■向上のための施策検討 ■短縮に向けての分析・改善 ●各病棟への医療・看護必要度の研修修了者の配置。 (より密な看護職員への指導体制の構築) 管理課 医事課 企画情報室 診療局 (診療技術局) 診療局 看護局 ■搬送されない症例の検討 医事課 ●外来クラークと各診療科看護師の連絡を密にした患者さんへの案内。 (待ち時間が長い場合、受付前は外来クラークが、中待合は看護師が案内) ●津島消防との情報交換。 診療局 管理課 医事課 ●津島消防との情報交換。 (夜間の循環器疾患の対応が課題) ■救急隊へのPR ●上記課題等を改善し消防署へPR予定。 ■具体的な目標設定 ●救急外来に「救急車受入目標 12台/日」を掲示。 ■お断りの分析・解消 受入態勢 ●「紹介患者の増」に重点。 (当院での治療が必要な患者をより広く受け入れるため) ●「地域連携枠の増加」を検討。 ■消防からの信頼の回復 搬送 ●平均在院日数比較に併せて補足的に比較。 ●単価を主体とした分析及び情報提供。 ●27年度「1日あたり外来患者数 目標830人」と設定。 ■医師の専門性向上による増加 外来単価 ●各病棟の平均在院日数推移の把握。 (急性期病棟、回復期リハビリ病棟、緩和ケア病棟) ●症例数上位疾患の他病院との比較。 ●該当診療科への情報提供。 ●クリパス作成可能症例、既存パスの使用状況等の報告。 ■適正数(目標数)の決定 ○国の方針で、病院の外来数をより増やす方向性をとるのは難しく、慎重 に適正外来数を決定する必要がある。 ○医師の専門性を高め、その外来数を増加させることを心がけるべき。 ○外来患者が少ない。 ○外来診療単価をより上げるための施策を検討してほしい。 ○待ち時間が非常に長く負担に感じる。減少対策、診療科及び医師ごと の分析を。 対応状況 管理課 医事課 ■対応可能疾患の拡大 ■空きベットの確保 診療局 看護局 ■日勤帯の確実な受入 1 ●院長、救急部長による状況チェック。 (救急車受入状況の翌日検証) 診療局 ●夜間の循環器疾患の対応検討。 ●救急対応病棟の設置。 (病床運用担当師長による病棟の空床の管理・把握(外来師長と共に調 整)) ●院内の周知・徹底 分類 評価委員指摘 経営・運営 ○常に先を読みながら取り組んでいかないといけない。 ○病院指数のようなものを公表していく動きがある。そういったデータを、 いつでも出せるように準備しておく。 ○患者数の多い診療科には、医師の確保に向けた取組が必要。 ○経営陣は経営分析を行い、市長とよく相談しながら運営を進めること。 ○結果として儲けが無ければ意味が無い。現状では、一部事務組合化や 民営化の検討も必要。 ○まずは地域の中で本病院のポジションを確立し、継続的に質の高い医 療を提供することが肝要。病院のビジョン、目指すポジションは地域の ニーズに適合しているか。あるべき姿の再検討を。 ○地域包括ケアに対する関与も含め、どんな医療を二次医療圏の中で提 供していくのかをもう少し考えておく必要がある。役割についての認識が 甘い。 ○病院全体として改善に向けた動きが遅く、課題の解消がなかなか進ま ない。 ○指摘に対する対応取組もなく、取組に対する責任者が明確でない。目 標未達成となった場合でも、誰も責任を問われない。 ○地域包括ケアの構築まで踏み込み、今後のビジョンに示すことが必要。 ○地域包括ケア病棟については、津島市民病院は持つべきと考える。 ○回復期リハビリ病棟の方向性と併せ、地域包括ケア病棟に対する考慮 も必要か。 ○全体の目標を明示し、全員が増収を図っていくためには何を達成すべ きかを意識して働くこと。 ○病院自体が存続できるよう、職員全員が自ら考えなければならない。い つまでも、職員の負担軽減等と言っている場合ではない。やり甲斐の感じ られる職場を目指すことが本質。 ○全職種から効率化・収益増に結びつくための知恵を出してもらい実行す ること。支出減に努める覚悟が必要。 ○備品等購入にあたっては、効果と犠牲を考慮して慎重に判断すること。 ○疲弊感があると言うが、80何%の稼働率で疲弊というのは、疲弊の使 い方が違う。大変な中でどこの病院も運営している。やらざるを得ない。 ○各職員がやりがいを感じられるよう、病院全体がチーム医療を遂行す る中で、権限の移譲や分担を上手く行うことが大切。 ○医師や看護師に対する教育が不十分。 ○診療技術局部門の人材育成は、若い医師に対する教育効果を上げる。 ○接遇能力の向上は、患者からの評価に直接つながる重要課題。 ○患者満足度調査回答の「どちらかといえば不満」の内容の検証を。 ○休日を含めたリハビリができるような体制整備を進める必要がある。回 復期リハビリ1の取得等、強化に向けた対応を行ったほうがよい。 ○現行の医療ではリハビリの適応疾患はますます拡大しており、本病院 では部門の機能拡張が不十分である。(整形外科、脳外科領域にとどまら ず、全身麻酔患者の早期退院には必須。呼吸器、循環器領域の亜急性 期にも必須。) ○パス内にリハビリを組みいれたり、該当患者について理学療法士が医 師へ積極的にオーダー催促を行ったりするなど、仕事は自分達で見つけ なければならない。 ○リハビリの充実に向けては、院内で実施単位を増やす努力は十分可 能。急性期疾患のオペ患者については、麻酔時の呼吸リハ・歩行訓練 等、リハビリを行える要素はたくさんある。 主担当部署 (関連部署) ポイント 方向性の検討 関連事務部門 対応状況 ■地域ニーズの把握 ●当院の症例構成の分析。 ●住所別患者構成の把握。 ■役割の明確化 ●津島市民病院の果たすべき役割についての検討。 ■行政(市)との協議 企画情報室 ― ●市長・院長等意見交換会開催。 ■経営形態の検証 ●各経営形態のメリット、デメリット、懸案事項等の洗い出し。 ■地域包括ケア病棟移行の検討 ●地域包括ケア病棟についての簡易シミュレーション。 ●地域包括ケア病棟導入を決定。 ■医師の確保 ■医療スタッフの教育・人材育成 管理課 ― 診療局 診療技術局 看護局 管理課 ■患者満足度調査の検証 ●減員となった診療科を中心に関係機関へ働きかけ。 ●接遇研修等の実施。 ●集計結果とご意見を院内にフィードバック。 管理課 ■慎重な備品等の購入 ■職員の意識改革 ●備品選定委員会等による選定。 全部署 ― ●経営意識、改善意識、サービス意識等の重要性の院長発信。 (院内会議の場での啓発、院内イントラへの掲示等) 改善活動 ■病院指数の準備 ●津島市民病院臨床指標の設定。 企画情報室 ■責任の明確化 ●経営ビジョン実行計画への「実行責任者」及び「実行担当者」の明記。 全部署 ■支出の削減 ■休日リハビリの充実 ■回復期リハⅠの取得 2 診療局 診療技術局 看護局 管理課 企画情報室 ●薬品費削減。(26年度 960万円削減) ●材料費削減。(26年度 830万円削減) ●委託費削減。(26年度 1,415万円削減) ●当番職員2~6人で土日を対応。 医事課 管理課 ●基準数値の検証。 (人員基準、医療・看護必要度、重症者及び退院時改善割合) ●方向性の検討。
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