宇野港「連絡船の町」プロジェクト 基本計画

宇野港「連絡船の町」プロジェクト
基本計画
■ 実施主体
瀬戸内国際芸術祭たまの☆おもてなし推進委員会,玉野市
■ 趣旨
船は地球上のあらゆる場所と場所をつなげてきました。
かつての日本でも物資や食料を運ぶ北前船、水路をつなぐ渡し船や、連絡船が活躍す
る時代がありました。船の歴史をたどれば、海を渡って生活・交流していた日本列島の
姿が浮き彫りになり、人々の営み、人生の喜怒哀楽も見えてきます。
宇野港ではそういった連絡船のアーカイブをつくり、宇高連絡船をはじめとする、日
本列島を中心とした世界各地の海運の歴史を明らかにすることで、瀬戸内海や宇野港が
担ってきた役割を再確認し、改めて「連絡船の町」として宇野港を特徴づけていきます。
■ プロジェクトの全体像
フォトコンテスト事業
世界各地の連絡船に関する写真を収集
連絡船の町
プロジェクト
(アーカイブ)
相互連携
イベント・シンポジウムなど
調査研究事業
により宇野港から世界に情
連絡船・海運等の歴史研究
報発信する
宇野港・宇高航路の役割
※瀬戸内全誌との関係性を持たせる。
※このプロジェクトにおける「連絡船」とは・・・
地域の海運・海上交通(公共交通)としての役割を担った船舶。(人、モノが行き交う手
段として利用した船舶)
宇高・青函・関門連絡船、瀬戸内の島々や国内外のフェリー・旅客船・渡し船
(大型クルーズ客船は除く)など
-1-
■ フォトコンテスト
世界各地から連絡船に関する歴史的価値の高い写真を中心に数多く収集し、アーカイ
ブします。とりあえず、1年間で1万点を目指します。集めた写真は、随時専用ウェブ
サイトから閲覧でき、コンテスト機能により、面白いもの、重要な儀式等を選び、最終
的には審査会を開催し、優秀なものに対し顕彰します。
□ 第1回「撮り船」フォトコンテスト 開催概要
●タイトル
・「撮り船」フォトコンテスト(第 1 回:以後、毎年実施)
●テ ー マ
・「連絡船」(連絡船の写真)、「連絡船と生活」(連絡船とそこで生活する
人を捉えた写真)
、
「連絡船と港」(連絡船と港の風景を捉えた写真)
●応募期間
・2015 年(平成 27 年)1 月 19 日-12 月 28 日
●撮影期間
・過去から 2015 年(平成 27 年)12 月 28 日まで
●応募方法
・専用ウェブサイト(不正防止に関する利用規約あり)から電子投稿
(1画像の容量:1MB まで)
・プリント六つ切りもしくはA4版[組写真不可]を持参もしくは郵送
【応募写真の付加情報】
タイトル、撮影者、応募者、年齢、住所、電話番号、メールアドレス、
撮影年月日、撮影場所、船名、航路名、コメント(50 文字程度)
●審査発表
・応募期間を通して集まった写真を審査会によって選定し顕彰する。また、
各月等の顕彰も実施する予定。
●各
賞
・審査委員によって各賞を決定する。(部門としては、地域別(国内外含
む)
、撮影年代別、船種別など)
・最優秀賞1点、その他優秀賞、特別賞、入選、ビルボード賞など数点を
選定する。
※入賞作品は、芸術祭作品として宇野港周辺会場にて展示する。
※各賞受賞者には、賞金、賞状、副賞などを与える。
●注意事項
・プロ、アマを問わないが作品は自作、未発表に限る。
・応募作品数の制限は設けない。(ただし入賞は1人1点とする。
)
・入賞作品の著作権は主催者に帰属する。ただし、使用に際しては使用承
諾書を取り交わすこととし、改めて写真データの提供をお願いすること
がある。
・複数のネガや画像の合成など修正を施したものは応募無効。(入賞後に
判明した場合も無効とする。)
●主催・共催
主催:瀬戸内国際芸術祭たまの☆おもてなし推進委員会・玉野市
共催:瀬戸内国際芸術祭実行委員会
●応募先・問合せ ・〒706-0002
岡山県玉野市築港 1-1-3(玉野市商工観光課内)
「撮り船フォトコン」応募係
-2-
TEL 0863-33-5005
■ 調査研究事業
長期的な活動として、海運・海上交通に関することや、宇野港・宇高航路(海の路)
の役割などについて調査研究していきます。また、この活動を通じて、地域が持つポテ
ンシャルを理解し、地域コミュニティーの再生・活性化を図っていきます。
・連絡船の町研究会(仮)の設置(市職員、こえび隊、地域住民、大学)
・定期的な調査・勉強会を開催(関連組織と取組内容、参考書籍、需要人物など)
・研究発表会、シンポジウム等の開催
・継続的な地域コミュニティーの再生・活性化(地元にとって誇りを持てる事業へ)
連絡船の町研究会(仮)
玉野市
地域住民
連絡船の町プロジェクト
(アーカイブ)
(行政)
こえび隊
地域住民が主体的に関与する事
大学
業として大学や行政などと連携
した持続可能な地域コミュニテ
ィーの再生・活性化を図る
■ プロジェクト推進体制
玉野市
地域
芸術祭
方針・計画策定
組織・人員体制強化
時
イベント実施
大学の参加
間
軸
調査研究
地元サポーターの参加
こえび隊
アーティスト
の参加
アーカイブシステム整備
広報・公募
地域説明
瀬戸内国際芸術祭
多様なひろがり
-3-
2016年
2015年
2013年
2014年
時期
ART SETOUCHI 秋
事務局(推進室)立上げ
募集締切(目指せ1万点!)
展示準備
勉強会
勉強会
勉強会・反省会
-4-
12月
11月
10月
9月
8月
7月
芸術祭2016 秋
【本番】写真の展示・イベント
勉強会・反省会
勉強会・反省会
勉強会
勉強会
勉強会・反省会
【本番】写真の展示・イベント
【本番】写真の展示・イベント・表彰
6月
芸術祭2016 夏
芸術祭2016 春
勉強会
5月
4月
3月
2月
審査
勉強会・反省会
1月
勉強会
12月
勉強会
11月
【STEP3】直前イベント 集客300人
勉強会
ART SETOUCHI 秋
10月
勉強会
9月
審査員などを呼ぶ
勉強会
8月
勉強会
7月
ART SETOUCHI 夏
勉強会・反省会
6月
勉強会
ホームページ・SNS開設
5月
【STEP2】公募開始イベント 集客200人
アーカイブ化作業
勉強会
勉強会
勉強会
ART SETOUCHI 春
募集開始(期間:最低1年間)
募集内容整理・審査員選定
4月
審査員などを呼ぶ
【STEP1】キックオフイベント 集客100人
勉強会
3月
2月
1月
12月
11月
10月
9月
応募を増やす作戦会議など
勉強会の成果をイベントアイデ
アだしや芸術祭の展示に活かし
ていく。
募集内容(カテゴリ、範囲、
審査員など)の決定にむけ、
調査・勉強会を開く
月1回勉強会を行う
有志応援団(こえび隊など)
勉強会
写真アーカイブシステム設計・構築
玉野市/事務局の動き
勉強会
プロジェクト概要発表
プロジェクト実施目標
8月
写真展示
7月
6月
5月
芸術祭2013
芸術祭の動き
目標:応募点数1万点。数年間継続することで、連絡船の世界的な焦点が宇野港に集まるようなダイナミックな展開、体制作りをする。地元の人たちにとって誇りを持てる事業に育てる。
宇野港「連絡船の町」プロジェクト進行計画(案)
■ スケジュール