鳥取県土地改良事業団体連合会は こんな団体です

鳥取県土地改良事業団体連合会は
こんな団体です
「平成28年度新規採用資料」
平成27年7月
鳥取県土地改良事業団体連合会
鳥取県土地改良事業団体連合会の紹介
通称:県土連、土改連、土地連などと呼ばれており、
全国的な愛称として
「水土里(みどり)ネットとっとり」と呼んでいます。
根拠法・・・「土地改良法」(昭和24年6月6日制定)
ロゴマーク
県土地改良事業団体連合会とは
(1)土地改良事業を行う市町村・土地改良区が、土地改
良事業等を円滑に行うための協同組織として、会員が
設立申請し、土地改良法に基づき農林水産省より設立
認可された団体。
(土地改良法第111条の13第1項及び第2項)
(2)昭和33年11月7日農水省から認可された公法人で
営利を目的にしない団体であり、非課税団体。
(土地改良法第111条の3)
(法人税法第2条第6項公益法人等)
(3)行う事業は、
① 会員の行う土地改良事業(土地改良事業に附帯する
事業を含む)に関する技術的な指導その他の援助
② 土地改良事業に関連する国土調査に係る事業
③ 土地改良事業に関する教育及び情報の提供
④ 土地改良事業に関する調査及び研究
⑤ 国又は都道府県の行う土地改良事業に対する協力
⑥ 前各号に掲げる事業のほか、目的を達成するために
必要な事業
設立までの経過
① 鳥取県土地改良事業団体連合会の前進は、
大正15年に設立した「鳥取県土地改良整理協会」が
始まり。
② 土地改良整理協会は、明治32年の耕地整理法の
施行に伴い、会員143名により大正15年に設立。
③ 昭和8年に水利組合や、共同施行者などを含めた協
会となり、昭和27年には、「鳥取県土地改良協会」と
改称され、市町村が会員に入りました。
④ 昭和32年の土地改良法の改正により、昭和33年
11月7日に会員153名によって、連合会設立。
組織と機構
会員の状況
93
市町村
19
土地改良区等 74
職員数
事務系職員
43名
7名
技術系職員 36名
臨時等職員数
17名
平成27年4月1日現在
各部門の主な業務内容

総務課

・土地改良区の指導に関すること
・会の広報活動に関すること
・会員への研修に関すること
・農道台帳に関すること
・農家負担金軽減に関すること
・多面的機能支払交付金に関すること
・会の組織運営及び会務の連絡統制
に関すること
・予算及び決算に関すること

地域支援課
・受託業務の調整及び調査に関すること
・水土里情報の利活用に関すること
・積算システムの運用・保守に関すること



地籍換地課
・換地業務の実施に関すること
・地籍調査の調査測量業務に関すること
・測量図化業務に関すること
技術指導室
・技術指導実施に関すること
・多面的機能支払交付金の推進に関すること
東部・中部・西部の各事務所
各管内の総合窓口
企画課
<管理指導センター>
・土地改良施設の管理に関する
技術的な診断指導
・土地改良施設維持管理適正化事業に
関する事務
・土地改良事業に関する相談
<換地センター>
・換地事務の講習及び研修
・換地事務の指導及び援助

建築事務所(二級建築士事務所)
・建築設計・監理に関する指導及び援助
平成27年度事業計画について(その1)
 会員等の行う土地改良事業(農業農村整備事業)
に関する技術的指導その他の援助について
①調査、計画、測量、設計、施工監理、保守点検、
劣化診断業務
②換地計画樹立、換地処分実務
③国土調査に関する技術支援
④土地改良施設維持管理適正化事業
⑤農道台帳作成および管理に関する業務
⑥地理情報システム(GIS)に関する技術支援
⑦農地地図情報(水土里情報)の利活用
⑧多面的機能支払交付金
①調査・計画、測量・設計、施工監理等
工事発注者(市町村等)の代行として、監督や検査等を実施しています。
農業集落排水処理施設の水槽配筋検査
動力制御盤の工場検査立会
コンクリート等劣化診断
シュミットハンマーによるコンクリート劣化診断
農業集落排水処理施設
フェノールフタレンによるアルカリ度を調査
②換地計画、処分
 ほ場整備事業などの土地改良工事により農地の区画形質を変更する
場合に、工事前の土地を「従前地」工事後の土地を『換地』と呼びます。
 なお、従前地と換地を法律上同じ土地とみなして、工事後の新しい区画
や道路、水路等に対して所有者や耕作者を決め直すことを「換地計画」
と呼び、これに基づいて従前地にある所有権、地役権等の土地の権利
関係を一挙に確定することを「換地処分」と呼んでいます。
【換地のイメージ図】
ほ場整備の前・後
【従前地】
ほ場整備前
【換地】
ほ場整備後
③国土調査への技術支援
図根点埋標
GPS受信機
E工程(一筆地調査)
地権者の皆さんと筆境界
を確認します。
C・D工程(図根点、多角点測量)
F1工程(一筆地測量)作業
TS(トータルステーション)で観測中
一つ一つの積み重ねが、地元
の笑顔に繋がっています。
④土地改良施設維持管理適正化事業
 土地改良施設(ポンプ、樋門、水路等)の整備補修は、土
地改良区等の管理者自らが行うものですが、
 農村地域の都市化・混住化の進展等により、土地改良施
設の公共公益的機能が増大し、
 公的助成が措置されることとなりました。
本会の役割
・手続き等事務処理
・事業主体への事務検査
土地改良施設の現状
用水路の劣化
破損状況
異物
樋門の腐食
状況
ポンプのオーバーホール
⑤農道台帳作成と管理
鳥取県農道台帳作成管理センター
本センターは、農道台帳の作成管理を行う者あるいは行おうとする
者の共同組織により農道管理の適切かつ効率的な運営を確保するこ
とを目的としています。
主なセンター業務
(1)農道台帳作成及び管理に関する正確性を確保するための指導、助言
(2)農道台帳の管理及び集計
(3)農道管理に関する調査研究
(4)関係機関との連絡、調整
本会が管理している農道台帳(平成26年8月現在)
18市町村 路線数 4,580 路線延長 1,360km
農道台帳作成
台帳の調書
鳥取県内の農道網
本会が管理している農道台帳(平成26年8月現在)
18市町村 路線数 4,580
路線延長 1,360km(673km)
⑥地理情報システム(GIS)に関する技術支援
業
務
名
受託先
年
度
内
容
会見第2地区農業集落排水管路施設台帳
南部町(会見町)
平成13年度
農業集落排水事業管路台帳の整備
会見地区農業集落排水管路施設台帳
同上
平成14年度
同上
小松谷地区農業集落排水管路施設台帳
同上
同上
同上
大山山麓地区施設管理台帳整備業務
大山山麓
開拓建設事業所
平成14年度
施設管理台帳を地理情報システム(インターネット型)により
整備
東伯地区施設管理台帳整備業務
東伯
農業水利事業所
平成16∼
18年度
施設管理台帳を地理情報システムにより整備
南部町道路台帳調書統合及び道路台帳
管理システム導入業務
南部町
平成17年度
道路台帳を地理情報システム(庁内LAN)により整備
天神野地区農地及び水利施設管理台帳
整備業務
天神野土地改良区
同上
農地及び水利施設管理台帳を地理情報システムにより整備
久米地区農地管理台帳整備業務
久米土地改良区
平成19年度
農地及び水利施設管理台帳を地理情報システムにより整備
久米ヶ原地区農地及び施設管理台帳
整備業務
久米ヶ原
土地改良区
同上
農地管理台帳を地理情報システムにより整備
上北条地区農地管理台帳整備業務
上北条土地改良区
平成20年度
農地管理台帳を地理情報システムにより整備
北谷地区農地管理台帳整備業務
北谷土地改良区
同上
農地管理台帳を地理情報システムにより整備
天神野地区(鳥取県倉吉市)
農地状況図
【利活用状況と効果】
○利活用状況
①ほ場の区画形状、水系図、改良区諸施設等、様々な
情報がシステム上にある。よって、災害時には画面
上で現場確認がスムーズにできる。
また、図面が簡単に印刷できるので、速やかに関係
者(行政、組合員)に指示できる。
②本改良区は、9つのため池、8つの幹線水路及び支
線水路を管理しており、複雑な水利系統となってい
る。システムを利用することで水系毎のほ場の面積
計算、組合員毎の水管理状況の把握が容易である。
③デジタルオルソ画像と農地を併用することにより、
オルソ画像を背景とし、農地筆、ため池、幹線水路を表示。
用水系統図
ほ場や施設の位置状況がひと目で確認できる。
○効果(省力化)
①問い合わせのあった場所や図面を探すのに要してい
た時間、コピー機あるいは図面焼きしていた時間が
大幅に削減できている。
②農地筆と賦課金データを結び付けしているので、賦
課金データを修正することで地図に反映できている。
③農地情報と施設台帳をGIS化、構造図と平面図等を
電子化することにより日常業務を効率化することが
できている。
農地筆に用水情報を持たすことにより、水管理に役立つ。
⑦水土里情報の利活用



農地情報は、担い手への利用集積や面的集積の促進及び耕作放棄地の発
生防止・解消を図るため、農地の価値が判断できる情報を規模拡大や新規
参入を目指す経営体に対して提供。
水利施設等は、今後耐用年数を迎える施設の増大等に対応した戦略的な保
全・更新を図るため、施設の状況が判断できる情報を構築し適切に管理・活
用。
農業者等が相互に利用できるようにすることにより、農地の有効利用の促進
に資するとともに、農業の持続的な発展及び農村の振興等のための多様な
取組の円滑な推進を図ることを目的としています。
水土里情報整備状況 (平成24年3月末現在)
地図情報の整備
年度
H18
∼
H21
農地筆作成
オルソ画像作成
整備筆数
整備範囲
整備農地面積
整備範囲
716,900筆(100%)
全県下の農地
36,010ha(100%)
鳥取県全農地面積
地図情報の整備
年度
H20∼
H23
耕区
(水張)
277,300筆
農業用
用排水施設
5,313km
農道
(網図)
1,385km
農地情報の整備
農振
地域界等
19市町村
属性情報の入力
必須15項目、任意8項目
①地区名、事業名 【14市町村】
②ほ場整備エリア 【15市町村】
③耕作放棄地
【18市町村】
④中山間直説支払 【7市町】
⑤農地・水保全管理支払【6市町】
「オルソ写真」と「農地筆」
【オルソ画像】
【農地筆】
農業用用排水施設
【農業用用排水施設】
水土里情報システム(GIS)による重ね合せ画面表示
水土里情報の作成・運用
水土里情報の作成状況
オルソ画像を表示
⑧多面的機能支払(農地維持支払・資源向上支払)
平成27年度事業計画について(その2)
 土地改良事業(農業農村整備事業)に関する
教育および情報の提供について
①土地改良事業に関する研修会の開催
②電算ネットワークによる情報の提供
③土地改良事業に対する広報活動
①各種研修会の開催
 平成25年度開催
・土地改良区等運営指導事業
研修会
・農村振興整備推進事業
「コウノトリの郷」
兵庫県豊岡市を
現地視察(H21)
鳥取大学地域学部の鶴崎教授に
よる「生物多様性」の講義(H22)
②電算ネットワークによる情報の提供
・ ホームページを利用した会員等
への情報提供
・ Web(インターネット)サーバを
自前で構築して各種事業情報、
地理情報等を提供
ホームページアドレス
http://www.totirengogonet.or.jp/
「水土里ネットとっとり」が現在実施している
広 報 業 務
 「美しく豊かなむらづくり大会」 H4∼
 「農村の風景フォトコンテスト」 H6∼
 「いのちを育む農村作文コンクール」 H9∼
平成27年度事業計画について(その3)
 土地改良事業(農業農村整備事業)に関する
調査および研究について
①土地改良事業の技術水準向上のための
調査研究
①調査研究(食の安全・安心確保)
新地下かんがいシステムの検証結果
調査研究(低コスト型農業集落排水施設更新支援事業)
①既存の農業集落排水施設の有効活用や長寿命化により、
ライフサイクルコストを低減
②更新や維持管理に要する経費を平準化できる
ストックマネジメント手法を確立
③施設の将来計画について、広域的観点から策定されるよう既存施設の
機能低下等の状況把握(施設機能診断)による最適整備構想を策定
 平成21∼25年度は県内14市町の処理施設、
管路施設の機能診断を実施し、最適整備構想
(処理区の見直しを含む)を策定
 平成25年度は2町で実施
Y町の「最適整備構想」例
管路施設のカメラ調査
処理施設の硫化水素
による腐食状況
調査研究(小水力・太陽光発電の取り組み)
【平成21∼22年度】
・ 発電候補地として鳥取県内の農業用水利施設6地点を選定
(ダム2地点、ため池1地点、農業用水路3地点)
・ 施設管理者、新エネルギー財団等の専門技術者からなる「専門部会」設置
・ 概略設計や各種法令等に基づく協議・調整に対する支援を実施
北条砂丘土地改良区の
太陽光発電
鳥取県の検討事例(国営ダム)
下蚊屋ダム
全景
排水口
バルブ室
排水管トンネル
船上山ダム
小水力発電所(別府発電所)の更新支援
鳥取市用瀬町の別府発電所(別府電化農業協同組合が運営)は、老朽化
により更新時期を迎えているが、農業者で組織する運営団体には発電技術
や各種手続に必要な知見・ノウハウが十分でないことから、施設の更新が思
うように進んでいない。
そこで、本会ではH25年度から更新に向けて、別府電化農業協同組合の取
り組みを支援している。
【発電所全景】
【水路橋(導水路)】
【導水路(農業用水路)】
平成27年度事業計画について(その4)
 農地集団化の指導奨励について
①農地集団化の指導
②換地研修会を利用した啓発
①農地集団化の指導
 平成20年度農用地等集団化優良地区表彰
岩美町「岩美土地改良区 大谷地区」農林水産大臣表彰 受賞
平成12年度∼19年度にかけて県営経営体育成基盤整備事業を活用し、
農地集団化に取り組みました。
●集団化率
91.8%
●受益面積66.9haの
約8割(54.8ha)を集積
②換地研修会を利用した啓発
きめ細やかな研修会の開催
研修会の講師と
して活躍してい
ます。
初任者用の
テキストです
現地研修も企画し
ています。
平成27年度事業計画について(その5)
 土地改良区に関する指導について
①土地改良施設の維持管理指導
②土地改良事業に関する相談業務による
指導援助
③農家負担金軽減支援対策事業
④21世紀土地改良区創造運動の推進
①土地改良施設の維持管理指導
樋門の適正管理
揚水機の定期診断
自動転倒ゲートの油圧管理
②土地改良事業に関する相談業務
●相談業務を担当する専門指導員
が、相談にあたります。
●また、専門指導員と協議のうえ、
面接、現地指導の必要があるときは
現地へ出向き指導し回答します。
● また、必要により顧問弁護士によ
る相談を行っています。
③農家負担金軽減支援対策事業

土地改良区等が年償還額がピーク時の6割を超える期間を限度として、その
超える部分を融資機関から資金を借り入れ、後年に繰り延べすることにより
償還の平準化を図る場合に、借入利率が無利子となるよう利子補給する。
土地改良負担金償還平準化事業
④21世紀土地改良区創造運動の推進
21創造運動大賞
の選考委員会
水土里ネット大井手の活動事例
平成17年度 21創造運動大賞を受賞
平成27年度事業計画について(その6)
 土地改良事業の促進に関する運動について
①関係機関等への要請活動その他
石破幹事長へ要請(H24)
該当する17市町の内、15市
町と災害支援協約を締結しまし
た。
インターンシップの受入(H20∼26年度)
お待ちして
おります。
ため池パトロールにも参加
資格と関連する業務について
資格名
内
容
関連する業務
技術士
技術士法に基づく国家資格、分野毎の最高レベルの専門応用能力を有し
計画、研究、設計および検査等を行う者。(部門:農業土木、農村環境)
農業土木、土木、環境等の業務全般
測量士
測量法に基づく国土交通省国土地理院が所管する資格。
測量士は、測量に関する計画作成に従事し、又実施する。
地形測量、路線測量、地籍調査測量
土地改良換地士
農用地整備、土地改良事業、農地集団化事業等の換地計画樹立に向けて専門
知識と公平な立場で関係権利者が判断を下すための指導、材料を提供する専
門家。
土地改良事業、農地集団化事業等
地籍主任調査員
地籍調査業務の適正かつ円滑な推進を図るために出来た資格。(民間資格)
地籍調査事業
農業土木技術管理士
農業農村整備事業の調査、計画、設計等の業務を的確に遂行する管理、照査
技術の専門能力を有する技術者資格。(民間資格)
農業土木全般の業務受託に必須
一級土木施工管理技士
土木工事全般の管理技術者として工程、施工、安全各管全般を総括する。
水路、道路、橋、上下水、その他土木
工事の施工管理
コンクリート診断士
コンクリート構造物の総合的機能診断、評価、最適機能保全計画策定を行う。 農道橋、擁壁ほかコンクリート構造物
(民間資格)
の機能診断
RCCM
農業土木他22部門の設計、施工、全般の統括管理が出来る資格。
(民間資格)
農業水利施設機能
総合診断士
農業水利システムの総合的な機能診断、評価、経済比較を行い、最適機能
保全計画の策定を行う。(民間資格)
ストックマネージメント事業、農業水利施設の
機能診断
連合会は「公務員」や「民間コンサル」とはどのように違うのですか?