帰国生大学合格体験記 - 代々木ゼミナール 国際教育センター

2015年度入試
帰国大学受験コース生によるアドバイス集
2015年度入試
この冊子は、代々木ゼミナール帰国大学受験コース生
(2014年度在籍)による大学受験アドバイス集です。
※2015年度入試について掲載していますが、掲載されている合格大学・学部は2014年12月12
日現在のものです。それ以降の合格大学については記載されておりません。複数の大学に
合格されている方もCONTENTSでは 2 大学のみ記載しました。
※
「3. 国公立大学合格者の体験記」につきましては、国立大学の多くが2月に入試を行ってい
るため、2014年度入試合格者による体験記を掲載しています。
CONTENTS
1. 滞在国での過ごし方
栗林美樹さん
大森文洋さん
松本光資さん
清水香映さん
小嶋柚稀さん
緒方淑乃さん
横山倫さん
宮田香央里さん
メキシコ
香港
アメリカ
(I
L)
アメリカ
(TX)
アメリカ
(MI)
イギリス
アメリカ
(CA)
フランス
P.4 〜 7
北海道大学(法)、慶應義塾大学(法/総合政策)他合格
慶應義塾大学(商/環境情報)、早稲田大学(商)合格
慶應義塾大学(法/経済)合格
早稲田大学(政治経済/国際教養)、上智大学(外国語)他合格
筑波大学(医-看護)、浜松医科大学(医-看護)他合格
慶應義塾大学(法)合格
横浜国立大学(経済)、早稲田大学(社会科学/教育)他合格
神戸市外国語大学(外国語)、関西学院大学(国際/法)合格
2. 帰国生入試の傾向と対策
菅野允有子さん
猪俣晏理さん
二瓶真理子さん
宮尾蒼太さん
池田真さん
佐藤七海さん
末唯奈さん
馬場永希也さん
山内奈津絵さん
加藤大登さん
タイ
フランス
イギリス
アメリカ
(NJ)
韓国
ドイツ
アメリカ
(CT)
タイ
アメリカ
(NY)
アメリカ
(AL)
P.8 〜 13
慶應義塾大学
(法/経済)
、
上智大学
(外国語)合格
横浜国立大学
(経済)
、
慶應義塾大学
(経済)合格
早稲田大学(文/人間科学)、上智(総合グローバル)合格
慶應義塾大学(商)、早稲田大学(法/商)他合格
慶應義塾大学(経済/法)、早稲田大学(社会科学/人間科学)他合格
早稲田大学(政治経済/商)、上智大学(総合人間科学)他合格
早稲田大学(文化構想/文)、上智大学(総合グローバル)他合格
慶應義塾大学
(法/経済/商)合格
早稲田大学(社会科学/教育)、関西学院大学(社会/人間福祉)合格
横浜国立大学
(経済)
、
上智大学
(経済)他合格
—2 —
小関果穂さん
石丸悠太郎さん
台湾
香港
早稲田大学(社会科学/人間科学)、上智大学(外国語)合格
大阪府立大学(現代システム科学)、青山学院大学(理工)他合格
3. 国公立大学合格者の体験記
山本夏穂さん
藤田健太郎さん
乾恵梨奈さん
谷本真珠さん
飯島彩未さん
庄司佳輝さん
上田愛子さん
佐藤悠さん
田辺拓真さん
溜池麻生さん
笠井春菜さん
武井翔太さん
アメリカ
(CT)
カナダ
オーストラリア
アメリカ
(OH)
スイス
中国
オランダ
カナダ
アメリカ
(I
L)
フランス
アメリカ
(NJ)
中国
東京大学 文科一類 入学
京都大学 法学部 合格
一橋大学 経済学部 入学
一橋大学 法学部 入学
北海道大学 工学部 入学
東北大学 工学部 入学
筑波大学 人文・文化学群 入学
首都大学東京 都市環境学部 入学
大阪大学 外国語学部 入学
鳥取大学 農学部 入学
九州大学 教育学部 入学
九州大学 工学部 入学
4. 代ゼミでの日々を振り返って
井上杏樹さん
早川傑人さん
神田鈴奈さん
児島壮さん
野田卓冶さん
西山昌吾さん
竹内万祐子さん
竹原綾汰さん
メキシコ
アメリカ
(NY)
アメリカ
(CA)
タイ
アメリカ
(CA)
韓国
フランス
シンガポール
P.14 〜 19
P.20 〜 23
横浜国立大学(経営)、横浜市立大学(国際総合科学)他合格
慶應義塾大学(法/文)、早稲田大学(法/文)他合格
お茶の水女子大学(生活科学)、千葉大学(教育)他合格
明治大学
(法)
、
関西学院大学
(法)合格
慶應義塾大学(環境情報)合格
中央大学
(経済)
、
立教大学
(経営)他合格
横浜国立大学(経営)、大阪府立大学(現代システム科学)他合格
横浜市立大学
(国際総合科学)
、
法政大学
(経営)合格
—3 —
1. 滞在国での過ごし方
しっかり 「 帰国生 」 として帰国しよう!
く り ばやし
み
き
氏 名
栗 林 美樹さん(メキシコ 3 年)
合 格 大 学
北海道大学・法学部
他 合 格 大 学慶應義塾大学(法-法律、総合政策)
早稲田大学(文、文化構想)
海外にいる間に一番やっておくべきことは、その国の文化
日本人が滞在していない場所に住んでいる人はラッキーか
や習慣に触れ、その国の人々との交流を持つことだと思いま
も知れません。その国の一般的に知られていない情報を仕入
す。日本人が多く滞在している場所にいる人たちは、日本人
れておきましょう。珍しい国に住んでいると面接で色々聞い
といつも一緒にいるようになりがちですが、なるべく滞在国
てくれるものです。
の人たちと交流して様々な価値観や考え方を知るようにし
私は単身で帰国したので、出願から全てひとりでやらなく
てください。そして自分が体験したことをノートにまとめて
てはならないことに不安でいっぱいでした。でも聞きたいこ
おくと帰国後、たいへん役立ちます。また、体験を通して自分
とはすぐに担任の先生や教科の先生、チューターさんたちに
が感じたことを分かりやすくまとめる作業も日本語の維持、
聞けますし、生徒同士もとても仲よくなるので、心配はいり
上達につながりますので一石二鳥と言えます。外国と日本の
ませんでした。代ゼミは本当に雰囲気がいいのです。帰国受
相違点をまとめておきましょう。帰国生に求められているこ
験は特殊なので不安もたくさんあると思いますが、代ゼミに
とは、海外と日本のことを両方考えることができる能力で
来れば不安なんてすぐになくなり、精一杯受験に励むことが
す。物事について滞在国と日本のケースを関連づけて考えて
できます。受験が不安な人はぜひ代ゼミで勉強してくださ
おくと、思考力も高まり、小論文などで有効です。特にあまり
い。
帰国生の皆様へ
おおもり
ふみひろ
氏 名
大森 文洋さん(香港 17 年)
合 格 大 学
慶應義塾大学・商学部
他 合 格 大 学慶應義塾大学(環境情報)
早稲田大学(商)
私はインター校の最終学年に帰国することを決めて、IB
の成績を上げるのに必死で勉強しましたが、最終点数は自分
の目標を下回りました。皆さんに同じ過ちを犯さないよう
に、ここで一つアドバイスです。帰国前には統一試験の成績
を上げる事に集中してください。IB 生は先生に何度もレポー
トを提出したり、多くの問題をこなしたりすると効果的だと
思います。また、TOEFL も計画的に勉強してスコアを上げ
ていくことが大事です。さらに、時事に関する本を帰国前か
ら定期的に読んでおいたほうがいいです。時事に関する知識
は小論文だけでなく面接の時にも役立ちますし、将来にわ
たって役に立つでしょう。勉強以外にも、生徒会、ボランティ
アや課外活動には積極的に参加し、大学側にアピールできる
ようにしてください。また、自分の受けたい大学を事前にリ
サーチし、必要な書類を帰国前に揃えておくこともお勧めし
ます。
—4 —
代ゼミの先生方は今まで経験した学校よりもずっと親身
に指導してくれますし、テキストがとても分かりやすいで
す。その上、様々な国から帰国した個性的な仲間たちとも仲
良くなり、充実した楽しい受験生活を送る事が出来ると思い
ます。
受験生活においては ON と OFF をきちんと区別するこ
とが大事です。一日分の課題を先に決めておき、勉強する時
は集中して勉強することです。この場合、毎日継続できる現
実的な目標を設定することがポイントになります。
課題をきちんとこなすことで、必ず学力は伸びます。私は
帰国直後全く小論文が書けず、苦労しました。しかし、先生方
の適切な指導のおかげで上達しました。日本語は帰国しても
十分間に合いますので、海外では統一試験を頑張ったり、社
会時事の知識を持ったりしておいてください!悔いのない
ように頑張りましょう!
合格の秘訣は自信をもつこと!
まつもと
こう し
氏 名
松本 光資さん(アメリカ 6 年)
合 格 大 学
慶應義塾大学・法学部 法律学科
他 合 格 大 学慶應義塾大学(経済)
これから受験をすることになる皆さんに対して私ができ
次に持つべき自信は、もちろん二次試験においてです。文
るアドバイスは、とにかく
「自信を持つこと」です!受験に絶
系学部の二次試験では小論文が大きな鍵を握っています。小
対はありませんが、今から私が言う二つの自信を持つことで
論文は毎日一枚書いて、添削の先生に見てもらいましょう。
そこに限りなく近づくことができると思います。
多く書けば書くほど、自信につながります。面接では、面接官
第一に持つべき自信は、大学の書類審査を絶対に通るとい
の質問に対して柔軟に答えられるように練習することが大
う自信です。学科試験や面接の二次試験の前に書類審査を行
切です。代ゼミの面接対策は非常に充実しているので、何度
う大学が少なくありません。書類審査では滞在国の統一試験
も練習することができます。私も何度も練習したおかげで本
の点数や課外活動が重視されます。そのため日本に帰国する
番の面接が自分でもびっくりするほど円滑に進みました。こ
前に必ずやってもらいたいのは、とにかくそれらの課題に積
れら二つの自信を持って受験に立ち向かえば、怖いものなし
極的に取り組むことです。私はアメリカ滞在時、難関大学の
です!
書類審査を絶対に通過できるくらいの点数をとるために努
私は代ゼミにきて、本当に良かったと思っています。仲間
力しました。書類審査を通過すれば、受験の半分は既に掌握
たちと共に受験生活を送ることがここまで楽しいとは全く
したのも同然です。これは二次試験に向けても大きな自信と
想像していませんでした!これから受験に臨む皆さんも、是
なります。
非代ゼミに来て楽しい受験生活を送ってください!
大切なのは滞在国での体験そのもの
し みず
か
え
氏 名
清水 香映さん(アメリカ 3 年)
合 格 大 学
早稲田大学・政治経済学部 国際政治経済学科
他 合 格 大 学早稲田大学(国際教養、教育-英語英文)
上智大学(外国語-英語)
帰国受験は、海外滞在中に受ける統一試験が肝心というこ
てください。
とをよく聞きます。私が滞在していたアメリカテキサス州
また、海外に滞在中、出願や小論文、現代文について不安に
は、他の州と比べて SAT など統一試験のための塾も充実し
思うかもしれません。でも、大丈夫です。そのような不安は、
ておらず、帰国受験に適した環境ではありませんでした。し
代ゼミが解決してくれます。代ゼミは出願から面接練習まで
かし、大切なのは、そのような中、自分がどれだけ頑張るかで
サポート体制が素晴らしいです。そのようなサポート体制を
す。特に大切なのは、現地校の勉強や課外活動で得る体験で
フルに活用し、きちんと授業を受けて、過去問を解いたり面
す。帰国受験では、海外生活における自分の体験を踏まえて
接の練習を繰り返したりすれば必ず受かります。
小論文や面接で意見を述べることがあります。滞在国での多
最後に、これから帰国受験に向かう皆さんに伝えたいこと
くのネタを持っていると帰国後、有利になります。なので、滞
があります。それは、頑張れば必ず努力が報われるというこ
在中は積極的に現地校での勉強や課外活動に参加しましょ
とです。先ほども言ったように、滞在国での生活はもちろん、
う。もちろん、同時に SAT や TOEFL の統一試験の準備もし
帰国後の代ゼミでの生活も重要です。周りに流されず、自分
なければなりませんが、大学受験は統一試験や成績だけでは
を信じて頑張れば結果はついてきます。ぜひ皆さんも志望校
決まりません。ですから海外滞在中は充実した時間を過ごし
合格に向けて、滞在国、そして代ゼミで頑張ってください ! !
—5 —
帰国前からの心構えが大切
こ じま
ゆず き
氏 名
小嶋 柚稀さん(アメリカ 4年)
合 格 大 学
筑波大学・医学群 看護学類
他 合 格 大 学浜松医科大学(医-看護)
上智大学(総合人間科学-看護)
んのアドバイスのもと計画的に出願や受験勉強を進めまし
た。小論文の授業ではディスカッションなどをすることもあ
り、自分とは異なる視点や考え方を知ることができ、自分の
視野を広げたり、考え方を見直したりするきっかけとなりま
した。また、苦手だった面接も担任の先生やチューターさん
と練習を繰り返し、言いたいことをうまく言葉にすることが
できるようになり自信を持てたと同時に、自分の考えや将来
やりたいことがより明確になりました。理系クラスはとても
仲がよかったこともあり、一緒に楽しく勉強に励むことがで
き、悩んだ時などは互いに支え合うことで充実した予備校生
活を送ることができました。
今は不安ばかりかもしれませんが、家族や仲間、先生方な
ど多くの人がサポートしてくれます。将来の夢の実現の第一
歩でもある志望校合格を頑張って勝ち取ってください!
帰国生入試では成績証明書や推薦書など出願に必要な書
類がたくさんあるので、行きたい大学、学部について調べ、帰
国前から早めに準備しておくことが大切です。また志望理由
書を提出させる大学も多く、大学に自分の気持ちを伝える書
類として大切なものだと思います。面接も志望理由書をもと
に質問されることも多いため、計画的にしっかりしたものに
しておくべきです。そのためには帰国前からのリサーチが大
変重要だと言えます。私は高校入学時から看護の道へ進みた
いと決めていたので、行きたい学部はもちろん、大学もほと
んど決めていてスムーズに受験を進めることができました。
また、海外滞在中からボランティア活動や部活動などたくさ
んのことに挑戦し、自分の興味があることや将来について考
えておくべきです。私は頭に浮かんだことは一つ一つメモし
ておくようにしていました。
そして帰国後、私は代ゼミの先生方の指導やチューターさ
これから帰国受験をする人へ
お がた
よし の
氏 名
緒方 淑乃さん(イギリス 6年)
合 格 大 学
慶應義塾大学・法学部 法律学科
帰国受験は出願が一般受験と違い特別だったり、合格者数
れましたが、出願は余裕をもって行うべきです。
が若干名の大学が少なくなかったりするので、私は大学に果
次に帰国前に TOEFL などの統一試験のスコアを上げてお
たして合格できるのかどうか受験中ずっと不安でした。そん
くということです。皆一様に言うことではありますが、書類
な私の経験から、これをやっておけば少しは気を楽に持てた
審査を行う大学では特に重要ですし、面接でも語学力の証明
かもということを伝えたいと思います。
として聞かれることがあります。私は TOEFL の点数を日本
まず志望理由書などの出願書類は期日に余裕を持って準
に帰ってから上げようと試みましたが、単語力を付けて読解
備するべきだということです。私は事情があって日本に本帰
の点が上がってもスピーキングが落ちるという風に、総合点
国後 、イギリスに戻らなければならない期間がありました。
を上げるのは難しかったです。出来る限り現地で出来ること
ちょうどその時期は私大の志望校の出願期間と重なってい
は現地で終わらせ、日本での課題にしない方が、焦りを感じ
て、イギリスから帰ってから志望理由書を書き直すなど、出
ずに自信を持って受験に臨めると思います。
願締切に間に合わせようと大変でした。どうにか締切前に書
日本に帰国後は自分が考えていた以上にやらなければい
類を郵便局に出すことはできましたが、もし郵便にトラブル
けないことが多く、時間はあるようで足りません。代ゼミの
があったらどうしようと、一次審査通過の通知が来るまで
先生方やチューターさんたちの助けを最大限借りて、受験に
ずっと不安でした。私の場合は日本の郵便の迅速さに助けら
備えて頑張ってください。
—6 —
合格を勝ち取るためには
よこやま
りん
氏 名
横山 倫さん(アメリカ 3 年)
合 格 大 学
横浜国立大学・経済学部 国際経済学科
他 合 格 大 学早稲田大学(社会科学、教育-社会-社会科学)
上智大学(経済-経済)
塾なんて代ゼミの他に聞いたことがありません!みなさん
もできるだけ早い時期に代ゼミに通うことを決めましょ
う!
次に帰国後の勉強について書きたいと思います。授業に出
ることは当然ですが、そのほかに自分は何を勉強すべきかを
早めに確認しました。帰国受験では大学や学部によって受験
科目や問題の傾向が異なります。ですから自分の志望校に合
わせた勉強が必ず必要です。私の場合、苦手な英語と文系数
学の勉強を中心にしていました。それと同時に、受験が近く
なってからはチューターの方々と面接練習を行いました。
チューターのみなさんは実際に帰国受験を経験しているた
めとても的確なアドバイスをしてくれます。この 2 つを実行
することで、確実に、なおかつ効率よく合格を勝ち取れると
思います!
それではみなさん頑張ってください ! !
私はアメリカに 3 年ほど滞在していました。渡米当初、英
語は全く理解することができず、現地校 1 年目の成績は今ま
でに見たことのないぐらい壊滅的なものでした。また、私は
統一試験の成績もかなり低いです。そんな私がどのようにし
て合格を勝ち取ったかを述べていきたいと思います。
まず海外滞在時には TOEFL や SAT などの統一試験のス
コアアップに努めましょう。私の場合、塾に通ったり、参考書
を使ったりして勉強をしていました。さらに帰国受験では出
願書類の準備がとても重要です。早めに卒業証明書、成績証
明書などの出願に必要な書類を準備して、帰国時に持って帰
れるようにしておく必要があります。私はこれらの準備をす
る際に代ゼミの先生の力をお借りしました。私は帰国の 4 か
月ほど前から代ゼミに通うことを決めていたので、受験につ
いて分からないことがあれば、すぐにメールで代ゼミの先生
に聞いていました。帰国前から手厚いサポートをしてくれる
滞在国でやっておくこと
みや た
か
お
り
氏 名
宮田 香央里さん(フランス 3 年)
合 格 大 学
神戸市外国語大学・外国語学部 英米学科
他 合 格 大 学関西学院大学(国際、法-法律)
帰国受験の場合、海外滞在中にすでに受験が始まっている
といっても過言ではありません。私は最初、帰国受験をとて
分が行きたいと思える大学を見つけることは受験勉強の良
いモチベーションになります。
も甘く考えていて、海外滞在中に大学に関する資料を集める
二つ目は、出願に必要な書類等を確認し、しっかりと準備
ことを一切していませんでした。また、大学も国公立大学は
しておくことです。日本に帰って来てから書類を集めること
受験せず、希望の私大に受かればそれでいいという考えでし
は大変です。また当初自分が考えていた大学のみを受験する
た。ですから、帰国受験をするにあたって、帰国前にもっと
とは限りませんから、受験校が増えても対応できるように多
ちゃんと準備していればよかったと感じたことがたくさん
めに書類をもらってくることをおすすめします。
ありました。これから受験を控えているみなさんに、私が滞
最後に、滞在中にはぜひ TOEFL などの統一試験を受験し、
在中にやっておいた方がよかったなと思ったことを書きた
ボランティアなどの活動にも積極的に取り組んでください。
いと思います。
アピールポイントは多いに越したことはありません。
一つ目は、帰国前から大学受験についてしっかりと考え、
代ゼミでは、小論文と英語の試験対策はもちろん、志望理
ある程度受験校を決めておくことです。それぞれの学校の
由書の添削や面接練習もしっかりしてくださいます。また生
ホームページやパンフレットで情報を集めて、機会があれば
徒同士も仲が良く、受験をするにあたって最高の環境だと思
ぜひオープンキャンパスにも行ってみてください。本当に自
います。皆さん、悔いの残らないように頑張ってください!
—7 —
2. 帰国生入試の傾向と対策
日々の発見を蓄積すること
かん の
ま
ゆ
こ
氏 名
菅野 允有子さん(タイ 15 年)
合 格 大 学
慶應義塾大学・法学部 政治学科
他 合 格 大 学慶應義塾大学(経済)
上智大学(外国語-英語)
和訳など日本語を使う問題が難しいと感じていました。その
ため夏の間はできるだけ多くの問題量をこなし、日本語や英
語の問題形式に慣れることに集中しました。そして私立の受
験が一段落したところで、小論文の内容をより充実させられ
るように意識するようになりました。小論文の内容を充実さ
せるのは知識だと私は思います。授業に出席するのはもちろ
んですが、空き時間に本を読んだり、友達やチューターさん
と様々なテーマで話し合ったりすることが大事だと思いま
す。私はチューターさんに勧められ、日々感じたことをノー
トにまとめていましたが、みなさんも自分なりの方法で知識
とものの見方や考え方の蓄積をして小論文に活かしてくだ
さい。
帰国生入試は一般受験と異なり、暗記ではなく考え方が問
われるものです。普段の生活で感じたことや思いを大切に
し、また楽しむことも忘れずに受験に挑んでください。
代ゼミでの受験生活は勉強に集中できただけでなく、かけ
がえのない友人や仲間に出会うことのできた、とても充実し
たものでした。常に
「受験」や
「合格」を意識している中、仲間
との息抜きが私の受験生活を支えたものの一つでもありま
す。しかし、そのような息抜きを可能にするためにも、やはり
滞在国での勉強には励んでおくべきです。大学によっては高
校での成績を重視するところがありますし、それだけでなく
努力することを身に付けておくことも大事だと私は思うか
らです。私は統一試験を受ける際、
「○○大学に合格するため
なら、このぐらいの点数で充分」と考え、途中で努力するのを
やめてしまいました。しかしスコアは高いに越したことはあ
りませんので、みなさんはできるだけ高得点を目指して頑
張ってください。
私は海外滞在が長かったため日本語力が乏しく、最初は小
論文が全く書けませんでした。さらに英語の試験でも、英文
ありがとう代ゼミ!
いのまた
あん り
氏 名
猪俣 晏理さん(フランス 4 年)
合 格 大 学
横浜国立大学・経済学部 経済システム学科 経済コース
他 合 格 大 学慶應義塾大学(経済)
僕が横浜国立大学と慶應義塾大学経済学部に合格したの
事実です。学校で良い成績を修めたり、TOEFL 等の語学能
は代ゼミの先生方の強力なバックアップのおかげです。恥ず
力試験を受験したり、積極的にボランティア活動に参加した
かしながら僕はフランスで全く受験の準備に着手していま
りすれば、間違いなく帰国受験において有利に働くでしょ
せんでした。ですから日本に帰国した頃は周りの人たちと自
う。また、普段から日本語で読書をしたり、インターネットの
分を比べ、遅れを取っている様に感じ焦っていました。しか
ニュースサイトで時事情報を仕入れたりするなどして教養
し、大学選びや書類の作成等の作業についても、担任の先生
を高めるのも良いでしょう。あと、大学側は帰国生に対して、
が丁寧に面倒を見て下さったお陰でミスもなく出願出来ま
「グローバルな視点」を求めることが多いです。積極的に現地
したし、代ゼミが誇る講師陣による素晴らしい熱血指導は、
の人々と交流し、現地の文化、思想などに触れ、それらから得
間違いなく学力の向上につながりました。
られる物をすべて吸収する。そういった体験は入試の本番で
僕のフランスでの成績はお世辞にも良かったとは言えな
いのですが、それでも志望校に合格出来たのは代ゼミのお陰
です。はっきり言って、過去の成績が悪くても日本に帰国し
きっと役に立つはずです。そして入試に限らず、一生役に立
つ事でしょう。
以上、僕からの大学受験にあたってのアドバイスでした。
てから頑張れば十分志望校に合格出来ると思います!とは
少しでもこの駄文を読んでくださった皆様のお役に立てれ
いえ、やはり海外滞在中から受験対策を始めた方がよいのは
ば幸いです。
—8 —
自信を持って、本番に挑んでください!
に へい
ま
り
こ
氏 名
二瓶 真理子さん(イギリス 3 年)
合 格 大 学
早稲田大学・文学部
他 合 格 大 学
早稲田大学(人間科学- 人間環境)
上智大学(総合グローバル)
私はイギリス滞在中、日本での大学受験については一切考
二つ目は、代ゼミでの受験生活です。帰国して約 2 ヶ月で
えていませんでした。帰国生入試だしどこかは受かるだろう
私大の試験が始まりますが、この 2 ヶ月はあっという間に過
との甘い考えでいましたが、実際は、最初の受験で結果を出
ぎてしまいます。時間を有効に使ってたくさん勉強してくだ
すことができませんでした。そこで、私が帰国生入試に向け
さい。代ゼミでは小論文を毎日添削してもらえるので、その
て準備しておいた方が良いなと思ったことをいくつか紹介
システムをフル活用し、数をこなしてください。添削後は評
したいと思います。
価を一つでも上げるために書き直しをすることも忘れない
まず一つ目は、現地の学校生活では、成績を上げる他にも
でください。英語も現代文も小論文も、やればやった分力が
クラブ活動やボランティアなどにも積極的に参加するべき
つきますし、何より自信に繋がります。試験当日に不安な気
だということです。忙しくなるし大変だとは思いますが、帰
持ちや過度な緊張に見舞われないために、自分はこれだけ
国生入試では殆どの大学で面接が行われます。その時に勉強
やったんだから大丈夫と、自信を持って会場に行けると良い
以外で一つでも何かアピール出来る強みがあると、面接官の
ですね。
印象にも残りますし、さらに自分がその大学で学びたいこと
代ゼミには素晴らしい講師の方々、教材そして設備が揃っ
と繋がるように話せれば意欲も伝わります。受験者数が多い
ています。すべてを上手に利用し、志望校合格を掴みましょ
大学では特に、面接で印象をつけることが大切です!
う!
代ゼミで充実した受験生活を!
みや お
そう た
氏 名
宮尾 蒼太さん(アメリカ 8 年)
合 格 大 学
慶應義塾大学・商学部
他 合 格 大 学早稲田大学(法、商、文、文化構想)
私はアメリカに長く滞在していたため、受験というものを
ると有利です。
経験したことがなく、自分が
「受験するのだ」という実感があ
そして、この小論文や面接の対策を入念にやってくれるの
まりありませんでした。そのため私はアメリカで受験に必要
が、代ゼミの良いところです。小論文は授業で週に何回も書
な書類をきちんと準備しておらず、帰国後、出願時に痛い目
くほか、自習時間に書いた答案も、丁寧に添削されて返って
にあいました。帰国する前に出願書類等はきちんと揃えて、
くるので、小論文は上達するし、自信もついてきます。また、
各大学の要求する書類の種類や内容に不足がないよう、準備
面接は担任の先生だけでなく、帰国受験を経験されている先
することがとても大事です。
輩方が練習に付き合って下さり、充分な対策をしてくれま
また、帰国する前から日本の本を読み、日本の事情につい
す。代ゼミはとても明るい雰囲気で、先生方はとても面白く
て知っておくことも大切です。特に長年海外に滞在していた
て親しみやすいので、居心地もいいしクラスメートたちとも
帰国生は、日本語力が低下している傾向が見られるので、帰
すぐに親しくなれたので、私は代ゼミを選んで本当に良かっ
国する前から読書をして日本語力の向上に努めることを勧
たと感じています。
めます。同時に、帰国受験でとても重要である小論文には、日
受験にはネガティブなイメージを持ちがちですが、代ゼ
本の社会問題に関するテーマがよく出題されるため、ニュー
ミでは楽しい受験生活が送れます。受験生の皆さん、志望校
スやインターネットなどから日本の事情について知ってい
を目指して頑張ってください ! !
—9 —
帰国前と帰国後にやるべきこと
いけ だ
しん
氏 名
池田 真さん(韓国 4 年)
合 格 大 学
慶應義塾大学・経済学部
他 合 格 大 学慶應義塾大学(法-法律、商、総合政策)
早稲田大学(社会科学、人間科学-健康福祉)
帰国前、滞在国では SAT や TOEFL など統一試験の準備を
理由書はスタッフやチューターさんが丁寧に添削してくれ
しっかりして受験校で求められているスコアを目指すこと
るのでとても助かります。面接も繰り返し行ってもらえ、練
や、どのような出願書類(卒業証明書、成績証明書、推薦状な
習時に的確なアドバイスをくれるのでしっかりメモをとる
ど)が必要なのかを知ることが大切です。僕は夏休みや冬休
ことで、本番に活かせました。授業は一般生の授業とは比べ
みの一時帰国時を利用して塾に通い、統一試験のために備え
ものにならないほど活気があります。先生方は個性にあふれ
ました。勉強以外では周りの日本人とだけでなく、現地の人
ていて毎日が刺激的でした。生徒もいろんな国から集まって
や他国からの生徒との交流も楽しむべきで、クラブ活動やボ
いるので、授業中の発言も多彩です。一方自習室はとても静
ランティア活動などにも一生懸命取り組むことで面接での
かなので、自分だけの勉強に集中したい時には自習室に籠も
アピールポイントにもなります。
りました。また僕の場合、代ゼミは家から離れていましたが、
帰国後、私立大学受験は比較的早く始まるので時間があり
友達と一緒の帰り道が楽しい息抜きの時間となりました。
ません。そのためなるべく早めに出願のための志望理由書に
体調を整えることも大切なので、あまり夜は無理せず、代
取り組み、受験に必要な科目を知ることが大切です。また、過
ゼミにいる時間に努力を重ねて頑張るといいと思います!
去問も積極的に解き、先生に添削してもらうべきです。志望
全ては自分次第!
さ とう
なな み
氏 名
佐藤 七海さん(ドイツ 2 年)
合 格 大 学
早稲田大学・政治経済学部 国際政治経済学科
他 合 格 大 学早稲田大学(商、文、文化構想、教育-教育心理、人間科学-人間環境)
上智大学(総合人間科学-教育)
国際基督教大学(教養)
帰国生はそれぞれ滞在国も滞在年数も様々で、その差が有
利ないしは不利になると思われがちです。非英語圏に2年し
か滞在していなかった私も自分は不利な状況にあると思い、
受験に大きな不安を抱えていました。ましてや帰国して2、
3か月という短期間で入試は始まってしまいます。しかしも
のは考えようで、3か月集中して勉強すれば、努力の分だけ
誰にでも合格のチャンスはあると信じて頑張ることに決め
ました。そして代ゼミにはそのための万全のサポート体制が
整っていました。
志望校合格のためにまず大事なのは授業に欠かさず出る
ことです。どの授業もムダになることはありません。必ずど
こかでその知識が役に立ちます。 周りを見ても、予習復習
をして毎回授業に出席していた人が志望校に合格していた
ように思います。
そして先生方のアドバイスをしっかりと聞くことです。代
— 10 —
ゼミの先生方は帰国受験のプロばかりで、授業や指導の充実
度の高さはもちろんのこと、アドバイスが非常に親身で的確
です。先生方の指導やアドバイスを信じて努力を重ねれば必
ず実力がつきます。私は先生方に勧められた参考書や問題集
を全て購入し、入試本番までの数か月間にそれらを何回も解
き返すことで基礎力の向上に努めました。
海外滞在中に統一試験のスコアアップに努めることは言
うまでもなく大切です。しかし当日の試験重視の大学も多
く、統一試験や学校の成績で思うような結果を出せなくても
帰国後の努力次第で挽回できます。滞在国では勉学面はもち
ろんのこと、ボランティア活動など日本ではできないことに
積極的に参加し、自分にしか語ることのできない海外経験を
積んでください。帰国生としての自分なりの視点や考え方を
見つめ直すことも大切です。あとは代ゼミを信じて努力すれ
ば結果は自ずとついてきます!
私の裏技
すえ
ゆい な
氏 名
末 唯奈さん(アメリカ 2 年)
合 格 大 学
上智大学・総合グローバル学部
他 合 格 大 学
早稲田大学(文、文化構想)
明治大学(国際日本)
学習院大学(文-英語英米文化)
くとよりよいです。私は、授業や過去問に出た小論文テーマ
や、最近の時事問題についての自分の考えとそれに対する説
明を短くまとめ、小論文ネタ帳のようなものを作っていまし
た。本番は同じテーマが出題されるとは限りませんが、確率
は低いですが、考えの引き出しが多いほど本番に強いと思い
ます。こうした裏技のような対策方法は、代ゼミの先生方に
伝授していただいたもので、私にはとても効果的でした。試
験直前まで自分の書く小論文に自信が持てなかった私でも、
良い結果を残すことができたので、みなさんも自分に合った
勉強法を見つけてみてください。
受験勉強は、志望校に受かるためであるのはもちろんです
が、ここで身につけた忍耐力や知識、勉強方法はこの先の人
生にも大きく影響するものだと思います。あまり自分を追い
詰めすぎず、学んでいる自分を褒めながら、頑張ってくださ
い。
私は、海外での滞在期間が二年間と短く、現地の高校の勉
強で精一杯だったため、帰国後の大学入試について考える余
裕などありませんでした。周りの友人は日本の塾に通い、早
い時期から小論文の対策をしている中、私は塾にも通わず特
別な勉強は何もしませんでした。そのうえ国語は一番の苦手
科目だったため、不安を抱えるばかりでしたが、今振り返っ
てみると、現地の高校での努力が帰国後の大学入試に大きく
影響したと私は思います。日々授業を熱心に受け、課題をこ
なし、疑問を持ったらすぐに調べる、こうした姿勢は帰国後
予備校に通う際にも、また大学入学後も、必要になると思う
からです。まずは現地の高校での勉強に一生懸命取り組み、
そして楽しむことが大切だと思います。
帰国後は、帰国生入試の要となる小論文の対策に主に力を
入れるようになりますが、小論文は数をこなすだけではな
く、出題テーマをある程度予想し、自分の考えをまとめてお
自分の良さを生かそう
ば
ば
と
き
や
氏 名
馬場 永希也さん(タイ、香港 6 年)
合 格 大 学
慶應義塾大学・法学部 政治学科
他 合 格 大 学
慶應義塾大学(経済、商)
帰国後、受験時期はあっという間にやってきます。勉強、出
作業は出願書類の印象を良くするためだけでなく、面接時に
願の準備、面接の練習などやらなければならないことが多す
自分をアピールする材料を確認するという意味でも有効で
ぎて焦ったこともありましたが、代ゼミのスタッフのおかげ
す。このような準備ができればあとは代ゼミで小論文や受験
で無事に志望校に合格することができました。そこで、これ
英語、現代文を各教科の先生方から教わることだけです。代
から受験するみなさんに、ぜひ、してほしいことを述べたい
ゼミの先生方は本当に尊敬できて、接しやすい方ばかりで
と思います。
す。
それは滞在国にいる間に、自分が他の受験生とは違うとこ
受験を通して、私は改めて「我慢すること」も重要だと感じ
ろ、すなわち自分のセールスポイントを明確にしておくこと
ました。確かに滞在国で楽しく生活することは大事ですし、
です。特に提出書類で一次選抜を行う大学の場合、合否審査
楽しくないと長続きしないこともあるでしょう。しかし、そ
官である大学の先生方は書類上でしか受験生を知ることが
こをグッと我慢して受験に向けての準備もするべきです。楽
できないので、自分が他の人と一味違うところを強調できる
しい生活を送ることはいつだってできますし、自分の第一志
とよいと思います。私の主なセールスポイントはボランティ
望の大学に合格することで毎日の生活がより楽しくなる、そ
ア活動でしたが、私はその活動を通して得たものを一つの書
う思いませんか。
類としてまとめ、出願書類として大学に提出しました。この
— 11 —
自分に自信を持つために
やまうち
な
つ
え
氏 名
山内 奈津絵さん(アメリカ 3 年)
合 格 大 学
早稲田大学・教育学部 教育学科 初等教育学専攻
他 合 格 大 学
早稲田大学(社会科学)
関西学院大学(社会、人間福祉-社会起業)
ことで英語力が上がるはずです。
私も一生懸命スコアを上げよ
うと勉強する過程で英語力が身についたと感じています。
最後に帰国後は代ゼミでの授業を一生懸命受けることが
大切です。講師の方々は帰国生入試の傾向や対策などを知り
つくしたプロです。すべての授業がとても大切です。また、私
は自分でやった過去問で間違えたところを先生方のところ
へ持っていき、アドバイスをいただきました。分からないと
ころを分からないままにせず、積極的に質問するべきだと思
います。
こうした努力を積み重ねることで「これだけやったんだか
ら大丈夫だろう」と思える状態になることができ、落ち着い
て試験に取り組めると思います。自分に自信を持てるかどう
かが合否を決めるカギになると感じています。これから帰国
生入試を受ける皆さん、がんばってください。心から応援し
ています。
私は受験勉強とは自分に自信を持つためのプロセスだと
思います。そのプロセスの中で大切なことのいくつかを紹介
したいと思います。
1 つ目は滞在国でいろいろな課外活動に参加しておいたほ
うがいいということです。ボランティアや部活など、日本で
はできない経験をすることで自分の視野が広がり、自分が興
味を持てることを見つけ、個性を磨くことができると感じる
からです。これは自分にどの大学のどの学部が向いているの
かを見つける際や、面接での自己アピールに大いに役立つと
思います。
2つ目は、高校の授業を一生懸命受け、成績をできるだけ良
いものにするのが重要だということです。
怠けてしまうとそれ
が成績に表れ、大学に不真面目な生徒の印象を与えかねませ
ん。また、SATやTOEFLなどの統一試験も受けておくべき
です。
スコアをあげるのは難しいですが、
そのために勉強する
数をこなす
か とう
ひろ と
氏 名
加藤 大登さん(アメリカ 6 年)
合 格 大 学
横浜国立大学・経済学部 経済システム学科 経済コース
他 合 格 大 学上智大学(経済-経済)
明治大学(政治経済-経済)
青山学院大学(法)
中央大学(商-経営)
まず、海外滞在先ではボランティアや課外活動を積極的に
ました。書き直すことで小論文のコツを掴むことができ、自
行い、その国の文化に触れておくことが大切です。多くの大
信へとつなげることができます。また、小論文を書くのが苦
学では小論文で海外経験を踏まえて考えを述べることが求
手な人は新聞の社説の要約をお勧めします。社説を要約する
められます。海外滞在時によりたくさんの体験をしておくこ
ことで、要約力がつくのはもちろん、基礎的な文章の書き方
とで、引き出しが増え、小論文を書く際に役立ちます。また、
が身に付き、新聞の記事から小論文で使えるネタを入手する
自分が受験したい大学や学部を決めておくこと、各大学の募
ことも出来ます。私は毎日 200 字以内の要約を 2 つずつこな
集要項を事前に確認しておくことも大切になってきます。早
していました。面接においても、担任の先生やチューターさ
め早めに準備しておいて損をすることはないと思います。
んに問題点を指摘してもらうなど、練習を重ねることで経験
そして帰国後はとにかく何事も数をこなしてください。数
を積み、本番にも自信をもって臨めるようになりました。
をこなすことで自分の力になります。小論文は最初書き方が
代ゼミには帰国生入試のエキスパートである先生方や、帰
分からず、評価も上がらず、不安ばかりが募るかもしれませ
国生受験経験者であるチューターさん、そして、親身になっ
ん。実際私も当初は C 評価の、合格点からはほど遠い答案ば
て生徒のことを考えてくれる担任の先生方がサポートして
かりでした。しかし、毎日自発的に小論文を書き、添削されて
くれるという最高の環境が整っています。受験生のみなさん
返ってきたものを、評価がよくなるまで書き直すことを続け
も「代ゼミ」を目一杯活用し、これからも頑張ってください。
— 12 —
志望校に合格するためには
氏 名
こ せき
か
ほ
小関 果穂さん(台湾 18 年)
合 格 大 学
早稲田大学・社会科学部
他 合 格 大 学
早稲田大学(人間科学-健康福祉)
上智大学(外国語-英語)
私がこの大学受験で感じたことは、帰国生入試というもの
は、決して甘くないということです。海外に滞在していた時、
自分の実力がどのくらいで、どの大学を狙えるか、まったく
わかりませんでした。代ゼミに通ったことで、自分の成績の
位置を知る事ができました。そして、私が志望校に合格する
ために、大切だと思ったことは4つあります。
1つ目は、できるだけ SAT や TOEFL など、統一試験のス
コアを上げることです。自分のスコアが高ければ高いほど、
目指せる大学の範囲が広がります。ぎりぎりまで諦めずに何
回も受け続けることが大切です。
2つ目は、帰国前に現代文や小論文に慣れておく事です。
私は一時帰国したときに参考書や問題集を買い、現代文の解
き方や小論文の書き方を勉強していました。そうしたこと
で、帰国前に現代文や小論文の基礎を身につけておくことが
できました。
3つ目は、代ゼミ入学後、配られるテキストに載っている
問題や自分が受ける大学の過去問を、できるだけ多く解くこ
とです。いろいろなタイプの問題に慣れ、出題傾向を把握し
ておくことで、自分の弱点を発見することができました。私
の場合は、漢字の読みと書き取り問題でなかなか点数が取れ
なかったので、漢字を集中的に勉強しました。
4つ目は、代ゼミで面接練習をしてもらうことです。先生
やチューターさんが親身になって何度も個人指導をしてく
ださるので、面接での自分の癖を知り、面接試験における主
な質問にも対応できるようになります。私は練習を積み重ね
たことで、当日は焦ることなく面接官に自分をアピールでき
ました。
海外にいる間も、帰国した後も、今やるべき事を明確に意
識して、合格に向かって頑張ってください。
代ゼミで受験準備は完璧です。
いしまる
ゆう た ろう
氏 名
石丸 悠太郎さん(香港 6 年)
合 格 大 学
大阪府立大学・現代システム科学域
他 合 格 大 学青山学院大学(理工-情報テクノロジー)
明治大学(政治経済-経済)
帰国生入試は楽だと思われがちですがそんなことはあり
ません。私から後輩へのアドバイスとして 3 つ言っておきた
いと思います。
1 つ目は、帰国生入試では情報がとても大切で、代ゼミは充
分な情報が得られる最適な場所だということです。私は滞在
国で帰国生入試について全くリサーチしていませんでした。
さらに、8 月に高校を卒業したため他の生徒より 2 ヶ月遅れ
で代ゼミに入学するというかなり遅いスタートでした。しか
し代ゼミで行きたい学部のある大学の一覧表や過去問、そし
て面接資料といった様々な情報を得ることができ、受験スケ
ジュールをしっかりと作ることができました。またチュー
ターさんから帰国生入試の経験談を聞くことができ、面接の
コツや重要なポイントを優しく教えてもらえました。
2 つ目は、帰国生入試の利点を把握し志望校合格に活かす
ことです。帰国生入試は一般入試とスケジュールが異なり、
私立から国公立へと長期間かけて移行していくので実力を
つけながら様々な大学を受験することができます。さらに、
試験科目も一般入試に比べればかなり少ないので少数の科
目を確実に伸ばすことができ、半年という期間でも十分間に
合い、行きたい大学に合格できます。
3 つ目は、自分がやりたいことにはチャレンジしてみると
いうことです。私は理系志望ですが高校で数学を 1 年半勉強
しておらず、物理もほとんど公式を覚えていませんでした。
しかし、代ゼミの授業で十分リカバリーすることはできま
す。もし理系学部が志望なら半年間は大変かもしれませんが
恐れずにチャレンジしてみるべきだと思います。
あと半年間しかないと諦めるのではなく、まだ半年あると
考えて自分の本当にやりたいことに向けて準備するのもい
いと思います。そういった相談や質問もできるので代ゼミを
活用して志望校に合格できるよう頑張ってください。
— 13 —
3. 国公立大学の合格体験記
私を信じてくれた代ゼミ
やまもと
か
ほ
氏 名
山本 夏穂さん(アメリカ 13 年)
入 学 大 学
東京大学・文科一類
他 合 格 大 学慶應義塾大学(法-法律)
先生方や小論文指導など、
代ゼミの魅力はたくさんあります
私は始めから代ゼミに通っていたわけではありませんで
が、
代ゼミに通って一番良かったと思えたことは、
代ゼミが私
した。アメリカの高校を卒業して日本に帰国した当初は、他
に自信を与えてくれたことです。
国立受験までは本当に長い道
の予備校に通っていました。始めは楽しくそこに通っていた
のりで、
私はその途中で何度も挫折しそうになりました。
自分
のですが、そのうち生徒たちの間に激しい競い合いや緊張感
そんな時には先生方やチューターの
が生まれ、だんだん通うのが嫌になってしまいました。私は、 を信じることができない、
方々、
そして仲間たちが代わりに私を信じてくれました。
例え
中学生の頃から、東京大学に入ることが夢だったのにもかか
ば、
秋頃に小論文が全く書けなくなってしまったとき、
先生は、
わらず、予備校に行くのが嫌で嫌で、国立受験をやめてしま
「また書けるようになったら書けばいい」
と言ってくださり、
実
おうかとさえ考えていました。
際それから一ヶ月程全く書かなかったのですが、その後再開
そんな私を見かねて、母が予備校を変えてみたらどうかと
し、
どんどん上達していきました。
提案してくれました。そこで、8 月の終わりごろに、私は初め
代ゼミは生徒一人一人の勉強のスタイルが異なることを
て代ゼミに足を運びました。ほんの数時間程授業を体験した
理解し、一人一人を信じてくれます。
(もちろん、あまり怠け
だけにもかかわらず、
先生と生徒の間の親密さ、
生徒同士の仲
ていると注意はされますが)もし、受験ってなんだか怖い、
の良さ、そして代ゼミ全体の明るい雰囲気が伝わってきまし
不安、と感じているならば、絶対に代ゼミをおすすめしま
た。その後すぐに代ゼミへの転校を決めたのですが、今振り
す!
返ってみても、
それはとても良い決断だったと思います。
やってみなきゃわからない。
ふじ た
けん た ろう
氏 名
藤田 健太郎さん(カナダ 2 年)
合 格 大 学
京都大学・法学部
他 合 格 大 学慶應義塾大学(法-政治、総合政策)
帰国生は受験に対して貪欲になることが 1 番大切だと思
います。帰国生入試は多様であり、選択肢が多い入試です。書
類重視、面接重視、筆記重視など、大学によって選考内容が大
きく異なります。自分を過小評価して、レベルによって志望
校を絞るのではなく、自分の得意な入試型で大学を絞り、と
にかく出願してみることを私は強くお勧めします。
帰国時に、私は英語力に自信がなく、かと言って小論文が
上手く書ける受験生でもありませんでした。受験に対して大
きな不安と躊躇があり、目標を常に低く設定していました。
一次書類審査不合格を恐れて、帰国生入試の出願をしようか
迷っていたくらいです。しかし代ゼミでの授業や面談を通し
て、難関私立大学への合格も視野に入れ勉強をし、最終的に
は国公立大学の受験も決意しました。あの時、諦めて出願を
していなかったことを考えると怖いです。もちろん、試験日
程の確認とある程度の合否予測は必要ですが、やってみなけ
— 14 —
ればわからないのが帰国生入試だと私は思います。是非、自
分を過小評価せず挑戦してください。
代ゼミは生徒の学習意欲に対して最善のサポートを提供
してくれます。代ゼミには、帰国生入試のエキスパートであ
る担任スタッフと講師の方々、チューターの先輩方がたくさ
んいらっしゃいます。代ゼミの面談を通して受験の道筋を定
め、授業と面接練習で力をつけ、本番の試験に自信を持って
臨んでください。また、大学の資料、読書の為の貸出本、新聞
やパソコンが配備されており、自分のペースで学習する環境
も整っています。自分に合った学習法を代ゼミで見つけてく
ださい。
最後に繰り返しになりますが、帰国生入試は受けてみなけ
れば結果が予測できない入試です。是非、一人で見切りをつ
けることなく挑戦してみてください。
志望校へのドアを開ける 3 本の鍵
氏 名
入 学 大 学
いぬい
え
り
な
乾 恵梨奈さん(オーストラリア 2 年)
一橋大学・経済学部
他 合 格 大 学早稲田大学(政治経済-国際政治経済)
基礎からの学習と個別添削で、受験前日まで力を伸ばすこと
ができました。
第三の鍵は教養です。帰国生は、社会科の代わりに小論文
や面接で教養を問われます。小論文や面接に範囲はありませ
ん。幅広い知識と、応用力が求められます。いま日本の新聞を
しっかり理解する知識や日本語力がない人でも、代ゼミの時
事政経の授業によって幅広い教養を身につけることができ
ます。信じられないかもしれませんが、私は代ゼミに通って、
新聞を読むのが楽しくなりました。さらに、豊富な知識を
持った先生方と様々な国からの帰国生に囲まれ、自然と幅広
い知識が身につき、考えも深まります。見える世界がぐんと
広がります。このことは受験だけでなく、これからの人生で
大いに役立つはずです。
これら 3 つの鍵を手に入れられれば、志望校に合格できる
はずです。あなたも代ゼミで合格を勝ちとってください!
約一年前、私は迫り来る受験に大きな不安を感じていて、
まさか一年後の自分が一橋大学に通っているなんて想像も
できませんでした。いま振り返ってみると、私は代ゼミで合
格のための 3 つの鍵を手に入れていたと思います。
第一の鍵は出願書類です。帰国入試の場合、出願に想像以
上の時間と労力を要します。また、統一試験のための対策も
重要です。代ゼミでは、統一試験のアドバイスはもちろん、出
願の際にも手厚くサポートしてくれるため、他の受験者より
も一歩進んだスタートを切ることができます。私は出願時ま
だ国外にいましたが、メールでしっかりサポートしていただ
き、余裕をもって出願できました。
第二の鍵は語学力です。英語・日本語に自信のある帰国生
は多いと思います。しかし海外で使う英語と入試英語はかな
り異なりますし、日本語力も気づかない間に衰えています。
私は英作文が苦手だったのですが、実力にあったクラスでの
帰国受験で大切なこと
氏 名
たにもと
ま
み
谷本 真珠さん(アメリカ 5 年)
入 学 大 学
一橋大学・法学部
他 合 格 大 学
横浜国立大学(経済-経済システム-法と経済)
慶應義塾大学(法-法律、文)
上智大学(法-法律)
代ゼミは私にとって第 2 の我が家です。共に切磋琢磨し合
なって実を結ぶでしょう。
える仲間や信頼できる講師陣、常に親身になってサポートし
面接は多くの人が不安に感じていることだと思います。私
てくれるスタッフの方々、そして的確なアドバイスをしてく
もそうでした。面接官によってはフレンドリーだったり、ま
れるチューターさんの存在は、私を第一志望の一橋大学へと
た厳しく恐かったりしますが、案外楽しかったと思えた面接
導いてくれました。
もあります。自分の言いたいことをとりあえずはっきり伝え
ここでは、私が受験生活の際に大切だと感じたことについ
ることを念頭に挑むことが大切だと私は感じました。自信が
てお話したいと思います。帰国受験では、大学によって試験
あれば余裕をもって話せるけれども、自信をもってないと頭
内容が大きく異なりますが、多くの場合、英語・小論文・面接
の中が真っ白になってしまいます。担任やチューターさんと
が課されます。まず、英語に関してですが、とりあえず過去問
の面接練習で経験を積み、是非自信を深めて余裕をもって面
を解きまくるということで力がつきますが、解いただけで満
接試験に挑んでください。
足してはいけません。見直しをして、なぜ間違えたのか、自分
代ゼミでは勉強面のみではなく精神面をもサポートして
の弱点は何なのか、ということを理解しなければ、得られる
くれ、受験における最高の環境を提供してくれます。皆さん
力はほんの少しになってしまいます。小論文も、最初は見直
が志望校に合格できることを心から願っております。
しの必要性が見えないかもしれませんが、その努力は後に
— 15 —
帰国受験でリケジョに
いいじま
あや み
氏 名
飯島 彩未さん(スイス 3 年)
入 学 大 学
北海道大学・工学部 応用理工系学科
他 合 格 大 学広島大学(総合科学)
横浜市立大学(国際総合科学-理学)
大阪府立大学(生命環境科学-応用生命科学)
上智大学(理工-物質生命理工)
気持ちをもって努力をすれば、必ず結果がついてきます。理
系の学生は自分が頑張れば頑張るほど結果が目に見えて表
れるので、モチベーションを上げやすいと思います。
帰国受験は一般受験と違って、面接や志望理由書などの書
類審査などがあり、学科試験だけで合格が決まるのではなく
様々な能力が問われます。勉強以外にも時間を費やさなけれ
ばいけないのも事実ですが、自分のどうしてもこうしたいと
いう意思を明確に大学に伝えることができるので、その分合
格への道は開かれているのではないかと私は思っています。
私は手に届かないと思っていた念願の北海道大学に合格
することができました。この結果は、私だけの力ではなく、
ずっと支えてくれた家族や先生方、チューターの方々、また
一緒に頑張る友人たちのおかげだと思います。みなさんも独
りよがりにならず、代ゼミで志望校合格を勝ち取ってくださ
い!
私はスイスに行くまで国内で普通の高校生活を送ってい
たため、留学当初は全く英語が話せない、聞き取れないとい
うゼロからのスタートでした。日常で使う英語は授業や友達
との会話で自然と身につくものですが、3 年という短い時間
で SAT や TOEFL といった試験の点数を上げるためには、
意識して努力をしないと難しいと私は感じました。実際、私
は学校では良い成績を修めることはできたのですが、統一試
験では満足のいく点数を取ることはできませんでした。帰国
してからは小論文などの勉強に専念するためにも、統一試験
の準備は海外滞在中にすることが重要だと思います。
また、理系の受験勉強は帰国生にとってとても大変です。
たとえ滞在国で同じ科目を履修していたとしても、日本での
数学や理科の勉強には戸惑うことがあると思います。しか
し、これらは代ゼミの個性豊かな先生方のサポートの下で、
自分の「○○がしたいから、この大学に行きたいんだ」という
東北大学合格は決して難しくない!
氏 名
入 学 大 学
しょう じ
よし き
庄 司 佳輝さん(中国 8 年)
東北大学・工学部 機械知能・航空工学科
他 合 格 大 学慶應義塾大学(理工-学門 4)
早稲田大学(基幹理工-学系Ⅱ)
上智大学(理工-機能創造理工)
こう言っては私の母校となる東北大学に失礼ですが、理系
の帰国生にとって東北大学ほど受験しやすい大学はありま
せん。東北大学は旧帝大ですが、帰国生に対する入試はそれ
ほど難しくありません。多くの難関国立大学が、帰国生にも
難度の高い一般入試の二次試験を受けさせている中、東北大
学だけが学科試験をセンター試験で行っています。センター
試験は二次試験に比べると比較的簡単です。
しかし気楽な気分で受かるほど甘いわけでもありません、
センター試験までの約 7 か月間、私がどのような勉強をした
か紹介したいと思います。
1. 全ての授業に出る。我々理系はこなさなければならない
科目数やその内容も多く、本当にたいへんです。しかし、代ゼ
ミの先生は面白い方ばかりなので、授業はわかりやすく、楽
しく授業を受けることが出来ます。
2. 自分を正しく分析する。自分の強みと弱みの両方を知
る。例えば、もし物理が得意なら、化学に時間をかけるという
— 16 —
ように、自分の力を認識した上での学習プランを立てること
が大事です。私はセンター試験突破のために自分の得意科目
である数学の勉強は少なめにし、物理と化学を強化しまし
た。目的はあくまで点数を伸ばすことであり、私の場合、化学
は 60 点以上伸びました。数学では起こりえないことです。
3. 小論文の対策をする。東北大学の小論文試験の課題文は
英語です。それなりの難度があるので、代ゼミの授業などで
対策をしましょう。
4. 自分が海外で体験したことを決して忘れない。我々が受
けるのはあくまでも
「帰国生」入試です。海外体験を最大限、
入試に活かしましょう。代ゼミの担任の先生は私たちの経験
を活かせるよう、面接練習、個人相談などでサポートしてく
れるので、安心して受験に挑めます。
最後に、この文章を読んでくれた人が希望する大学に合格
できますように、心からお祈りいたします。
代ゼミでよかった!
うえ だ
あい こ
氏 名
上田 愛子さん(オランダ 4 年)
入 学 大 学
筑波大学・人文・文化学群 日本語・日本文化学類
他 合 格 大 学広島大学(総合科学)
関西学院大学(総合政策)
私は海外滞在時に勉強から逃げていた結果、学校の成績、
統一試験の点数共に満足いくものではありませんでした。し
かし、そんな私でも、遠い存在だと思っていた国立大学に合
格できました。代ゼミの先生方をはじめ、スタッフやチュー
ターの方々には本当に感謝しています。
代ゼミに入学当初、私は同じインターの先輩たちが受験し
ていた特定の大学しか出願せず、受験校は少なくても予備校
に通ってさえいれば、どこかの大学には引っかかるだろうと
思っていました。しかしそれは間違いでした。予備校の授業
に出ているだけで、努力をしなかった私に合格通知が来な
かったのは当然の結果と言えます。夏までの私は、自分に必
要な努力や、自分に合った大学を選ぶことを怠っていまし
た。
国公立大学の受験を決めてからは、受験勉強に対して意識
が低かった私も、受験に失敗した悔しさをバネに小論文に力
を入れるようになりました。先生を追いかけて過去問の添削
を何度もお願いするようになり、小論文の評価も少しずつ上
がっていきました。私が言えることは、英語や統一試験が苦
手で、自分の満足のいく点数が得られなかったとしても、帰
国後に努力すればいくらでも挽回ができるということです。
代ゼミの先生方は、生徒の受かりたいという気持ちや努力に
必ず応えてくれます。
帰国前の私は、最小の努力で大学に受かることばかりを考
えていました。けれども、代ゼミに来て周りの生徒の真剣な
空気や先生方の生徒に対する誠実な指導を見て、自分も最大
の努力をすべきだと思うようになりました。そしてその結
果、自分の憧れの大学に入学することができました。今から
受験する人たちには、受験に対する視野を広く持って、悔い
のない受験ができるよう心がけてもらいたいと思います。
手厚いサポートで国公立大学合格!
さ とう
はるか
氏 名
佐藤 悠 さん(カナダ 3 年)
入 学 大 学
首都大学東京・都市環境学部 都市環境学科 分子応用化学コース
他 合 格 大 学学習院大学(理-化学)
法政大学(生命科学-環境応用化学)
理系の場合、多くの大学で数学や理科の学科試験が課され
ています。ここで気をつけてほしいのは、滞在国と日本の理
系科目では履修範囲が異なる場合があることです。私は化学
での受験を考えていたのですが、暗記事項の多い無機・有機
の分野に触れたのが帰国後だったので、試験までに全て覚え
きれるか心配でした。もし暗記が苦手であるならば、日本の
高校生が使用している教科書を手に入れて、海外滞在時から
用語を少しずつ覚えていくと良いと思います。ちなみに個人
的には、代ゼミのテキストの中にある有機化学のチェック
シートがおすすめです!私はこれを使いクラスメイトと定
期的に解きあったことで、どんどん受験に必要な知識をつけ
ていくことができました。 また、学科試験の勉強で手いっぱいになりがちですが、志
望理由書や面接の準備を怠らないことも大切です。代ゼミで
は、担任の先生が何回も添削してくれる志望理由書をもと
に、担任の先生やチューターさんと納得のいくまで面接練習
ができます。こうした親身の指導のもと、限られた時間の中
で自分自身を見つめ直すことができ、本番の面接では自分の
言いたいことをしっかり伝えられたと思います。
受験中は思ったように結果が出ず、焦りや悩みを抱えた苦
しい時期もありました。そんな状況のなかでも、私がめげず
に最後まで頑張ることができたのは、代ゼミの手厚いサポー
ト、そして理系クラスの仲間がいたからだと思います。特に
担任の先生には最後まで本当にお世話になりました。3 月の
合格発表で自分の番号を見つけた時は、諦めないで頑張って
きてよかったと心から思いました。数学の問題を解くたび落
ち込んでいたこともありましたが、今ではそれも良い思い出
です。これから受験を控えている皆さんも悔いのないよう
に、自分の目標に向かって頑張ってください。応援していま
す! — 17 —
チーム阪大
氏 名
た なべ
たく ま
田辺 拓真さん(アメリカ 11 年)
入 学 大 学
大阪大学・外国語学部 外国語学科 スウェーデン語専攻
他 合 格 大 学
大阪市立大学(文)
上智大学(文-英文)
関西学院大学(国際)
私はアメリカに 11 年滞在し、初めはアメリカの大学へ進
接の時の自己 PR などで役に立つでしょう。自己 PR などを
学するつもりでした。正直言って、自分が日本の大学へ入学
本番面接でしっかりと言えるようになるには、練習が必要で
できるとは思っていなかったのです。でも将来は日本で就職
す。チューターさんと面接練習をして、指摘された箇所を直
したいと考えていたので、最終的には日本の大学に進学する
し、何回も練習をすることで試験本番の時はしっかりと志望
ことに決めました。
理由なども言えるようになっていると思います。
統一試験などは何回も受けていましたが、高いスコアは
代ゼミでは大阪大学を受験する生徒で「チーム阪大」を組
持ってはいませんでした。これから受験する皆さんは、海外
んで講師の先生方に過去問の解説、添削などをしていただき
滞在中に統一試験で出来るだけ高得点を取れるように頑
ました。このように試験本番に向けてしっかりと準備ができ
張ってください。統一試験の点数で合否が決まる大学がある
たのは、少人数で熱心に教えてくれる講師の方々、担任の先
ので、スコアを高めておくことは大事です。
生、チューターさんがいる代ゼミだから可能だったのだと思
います。
もちろん、それだけではなく現地校の学業成績を高めるこ
とも必要です。そしてこれらと同様に重要なのは、現地でし
最後まで諦めずに、悔いが残らないように頑張ってくださ
か経験することが出来ないようなことをすることです。例え
い。
ばボランティアやクラブなどに積極的に参加することで、面
帰国後でも間に合う。
ためいけ
ま
い
氏 名
溜池 麻生さん(フランス 18 年)
入 学 大 学
鳥取大学・農学部 生物資源環境学科
他 合 格 大 学玉川大学(農-生命化学)
私は生まれてからずっとフランスに滞在していたので、日
本での大学受験に正直自信はありませんでした。高校では理
系のクラスに在籍していましたが、日本の理系科目は勉強の
やり方が全然違っていて参考書を見てもさっぱり分からな
い状態で、帰国前は勉強についていけるのか不安でした。そ
れに加え、帰国して初めて挑んだ小論文では自分の語彙力の
なさを実感しました。
しかし代ゼミでは最初から最後まで教えてくれました。代
ゼミの先生方の教え方はとてもわかりやすいですし、気軽に
質問が出来るというのも代ゼミの特徴です。また何より担任
の先生やチューターさんにはものすごくお世話になりまし
た。帰国受験では学力はもちろんですが、志望理由書や面接
でその人がどういう人間なのか、今まで何を経験してきたか
を見られます。自分がどんな人間かを伝えるのは難しいです
が、担任の先生やチューターさんが志望理由書の添削をして
— 18 —
くれ、面接練習も何回でもしてくれました。また理系クラス
は少人数なのでクラス全員が仲良く、時間ができたときは 3、
4 人のグループで化学の小テストをやってお互いに採点する
など、楽しく知識を増やしていけました。
理系の勉強は覚えることが多くて大変です。特に私は農学
系志望だったので生物が必須で、覚える用語などがかなり多
かったです。しかし生物は詰め込むだけではなく、ある事例
について自分の知識を辿って解答を導くことが必要になっ
てきます。そんなことが帰国後数か月で出来るのかとお思い
でしょうが、できます。基礎は夏に勉強しますし、秋からは応
用も勉強できます。代ゼミの生物の先生方は本当にわかりや
すく簡単に説明してくださいます。
何より大事なことは夢を持つことです。その夢と帰国生と
してのアピールポイントを持つことが合格への道です。
自分を知る
かさ い
はる な
氏 名
笠井 春菜さん(アメリカ 5 年)
入 学 大 学
九州大学・教育学部
他 合 格 大 学北海道大学(文)
筑波大学(人間-障害科学)
滋賀大学(教育-学校教育教員養成-障害児教育)
関西学院大学(人間福祉-社会福祉)
大学を受験する時、または選ぶ時、その大学の求める人物
受験生の皆さんには自分が将来したいことについて、また
像や教育目標、基本理念を調べ、それが自分の将来したいこ
自分がどんな人間なのかについてじっくりと考えてみるこ
とと繋がっているかどうか見極めることが大切だと私は考
とをおすすめします。まだ海外に滞在しているのであれば
えています。なぜなら、そうすることで自分の将来を具体的
様々な課外活動やイベントに参加して、そのなかで自分の好
に考えるようになり、自分が本当にしたいことを実現するた
きなこと、自分の向き不向きを見極めていくべきです。もち
めに受験することができるからです。何となく大学を選ん
ろん勉強も大切です。TOEFL や SAT だけでなく、学校の成
で、他人に言われるがまま受験しても、真剣に取り組むこと
績、欠席日数などが大学受験の際に見られます。しかし、勉強
は出来ません。自分のために受験するという強い意識を持つ
だけがすべてではありません。大学によっては出願書類に自
ことで初めて自分の目標に向かって必死に勉強することが
分がしてきた課外活動やボランティアなどを細かく記入さ
出来るのです。
せるところもあります。様々な活動に参加しながら勉強する
特に大学の求める人物像を調べることは大切です。なぜな
のは大変ですが、受験生になった時に後悔しないような高校
ら帰国生入試にはほとんど面接試験があります。その際に、
生活を送ることを意識してみるといいと思います。自分を信
大学が求めている人物像と自分自身を照らし合わせ、自分を
じて頑張って受験に挑んでください。応援しています!
アピールする必要があるからです。
フレキシブルな代々木ゼミナール
たけ い
しょう た
氏 名
武井 翔太さん(中国 7 年)
入 学 大 学
九州大学・工学部 機械航空工学科
他 合 格 大 学東京農工大学(工-物理システム工)
「あなたが海外で得たことは何ですか?」という問いに皆
さんは今答えられますか?別に今無理に答えろというわけ
ではありませんが、帰国受験では十中八九、面接でこの質問
をされます。ですからまず、文理関係なく自分がしてきた海
外経験をすらすらと話せるようにしておくとよいと思いま
す。
また自分が大学に入って何がしたいのかを、できるだけ早
いうちに決めておくとよいです。理系の場合は特に、様々な
専攻分野に分かれているので一つに決めるのは難しいかも
知れませんが、代ゼミには学問分野に詳しい担任の先生や
チューターさんがいて、サポートが充実しているので困った
時はいつでも聞くことができました。そこが決まればおのず
と第一志望が見えてくると思います。
学科試験については授業にちゃんと出て予習復習をしっ
かりすれば問題ないと思います。しかしそこが一番難しいの
も事実なのでがんばりましょう。中には代ゼミまで 1 時間以
上かけてくる人もいると思いますが、通学中も有意義な勉強
時間になります。ちなみに僕は電車の中で、毎日数学をやっ
ていました。
年明けの難関国公立を受験する方は自分のモチベーショ
ンの上げ方などを知っておくとよいです。中には志望順位の
比較的高い大学に合格して、2 月末に行われる第一志望の国
立大受験まで気持ちが続かない人がいます。受験勉強をでき
るのは今だけなのでそこでやめてしまってはもったいない
です。もしも「やばい!」と思った時は担任の先生や他のス
タッフの方々、もしくは講師の先生方に相談するとよいで
す。きっともの凄い勢いで皆さんのやる気をたきつけてくれ
ます。
なにはともあれ悔いのないように 1 年間頑張ってくださ
い。皆さんの合格報告を待っています。
— 19 —
4. 代ゼミでの日々を振り返って
諦めなければ合格できる!
氏 名
いのうえ
あんじゅ
井上 杏樹さん(メキシコ 2 年)
合 格 大 学
横浜国立大学・経営学部 国際経営学科
他 合 格 大 学
横浜市立大学(国際総合-経営科学)
早稲田大学(社会科学)
上智大学(総合グローバル)
学習院大学(経済-経営)
法政大学(経営-経営戦略)
明治大学(国際日本)
た友人のおかげで、受験を乗り越えられたのだと思います。
海外滞在中にやっておくべきことは、まず TOEFL や SAT
などの統一試験の点数を上げることと、出願書類を揃えてお
くことだと思います。統一試験のスコアが出願基準に満たな
い、あるいは出願書類の不備のせいで受験したい大学が受け
られない、ということがないように早めに準備してくださ
い。次に、滞在国の特徴や文化、滞在国の人々と日本人との考
え方の違いとは何だろう、ということを意識しながら、現地
での課外活動などに取り組んでおくとよいと思います。そこ
から得た知識や経験は、面接試験において試験官にアピール
できますし、小論文を書くときに実体験として盛りこむと内
容に説得力が増します。
最後に。滞在国で過ごす時間は貴重なので、思い切り楽し
んでください!それが受験につながりますよ。応援していま
す。
私はメキシコに 2 年間滞在していました。私も去年は、み
なさんと同じように代ゼミの合格体験記を読みながら、
「海
外滞在歴が短くて TOEFL や SAT のスコアもあまりよくな
い私が、こんな有名な大学に合格できるはずがない」と思っ
ていて、帰国生入試に対して大きな不安がありました。
そんな私が大学に合格できた理由の一つは、代ゼミの全て
の授業に出席したことだと思います。私は毎日の予習・復習
に力を入れ、授業に真面目に取り組みました。代ゼミはどの
授業も面白く、先生方から新しい知識や物事の考え方を得る
ことができました。また、受験校の過去問を多く解き、添削し
ていただいた小論文の書き直しも毎日続けました。過去問は
数をこなして、受験校の傾向をつかむことが大事だと思いま
す。そして、志望理由書を添削してくださった担任の先生や、
何回も面接練習をしてくださったチューターさん、受験勉強
が苦しくなったときにお互いにモチベーションを高め合っ
自分のスタイルを知る
氏 名
はやかわ
たか と
早川 傑人さん(アメリカ 6年)
合 格 大 学
慶應義塾大学・法学部 法律学科
他 合 格 大 学
慶應義塾大学(文)
早稲田大学(法、文、文化構想)
滞在年数や使用言語によって勉強のスタイルは変わりま
すが、帰国生のみならず重要なのは自己の「ペース」だと私は
考えています。受験に限りませんが、私は自分のペースを何
よりも大切にしています。それはライフスタイル自体にも、
また勉強スタイルにも表れています。学校でも予備校でも重
要なことは周りに流されないことです。帰国受験は帰国後、
本番入試までの期間が短いので、自主的に自分が何をしなけ
ればならないのか認知できていないと出遅れてしまいます。
中学・高校時代で自分に合ったスタイルを見つけているこ
とが好ましいのですが、まだそれが確立していなければそう
できるように努力してください。例えば自分は高校時代から
授業で書き写すということをほとんどしたことがありませ
ん。ノートをとるときはメモ程度です。書き写すことに気を
とられるより、しっかり先生の解説・説明を聞いたほうが理
解に繋がり、記憶に残るからです。周りの皆がこうしている
— 20 —
から自分も、というのは避けるべきです。
帰国するまでは、帰国してからはできないことを重要視す
るべきです。それは学校の成績や統一試験のスコアアップだ
けではなく、日本では体験できないことも含まれるべきで
す。私はボランティア活動やNPO団体への参加、また個人
では一人旅などをしました。日本語対策としては、受験のた
めというわけではありませんでしたが、本はかなり読んでい
ました。英語と日本語半々といったところですが、高校時代
は年に 200 冊前後は読んでいました。これらのことから得ら
れる経験や知識は小論文や面接で活きます。
帰国受験は一般に比べると一見やることが少ないように
見えますが、やらなければいけないことの多くは一夜漬けで
身に付くものではありません。皆さんも滞在国にまだいるう
ちから意識を高めて志望校に合格できるように頑張ってく
ださい。
帰国受験に最適な環境
氏 名
かん だ
れい な
神田 鈴奈さん(アメリカ 3 年)
合 格 大 学
お茶の水女子大学・生活科学部 人間生活学科
他 合 格 大 学
千葉大学(教育−生涯教育)
聖心女子大学(文)
武蔵野大学(人間科学-人間科学)
私の統一試験のスコアはお世辞にも良いとは言えないも
のでした。そのため、私はどこの大学にも入れないのではな
いかといつも不安でした。大学に対する関心がなく、代ゼミ
に入学当初は志望校すらなかった私が、こうして国立大学に
も合格できたのは、代ゼミの先生方やチューターのみなさ
ん、そして一緒に受験生活を過ごしてきた仲間達のおかげだ
と思っています。
代ゼミは誰でも楽しく勉強できる環境だと思います。先生
方は皆優しくて、生徒たちの話を親身になって聞いてくれま
すし、授業はとにかくわかりやすく、先生と生徒の距離が近
いです。また、個性にあふれ多くの知識を持つ先生方の話は
面白くてためになるので、代ゼミの授業は勉強が苦手だった
私でも退屈しない、とても楽しい時間でした。小論文は自主
的に書いたものも添削してもらえるので、自分が納得いくま
で練習できます。私も実際に受ける大学の過去の小論文を解
いて、そのたびに添削してもらい、いただいたコメントから、
改善すべき点を理解することができました。志望理由や面接
は先生やチューターの方々が生徒一人ひとり、細かくチェッ
クしてくれますし、代ゼミの先輩方の残してくれた受験資料
がたくさんあるので、大学ごとの試験や面接の傾向を知るこ
とができます。たまには、精神的に疲れを感じたり、勉強する
気が出なかったりすると思います。そんな時は、同じ環境で
頑張っている仲間と話すことで良い気分転換ができます。
このような代ゼミの環境は、自分に自信をつけられるだけ
でなく、誰もが日々成長していける環境であると思います。
特に、統一試験のスコアが低い私が、国立大学に合格するこ
とができたのは代ゼミのおかげだと思っています。受験生の
皆さんには、優しくて親身になって相談に乗ってくれる、頼
りになる先生やチューターさんや同じ境遇の仲間たちと学
べる代ゼミで、自信を持って頑張ってほしいと思います。
情報を武器に
氏 名
こ じま
たける
児島 壮 さん(タイ 3 年)
合 格 大 学
明治大学・法学部
他 合 格 大 学
関西学院大学(法−法律)
自分の受験生活を振り返ってみて、帰国受験は一種の情報
戦だと思いました。帰国受験は一般生の大学入試と違って受
磋琢磨し合い、受験勉強に取り組むことができる最高の環境
でした。
験科目は少ないものの、出願に必要な書類を調べて現地の高
私が帰国受験を通して感じたことは、試験当日の英語や小
校に依頼するなど事前に準備する書類がたくさんあり、決し
論文などの筆記試験が合否判定において重要視されている
て容易なものではありません。また、大学ごとに入試傾向や
ということです。もちろん現地の学校での成績や統一試験の
対策が異なるため、受験先の大学を調べ、これらを情報とし
スコアも重要ですが、当日の筆記試験の対策は決して怠って
て持っておくことがいかに重要であるか気付かされました。
はいけないということです。そのためには代ゼミで授業に毎
代ゼミでは、毎日授業に出て小論文を書いたり、英語や現
日出席することが大事です。予習復習で理解を深め、基礎を
代文を学んだりしたことで受験に必要な知識を得ることが
固めて応用に移し、そして問題の量をこなすことが志望校に
出来ました。また、代ゼミの豊富な入試資料を基に受験する
合格できる「カギ」となります。
大学を調べ、大学ごとに対策を立ててしっかり準備すること
帰国受験に必要な受験先の大学に関する情報、筆記試験に
が出来ました。そして何よりも講師や担任の先生方、一足先
必要な知識や考え方をまとめて情報として持っておくこと
に実際に帰国受験を経験したチューターの方々が適切なア
が、帰国受験を乗り越える秘訣だと思います。
ドバイスをしてくださいました。同じ受験生の仲間と共に切
— 21 —
理系志望の方へ
の
だ
たく や
氏 名
野田 卓冶さん(アメリカ 9 年)
合 格 大 学
慶應義塾大学・環境情報学部
で様々な活動を通して色々な経験を積んでおくと、帰国生入
試の様々な場面で役に立ちます。ほとんどの大学で面接があ
りますが、滞在国での様々な経験が自信につながり、自己ア
ピールするときに力を発揮します。自分に自信を持っていな
いと、せっかくの大学への熱意が面接官に伝わらないでしょ
う
代ゼミは大学入試に関しての情報がとても豊富です。大学
ごとの学科試験や面接の傾向を知ることや、先輩たちから勉
強法などを聞くことも可能なので、とにかく活用しまくりま
しょう。また決まった時間割のほか、フレックスサテライン
という映像授業で、自分の苦手とする分野だけを補強するこ
とも可能です。理系は勉強する科目が多くてたいへんです
が、理系クラスの担任が熱血指導をしてくれるので、今日も
代ゼミで勉強するぞ!という気持ちにさせられました。みな
さんも志望校目指して代ゼミで頑張ってください!
代ゼミの帰国生クラスが始まった時はとても緊張してい
て、不安でしたが、友達や代ゼミの先生方に励まされて何と
かなりました。特に、代ゼミの先生方は優しく、面白い方が多
かったので、楽しく勉強することができました。私が思うに、
帰国する前は SAT、TOEFL などの統一試験や日本語の勉
強に取り組むことが欠かせないと思います。海外滞在が長い
人は、日本語に慣れるために新聞や新書などを読むことを勧
めます。滞在期間が短い人は英語力のレベルアップに努める
ことがとても大事です。そして私のような理系志望者は、海
外滞在中から帰国入試のための対策として数学や物理、化学
などの理数科目を勉強しておいた方がいいと思います。日本
の理系科目は海外で学ぶ内容と違う点があるため、帰国前に
その内容を確認し、帰国後は代ゼミで一生懸命勉強すること
で対策することができると私は考えます。
また滞在国では勉強だけではなく、クラブ活動、スポーツ、
ボランティアといった活動に参加することも大切です。現地
代ゼミで濃密な時間を
にしやま
しょう ご
氏 名
西山 昌 吾さん(韓国 7 年)
合 格 大 学
中央大学・経済学部 国際経済学科
他 合 格 大 学立教大学(経営-経営)
日本大学(経済-産業経営)
私は韓国の現地校に 6 年間通い、英語の試験は TOEIC し
か受験していませんでした。また卒業見込みでの受験のた
め、統一試験も大学に提出できませんでした。そのため受験
できる大学は限られましたが、自分が志望する大学に合格す
ることができました。
TOEFL や SAT などのスコアはなるべく高い方がいいで
す。受験できる大学の幅も増え、合格できる確率も高まると
思います。しかしアジアの現地校などに通っている人はそれ
が難しい場合もあります。私は比較的点数を上げやすい
TOEIC に力を入れ、滞在国で様々な行事などに参加して文
化や国民性などを体感してきました。帰国生の滞在国での体
験は、小論文や面接を通して教授が最も知りたいことの一つ
と言っても過言ではないと思います。ぜひ、日本との違いを
感じながら滞在国で生活することをお勧めします!
私は日本に帰国するまで受験をなめていました。小論文や
面接なら楽勝だろうと思っていました。しかし実際の試験は
— 22 —
甘くなく、今考えればアットホームな代ゼミに通っていて本
当によかったと思っています。代ゼミはとても雰囲気が良い
ので皆と話しやすく、先生やチューターさん、友人からいろ
いろな情報をもらいました。小論文は書いたものを専門家に
見てもらって、何か意見をもらうことが重要だと思います。
自分の志望する学部の専攻内容と全く違うテーマで出題さ
れることもありますし、一人で勉強しているとどうしても視
野が狭くなりがちです。面接もチューターさんや担任の先生
に何度も練習してもらい、本番で緊張しても言葉が自然と出
てくるようになりました。
私はまだ高校を卒業していなかったので、受験準備にかけ
られる時間は限られていました。しかし、その限られた時間
を代ゼミで過ごしたことで日々を有効活用できたことが、志
望校合格につながったのだと思っています。皆さんも代ゼミ
で濃密な時間を過ごし、志望校合格を掴んでください。
ワンチャンはあります★
たけうち
ま
ゆ
こ
氏 名
竹内 万祐子さん(フランス 8 年)
合 格 大 学
横浜国立大学・経営学部 経営学科
他 合 格 大 学大阪府立大学(現代システム科学)
関西学院大学(経済、法律-政治)
私は海外滞在中、学校の成績も統一試験の点数もあまり満
足のいくものではありませんでした。帰国してからも久しぶ
りの日本での生活が楽しくて、受験勉強に真剣に取り組めて
いませんでした。そんな中でも試験日は刻々と近づいてお
り、先に志望校に合格した友達の姿を見て焦りを感じるよう
になりました。そして
「こんな私みたいなダメ人間じゃどこ
の学校も拾ってくれないだろうなあ」と諦めかけていたとこ
ろ、先生方が「あなたは自分が思っているより出来るよ、だか
らもっと上の学校を目指しなさい」と褒めて私を励ましてく
れました。それからは心を入れ替え、過去問をたくさん解き、
チューターの方々と面接練習をして自分なりに努力した結
果、希望していた大学に合格することが出来ました。
これから受験を控えているみなさんには私のように不安
な思いをしてほしくないので、海外にいる間に統一試験の成
績を出来るだけ高くしたり、学校の成績を良くしたりするこ
とに努力してください。その上で一番大切なことは充実した
海外生活を送ることです。高校生の間は勉強が一番大切です
が、それと同時に滞在している国のことを知り、課外活動に
も積極的に取り組んでみてください。日本と違うところ、日
本と似ているところなど日本にいたら気が付かなかったよ
うな発見がきっと出来るはずです。帰国生入試では必ず滞在
していた国のことを聞かれるので、今のうちから異文化に触
れて見つけたお国ネタをどこかにまとめておくといいかも
しれませんね。
最後になりますが、こんな私が志望大学に合格することが
出来たのは代ゼミだったからだと思います。親身になってく
れる先生やチューターのみなさん、そして何よりも一緒に頑
張った仲間たち、多くの人の支えがあって私は充実した受験
生活が送れました。最後まで諦めなければきっと大丈夫で
す。
意志の強さが結果を決める!
たけはら
りょう た
氏 名
竹原 綾 汰さん(シンガポール 4 年)
合 格 大 学
横浜市立大学・国際総合科学部 経営科学系
他 合 格 大 学法政大学(経営-経営)
大学受験を終え、志望校に合格できて今ほっとしている。
しかしこれは僕だけの力ではない。通っていた高校、代ゼミ
の先生方、そして共に受験に挑む友達の支えがあったから
だ。
僕にとってこの大学受験は生まれて初めての受験で、漠然
とした不安はあったがどこかで、どうにかなるさという甘い
考えも持っていた。代ゼミに入学して他の生徒たちが自分の
受験校について調べ、SAT や TOEFL などの統一試験をき
ちんと準備して帰国しているのを知り、焦りを感じた。僕も
行きたい大学は考えてはいたが、第一志望校だけでなく受験
日程に合わせて第 2、第 3 志望またその他滑り止めの大学ま
で考えている生徒も少なくなかった。僕も担任の先生と何回
も面談をして受験校を増やし、受験スケジュールを立てた。
帰国受験は出願と受験が延々と続き、受験期と他大学の出願
期が重なるので、出願し損なうことのないように注意が必要
である。
僕は統一試験のスコアがあまり高くないので当日の試験
で頑張る必要があったが、受験に必要な筆記のためのスキル
も面接でのコミュニケーション能力もすべて代ゼミで身に
つけることができた。小論文は滞在国できちんと書いたこと
がなかったが、代ゼミでの数ヶ月で書けるようになった。面
接はチューターさんたちと演習を重ねることで、自分では気
付いていなかった問題点に気付くことができ、本番では緊張
することなく大学に入りたい自分の気持ちを伝えることが
できた。
代ゼミでの受験生活を通して、最後はその大学で学びたい
という意思の強さが小論文への取り組みや面接での熱意に
変わるのだと強く感じた。受験に怯える必要はない、努力し
てきた自分を信じ、必要な準備を落ち着いて行うことが最高
の結果を出すことに繋がるからだ。
— 23 —
学校
法人
代々木ゼミナール国際教育センター
東 京 〒151-8559 東京都渋谷区代々木 1-29-1
(本部校) TEL 03
(3379)5221(代表)
03(3379)6701(直通)
FAX 03(3379)5773
E-mail [email protected]
2015 年 4 月以降
大 阪 〒556-0016 大阪府大阪市浪速区元町1-2-3
(大阪南校) TEL 06
(6634)7111(代表)
FAX 06(6634)5102
ホームページ http://www.yozemikikoku.com