国政報告第242号 衆議院議員田中かずのり

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衆議院議員田中和德事務所
衆議院議員田中
田中
国政報告第242号
TEL03-3508-7294
FAX03-3508-3504
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E-mail:[email protected]
忍び寄る犯罪、違法薬物の防止と医療対策!
党 再 犯 防 止 特 命 委 員 長 ・ 田 中 和 德 が 米 国 の 数 々 の
刑務所を視察、受刑者は99%が違法薬物の中毒者!
●本年4
本年4月に改正関税法
改正関税法を
関税法を施行し
施行し、税関で
税関で危険ドラッグ
危険ドラッグを
ドラッグを取締まることが
取締まることが可能
まることが可能とな
可能となった
となった。
った。今年の
今年の
4月・5月の摘発件数
摘発件数は
件数は479件
479件で、これは昨年
これは昨年度
昨年度の1年間の
年間の違法薬物摘発
違法薬物摘発件数
摘発件数390
件数390件
390件をはる
かに上回
かに上回っており
上回っており、
っており、危険ドラッグが
危険ドラッグが横行
ドラッグが横行している
横行している深刻
している深刻な
深刻な現状が
現状が改めて浮
めて浮き彫りとなった。
りとなった。
●違法薬物依存症
違法薬物依存症は
薬物依存症は脳内の神経伝達物質の
神経伝達物質の分泌を
分泌を制御できない
制御できない『
できない『病気』
病気』。外国で
外国では刑罰より
刑罰より
治療が
治療が重視されるが
重視されるが、
されるが、日本では
日本では、
では、同様のアルコール
同様のアルコール依存症患者
のアルコール依存症患者の
依存症患者の治療と
治療と較べ、違法薬物依存症
患者の
患者の診療報酬が
診療報酬が少なく、
なく、制度上の
制度上の待遇が
待遇が悪いため、
いため、専門医と
専門医と治療施設が
治療施設が著しく不足
しく不足している
不足している。
している。
●現在、
現在、我が国の刑務所収容
刑務所収容受刑者
収容受刑者の
受刑者の4分の1以上が
以上が覚せい剤
せい剤事犯であり
事犯であり、
であり、再犯率も
再犯率も6割を超
えている。
ている。警察捜査、
警察捜査、裁判費用や
裁判費用や刑務所維持費
刑務所維持費等
維持費等、受刑者一人
受刑者一人あたり
一人あたりに
あたりに約1,000万円
000万円の
万円の公
費が掛かり、
かり、治療体制の
治療体制の充実を
充実を通して再犯
して再犯を
再犯を防止することは
防止することは公的
することは公的な
公的な財政面の
財政面の改善に
改善に資する。
する。
●日本政府は
日本政府は2020年東京五輪
2020年東京五輪までに
年東京五輪までに「
までに「世界一の
世界一の犯罪最少国家
犯罪最少国家」
最少国家」の実現を
実現を目標としており
目標としており、
としており、治
安の点でも薬物依存症者
薬物依存症者の治療体制
治療体制の
体制の拡充は
拡充は急務である
急務である。
である。田中和德
田中和德も
和德も自民党再犯防止特
自民党再犯防止特
命委員長として
委員長として、
として、依存治療
依存治療の
治療の報酬の
報酬の底上げ
底上げと治療拠点
治療拠点の
拠点の増設を
増設を厚労大臣
厚労大臣に
大臣に提言し
提言した。
1.違法薬物を巡る現状
図 1.主 な薬物規制法
薬物規制 法 と規制される
規制 される薬物
される薬物
法律名
覚せい剤取締法
大麻取締法
麻薬及び
向精神薬取締法
医薬品医療機器法
毒物及び劇物取締法
図 2.各 種 違法薬物の
違法薬物 の検挙人員の
検挙人員 の推移
規制薬物
覚せい剤
大 麻 (マ リ フ ァ ナ )
コカイン・ヘ ロイン
M DM A 等
危 険 ドラッ グ
シ ンナ ー ・トル エ ン
平成9年
覚せい剤
大麻 コカイン・MDMA 危険ドラッグ
169人
不明(※)
19,722人 1,104人
平成22年 11,993人 2,216人
299人
10人
平成23年 1,1852人 1,648人
256人
6人
平成24年 11,577人 1,603人
平成25年 10,909人 1,555人
280人
478人
112人
176人
平成26年 10,958人 1,761人
378人
840人
※当時は
当時 は統計が
統計 が取 られていなかったため
られていなかった ため。
ため 。
図 3.各種違法
各種 違法薬物
違法 薬物の
薬物 の検挙人
検挙 人 員 の年齢別
年齢 別 構成割合(
構成割合 (平成26
平成 26年
26年 )
総計
覚せい剤
10,958人
大麻(マリファナ) 1,761人
危険ドラッグ
631人
20歳未満
92人(0.8%)
80人(4.5%)
26人(4.1%)
20~29歳
1,382人(12.6%)
658人(37.4%)
236人(37.4%)
30~39歳
3,301人(30.1%)
678人(38.5%)
204人(32.3%)
40~49歳
3,697人(33.7%)
257人(14.6%)
121人(19.2%)
50歳以上
2,486人(22.7%)
88人(5.0%)
44人(7.0%)
図 4.覚 せい剤
せい剤 ・大麻(
大麻 (マリファナ)
マリファナ)を乱用して
乱用 して検挙
して検挙された
検挙 された人員
された人員に
人員 に占 める再犯者
める再犯者の
再犯者 の割合の
割合 の推移
覚せい剤
大麻
平成22年
5 9 .3 %
1 8 .6 %
平成23年
5 9 .4 %
1 9 .7 %
平成24年
6 1 .5 %
1 9 .4 %
平成25年
6 3 .2 %
2 2 .3 %
平成26年
6 4 .5 %
2 1 .4 %
●違法薬物は
違法薬物 は、幻覚や
幻覚 や錯乱等
錯乱 等 の症状を
症状 を引 き起 こし、
こし、心臓・
心臓 ・肝臓・
肝臓 ・大脳等に
大脳等 にダメージを与
ダメージを与 え、過
剰摂取をすれば
剰摂取 をすれば死亡
をすれば死亡のリスク
死亡 のリスクす
のリスクすらあるなど
らあるなど、
など、極 めて危険
めて危険性
危険 性 が高 く、依存性も
依存性 も強 い。
●日本の
日本 の違法薬物犯罪
違法薬物 犯罪は
犯罪 は覚 せい剤
せい剤 事犯が
事犯 が圧倒的に
圧倒的 に多 く、全体の
全体 の8割 を占 める。
める。近年は
近年 は平成9
平成 9
P1(
P1(裏面に
裏面に続く)
平成 27 年 10 月 5 日
年 頃 に比 べて検挙者
べて検挙者が
検挙者 が半減したが
半減 したが、
したが、危険ドラッグ
危険 ドラッグ等
ドラッグ等 の他 の薬物に
薬物 に手 を出 す者 が増加した
増加 した。
した。
●覚 せい剤
せい剤 は30代
30代 ・40代
40代 、大麻(
大麻 (マリファナ)
マリファナ)や危険ドラッグは
危険 ドラッグは20
ドラッグは20代
20代 ・30代
30代 の使用者が
使用者 が最 も多
い。どの薬物
どの薬物も
薬物 も若年層の
若年層 の検挙者は
検挙者 は減少しつつあり
減少 しつつあり、
しつつあり、高齢化が
高齢化 が進行している
進行 している。
している。
●覚 せい剤
せい剤 の再犯率は
再犯率 は非常に
非常 に高 く、しかも年々増加
しかも年々増加している
年々増加 している。
している。
2.我が国の違法薬物犯罪対策
内閣府薬物乱用
内閣府薬物乱用対策
薬物乱用 対策推進
対策推進会議
推進会議
メンバーは法務
メンバーは法務・
法務・厚労・
厚労・財務・
財務・外務等
外務等の各省大臣、
大臣、国家公安委員長等の
国家公安委員長等の関係閣僚
違法薬物
違法薬物の
薬物の乱用防止に
乱用防止に向けた長期
けた長期戦略
長期戦略・
戦略・総合対策
総合対策の
対策の策定を
策定を行う
指示
指示
幹事会
メンバーは
メンバーは内閣府・
内閣府・警察庁・
警察庁・法務省・
法務省・厚労省・
厚労省・外務省等の
外務省等の関係省庁
関係省庁の
省庁の事務方
長期戦略に
長期戦略に基づく具体的
づく具体的な
具体的な計画の
計画の策定と
策定と、省庁間の
省庁間の情報共有の
情報共有の促進を
促進を行う
指示
薬物乱用
薬物乱用対策
乱用対策推進
対策推進地方本部
推進地方本部(
地方本部(全都道府県に
全都道府県に設置)
設置)
各都道府県知事等が
都道府県知事等が本部長となり
本部長となり、
となり、警察職員
警察職員や
職員や税関職員
税関職員、
職員、麻薬取締官等
麻薬取締官等が本部員を
本部員を務める
策定された
策定された計画
された計画に
計画に基づき、
づき、薬物の
薬物の密輸・
密輸・密売組織の
組織の摘発、
摘発、薬物所持者
薬物所持者の
所持者の検挙等
検挙等を行う
●政府の
政府 の違法薬物取締
違法薬物取締り
対策 は、①密輸の
密輸 の防止、
防止 、②密 売組織と
売組織 と違法薬物所持者の
違法薬物所持者 の摘発、
摘発 、
取締 り対策は
③依存症者の
依存症者 の治療、
治療 、④青少年に
青少年 に対 する薬物防止
する薬物防止に
薬物防止 に向 けた啓蒙
けた啓蒙活動
啓蒙 活動の
活動 の4つを柱
つを柱 としている
としている。
いる。
密輸防止
警察庁・厚労省麻薬取締部・税関・海上保安庁等が相互に連携。
全国の港湾・空港における密輸、海上における違法薬物取引を摘発。
国際機関との連携や麻薬原産国における対策支援を強化。
密売・薬物
所持の摘発
インターネット上の情報収集能力と密売組織に対する内偵の充実、
不法滞在者の取締り強化を通して、暴力団や外国人密売人の摘発を推進。
薬物所持
者の治療
依存症の治療プログラムと治療機関の充実、刑務所出所後の薬物犯罪
受刑者を対象とした再犯防止講座の大幅な拡充による社会復帰支援
啓蒙活動
小・中・高・大学生に対する違法薬物防止の啓蒙活動の拡充、
「ダメ。ゼッタイ。」を始めとする薬物乱用防止キャンペーンの推進。
●昨今、
昨今 、違法薬物に
違法薬物 に類似した
類似 した化学
した化学構造
化学 構造を
構造 を持 つ危険ドラッグ
危険 ドラッグが
ドラッグが売買され
売買 され、
され、大 きな社会問題
きな社会問題とな
社会問題 とな
っている
っている。これに対
これに対 して以下
して以下のような
以下 のような対策
のような対策が
対策 が取 られ、
られ、大 きな成果
きな成果を
成果 を上 げている。
げている。
医薬品医療機器 等法 の 改正 と 運 用手続 の 改善
関 税 法 の 改 正
平成2
平成25年、規制物質の
規制物質の類似品を
類似品を開発して
開発して法
して法の網をかいくぐる
手口を
手口を防止する
防止するため
するため、
ため、共通の
共通の化学構造
化学構造を
構造を持った物質
った物質を
物質を
まとめて危険
まとめて危険ドラッグ
導入。
危険ドラッグとして
ドラッグとして登録
として登録できる
登録できる包括指定
できる包括指定制度
包括指定制度を
制度を導入。
平成26
平成26年
26年、指定薬物の
指定薬物の所持・
所持・販売を
販売を禁止し
禁止し、インターネット上
インターネット上の危
険ドラッグ販売
ドラッグ販売サイトに
販売サイトに対
サイトに対する対策
する対策を
対策を強化する
強化する法改正
する法改正が
法改正が施行。
施行。
平成27
平成27年
27年4月、
改正関税法を
改正関税法を施行。
施行。
税関に
税関に危険ドラッグの
危険ドラッグの
取締り
取締り権限を
権限を付与。
付与。
危険ドラッグの
危険ドラッグの対面販売
ドラッグの対面販売を
対面販売を行っていた215
っていた215店舗
215店舗を
店舗を全滅、
全滅、189の
189の販売サイトを
販売サイトを閉鎖
サイトを閉鎖・
閉鎖・販売停止
に追い込み、4月・5月の2ヶ月間で479件
479件の危険ドラッグの
危険ドラッグの密輸
ドラッグの密輸が
密輸が税関によって
税関によって摘発
によって摘発された
摘発された。
された。
P2(
P2(表面よりご
表面よりご覧下
よりご覧下さい
覧下さい)
さい)
Om
平成 27 年 10 月 5 日