和白青松園 - 福岡県社会事業団

平成26年度
1.入 所
実
(1)入 所
和 白 青 松 園 事 業 報 告 書
績
状
○
定
員
106 名
○
暫定定員
105 名
○
延 定 員
38,325 名
○
入 所 日 数
○
延 入 所 児 数
○
平 均 入 所 児 数
○
入 所 率
365 日
33,119名
91名
86.4%
況
(単位は%:名)
月
4月
4
5
6
7
8
9
10
11
12
1
2
3
区分
初
月
月
月
月
月
月
月
月
月
月
月
月
末
末
末
末
末
末
末
末
末
末
末
末
9
11
12
12
12
12
12
12
12
14
15
16
18
小学校
32
33
33
33
33
33
33
33
33
33
33
33
32
中学校
17
20
20
20
20
20
20
21
21
21
22
21
21
高校生
22
23
23
23
24
23
23
23
23
23
23
23
18
その他
2
2
2
2
2
2
2
2
1
1
1
1
1
88
89
90
90
91
90
90
91
90
92
94
94
90
幼児
合計
入所率
83.0 83.9 84.9 84.9 85.8 84.9 84.9 85.8 84.9 86.7 88.6 88.6 84.9
入所
6
合計 19 名
退所
1
1
0
1
0
1
1
1
2
2
1
2
0
0
0
0
1
1
0
2
0
0
1
6
1
1
2
1
2
1
2
2
2
1
1
3
10
5
7
10
14
3
4
9
4
6
5
7
0
合計 11 名
一時保護委託
利用者人数
合計19名
ショートステイ
利用者人数
合計84名
(2)入 退
所
理
由
(単位:名)
入所理
由
虐 待
区
就 労
疾 病
拘 禁
養 護
その他
計
分
年度初現在数
26
17
16
1
17
5
82
6
4
3
3
2
1
19
措 置 変 更
1
0
0
0
0
0
1
家 庭 引 取
1
1
0
0
1
0
3
就職・進学
0
1
2
1
1
0
5
そ
1
0
0
0
0
1
2
3
2
2
1
2
1
11
29
19
17
3
17
5
90
入 所
退
所
数
数
の
他
計
年度末現在数
2.児 童 の 処 遇 に つ い て
(1)基 本 方 針
・ 基 本 理 念
①基本理念
児童一人ひとりの立場に立って人権を擁護、尊重し最善の福祉サービスを提供すること
を目指します。
②基本方針
人権尊重を養護の基本とし、事故の防止、疾病の予防に万全を期し明るく健やかに日常
生活を送れるよう温かい環境作りに努力する。
*(家庭に近づけ、健康で、いつも笑顔の明るい夢のある生活)
(2)目 標
の
反
省
☆私たちはかけがえのない存在です。お互い思いやりを持って優しい気持ちで接して行きま
しょう。
=年少児への優しい声かけや誘導など、高校生が思いやる場面が芽生えつ
つある様子も見られたが、中学生や学齢が近いもの同士など、互いに言
い争う場面も変わらず見られた。ゆとりのある生活を目指し、互いに優
しい気持ちで接するよう支援していく。
☆一人ひとりが目標を持ち、あきらめず一生懸命に努力しやり遂げましょう。
=学習やアルバイト・部活動など所属した児童は、継続し取り組むことが
出来てたが、中高生で所属出来ていない児童らは新たな目標設定が進ま
ず、施設内で漠然と生活しているように見えた。中学・高校の入学時に
児童と共に考え、スムーズに取り組んでいけるよう支援していく。
☆まわりの人に素直に「ありがとう」が言える感謝の気持ちを持ちましょう。
=児童単独の状況では、素直な気持ちを表現する面も見られたが、集団
で行動する場合には周りの顔色を伺う様子であった。少数で活動する
機会を増やしたり、こどもたちの望むイベントを組み込むことで、心
から楽しめるような活動を増やす必要がある。
☆みんなで話し合った事や決まりをきちんと守り、責任感を持ちましょう。
=改築後数年が経ち、児童それぞれの当初の自覚が薄れてきている。個
で対応する場面と、自由に行動する境界が適当になっているため、各
居室の活動や個人の生活が、施設全体やホームごとの約束事と結びつ
いている事を児童に理解を求め、共有空間としての認識を高める必要
がある。
(3)具 体
①
幼児
的
内
容
○未就園児…ショートステイ等も含め、園内保育の人数が多くなったが、児童
らは、賑やかに交流する面が見られた。
②
幼児
○就園児
…幼稚園での各イベントを通じ、園内とはまた違った表情を確認す
る事ができた。幼稚園全体の雰囲気に馴染み、活動出来ていた。
③
小学生 ○生活支援…各居室で様々なお手伝いを進んで取り組める雰囲気作りを行なっ
た。部屋ごと約束ごとを守りつつ、協力することは進んで行える
よう支援を行なった。
○学習支援…帰宅後の宿題への取り組みは安定している。個別の学力や能力を
把握しつつ、学校と協力しながら各々に合った支援を行なった。
④
中学校 ○生活支援…学校での友人トラブルは殆ど無かったようである。施設内とは違
う雰囲気の中で、順応している面も見られるため、日常会話の中
で児童から情報を引き出しつつ対処した。
○学習支援…部活動に取り組む児童と合わせ、通塾する児童が増加した。施設
内では学習環境としては充分ではないため、児童が自分の進路に
興味を持ち取り組めるよう支援した。
⑤
高校生 ○生活支援…卒業後を見据え、アルバイトに取り組み児童が増えてきた。帰宅
時間や参加状況を確認しつつ、継続して取り組めるよう支援した。
○学習支援…高校生はある程度自主性に任せている。単位取得に支障がでない
よう職員が把握し必要な声かけを行ないながら、進んで行動でき
る環境づくりに励んだ。
○自治会
…中高生全体で集まる機会はなかなか作れず、各検討テーマごとに、
希望者で話し合う等の対処をした。ルールの確認やホームの活動
については、各居室ごとに高校生がリーダーとなり、ホームごと
に話し合いを行なった。
○進
路…高校卒業生5名(進学2名・就職1名・その他1名・
未定1名[措置延長])
3.職 員
に
(1)人 員
つ
つ
進
学
・至誠館大学
・麻生情報ビジネス専門学校
就
職
・陸上自衛隊
・ワーキングホリデイ(オーストラリア)
い
て
い
て
(単位:名)
職
種
区
分
事務員
園長
嘱託医
定
数
4 月 1 日在籍数
含 同 日
1
1
採 用
個
里
庭
別
親
保育士
専
対
専
児童指導員
門
応
門
1
1
0
1
1
1
2
1
(1)
異 年間退職者数
含 3 月 31 日
家
合計
1
0
0
心理士
看護師
栄養士
調理員等
18
0
1
1
5
30
(15)
(1)
(18)
1
1
(1)
24
1
5
38
(10)
(1)
(11)
0
0
0
3
0
0
0
3
0
0
0
0
0
0
0
0
0
1
1
(15)
(1)
(18)
1
1
(1)
24
1
5
38
6
0
動 付退職
年間採用者数
除4月1日付
0
0
0
採用
3 月 31 日在籍数
除 同 日 退 職
2
1
(1)
1
*( )は非常勤職員・パート職員を示す。
(2)充 足
等
に
つ
い
て
い
て
中途採用は特に無し
(3)研 修
等
に
つ
職員のケアワーカーとしての資質向上のため、県内外の研修会やその他諸々の研修
会に積極的に参加し、入所児童の処遇向上を図った。
5/23 市乳養協新任研修
6名
6/10~12 九州ブロック研修
6名
2/12~13 FSW 研修
1名
7/3~7/4 市乳養協一泊施設見学
9名
2/17~18 県養協一泊研修
7名
7/17~18 大都市社会福祉施設協議会
1名
9/8~10
3名
西日本セミナー
11/6~7 市乳養協一泊研修
9名
11/26 法人研修
8名
4.施 設
整
備
に
○ 固定資産物品
つ
5.主 な
出
来
……
い
て
・洗濯機 ・ホーム用ソファー
事
4/6 和白青松園
桜まつり
4/20 中学校区球技大会
5/2~6 ゴールデンウィーク外泊
5/3・6 和白病院招待
9/7 博多食文化の会食事招待
9/23 幼稚園 運動会
10/5 小学校 運動会
10/12 校区体育祭
10/13 青松園第 47 回大運動会
5/12 法人監査
5/17 第一ライオンズ
5/25 中学校
・電話機ページング機能追加
海掃除
体育祭
5/29 権利擁護委員会
6/8 小学生球技大会
6/22 福岡市児童養護施設球技大会
7/18 夜間避難訓練
11/18 合同バスハイク
11/4 福岡市行政指導監査
11/24 もちつき(あつくてよかろうもん)
11/26 法人研修
12/14 KIDS プロジェクト
1/1 年賀の会
7/25 福岡県児童養護施設球技大会
8/2 まつり三苫
1//2~3 正月行事
2/11 博多法人会招待
2/14 第 22 回つばさ定期演奏会
夏休み 部屋キャンプ
8/13~15 ふれあい里親行事
8/28 児童面接
2/28 ふれあいコンサート
3/7 巣立ちを祝う会
6.苦 情 解 決 処 理 委 員 会 に つ い て
・入所児童より・・・特に大きなものはなかったが、日常の児童間トラブルについては
互いの言い分を良く聞き、両者が納得のいく解決に従事した。
・保護者より・・・入所児童(幼児)の保護者より、数年ぶりの面会の中で、母と共に
来園された男性について、職員が本児童の前で本当の父親か尋ねて
しまった件についての配慮のなさ、また、児童からの話で、食事の
終了前に食事を下げられたという件についての苦情。配慮の無さに
ついては謝罪し、食事の件については、児童の誤解もある点を説明
し納得して頂いている。
7.権利擁護委員会
○地域小規模児童養護施設「結実ホーム」における、高校生男児による小・中学生女
児に対しての性的嫌がらせについて児童相談所・権利擁護委員の弁護士と協議を重
ね、各被害女児の保護者への状況説明・謝罪・改善報告を行なう。改善内容として
は、地域小規模児童養護施設を男児のホーム・女児のホームと構成の見直し、加害
男児については本園施設に戻し、こども総合相談センターにて性教育プログラムを
実施していくこととなる。
8.そ の
①
他
に
つ
い
て
安全管理
○ 防災訓練・・・消防署の指導による防災訓練を実施、また年2回の通報訓練を行った。
実際に夜間に小火騒ぎも発生したが、スムーズな避難を行なうことが
できた。
(避難、消火、通報訓練・地震避難訓練)
○ 健康管理・・・例年通り児童や職員の定期検診・全職員の腸内検査を実施。また、全児
童・全職員にインフルエンザの予防接種を実施し、病気の予防や体調管
理に努めた。伝染性の高い病気もホームでの生活により、感染の拡大が
最小限に止まる効果も見られた。
○ 衛生管理・・・各ホームでの手洗い・うがいの奨励を行なうと共に、施設内での感染性
の高さを意識付け、食中毒予防など衛生意識向上に努めた。食事の配膳
の際のエプロン・三角布の着用の徹底。
保健所指導のもと調理室の衛生管理を実施した。
②
地域交流・・・三苫夏まつり(たこ焼き店出店)への参加、桜まつり・運動会の実施。
地域交流事業ではふれあいコンサートを開催し地域の皆さんとの交流
の場とした。
③
各種事業・・・地域小規模児童養護施設「あすなろホーム」「結実ホーム」、小規模グル
ープケアホーム「松籟ホーム」、家族療法事業ホ-ム「いまここホーム」
等の各種事業を実施し、自立援助や家族再統合を目標に、こどもたちが
安全で安心して生活できるよう配慮した。
④
後保護 ・・・お盆・正月を含め施設のイベント等には参加を呼び掛けた。
出張時など、連絡が取れた卒業生とは現地にて交流を持った。
⑤
実習生、ボランティアの受け入れ
○ 実
・
習
生(大学、短大、その他)
受け入れ校…19校、実習日数6日~10日、実習実人員78名
○ ボランティアの受け入れについて
・
ボランティアの受け入れについてはマニュアルを作成し、職員に徹底し意思の
統一を図った。
○ ボランティア(招待)(敬称略)
・
納涼例会・野球観戦…福岡第一ライオンズクラブ
・
食事…博多食文化の会/焼肉極味や/坂本氏・平山氏/和白病院
・
ホークス秋季キャンプ招待・・・博多法人化
○ ボランティア(訪問)(敬称略)
・
理容奉仕(move、約30名)
・
余暇活動(養問研、大濠ライオンズクラブ、 他5団体約70名)
・
労働奉仕(福岡第一ライオンズクラブ、フィリップモリス)
○ 寄付物について(敬称略)
・不二精機(衣類他)
・セディナ労働組合(洗濯機2台) ・パイオニア産業(テレビ)
・福岡第一ライオンズクラブ(食材)
・博多食文化の会(食事)
他
・全67件
計
○ 寄付金収入
2,268,000 円
(敬称略)
・故石内和輔様相続人代表石内稔
2,599,581 円 ・福岡文化ライオンズクラブ
100,000 円
・小林光男
500,000 円 ・嶋田絹代
100,000 円
・酒井一郎
500,000 円 ・(株)キャリーオン
100,000 円
・福岡第一ライオンズクラブ
300,000 円 ・(株)アペゼ 高倉一恵
100,000 円
・学校法人福岡保健学院
249,000 円 ・(株)玉屋
100,000 円
・(株)ワールドライフ
200,000 円 ・他15件
880,154 円
・(株)ビーネクスト
100,000 円
計
5,828,735 円