硬質ビニル管特殊付属品・スリーブ加工仕様書 硬質塩化ビニル管特殊

旧
新
備 考
硬質ビニル管特殊付属品・スリーブ加工仕様書
硬質塩化ビニル管特殊付属品・スリーブ加工仕様書
施仕第 10405 号
施仕第 15405 号
平成22年
7月
平成27年
7月
東日本高速道路株式会社
東日本高速道路株式会社
中日本高速道路株式会社
中日本高速道路株式会社
西日本高速道路株式会社
西日本高速道路株式会社
1
旧
目
新
次
目
備 考
次
1.適用範囲 ···································································· 4- 5- 1
1.適用範囲 ···································································· 4- 5- 1
2.品名及び用途 ································································ 4- 5- 1
2.品名及び用途 ································································ 4- 5- 1
3.材料及び品質 ································································ 4- 5- 1
3.材料及び品質 ································································ 4- 5- 1
4.外観、形状及び寸法 ·························································· 4- 5- 1
4.外観、形状及び寸法 ·························································· 4- 5- 1
5.製造方法 ···································································· 4- 5- 1
5.製造方法 ···································································· 4- 5- 1
6.表示 ········································································ 4- 5- 1
6.表示 ········································································ 4- 5- 2
7.検査及び試験 ································································ 4- 5- 1
7.検査及び試験 ································································ 4- 5- 2
2
旧
新
1.適 用 範 囲
1.適 用 範 囲
この仕様書は、通信及び電力ケーブルを保護するための地下管路、コンクリート埋込管路に使用する硬質
ビニル電線管の特殊付属品(以下「付属品」という。)及びスリーブ加工に適用するものである。
2.品名及び用途
表-1
品
名
塩化ビニル電線管の特殊付属品(以下「付属品」という。)及びスリーブ加工に適用するものである。
記
号
品名及び用途は表-1のとおりとする。
品 名 及 び 用 途
単
位
「 」㎜変換継手
AD「 」
個
( )㎜ビニル管ベルマウス
BL( )
個
「 」㎜鋼管ベルマウス
BL「 」
個
< >㎜スリーブ加工
」,(
この仕様書は、通信及び電力ケーブルを保護するための地下管路、コンクリート埋込管路に使用する硬質
2.品名及び用途
品名及び用途は表-1のとおりとする。
注1.「
備 考
個
表-1
用
途
硬質ビニル電線管とケーブル保護用
鋼管を接続する継手
硬質ビニル電線管がハンドホールに
接続するところに使用する部品
ケーブル保護用鋼管がハンドホール
に接続するところに使用する部品
所
硬質ビニル電線管のスリーブ加工
)は適合する管の呼径を表わし「25」,「40」,「 50」,「 65」,「 80」,( 28),
( 36),( 42),(54),(70),(82)とする。
2.< >は加工する原管の呼径を表わし<28>,<36>,<42>,<54>,<70>,<82>とする。
品
名
記
号
品 名 及 び 用 途
単
位
「 」変換継手
AD「 」
個
( )ビニル管用ベルマウス
BL( )
個
BL [
個
[
] 鋼管用ベルマウス
]
< >スリーブ加工
注1.
「
」,
(
),[
個
用
途
硬質塩化ビニル電線管とケーブル保護用
鋼管を接続する継手
硬質塩化ビニル電線管がハンドホールに
接続するところに使用する部品
ケーブル保護用鋼管がハンドホール
に接続するところに使用する部品
所
硬質塩化ビニル電線管のスリーブ加工
]は適合する管の呼径を表わし「25」,「40」,
「 50」,
「 65」,
「 80」,
( 28),
( 36), ( 42),(54),(70),(82),[25] , [40] , [ 50] , [ 65] , [ 80] , [ 1 0 0 ] とす
る。
2.< >は加工する原管の呼径を表わし<28>,<36>,<42>,<54>,<70>,<82>とする。
3.材料及び品質
3.材料及び品質
3-1
材料は、塩化ビニル樹脂または塩化ビニルを主体とした共重合体を主原料とする。
3-1
材料は、塩化ビニル樹脂または塩化ビニルを主体とした共重合体を主原料とする。
3-2
使用するすべての材料は良質のもので、表-1の用途に対して長期の使用に耐え、かつケーブルに悪
3-2
使用するすべての材料は良質のもので、表-1の用途に対して長期の使用に耐え、かつケーブルに悪
影響を与えないものとする。
影響を与えないものとする。
4.外観、形状及び寸法
4.外観、形状及び寸法
4-1
4-1
付属品は、灰色を標準とし、その内外面はなめらかで、有害な傷、ねじれ、その他ケーブルの被覆を
損傷するような欠点がないものとする。
付属品は、灰色を標準とし、その内外面はなめらかで、有害な傷、ねじれ、その他ケーブルの被覆を
損傷するような欠点がないものとする。
4-2
付属品の断面は、正円で、その両端は管軸に対して直角でなければならない。
4-2
付属品の断面は、正円で、その両端は管軸に対して直角でなければならない。
4-3
スリーブ加工は、JIS C 8430 硬質ビニル電線管に JIS C 8431 硬質ビニル管付属品通則によるTS
4-3
スリーブ加工は、JIS C 8430 硬質塩化ビニル電線管に JIS C 8432 硬質塩化ビニル電線管用付属品
受口を加工するものとする。なお加工後のビニル管の全長は、4000±10 ㎜又は 6000±10 ㎜とする。
によるTS受口を加工するものとする。なお加工後のビニル管の全長は、4000±10 ㎜又は 6000±10
㎜とする。
4-4
付属品及びスリーブ加工の形状寸法は図-1~図-4のとおりとする。
5.製 造 方 法
付属品は、JIS C 8430 に規定する硬質ビニル電線管を加工するか、または射出成形によって製造する。
4-4
付属品及びスリーブ加工の形状寸法は機械電気通信設備標準設計図集のとおりとする。
5.製 造 方 法
付属品は、JIS C 8430 に規定する硬質塩化ビニル電線管を加工するか、または射出成形によって製造する。
3
旧
6.表
示
付属品には1個毎に容易に消えない方法で、次の事項を表示する。
(1) 適合する管の呼径
(2) 製造業者名またはその略号
新
6.表
示
付属品には1個毎に容易に消えない方法で、次の事項を表示する。
(1) 適合する管の呼径
(2) 製造業者名またはその略号
7.検査及び試験
7.検査及び試験
7-1
検査は、社内検査及び立会検査とする。なお立会検査は省略する場合がある。
7-1
検査は、社内検査及び立会検査とする。なお立会検査は省略する場合がある。
7-2
検査は、次のとおり行うものとする。
7-2
検査は、次のとおり行うものとする。
(1)
外観、形状及び表示は、目視による。
(2)
寸法はノギスまたはゲージによる。
7-3
ヘン平試験、加熱変形試験をJIS C 8432 カップリング(硬質ビニル電線管用)に準じて行うものと
する。ただし本試験は省略することができる。
備 考
(1)外観、形状及び表示は、目視による。
(2)寸法はノギスまたはゲージによる。
7-3
ヘン平試験、加熱変形試験をJIS C 8432 カップリング(硬質塩化ビニル電線管用付属品)に準じて
行うものとする。ただし本試験は省略することができる。
4
旧
表-2
各
部
新
寸
備 考
法
(単位mm)
呼び径
記
号
D
d1
d2
64±4
34.55±0.25
33.45±0.25
57
84±4
48.70±0.30
47.30±0.30
50
70
97±4
60.80±0.30
59.20±0.30
70
65
86
110±4
76.80±0.30
75.20±0.30
82
80
101
113±4
89.80±0.30
88.20±0.30
ビニル管
鋼管
AD25
28
25
41
AD40
42
40
AD50
54
AD65
AD80
L
1
2
ネジ呼び
40
+4
-0
18.0±1.0
G1
55
+4
-0
21.5±1.0
G11/2
63
+4
-0
27.5±1.0
G2
69
+4
-0
34.5±1.0
G21/2
72
+4
-0
34.5±1.0
G3
備
考
図-1 「 」mm変換継手
5
旧
表-3
各
部
新
寸
備 考
法
(単位mm)
記
号
呼び径
D1
D2
L
t
d1
d2
BL28
28
50
34.0±0.30
85
3.0±0.3
33.45±0.25
34.55±0.25
BL36
36
60
42.0±0.35
90
3.5±0.4
41.40±0.25
42.60±0.25
BL42
42
70
48.0±0.40
100
4.0±0.4
47.30±0.30
48.70±0.25
BL54
54
90
60.0±0.50
110
4.5±0.4
59.20±0.30
60.80±0.30
BL70
70
105
76.0±0.50
115
4.5±0.4
75.20±0.30
76.80±0.30
BL82
82
115
89.0±0.50
120
5.9±0.4
88.20±0.30
89.80±0.30
図-2
備
40
+4
-0
44
+4
-0
55
+4
-0
63
+4
-0
69
+4
-0
72
+4
-0
考
( )mmビニル管ベルマウス
6
旧
表-4
各
新
部
寸
備 考
法
(単位mm)
記
号
呼び径
BL25
25
D1
D2
L
t
d1
d2
34.0±0.
8
3.0±0.
34.5±
35.5±
50
30
48.0±0.4
BL40
40
0
60.0±0.
50
BL65
0
76.0±0.
14
80
0
1
0
49.8±
0.5
50.8±
4
4.5±0.
0.3
61.0±
0.5
62.0±
4
4.5±0.
0.3
76.8±
0.5
78.0±
105
89.0±0.
0
12
50
50
BL1
4.1±0.
0.3
90
65
BL80
10
3
70
0
BL50
5
0
15
4
5.9±0.
0.3
89.6±
0.5
90.9±
115
0
50
5
114.0±0.
19
60
0
4
7.1±1.
0.3
0.5
114.8±
116.1±
0.3
0.5
140
図-3
0
備
考
42
+5
-0
60
+5
-0
74
+5
-0
93
+5
-0
108
+5
-0
140
+5
-0
「 」mm鋼管ベルマウス
7
旧
表-5
各
新
部
寸
法
備 考
(単位mm)
の
d1,d2
呼び径
d1
d2
28
34.55
33.45
±0.25
40
許容差
+ 4
- 0
36
42.60
41.40
±0.25
44
+ 4
- 0
42
48.70
47.30
±0.30
55
+ 4
- 0
54
60.80
59.20
±0.30
63
+ 4
- 0
70
76.80
75.20
±0.30
69
+ 4
- 0
82
89.80
88.20
±0.30
72
+ 4
- 0
の許容差
図-4 < >mmスリーブ加工
8
旧
新
備 考
―参考資料―
硬質ビニル管特殊付属品使用方法
9
旧
1.適
新
備 考
用
この方法書は東日本高速道路株式会社「硬質ビニル管特殊付属品、スリーブ加工仕様書」に規定する変換
継手及びベルマウスの使用方法について定めるものである。
2.変 換 継 手
2-1
鋼管側のネジ部の清掃を行ったうえ防食剤を塗布する。
鋼管及び変換継手のネジ部を点検し、砂、塵埃が付着していればブラシ、ウエス等で入念に清掃を行い、
鋼管のネジ部に防食剤を塗布する。
塗布量は次のとおりとする。
2-2
管の呼び径
塗布量(g)
25A
10
40A
13
50A
15
65A
20
80A
25
備
考
ネジ接合の後、防食剤をならす。
ネジ接合の後、はみ出した防食剤をヘラにより下図の如くならす。
2-3
防食剤を塗布する。
鋼管の原管外面に付着した水分、錆、砂、塵埃等をブラシ、ウエス等で入念に清掃を行い、防食剤を洩れ
のないよう塗布する。
2-4
防食テープを巻く。
25 ㎜または 50 ㎜幅のポリエチレンまたは塩ビテープを使用し、
テープ幅の1/2の重なりで2回巻きを行う。
テープ巻きの範囲は下図のとおりとし、2回目は1回目の方向とは逆に巻く。巻く際は引張りながらしわの寄
らないように注意する。
2-5
ビニル管側のソケット部の清掃を行ったうえ接着剤を塗布する。
ビニル管及び変換継手の接合部を点検し、砂、塵埃等が付着していればウエス等で入念に清掃を行い、ビ
ニル管、変換継手の双方に接着剤を塗布する。
塗布幅及び塗布量は次のとおりとする。
10
旧
新
ビニル管の呼び径
塗布幅(mm)
塗布量(g)
28
35
6
36
40
8
42
50
11
54
60
17
70
65
23
82
70
30
備 考
(注)塗布量は片面当りとする。
2-6
ビニル管と継手を接合する。
接着剤を塗布後ビニル管と継手を接合し、1~2分程度動かないように固定する。
その際ビニル管は継手に十分挿入することとする。
2-7
そ
の
他
コンクリート埋込の場合は防食剤の塗布及び防食テープの巻付きを省略することができる。
3.ビニル管ベルマウス
3-1
ベルマウス開口面とハンドホール内面とが同一面になるようにビニル管を接断する。
ビニル管とベルマウスを接合した場合、ベルマウス開口面がハンドホール内面と同一面となるようにあら
かじめビニル管を接断しておく。
3-2
接合部の清掃を行ったうえ接着剤を塗布する。
ビニル管とベルマウスのTS接合面を点検し、砂、塵埃油脂類が付着していればウエス等で入念に清掃を
行い、ビニル管、ベルマウス双方の接合面に接着剤を塗布する。
塗布幅及び塗布量は次のとおりとする。
11
旧
新
ビニル管の呼び径
塗布幅(mm)
28
35
6
36
40
8
42
50
11
54
60
17
70
65
23
82
70
30
備 考
塗布量(g)
(注)塗布量は片面当りとする。
3-3
ビニル管とベルマウスを接合する。
接着剤を塗布後ビニル管とベルマウスを接合し、1~2分程度動かないように固定する。その際ビニル管
はベルマウスに十分挿入すること。
3-4
接合面の完全固定をまって(10 分程度)ダクト口の仕上げを行う。
接合面が完全固定したらダクト口の防護コンクリート用型枠を据付けコンクリートを打設する。なお、ハ
ンドホール内面側はモルタルで補修する。
4.鋼管ベルマウス
4-1
ベルマウス開口面とハンドホール内面とが同一面になるように鋼管を接断する。
鋼管とベルマウスを接合した場合、ベルマウス開口面がハンドホール内面と同一面となるようにあらかじ
め鋼管を接断しておく。
鋼管の接断位置は下表のとおりとする。
鋼管の呼び径
25
(mm)
45
40
47
50
48
65
50
80
50
100
52
12
旧
4-2
新
備 考
鋼管の防食被覆をはぎとる。
ベルマウスの挿入部分、防護コンクリートに入る部分(5㎝はのこす)の鋼管のプラスチック被覆をはぎ
とる。この場合原管の周囲に付着している粘着層、砂、塵埃等をブラシ、ウエス等で十分清掃する。
4-3
ベルマウスを鋼管に挿入する。
ベルマウスの挿入には開口面に木板等をあて木ハンマー等で打って規定な位置まで挿入する。
4-4
ダクト口の仕上げを行う。
ダクト口の防護コンクリート用型枠を据付けコンクリートを打設する。なお、ハンドホール内面はモルタル
で補修する。
13