情報システム特講B 2015/11/11 本日の授業 情報システム特講B • 対立解消図 – 論理思考プロセス概要 – 3クラウド法 • 演習 – 課題の列挙 – クラウドの作成 第7回 2015/11/11 TOC思考プロセス(再) 1. 2. 3. 4. 5. 現状分析ツリー クラウド(対立解消図) 未来実現ツリー 前提条件ツリー 移行ツリー 2015/11/11 現状分析ツリーを作るのはたいへんなので,直接 クラウド(対立解消図)を作る. 1. UDE(望ましくない現象)を3つ以上(10 個くらいまで)列挙する. 2. 特に核心的と思われる3~5個のUDEについ てクラウドを作成する. 3. 作成したクラウドを一つに統合し,これが解決 するとすべてのUDEが解決することを確認す る. 3 クラウド(対立解消図) 要件1 前提1 (必要だが十分で はない条件) (要件1のための 行動・意思決定) 目的 2015/11/11 Toyyohiko Hirota 2015/11/11 要件2 前提2 (必要だが十分で はない条件) (要件2のための 行動・意思決定) Toyohiko Hirota Toyohiko Hirota 4 事例:ITシステムの開発 • だれがITシステム開発の優先順位を決めるの か? IT部門が優 先順位を決め る 対立 (成し遂げようと しているもの) 2 3クラウド法 核心問題の解決策 を考案する Toyohiko Hirota Toyohiko Hirota 対立 生産管理部門 が優先順位に 影響を及ぼす 5 2015/11/11 Toyohiko Hirota 6 1 情報システム特講B 2015/11/11 • なぜそうしたいのか? ITへのニー ズを効果的に 満たす • そもそもの目的は? IT部門が優 先順位を決め る ITへのニー ズを効果的に 満たす 会社全体のスループッ 会社全体のス ループットを トの改善でIT部門を 評価する 最大にする 対立 生産効率を向 上させる 2015/11/11 生産管理部門 が優先順位に 影響を及ぼす Toyohiko Hirota 生産効率を向 上させる 7 2015/11/11 演習 Toyohiko Hirota 対立 生産管理部門 が優先順位に 影響を及ぼす 8 演習(続き) 1. 当初の問題またはシステムを選ぶ. 2. UDE(好ましくない現象)を10個程度列挙 し,重要度順に並べたリストを作成する. 3. リストの最上位のUDE選び,クラウドを作成 する. 4. クラウドの対立を解消するためのアイデア(イ ンジェクション)を考案する.(ここでは見つ からなくてもよい) 2015/11/11 Toyohiko Hirota IT部門が優 先順位を決め る 9 5. リストから最上位のUDEを削除し,3つのク ラウドが作成されていなければ3へ戻る. 6. 3つのクラウドを抽象化して,すべてのクラウ ドを包含するような新たなクラウドを作成する. 7. 作成したクラウドについて,インジェクション を考案する. 8. 出てきたインジェクションによって,当初のす べてのUDEが解決する,あるいは緩和される ことを確認する. 2015/11/11 Toyohiko Hirota 10 演習(続き) 演習の報告 • ステップ8がうまくいかないときには,3つの UDEの選択が誤っていたかもしれない.解決 すべき重要なUDEが漏れていないか確認する. • 時間になったら,ポストイットを貼り付けた用 紙をそのまま,教員に提示する. • メンバの一人が,次週までに,ポストイットの 内容をExcelに転記し,教員宛てメールで提出す る. 2015/11/11 2015/11/11 Toyyohiko Hirota Toyohiko Hirota 11 Toyohiko Hirota 12 2 情報システム特講B 2015/11/11 おわりに • 次回はTOC論理思考プロセスの新しいアプ ローチである「過去のアクションの分析」を取 り上げて演習を実施します. 2015/11/11 Toyyohiko Hirota Toyohiko Hirota 13 3
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