大崎小学校 学校通信 No.8 平成 27 年 7 月 13 日 18日の土曜日から実質的に夏休みに入ります。今年は,45日間もある長い休みです。 それぞれの学級でも,担任から話がありますが,基本的な生活リズムを崩すことなく充実し た休みにしてほしいと願っています。早起きしてラジオ体操に参加し,午前中の涼しい時間 に学習し,午後からは水泳などでしっかり体を動かしてほしいと思います。 ◆ラジオ体操◆ 夏休み中のラジオ体操の場所は次のようになっています。地域,保護者のみなさまも都 合がつく方はぜひ一緒に参加していただければ思います。 地 区 東原下 1 原下 山尻 片浜 1,2,3 向山 3-2 場 所 東原下公園 原下集会所 地 区 場 所 向山 1-1 向山 1-2 向山公園 向山 2 河野商店前空き地 向山 3-1 山崎さん宅横広場 原田 1 西野公民館 本郷 本郷集会所 原田 2 竹田モータース横広場 大西 1 大西公園 大串 1.2 大串老人集会所 大西 2 大崎郵便局 大串 3 大西 3 元フェリーのりば 伊場田さん宅近くの空き地 ※ 7 月 21 日から始めます。 ※ 雨の日・土曜日・日曜日・祝日と,8/6, 8/13,8/14, 8/24 はお休みです。 ◆休み中に学校に来る日◆ 【補習】 7月22日(水) ,23日(木) ,24日(金)の8時15分から10時30分まで 【水泳指導】 補習と同じ日の,10時45分から11時45分まで ※該当する児童には担任から連絡があります。 【登校日】 8月6日(木)と8月24日(月)です。集団登校をします。 今年も, 「あいさつ返事名人」 「そうじ名人」を表彰します。 「あいさつ名人」は,レベル5まであ りますが,1学期はレベル2の「自分から進んであいさつ」ができることが目標でした。 「そうじ名 人」は「だまって」 「道具をきちんと片づける」 「時間いっぱい」が目標でした。1学期の名人は次の 人たちです。 【あいさつ・返事名人】 ○1 年生 木本真歩・小林宗志・小林千笑・高本澪奈・田原成琉・中本冬花・松浦結花・望月里鈴 ○2 年生 小川寿祢・近藤愛花・神宮悠伸・末田和帆・田中鈴音・谷口天夢・千代松孝・土田怜奈・文田栞帆・ 森重ひまわり ○3 年生 糸曽楓加・上青木美優・小林千夏・進藤海斗・田中李美・吉田光一 ○4 年生 宇郷暉人・大成幸明・木本真一郎・古坂丈稀・重松泰生・髙橋美来・髙本愛渚・千代松佐知子・ 道林海斗・松浦虎二郎・松浦桜香 ○5 年生 小川千果・川口 怜・閑田明日香・古坂優衣・竹下真帆・谷口夢羽蘭・土田沙和・長尾実輝 ○6 年生 有田 洲・狗田倖生・沖本音愛・古坂幸丈・神宮隆伸・髙本蒼空・田房楓華・西谷真佳・文田夏帆・ 望月玖愛 【そうじ名人】 ○1 年生 木本真歩 ○2 年生 菅 陽向・田中鈴音・千代松孝・文田栞帆・森重ひまわり ○3 年生 糸曽楓加・上田響子・小島結愛・小林千夏・田岡朝花・田岡榛菜・田中李美・吉田光一 ○4 年生 小川寿恵・柿本愛果・千代松佐知子・福井日菜・松浦桜香 ○5 年生 岩﨑涼乃・小川千果・川口 怜・竹下真帆・谷口夢羽蘭・長尾実輝・花岡 彩・藤原和奏・松浦蒼莉 ○6 年生 楠 りん・神宮隆伸・髙本蒼空・谷口来夢・田房楓華・玉谷優佳・德永尋斗・細川綾花 終業式で表彰を行い,バッジを渡します。今年は,バッジのデザインを新しくしました。1 学期残 念だった人は,2 学期にぜひがんばってください。 ◆夏休みの生活と防犯・非行防止教室◆ 夏休みの生活については,学級でそれぞれ指導をしておりま すが,ご家庭でもぜひ話し合ってみてください。特に, 「遊びに 行くときには行き場所や帰る時刻を伝える」 , 「危ない遊びはし ない」 , 「大人がいない家には上がらない」等についてよろしく お願いします。 7月8日水曜日に大崎駐在所の方に来ていただいて,防犯・ 非行防止教室を行いました。 「犯罪を起こさない」 , 「巻き込まれ ない」 , 「身の回りの危険なことを知る」の3つのことにポイン トをおいて指導していただきました。 町P連講演会 ~「 “弁当の日”がやってきた」~ 7月1日(水) ,小学校5・6年生と中学校1~3年生の児童生徒を対象と した町P連の講演会が行われました。講演をしていただいたのは,昨年度も この大崎上島町でご講演いただいた竹下和男先生でした。この日は小中学生 に向けて, 「 “弁当の日”がやってきた」という演題でお話をしてくださいま した。数年前,別の地でご講演を聴かせていただいたのですが,その時とて も感動したことを覚えていますが,この日も,鼻の奥がツーンとなるような素晴らしいお話で した。子ども達も真剣に聴いていました。子ども達がどんな感想を持ち,どんなことを考えた のか,ここにいくつか紹介します。 今日は,食育講演会がありました。私は,その講演会があると聞いて,な にをするのか分かりませんでした。そして,先生は,去年聞いて「泣いた。 」 と言っていたので,ますます分からなくなって, 「 “弁当の日”がやってきた」 というのもあまり意味が分かりませんでした。 次に,話を聞きました。私は,話を聞いたり,スライドショーを見たりし ていると,とても感動していました。とくに, 「花ちゃんのみそ汁」というス ライドショーが一番感動しました。そして,先生が泣いた意味も少し,気持 ちが分かるような気もしました。 聞き終わってみると,初めに思っていたこととぜんぜんちがう気持ちで終 わっていたなと思いました。はじめは,なんなのかがまったく分からなかっ たけれど,終わってみると,私も花ちゃんみたいに,自分で弁当を作って, みそ汁も作って,家族の人が帰るのがおそくなったら,夜ご飯を作ろうとい う気持ちが出るようになりました。今からでもおそくないから,家族のため に,自分のためにもがんばろうと,私は,思いました。 (6年女子) ホールの席にすわって,先生が,去年泣いたと言っていたので,どんな話 をするのかなと,聞く前に思いました。 そして,話が始まりました。いろいろお話がありました。その中で,ぼく の心に一番残っているのは, 「はなちゃんのみそ汁」というお話でした。これ は, (はなちゃんの)お母さんが,がんで死ぬ前に,いろいろな家事を教えて, お母さんが死んだら,約束したとおり,毎朝,お父さんにおみそ汁を作ると いうお話で,ぼくは,はなちゃんが,お母さんがいないのに一人で家事をす るのはすごいと思ったり,お母さんがいないはなちゃんが自分だと考えたり したら,泣いてしまいました。これで,去年,先生がどうして泣いたかが分 かりました。 ぼくは,この講演会を聞いて,お母さんに,いろいろな調理の作り方を聞 いて,作り方を学んで,今度,自分でお弁当を作りたいと思いました。この 食育講演会を聞いてよかったと,とても,思いました。 (6年男子) 今日は,5・6時間目にホール神峰で食育講演会がありました。ぼくは, 食育講演会を聞く前,まずどんな人がしゃべるのか気になりました。演題を 見たら「 “弁当の日”がやってきた」と書いてあって,弁当の日ってなんだろ うと思いました。 ぼくは,聞いているときは,竹下和男先生が「よく使う言葉を今から使う よ。 」と言って,何だろうと思いました。スクリーンに映し出された「人は置 かれた環境に適応する」という文字を見て,この意味がまったく分かりませ んでした。 「はなちゃんのみそ汁」をスクリーンで見た時に,ぼくは悲しい気 持ちになり,少しなみだが出そうになって,鼻の奥がツーンとなりました。 次に,竹下和男先生は,大学生の食事について語りました。朝はまんじゅ うや菓子パンで,昼もまんじゅうや菓子パン,夜はトマトとレタスで,夜 24 時には(アイスクリームの)スーパーカップを食べ,毎日あまいものばかり 食べてちゃんとした食生活ができていませんでした。ぼくはこれを見たり聞 いたりして,この人達の体は,大人になっても大丈夫かと思いました。 僕はこの話を全て聞き終わって,ちゃんとした食生活や弁当をつくるのは いいことだと思いました。最後に,最初,竹下和男先生が言っていた「人は 置かれた環境に適応する」の意味が分かりました。これからは母さんと一緒 に台所に立って料理の手伝いや,味そ汁のつくり方を教えてもらい一人でつ くってみたいと思いました。この食育講演会があって本当に良かったと思い ました。 (6年男子) これらの作文から分かるように,子どもたちはこの講演会を通して「食べること」 , 「感謝」 , 「親 の愛」 , 「生きること」 , 「家族の絆」等々について考えたと思います。それらが集約されたものが 「弁当作り」 。長い年月をかけて撮影された数々の写真の中には,高学年の児童が作ってきてい たお弁当をじっと見つめている低学年の児童の写真。そして,いつの間にかその児童が大きくな って,今度は自分で作ったお弁当を持ってきている笑顔の写真と,それをまた横でじっと見つめ る別の低学年の児童。こうして,竹下先生がはじめられた「弁当の日」は綿々と続いているのだ なと感動しました。 また,竹下先生は大学生までを含む子ども達の食生活についてとても心配されておられました。 講演前に楽屋で打ち合わせているときに聞かせていただいた話の中に,大学生の食事の風景のこ とがありました。ある大学では,トイレに「ここで食事をしないこと」という内容の貼り紙がさ れていたそうです。彼らは幼いころから一人で食事をすること(孤食)に慣れていたため,大勢 が集まるところでは,賑やかだとか,人の目が気になるなど落ち着かないとの理由で,ランチル ームで食事ができないのだそうです。そこで,ランチルームに仕切りやついたてを置くようにす ると,ランチルームで食べるようになったそうです。 「人は置かれた環境に 適応する」― 何が普通で,何が当たり前なのか分からなくなってきそう です。食べることは人を形づくることの一つだと思います。かかわりやコ ミュニケーション,言葉かけ,ふれあいも人を形づくります。私達も今一 度,子ども達との食生活や日常生活を,時々は見直してみることが必要だ と思います。そんなことを考えさせられる講演会でした。
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