2015年版 平成 26 年度 長崎の農業・農村写真コンテスト水土里ネット長崎会長賞作品 「ママぬるぬる」雲仙市千々石町岳 長崎県土地改良事業団体連合会 ご あ い さ つ 長崎県土地改良事業団体連合会 会長 宮本 正則 皆様には平素より、本会の業務運営並びに農業農村整備事業の推進につきまして、格別のご支援とご尽力 を賜り厚くお礼申し上げます。 平成27年度農林水産省予算は、 「農林水産業・地域の活力プラン」に基づき、農林水産業を成長産業化し て、農林漁業者の所得向上と農山漁村のにぎわいの創出を目指すとともに、食料自給率・自給力の維持向上 に向けた施策を展開することとし、総額2兆3,090億円を計上しています。 このうち、農村振興局関係の予算は、 「担い手への農地集積・集約化等による構造改革の推進」 、「強い農 林水産業のための基盤づくり」 、「人口減少社会における農山漁村の活性化」に向けた施策に対して、総額 5,095億円で前年比102%となっています。 このような状況の中、我が国の農業・農村が、経済社会の構造変化等に的確に対応し、その潜在力を最大 限発揮しながら、将来にわたってその役割を適切に担っていけるよう、施策の改革や国民全体による取組を 進めるための指針となる「新たな食料・農業・農村基本計画」が、本年3月31日閣議決定されました。 一方、本県では、①農業を継承できる生産性の高い生産基盤整備、②安全で快適な農村づくり、③農村の 持つ多面的機能の保全を基本目標とした「ながさき農業農村整備推進計画2011−2015」に基づき、地 域別・品目別の産地計画の実現化に取り組むとともに、農地中間管理事業を活用した農地集積対策、生産基 盤の整備、多面的機能支払制度等の推進による農業・農村の活性化を目指した取組を展開されてきましたが、 いよいよ最終年を迎えることとなりました。 このような状況を踏まえ、水土里ネット長崎としては、車の両輪である産業政策と地域政策の双方に貢献 する組織としての自覚を持ち、本県の農業農村整備事業の一翼を担っていきつつ、 「新たな基本計画」 、 「な がさき農業農村整備推進計画2011−2015」に基づき、農業農村整備事業の発展に尽力していきたいと 思います。 さらには、農業農村整備事業当初予算の確保に向けた国への要請活動も、県をはじめ関係機関と連携し積 極的に実施したいと思います。皆さまのご理解とご協力をお願いいたします。 最後になりましたが、農業農村整備事業の発展と皆さま方の益々のご健勝とご活躍を祈念申し上げ、ご挨 拶といたします。 目 次 沿 革 …………………………………………………………2 総 会 …………………………………………………………3 役 員 …………………………………………………………3 本会機構図 ……………………………………………………4 資格取得状況 …………………………………………………4 業務内容 ………………………………………………………5 本部・各支所のご案内 ……………………………………13 水土里ネット長崎の品質方針 ……………………………14 水土里ネット長崎の会員サービス ………………………14 資料編 ………………………………………………………15 1 長崎県土地改良事業団体連合会の概要 1 沿 革 ①昭和 3年:本会の前身である長崎県耕地協会が、開墾耕地整備及び土地改良事業の調査研究、耕地 事業の設計工事監督維持管理の指導を目的として設立。 ②昭和28年:昭和24年土地改良法が制定され、長崎県土地改良協会に改称。 ③昭和32年:昭和32年土地改良法が改正され、市町村、土地改良区など土地改良事業団体の協同組 織として土地改良事業団体連合会の規定法制化が可能となり、農林大臣の許可を受け全 国第1号として「長崎県土地改良事業団体連合会」が設立。 2 設立年月日 昭和32年 9月28日(農林省指令32 農地第3433号) 昭和32年10月26日 登記 3 目 的 この会は、土地改良事業を行う者、会員(市町村、土地改良区) の協同組織により、土地改良事業の適 切かつ効率的な運営を確保し、 その共同の利益を増進することを目的としております。 (法第111条の2) なお、連合会に対する監督、監査は農林水産大臣及び県知事が行うこととなっています。(法第132 条2項) 4 事業内容 連合会は、次に掲げる事業を行うことができます。(法第111条の9) 一 会員の行う土地改良事業(土地改良事業に附帯する事業を含む)に関する技術的な指導その他 5 二 三 四 の援助 土地改良事業に関する教育及び情報の提供 土地改良事業に関する調査及び研究 国又は県の行う土地改良事業に対する協力 五 前各号に掲げる事業のほか、目的を達成するために必要な事業 法人としての性格 連合会は、土地改良法第111条の3により「法人」として規定されており、法人としての法律的性 格は目的、事業内容、設立手続等に見られるように公益的色彩を強く有するものであり、土地改良法と いう特別法によりその設立が認められた「公法人」であります。 また、法人税法第2条6項、所得税法、印紙税法からも営利を目的としない非営利法人に位置付けら れております。 【契約の形態】 土地改良事業を行うもの同士の公益の利益を目的として土地改良事業施行者が自ら組織した団体であ ることから、会員が発注する案件を競争入札に付すること自体が矛盾することになります。 また、連合会は土地改良法の主旨により、他の競争者にない土地改良事業の施工に係わる一貫した援 助体制があります。 従って、会員が調査、測量・設計・換地等の業務を申し込み「連合会」がその業務を行う(技術援助) こととなり、契約の形態は随意契約となります。 2 6 総 会 毎事業年度1回、2月または3月に通常総会を開催します。(定款第32条) ●総会の議決事項(土地改良法第111条の20、定款第33条) ①定款変更 ②毎事業年度の事業計画及び収支予算の設定及び変更 ③毎事業年度の事業報告書、収支決算書及び財産目録の承認 ④経費の賦課及び徴収の方法 ⑤規約の設定、変更または廃止 ⑥借入金の額の限度及び借入の方法並びに余裕金の預入先 ⑦土地改良事業に関係ある団体への加入または出資 通常総会 7 土地改良事業功労者表彰受賞者 役 員 役 職 名 会 氏 名 兼 要 職 長 宮 本 正 則 副 会 長 一 瀬 政 太 副会長・専務理事 松 尾 一 郎 宮 本 明 雄 諫早市長 〃 古 川 三郎 島原市長 〃 金 澤 秀三郎 雲仙市長 〃 松 本 政 博 南島原市長 〃 此 見 武 次 壱岐土地改良区理事長 〃 小 川 友 田平土地改良区理事長 〃 道 原 悟 飯盛土地改良区理事長 代表監事 田 中 一 西海市長 理 事 監 事 〃 小 波佐見町長 村 唯 俊 志佐川土地改良区理事長 林 茂 俊 鬼岳土地改良区理事長 3 本会機構図 8 監 事 総 会 理 会 事 会 長崎県農業農村整備 事業推進協議会 会 長 専務理事 事 技 技 術 技 理 地 総 部 務 部 術 総 課 務 課 (対馬管内) 指 導 班 情 報 班 会員支援課 班 換 換 局 班 整備測量班 管 術 務 地 課 事業推進室 班 県央支所 島原支所 五島支所 壱岐支所 (長崎、県央、県北管内) 職 員 数 会 所属名 技術職 事務職 計 総務部 10 3 13 技術部 12 各支所 13 計 35 9 12 13 3 38 員 数 H27. 4.1現在 管内名 市 町 改良区 計 県央支所管内 7 7 42 56 島原支所管内 3 29 32 五島支所管内 1 12 14 壱岐支所管内 1 9 10 対馬管内 1 1 2 計 13 93 114 1 8 資格取得状況 資格の名称 技術士(農業土木) 修習技術者(技術士補) 測量士 測量士補 土地改良換地士 1級土木施工管理技士 2級土木施工管理技士 1級建築士 1級造園施工管理技士 コンクリート技士 畑地かんがい技士 有資格者数 2名 11名 8名 11名 5名 16名 4名 1名 3名 2名 4名 4 資格の名称 畑地かんがい技士補 農業集落排水計画設計士 浄化槽技術管理者 浄化槽管理士 浄化槽設備士 2級ビオトープ計画管理技士 2級ビオトープ施工管理技士 土地改良補償業務管理者 農業農村地理情報システム技士 農村災害復旧専門技術者 農業農村整備事業発注者支援認定技術者 有資格者数 4名 3名 5名 6名 5名 2名 1名 1名 2名 8名 4名 総 会 10 業務内容 会 長 専務理事 総 務 部 事 務 局 ○総務課 技 術 部 総 務 部 ①会員に関すること 総 務 課 ②総会、役員会、その他の会議 会員支援課 ③土地改良情報(水土里ネット長崎だより)の提供 事業推進室 ④土地改良関係資料の斡旋及び配布 ⑤各種表彰に関する事 ⑥一般賦課金、特別賦課金の調定並びに徴収 ⑦受託料の徴収及び補助金等の受入 ⑧顧問弁護士への相談窓口 ⑨会計処理に関する事 第7回長崎の農業・ 農村写真コンテスト表彰式 ○会員支援課 ①農業農村整備事業の農家負担金の軽減と償還の円滑化を図るための支援 ②土地改良施設の点検、整備、操作等の管理に関する技術的な管理指導および診断 ③農道台帳の作成、管理に関すること ④農業用施設賠償責任保険に関すること ⑤土地改良施設維持管理適正化事業に関すること ⑥水土総合強化推進事業に関すること ⑦21世紀土地改良区創造運動の窓口 ⑧標準積算システム並びに各種技術計算システムの運用管理 ⑨ほ場整備事業の土量計算システムの運用指導 ⑩経済効果システムの管理 ⑪長崎県水土里情報連絡協議会の事務局として運営に参画 ⑫水土里情報システムの運営管理母体として、利用団体への連絡調整に関すること ⑬土地改良区が行う事業の支援 土地改良施設維持管理適正化事業 農業水利施設(ダム、頭首工、用・排水機場、樋門、ため 池、水路等)の機能保持と耐用年数の確保を目的とするも ので、計画的な整備補修が可能となります。 整備補修前 農家負担金軽減支援対策事業 a.平準化事業 c.水田・畑作経営所得安定対策等支援事業 b.担い手育成支援事業 d.経営安定対策基盤整備緊急支援事業 農道台帳管理事業 一定要件についての調査調整等及び管理内容の指導助言 5 整備補修後 水土総合強化推進事業 水土総合強化推進事業 a 土地改良施設管理円滑化事業 ●農業水利施設の診断・管理指導を行って ●土地改良事業に関する苦情・紛争等の対 います。 策における相談処理を行っています。 (土地改良施設の管理に関しては現地に て調査を行います) ●市町村・土地改良区等役職員研修会の中 〈管理円滑化事業推進委員会〉 で非補助土地改良事業等推進支援に関す ●農業水利施設の診断・管理指導は管理円 る推進を行っています。 滑化事業推進委員会の検討結果をもとに 業務実施計画を作成の上行っています。 b 土地改良換地等強化事業 ●換地に関わる研修会・講習会を開催して います。 ●土地改良区等が行う農用地の利用集積に 関する技術的指導及び啓発普及を行って います。 6 ○事業推進室 1.会員に対し、多面的支払制度の取り組み推進を行います。 2.長崎県農地保全推進協議会への業務支援として、以下の取り組みを行います。 ① 事業計画の認定 ・対象組織が作成する事業計画の審査を行い、対象組織に対して指導を行います。 ② 広域協定の認定 ・広域活動組織(200 ha 以上)の作成する協定を審査するとともに、広域活動組織に対して指導 を行います。 ③ 確認事務 ・対象組織の活動の実施状況について、確認を行います。 ④ 推進・指導 ・対象組織を対象とした説明会を開催し、制度の周知を行います。 ・対象組織に対し、事業計画に位置付けられた活動等の適正実施の指導を行います。 ・制度の普及・推進を図るため、活動の手引を作成し、制度の普及啓発を行います。 ⑤ 交付・申請事務 ・対象組織から提出された申請書等の審査を行います。 ⑥ 推進事業に必要な事務 ・他県との情報交換等を行います。 ・長崎県農地保全推進協議会の総会等の補助を行います。 平成 年度から法律に基づく制度になります! 日本型直接支払制度 多面的機能支払(地域の共同活動を支援) ① 水路の泥上げ、農道の路面維持など (都府県の田の場合。以下同じ) 3,000円/10 a ② 植栽やビオトープづくりなど農村環境活動 2,400円/10 a ③ 水路や農道などの補修や更新 4,400円/10 a (①、②及び③に同時に取り組む場合は、最大 9,200円/10 a) 中山間地域等直接支払(条件不利地の農用地) 農業生産活動を継続する活動 (急傾斜地の田の場合) 21,000円/10 a 環境保全型農業直接支払 化学肥料・化学合成農薬の5割低減の取組と セットで行う次の営農活動 ① 緑肥の作付け 8,000円/10 a ② 堆肥の施用 4,400円/10 a 7 等 水土里情報システム 長崎県水土里情報連絡協議会で、水土里情報システムの運用・管理を行っています。 長崎県水土里情報連絡協議会 インターネット 県 関係各課 農業会議 農業委員会 農地関連詳細情報等 ※水土里情報システム サーバーへ ※水土里情報システム サーバーへ 市町 関係各課 利 活 用 情 報 基 礎 的 情 報 農業用水関連詳細情報等 所有・耕作者情報等 ※水土里情報システム サーバーへ 作付作物・営農履歴情報等 農地筆図(地籍) 農業用施設等 ※水土里情報システム サーバーへ 農業共済 組合連合会 水土里ネット長崎 ※水土里情報システム サーバーへ 土地改良区 長崎県水土里情報連絡協議会の運用方針を受け、水土里ネット長崎では、WebGIS システムに より県内全域の水土里情報(農地情報、水利施設情報等)をデータベース化し、提供しています。 この取組みにより、本県農業農村の振興を目的とした多様な取組みの推進に寄与するとともに、 次の役割を担うことを目指します。 ① 農業・農村の発展に不可欠な農地・農業用用排水施設等の情報図書館 ② 災害に強い農業・農村づくりを支援する地域防災情報センター ③ 地域・消費者・都市への情報発信基地 ④ システム構築やデータ作成、操作・運用の相談まで、地域における GIS の総合支援センター …………………… …………………… …………………………………… 農 業 ・ 農 村 基 盤 地 図 …………………………………… 8 タブレット端末を利用した現地調査システム【水土里 NEXT】の運用 水土里情報システムデータを利用し、タブレット端末を使用した現地調査システムを開発しました。 平成25年4月より運用を開始しています。 ●多様な業務への活用が考えられます● ・作付状況調査 ・耕作放棄地調査 ・ため池調査 ・鳥獣害被害調査 ・農業水利施設維持管理 ・災害調査(被害箇所発生状況) ・病害虫発生状況調査 ・農地中間管理業務(集積関連) ・多面的機能支払業務 ・中山間直接支払業務 ・戸別所得補償現地確認業務 ・口蹄疫、鳥インフル埋却候補地調査業務(家畜伝染病対策) 水土里 NEXT 概念図 水土里情報クラウド 県土連作業 利用団体 【端末返却】 水土里DB 水土里情報システム 【端末貸出】 SD カード エクス ポート イン ポート Shapefile (図形) MDB (属性) 現地調査システム 【水土里NEXT】 調査に必要な データを端末 に移行 現地調査実施 GISシステム データ編集、 初期設定など 調査後データ提供 SD カード GISエンジンが必要 端末貸出料+編集料 水土里 NEXT の特徴 ① 画像情報として、航空写真、農地筆図等を提供します。 ② 農地筆図をタップし、リストから選択することにより属性情報等を入力することができます。 ③ 調査の内容に応じた調査選択リストの作成が可能です。 ④ GPS 機能内蔵により農地等の区画形状の作成が現地でできます。 ⑤ GPS 機能を利用した画像処理が可能で、撮影箇所の特定ができます。 ⑥ タブレット端末への入力情報を水土里情報システムに変換することにより履歴を管理できます。 ⑦ 利用については本会のリースシステムを利用できます。 9 総 会 技 術 部 会 長 ○技術課・支所(県央支所、島原支所、五島支所、壱岐支所) 専務理事 ①農業農村整備事業に関する技術的な指導及びその他の援助 事 務 局 ②調査、計画、測量、設計、積算、施工管理業務 技 術 部 ③特殊積算関係資料の収集及び総括 ④農村下水道 (旧農業集落排水事業) の計画立案から維持管理、機能強化までの業務 技 術 課 ⑤農村環境計画等の市町マスタープランの作成業務 換 地 課 総 務 部 ⑥農村地域防災減災事業 ⑦農村振興総合整備事業 農業農村整備事業の調査、計画、測量、設計、 積算の発注関係事務を支援します。 農業農村整備事業の工事中の施工段階確認、 完成時の検査等の発注関係事務を支援します。 農村地域防災減災事業のハザードマップ作成を支援しています 近年、大規模地震や豪雨等の災害により、数多くのため池が被災し、農地・農業用施設はもとより下流域 の住民や家屋等に甚大な被害が発生しています。また、農村地域では都市化による混住化が進むとともに、 過疎化・高齢化が進行し、ため池の適切な管理や緊急時の情報伝達が的確に実施されないことが懸念されま す。 このため、ため池が決壊する恐れのある場合、または、決壊した場合に迅速、かつ、安全に避難するため の参考資料として「ハザードマップ」 (自然災害による被害を予測し、その被害範囲を地図化したもの)を 作成する必要があります。 本会では農業用ダム・ため池について、ダム・ため池の管理者、市町及び、地域の住民等と十分な連携を 図るためワークショップなどを開催しながらハザードマップの作成を支援しています。 ワークショップの様子 10 本 会 本会は発注者支援機関に認定されています す され れて てい いま ます 関に に認 認定 定さ 者支 支援 援機 機関 会は は発 発注 注者 本 農業農村整備事業発注者支援機関とは この認定は、「公共事業の品質確保の促進に関する法律」(品質確保法 平成17年法律第18号)に基づ くもので、これによって、 会員である発注者が工事の品質確保のため工事の設計図書の作成から工事の監督・ 検査及び施工状況の確認・評価等に至るまでの発注関係事務を行うとき、発注事務の支援を行うことができ るようになりました。 ◆認定要件 1 公平性、中立性が担保されること。 2 法令の遵守及び高度な守秘義務が担保されること。 3 品質確保協議会管内での活動実績がある公益法人等であって、農業農村整備事業の特性及び関係基 準等に精通していること。 4 業務の遂行に必要な技術者が確保できること。 ◆所属支援技術者の要件 1 経験及び資格 技術士(農業部門) 、農業土木技術管理士及び一級土木施工管理技士のいずれかの資格を有し、 公共工事の発注者支援の立場として5年以上の技術的実務を有している者。または、公共工事の発 注者支援の立場として20年以上の技術的実務経験を有している者。 2 農業農村整備事業に関係する学会及び継続教育機構等に加入し、技術の研鑽に努めている者。 3 研修の受講 (社)土地改良測量設計技術協会等が主催する「品質確保支援研修」 、又は品質確保協議会が発注 者支援機関の技術研修として認定した研修を受講していること、また今後受講すること。 本会は、以上の要件を備えており、発注関係事務を適正・公正に行うことができる機関であることから、 平成19年1月九州農政局より農業農村整備事業発注者支援機関として認定を受けています。 具体的な支援業務内容は下表のとおりです。 業務区分 業務内容 設計・積算補助 ・設計図書(仕様書、図面等)の作成 ・積算書の作成(積算、積算参考資料) 技術 審 査 補 助 ・入札・契約方法の選定 ・技術資料の審査業務 監 督 補 助 ・工事の監督 ・工事中の施工段階確認、施工状況・体制の評価 検 査 補 助 ・中間技術・既済部分、完成時の検査 ・施工者、担当技術者の評価 今後は、この制度を積極的に活用して会員からの要請に応えていくため、職員の更なる技術力向上を図り ながら、これらの業務支援を会員である市町及び土地改良区に対して行うこととしています。 要 請 水土里 ネット 長 崎 発 注 者 支 援 市町、土地改良区等 11 ○換地課 ①確定測量、換地計画、処分、登記事務等の指導及び援助 ②換地処分等による農用地の集団化、農用地の利用集積、規模拡大を図り、農業経営の合理化に向けた 指導・助言 【換地のメリット】 ①一切の処理が個別の契約によらず、行政処分手続きにより行われます。 ②土地及び権利の変動が一挙に処理できます。 ③登記処理が比較的、簡単、迅速に行うことができます。 工事完了後 1 年目 換地処分登記 換地処分通知︵事業主体が法務局へ︶ 換地処分公告 換地処分届︵県へ︶ 日以上︶ 処分の通知︵権利者へ︶ 日︶ 換地計画の決定 異議の申立︵ 換地計画の縦覧公告︵ 換地計画の認可申請︵県へ︶ 農業委員会の同意︵県営の場合不要︶ 権利者会議 12 換地計画書作成︵大字界・字界等変更も含む︶ 工事後の評価 確定測量 工 ※事完了 一時利用地の指定 一時利用地の事前指定 工 ※事着手 実 ※施設計 換地計画原案作成 評価基準及び評価 分筆登記 20 15 換地設計基準作成 従前地再調査 従前図調整 相続等 代位登記 換地図 従前図 換地の流れ 11 本部・各支所のご案内 総務部:総務課、会員支援課、事業推進室 技術部:技術課、換地課 〒850-0057 長崎市大黒町9番17号 代表電話番号 095-823-3101 FAX (総務部) 095-823-3102 (技術部) 095-820-6836 各 支 所 支 所 名 郵便番号 所 在 地 電話番号 F A X 県央支所 854-0071 諫早市永昌東町25-37 0957-23-7645 0957-27-0025 島原支所 855-0036 島原市城内1丁目1185-1 0957-62-6424 0957-65-0618 五島支所 853-0032 五島市大荒町441-1 0959-72-5007 0959-72-5007 壱岐支所 811-5133 壱岐市郷ノ浦町本村触509-3 0920-47-0408 0920-48-1011 支所位置図 壱岐支所 県央支所 島原支所 五島支所 本部 13 12 水土里ネット長崎の品質方針 「本会は、技術を通して地域の特性を生かした 農業・農村の環境づくりに貢献する。」 そのため以下の方針を定め継続的に改善する。 1 法令、規則を遵守し、成果品の品質向上を目指す 2 顧客満足の向上 3 運営の安定を図る 13 水土里ネット長崎の会員サービス (1) 会員の問い合わせに即応できるように、相談窓口(土地改良相談指導員、管理専門指導員、換地専門 指導員、顧問弁護士)を設けています。 (2) 農林水産省・長崎県農林部との連携により、最新情報(農業農村整備事業の動向、設計基準の改訂等) を提供します。 (3) 農業農村整備事業の計画⇒実施(設計・積算)⇒変更⇒竣工の一連の業務に卓越した技術を具えてお ります。 (4) 換地計画、確定測量、換地処分、登記事務等において支援ができます。 (5) 農用地の集団化、利用集積など農業経営の合理化に向けた指導・援助ができます。 (6) 換地に関わる研修会・講習会を開催しています。 (7) 「公共工事の品質確保の促進に関する法律」の施工により、九州農政局管内の発注者支援団体の認定 を受けており、発注関係事務(計画・設計・積算・施工管理・入札・契約管理等)の支援ができます。 (8) 土地改良施設に対する蓄積した情報と技術的知識を活用して、ストックマネジメントへの支援ができ ます。 (9) 土地改良施設の診断・管理指導および整備補修のための土地改良施設維持管理適正化事業の支援をし ています。 (10)農業農村整備事業の農家負担金の軽減と償還の円滑化を図るための支援をしています。 (11)多面的機能支払交付金を積極的に推進し、農業・農村の持続的発展に努めています。 (12) 「長崎県農地保全推進協議会」の支援を行います。 (13)水土里情報利活用促進事業により整備した県内の農地情報は、農地中間管理事業、耕作放棄地解消及 び鳥獣害対策等に利用できます。 (14)農業農村整備事業に関する設計基準の統一及び標準図集等の作成をしています。 (15)土地改良事業標準積算システムの配信及び積算基準の検討と確認をしています。 (16)各種研修会・講習会への参加、開催による技術力の向上に努めています。 (17)土地改良情報誌の提供及び土地改良関係資料の配布をしています。 (18)各種協議会等による国・県に対する政策提案・要請活動をしています。 会員の皆様には、以上のような技術援助・相談・各種情報等を提供して 農業農村整備事業の発展に寄与しております。 農業農村整備事業・農村下水道の 調査・計画・測量・設計・積算、換地業務及び 土地改良施設の管理・指導業務は 「長崎県土地改良事業団体連合会」へご用命願います。 14 資 料 編 .長崎県の農業の概要 1 産業別人口〔平成 〔第 60 次長崎農林水産統計年報〕 年国勢調査〕 長崎県総就業人口 区分 第1次 第2次 第3次 全国 4.0% 23.7% 66.5% 長崎 7.9% 2 耕地面積 19.5% 農業就業人口 九州 , ha 田 長崎県 , ha(全国比 普通畑 2,465,000 (54%) 樹園地 長崎 .%、九州 .%) 牧草地 1,161,000(26%) 299,500 (7%) 611,100(13%) 14,600 (3%) 九州 (ha) 321,500 (58%) 155,300 (28%) 61,300(11%) 300 (1%) 長崎 (ha) 23,400 (46%) 20,100 (40%) 6,500 (13%) 3 農家戸数 区分 主業 全国 22% 九州 準主業 副業的 24% 54% 29% 長崎 , 人 69.2% 全国 , , ha 区分 全国 (ha) , 人 20% 32% 51% 24% 44% 販売農家数 4 農業産出額(平成24年) 1,422億円 耕種部門 977億円(68.7%) 畜産部門 441億円(31.0%) 加工部門 4億円( 0.3%) 5 主要生産物(平成24年) 野 菜 455億円(32%) 果 肉用牛 181億円(13%) 豚 実 米 159億円(11%) いも類 121億円(9%) 118億円(8%) 99億円(7%) 15 .農業農村整備事業の実績 1 九州各県の農地整備率 九州各県の農地整備率(H24実績) 水田の整備率(10 a 以上の整備) 鹿児島 79.1% 福岡 85.1% 宮崎 43.7% 畑地の整備率 九州 51.5% 長崎 23.1% 水田の整備率 佐賀 (九州全体) 80.9% 72.7% 大分 75.4% 長崎 熊本 52.2% 75.6% 畑地かんがい施設 九州 36.6% 長崎 33.7% 2 長崎県の項目別整備実績 工 種 H12 H16 H24 11,296 11,897 12,222 長崎・ 県央 4,391 4,488 4,552 島原 1,459 1,634 1,758 県北 2,885 3,092 3,118 五島 907 951 1,038 65.3% 壱岐 1,431 1,467 1,481 60.9% 対馬 223 265 275 3,062 3,457 4,646 長崎・ 県央 828 938 1,720 島原 922 1,129 1,444 県北 1,018 1,035 1,047 五島 218 278 357 壱岐 37 38 39 対馬 39 39 39 6,777 7,398 9,117 33.7% 長崎・ 県央 2,165 2,370 3,220 34.0% 島原 1,528 1,657 2,284 30.0% 県北 1,321 1,510 1,519 33.8% 五島 1,333 1,429 1,662 壱岐 415 417 417 対馬 15 15 15 ため池の整備 854 908 946 農道の整備 706 842 877 水田の整備 畑の整備 畑のかんがい施設整備 16 整 備 率 52.2% 65.0% 38.7% 42.8% 46.9% 23.1% 36.7% 21.4% 29.4% 10.4% 2.8% 14.7% 45.4% 28.8% 4.3% (過去の県知事賞受賞作品) 第7回(平成26年度) 「楽しい昼食」 堀脇 秀雄(長崎市) 第4回(平成23年度) 「水遊び」 藤本美智子(長崎市) 第6回(平成25年度) 「甘いかなー」 川 信義(佐世保市) 第3回(平成22年度) 「大豊作の笑顔」 安居院徳水(島原市) 第2回(平成21年度) 「土・水・米」 山口 政勝(長崎市) 第5回(平成24年度) 「夕暮れの代掻き」 山口 政勝(長崎市) 第1回(平成20年度) 「梅雨の頃」 渕上 久男(諫早市) 8 毎回たくさんのご応募をいただいています写真コンテストを、今回も開催いたします。 今年も皆様の力作をお待ちしております。 作品受付開始 ‼ 【募集期間】平成27年8月15日まで(当日消印有効) 【募集部門】①農業部門(農作業風景や農業体験等の写真) ②農村景観部門(緑豊かな自然景観、趣のある農村風景や棚田やため池のある風景、農村に伝わる 生活文化・伝統行事等の写真) ③土地改良施設部門(人々の暮らしや自然風景に溶け込んでいる農業用施設及び施設の保全活動な どの写真) 【募集規定】長崎県内で撮影された、未発表の単写真 【作品サイズ】四つ切りサイズ(四切、ワイド四切)及びA4サイズとします。 【応募方法】応募票に必要事項を記入し、作品の裏側に貼付けてご応募ください。 応募票はホームページからダウンロードできます。 【送 付 先】〒850‐0057 長崎市大黒町9番17号 長崎県土地改良事業団体連合会「第 回長崎の農業・農村写真コンテスト係」宛 【各 賞】◎長 崎 県 知 事 賞:1点(3万円商品券) ◎水土里ネット長崎会長賞:1点(2万円商品券) ◎部 門 優 秀 賞:3点(1万円商品券) ◎学生優秀賞(高校生までを対象):1点(1万円商品券) ◎入 選:10点(3千円商品券) 【お問合せ先】長崎県土地改良事業団体連合会 総務課(TEL 095-823-3101) 長崎県土地改良事業団体連合会 〒850-0057 長崎市大黒町 番 号 本紙に対するお問合せは ホームページ http://ntr.or.jp TEL:095-823-3101 総務課まで
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