マルチデバイスセキュリティサービス クイックスタートガイド for Android

マルチデバイスセキュリティサービス
powered by Kaspersky
クイックスタートガイド
for Android
Ver. 1.1
目次
1.
はじめに ........................................................................................... 3
2.
ご利用開始 ........................................................................................ 5
ステップ①:事前準備(管理者作業) .............................................................. 5
ステップ②:管理コンソールのインストール(管理者作業) ................................. 6
ステップ③:ポリシーの作成 ....................................................................... 10
ステップ④:ポリシーの編集 ....................................................................... 13
ステップ⑤:Android 端末利用者のアカウント登録 .......................................... 17
ステップ⑥:クライアントエージェントのインストール .................................... 21
ステップ⑦:クライアントエージェントの初期設定 .......................................... 31
3.
盗難・紛失時の対応 ........................................................................... 35
4.
盗難・紛失時の対応 (管理コンソール利用) .............................................. 39
5.
クライアントエージェントのアンインストール ......................................... 41
6.
Web コンソールへのアクセス(管理者向け) .............................................. 43
7.
管理者パスワードの変更(管理者向け) ..................................................... 44
2
1. はじめに
このたびは、マルチデバイスセキュリティサービス(以降、マルチデバイスセキュリ
ティ)をご利用いただき、誠にありがとうございます。
本書はマルチデバイスセキュリティを Android 端末でご利用になるためのクイック
スタートガイドです。
管理コンソールによる各種設定、Android 端末へのクライアントエージェントインス
トール等について記載しています。
本書は Android 端末で利用される場合の内容となります。その他の OS 向けの操作
につきましては、本書では記載いたしません。
ご利用開始までの流れは以下のとおりです。詳細は「第2章 ご利用開始」をご参照
ください。
ステップ①:事前準備(管理者作業)
ステップ②:管理コンソールインストール(管理者作業)
ステップ③:ポリシーの作成(管理者作業)
ステップ④:ポリシーの編集(管理者作業)
ステップ⑤:Android 端末利用者のアカウント登録(管理者作業)
ステップ⑥:クライアントエージェントのインストール(管理者作業)
ステップ⑦:クライアントエージェントの初期設定(管理者作業)
補足) 管理者:お客さまのネットワークや端末を管理されている方、代表して管理
コンソールを操作いただく方
利用者:マルチデバイスセキュリティをご利用いただく方
本書の内容は予告なく変更されることがあります。
3
(ご利用イメージ)
4
2. ご利用開始
ステップ①:事前準備(管理者作業)
マルチデバイスセキュリティのご利用にあたり、ご利用になる端末と、クラウド側の
管理サーバーとの間で、以下のポートを使用して通信を行いますので、社内ネットワー
クでご利用の場合は、予め、ファイアウォール等において下記の通信が許可されている
ことをご確認ください。
・TCP/UDP
53
:名前解決のため
・TCP
443
・TCP
8081 :セルフサービスポータルに接続するため
・TCP
13000:管理者端末の管理コンソール→管理サーバーへの通信のため
・TCP
13291:管理者端末の管理コンソール→管理サーバーへの通信のため
・TCP
13292:利用者の Android 端末から管理サーバーへの通信のため
: Web コンソールに接続するため
また、Android 端末へクライアントエージェントをインストールする際、下記もご確
認ください。
・端末上で”提供元不明のアプリケーションのインストール”が許可されていること
5
ステップ②:管理コンソールのインストール(管理者作業)
お客様管理者の PC に管理コンソールをインストールする手順を示します。本作業は
お客様管理者のみが必要となります。
1
ご契約情報等の通知にあわせてお送り
している DVD(以下、サポート DVD)
から setup.exe を実行します。
DVD > installer > Console フォルダ
内の setup.exe を実行してください。
※別に Windows からのメッセージが
表示される場合があります。メッセー
ジの内容に従って操作ください(以降
同じ)
2
Kaspersky Security Center 管理コン
ソールセットアップウィザードが開始
されます。「次へ」をクリックします。
3
「使用許諾契約書の内容に同意する」
にチェックを入れ「次へ」をクリック
します。
6
4
「次へ」をクリックします。
5
「インストール」をクリックします。
インストールが開始されます。
6
インストールが完了すれば、続いて管
理コンソールを起動します。
「管理コンソールの開始」にチェック
が入っていることを確認して、「終了」
をクリックしてください。
参考)管理コンソールは、windows
の「スタートメニュー」>「すべての
プログラム」>「Kaspersky Security
Center フォルダ」に格納されています
(プログラム名:Kaspersky Security
Center)。
※Windows 8/8.1 の場合、「すべて
のプログラム」は「すべてのアプリ」
と読み替えてください。
7
7
管理コンソールが起動しますので、ご
契約情報等の通知にあわせてお送りし
ているアカウント情報通知書に記載し
ております「サーバーアドレス」、「ユ
ーザー名」、「パスワード」を入力し、
「OK」をクリックします。
注) プロキシサーバーを経由してイン
ターネットにアクセスする環境の場
合、「詳細(A)>>」ボタンをクリック
し、「プロキシサーバー使用する」に
チェックを入れ、必要な情報を入力し
てから「OK」をクリックします。
8
「管理サーバーに接続して証明書をダ
ウンロードする」にチェックを入れ、
「OK」をクリックします。
8
9
管理コンソールが表示されることを確
認します。
10
サポート DVD 内の installer >
Console > Plugins フォルダ内の下記
2 つのフォルダにあるプラグインソフ
トをインストールします。

KS10forMobileSP1 フォルダ内
KLMobile2ConsolePlugin.msi

MDM フォルダ内
KLMDMPlugin.msi
それぞれで表示されるダイアログ内の
「使用許諾契約書に同意する(A)」
にチ
ェックを入れ、インストールしてくだ
さい。
インストールが完了するとウィザード
は自動的で閉じられます。
以上で管理コンソールを使用する準備
は完了です。
9
ステップ③:ポリシーの作成
Android デバイスにインストールするクライアントエージェントのポリシーを作成
します。ポリシーを作成、編集することでライセンス情報の付与やスキャンの実行時間
などを一元的に管理することができます。
1
管理コンソールに接続後、左メニュー
から「管理対象コンピューター」選択
します。
右画面で、「ポリシー」タブを選択し、
「ポリシーの作成」をクリックします。
2
新規ポリシーウィザードが立ち上がる
ので、「名前:」に任意のポリシー名
を入力し、「次へ」をクリックします。
(例では、名前を「Android 用ポリシ
ー」としています)
10
3
「新規ポリシーウィザード」画面が表
示されますので、作成するポリシーの
アプリケーションを選択します。
「Kaspersky Endpoint Security 10
Service Pack 1 for Mobile」を選択し、
「次へ」をクリックします。
「Kaspersky Endpoint Security 10
Service Pack 1 for Mobile」が表示さ
れない場合はプラグインがインストー
ルされているかご確認ください。
補足) 管理コンソールにインストール
されているプラグインの確認方法
a) 管理コンソールの左メニューから
「管理サーバー」を右クリックし
てプロパティを開きます。
b) プロパティ画面の左メニューの
「詳細」を選択し、「インストー
ル済みのアプリケーション管理プ
ラグインの情報」を選択します。
c) プロパティ画面の右にプラグイン
が一覧表示されます。
「Kaspersky
Endpoint Security 10 Service
Pack1 for Mobile」が表示されて
いれば当該プラグインがインスト
ールされています。表示されてい
ない場合、前章の手順.10 をご確認
の上インストールしてください
11
4
「ポリシーのステータス:」は「アク
ティブポリシー」にチェックが入って
いることを確認し、「完了」をクリッ
クします。
5
ポリシーが生成されていることを確認
します。
以上でポリシーの作成は完了です。続
いてポリシーの編集を行ってくださ
い。
12
ステップ④:ポリシーの編集
前章で作成したポリシーを編集します。編集する項目は以下のとおりです。ほとんど
の項目で初期設定値(推奨値)が設定されています。初期設定値のままでよい場合、下
記手順 7.ライセンスの選択のみを実施いただき、ご使用ください。

管理サーバーとの同期タイミングの設定

定期スキャンのスケジュール設定

定期アップデート(定義データベースの更新)のスケジュール設定

各機能の有効/無効化設定
1
管理コンソール上で前章で作成したポ
リシーを選択し「プロパティ」を表示
させます。
2
プロパティ画面の左メニューから「同
期」を選択します。右画面から「同期:」
のプルダウンをクリックし、管理サー
バーとの同期間隔を「1 時間ごと」に
設定します。
注)設定した間隔で管理サーバとクラ
イアントが同期します。初期値は「6
時間ごと」となっていますが、通信頻
度を勘案し、「1 時間ごと」を推奨い
たします。
13
3
同じくプロパティ画面の左メニューか
ら「スキャン」を選択します。右画面
の「定期スキャン」の「スケジュール」
をクリックして、定期スキャンを実施
するスケジュールを設定します。
注) 初期設定では「毎日・9 時」とな
っています。本設定で問題ない場合、
変更する必要はございません。
4
同じくプロパティ画面の左メニューか
ら「アップデート」を選択します。右
画面の「定期アップデート」の「スケ
ジュール」をクリックして、定義デー
タベースを更新するスケジュールを設
定します。
注)初期設定では「毎日・9 時」となっ
ています。本設定で問題ない場合、変
更する必要はございません。
14
5
同じくプロパティ画面の左メニューか
ら「危険サイトブロック」を選択しま
す。右画面に、ウェブサイトのコンテ
ンツ種別が表示されます。これらのう
ち、ブロックしたいコンテンツにチェ
ックを入れます。右上の鍵マークを「ロ
ック」状態にします。
注 1) 鍵マークをロック状態にしない
と Android 端末に設定が反映されませ
ん。危険サイトブロック機能を使用す
る場合、必ずロック状態にしてくださ
い
注 2) 初期設定では「フィッシング」
のみチェックが入っています。本設定
で問題ない場合、変更する必要はござ
いません。
6
同じくプロパティ画面の左メニューか
ら「デバイス管理」を選択します。右
画面に、Android 端末の付属機能とし
て、Wi-Fi、カメラ、Bluetooth が表示
されます。これらのうち、無効にした
い機能にチェックを入れます。
注) 初期設定ではチェックは入ってお
りません。利用制限をしない場合は変
更する必要はございません。
15
7
同じくプロパティ画面の左メニューか
ら「ライセンス」を選択し、「ライセ
ンス:」のプルダウンからライセンス
を選択します。
※本作業は必須となります。
注)プルダウンメニューに何も表示さ
れない場合、サービス提供者に連絡し
てください(連絡先は、「サポート用
ID 番号通知書」をご参照ください)。
8
最後に、プロパティ画面の右下「適用」
>「OK」をクリックして、設定を反映
させます。
以上でポリシーの編集は完了です。
16
ステップ⑤:Android 端末利用者のアカウント登録
Android 端末にインストールするクライアントエージェントは、Android 端末の利用
者がセルフサービスポータルからダウンロードし、インストールを行います。セルフサ
ービスポータルにアクセスするためのユーザーアカウントは管理者が管理コンソール
上で作成します。
1
管理コンソールの左メニューから「ユ
ーザーアカウント」を選択します。
右画面で「新しいユーザーの追加」を
クリックします。
注) 利用者の人数分、作成してくださ
い。一括での作成はできません。
2
任意の ID とパスワードを入力し、
「OK」をクリックします。
パスワードはデフォルトで入力されて
いますが削除し、任意のものを入力し
直してください。
本設定はユーザー毎に実施する必要が
あります。
注) ユーザーID はユニークなものを
設定してください(マルチデバイスセ
キュリティサービス全体としてユニー
クである必要があります)。重複する
と右図のようなエラーが表示されます
ので、ID を別のユニークなものに変更
してください。
例:利用者のメールアドレス
17
3
ユーザーアカウントが生成されている
ことを確認します。
4
管理コンソールの左メニューから「管
理サーバー」を選択し「プロパティ」
を開きます。
5
プロパティ画面の左メニューから「セ
キュリティ」を選択します。
右画面で「追加」のプルダウンをクリ
ックし「Kaspersky Security Center
の認証」をクリックします。
18
6
手順 2.で作成したユーザーアカウン
トを選択し、
「OK」をクリックします。
7
「セキュリティ」の画面に戻り、「グ
ループまたはユーザー名」から No.5
で追加したユーザーを選択します。
「権限」タブを選択し以下の権限に対
して「許可」を設定します。

「Kaspersky Security Center 管
理サーバ」
>「一般的な特徴」
>「基本機能」
>「読み取り」

「Kaspersky Security Center 管
理サーバ」
>「モバイルデバイス管理」
注) 本操作は作成したユーザー毎に実
施してください。また、上記以外の項
目にはチェックを入れないようにしま
す。
8
作成したユーザーアカウントすべてに
ついて上記 7 の手順を実施後、最後に
「適用」>「OK」をクリックしてアカ
19
ウント設定を反映させます
注)「適用」にはしばらく時間がかか
りますので、適用の選択が解除された
ことを確認後、「OK」をクリック願い
ます。
以降、作成したユーザアカウント(ユ
ーザーID、パスワード)により、各利
用者がセルフサービスポータルへログ
インし、クライアントエージェントを
ダウンロードするステップに移りま
す。
※管理者より、各利用者へ、以下の内
容を通知願います。
●セルフサービスポータルの URL
(アカウント情報通知書に記載され
ています)
●各利用者のユーザーアカウント
(ユーザーID、パスワード)
管理者を含むパスワードを変更したい
場合は本書 13 章をご参照ください。
20
ステップ⑥:クライアントエージェントのインストール
本章では対象の Android 端末にクライアントエージェントをインストール手順につ
いて説明します。
クライアントエージェントを Android 端末にインストールするには、
・端末上で”提供元不明のアプリケーションのインストール”が許可されていること
・管理者からセルフサービスポータルのログイン情報(セルフサービスポータルの
URL,ユーザ-ID,パスワード)が通知されていること
上記がそれぞれ必要です。事前にご確認ください。
また、以下の手順中の画面は Android スマートフォンでの画面であり、ご使用の
デバイス(例えばタブレット)または Android のバージョンによっては一部画面表示
が異なる場合がございますので適宜読み替えてください。サポートする Android の
バージョンにつきましては、サービス仕様書をご確認ください。
1
対象の Android 端末の任意のブラウザアプリケーシ
ョンからセルフサービスポータルにアクセスします。
アクセスする URL は管理者から各利用者に通知して
ください。
右上の「English」をタップして「日本語」を選択し
ます。これにより、表示される言語が日本語に変更さ
れます。「使用許諾契約書」リンクをタップすると、
使用許諾契約書が表示されますので、内容確認後、”
使用許諾契約書の内容に同意する”にチェックを入
れ、「続行」をタップします。
補足)セルフサービスポータルは PC からアクセスす
ることもできます。 Android 端末からインストール
が失敗する場合、下記手順 4.に記載の方法でインス
トールパッケージをダウンロードし、SD カードなど
の外部メディアを経由して対象の Android 端末上に
コピーしてください。
21
2
ID、パスワードを入力し、「ログオン」をタップし
ます。
ID、パスワードは管理者から各利用者に通知してく
ださい。
3
ログオンすると右図のような画面が現れるので、
(+)
または、
「パッケージを作成して新しいデバイスにイ
ンストール」をタップします。
4
しばらくすると右図のような画面が現れるので、
「パ
ッケージをダウンロードしてインストール」をタップ
します。
ダウンロードの進捗は、Android 端末のステータス
バーや、通知パネルで確認ください。
注)セルフサービスポータル上からダウンロードした
クライアントモジュールはクライアントモジュール
に個人を特定する情報が含まれておりますので、他の
ユーザーと共有することはできません。各ユーザーが
上記の手順に従いクライアントモジュールを生成し、
ダウンロード、インストールする必要があります。
22
補足) セルフサービスポータルは PC からもアクセス
できますので、利用者の PC からパッケージ(クライ
アントモジュール)をダウンロードすることもできま
す。「パッケージをダウンロードしてインストール」
を選択すると右図のような画面が表示されますの
で、”Android デバイス”を選択してください。PC で
ダウンロード後、SD カードなどの外部メディアを経
由して対象の Android 端末上にコピーしてくださ
い。
5
ダウンロードが完了すれば、通知パネルや「ダウンロ
ード」アプリ他ファイラーアプリケーションを使用
し、入手したインストールパッケージをタップしてイ
ンストールを開始します。
補足) 提供元不明のアプリを許可するには以下の手
順を参考にしてください。
[設定アプリ]を開き、[セキュリティ]の項目を開い
てください。
23
[セキュリティ]メニュー内の[提供元不明のアプリ]
(提供元不明アプリのインストールを許可する)を選
択してください。
右図のようなダイアログが表示されたら[OK]を選択
してください。
24
「提供元不明の」アプリにチェックがついていること
を確認した後、再度「ダウンロード」アプリ等ファイ
ラーアプリケーションを使用し、入手したインストー
ルパッケージをタップし、インストールを開始してく
ださい。
注意) 各端末、Android のバージョンによって設定方
法が異なる場合がございます。
6
Kaspersky Endpoint Security の注意画面が表示さ
れるので、「次へ」をタップします。
何度か「次へ」をタップすると、「インストール」ボ
タンが表示されるので「インストール」をタップしま
す。
25
7
しばらくするとインストールが完了するので、
「開く」
をタップします。
8
Kaspersky Endpoint Security の説明が表示されま
す。「次へ」をタップします。
26
9
使用許諾契約書が表示されます。「同意して続行」を
タップします。
10
「次へ」をタップします。
11
デバイス管理機能が起動されます。「開始」をタップ
します。
27
12
「次へ」をタップします。
13
「次へ」をタップします。
14
証明書をインストールします。
「インストール証明書」
をタップします。
28
15
「OK」をタップします。
16
証明書のパスワード「1234」を入力し、「OK」をタ
ップします。
17
「OK」をタップします。
29
18
「許可する」をタップします。
注)再度「インストール」をタップしないよう注意願
います。
19
「終了」をタップします。
20
Kaspersky Endpoint Security の画面が表示される
ことを確認します。
以上でクライアントエージェントのインストールは
完了です。手順 5.で提供元不明のアプリケーション
のインストールを許可する変更をした場合、セキュリ
ティのため再度許可しないよう変更することを推奨
いたします。手順 5.と同様の手順を再度実施してく
ださい。
30
ステップ⑦:クライアントエージェントの初期設定
クライアントエージェントをインストールした後、インターネットに接続して定義フ
ァイルを最新のものへ更新したり、端末管理のために管理サーバーとの同期を行う必要
があります。本章では以下の設定を行います。

定義データベースの更新

端末のスキャン

管理サーバーとの同期
尚、画面表示はご使用の端末によって異なる可能性がございますので、適宜読み替えて
ください。
1
●定義データベースの更新を行います。
KS10forMobile を起動します。
「^」をタップします。
2
「アップデート」をタップします。
定義データベースのダウンロードが開始され、しばら
くすると完了します。
31
3
●端末のスキャンを行います。
「スキャン」をタップします。
4
スキャンが完了するとスキャン結果が表示されます。
「OK」をタップします。
5
「端末が保護されています」となっていればアップデ
ート、スキャンは完了です。
再度、「^」をタップします。
32
6
●管理サーバーとの同期を行います。
「設定」をタップします。
7
「同期」をタップします。
8
「同期」をタップします。
33
8
「同期完了」を確認し、「閉じる」をタップします。
以上で初期設定は完了です。
クライアントエージェントのアンインストール方法
は本書 11 章に記載しますが、管理者の指示に従って
実施してください。
補足) Android 端末側から危険サイトブロックの設定は必要ございません。
以上で、Android 端末でマルチデバイスセキュリティをご利用いただくための初期設
定、操作は完了です。
34
3. 盗難・紛失時の対応
Android 向けのクライアントエージェントには MDM 機能(モバイルデバイス管理機
能)があります。本章では、Android 端末利用者が当該端末を盗難・紛失した際、他の
Android 端末や Windows パソコンから盗難・紛失した Android 端末のロック等を行
う方法について説明します。
管理コンソールから同等の操作を行うことができます。詳細は次の章を確認してくだ
さい。
1
セルフサービスポータルにアクセス
し、「ユーザー名」、「パスワード」
を入力し、「ログオン」をクリックし
ます。
※セルフサービスポータルの URL、ロ
グイン用ユーザー名、パスワードは、
第2章ステップ⑥「クライアントモジ
ュールのインストール」で使用したも
のと同じです(盗難・紛失した端末に
割り当てられているもの)。
2
「デバイスの管理」をクリックします。
3
コマンドの一覧が表示されますので、
対象の Android 端末に対して操作した
い項目を選択します。
(右の例では、「GPS 追跡」を実施し
ています)
注) どのコマンドを選択してもコマン
35
ド実行時には対象の Android 端末にロ
ックがかかります。
4
対象の Android 端末がコマンドを受け
取ったタイミングで、端末がロックさ
れます。コマンドの結果については、
「コマンドのログ」をクリックして確
認します。
注)対象の Android 端末の電源が切れ
ている、あるいは通信圏外であるなど、
通信ができない状態である場合は下記
コマンドログの画面に送信中と表示さ
れたままとなります。
4
コマンドログには対象の Android 端末
が受信または実行したコマンドの記録
が表示されます。
5
GPS 追跡の場合は Google Map 上に
Android 端末の位置(目安)が表示さ
れます。
36
6
当該 Android 端末上では、右図のよう
にメッセージが表示され、端末がロッ
クされます。
補足) Android 端末に送信することが出来るコマンドは以下の通りです。
● 遠隔アラーム

端末をロック状態にして端末のアラームを鳴らします。
● 端末ロック

端末をロック状態にします。
● GPS 追跡

端末をロック状態にして位置情報をセルフサービスポータルまたは、管理コンソ
ールに通知します。
● 遠隔撮影

端末をロック状態にしてカメラで撮影した画像をセルフサービスポータルに表示
させます。
● 企業データ消去

端末をロック状態にして Android 端末内にある以下の企業データを消去します。
企業データとは以下のカテゴリを指します。

連絡先

送受信された SMS メッセージ
37

通話履歴

カレンダー

インターネット接続設定

Google アカウント以外のユーザーアカウント
● ロック解除

画面ロック状態を解除します。
● 全データ消去

画面をロック状態にして全データを消去します。
38
4. 盗難・紛失時の対応 (管理コンソール利用)
本章では、第 3 章「盗難・紛失時の対応」に記載の機能を、管理コンソールから実施
する方法について説明します。
1
管理コンソールを開き、左メニュー
から「管理対象コンピューター」を
選択します。
右画面で「コンピューター」タブを
選択します。
操作したいモバイルデバイスを選
択し、プロパティを開きます。
2
左メニューから「アプリケーショ
ン」を選択します。
右画面から「Kaspersky Endpoint
Security 10 Service Pack 1 for
Mobile」を選択し、「プロパティ」
をクリックします。
3
左メニューから「盗難対策」をクリ
ックします。右画面の「コマンド送
信」の中から操作したい項目にチェ
ックを入れます。
4
最後に「適用」>「OK」をクリッ
クしてアカウント設定を反映させ
ます。
39
5
盗難・紛失されたモバイルデバイス
が同期すると設定したコマンドが
送信され、モバイルデバイスがロッ
クされます。
6
盗難・紛失されたモバイルデバイス
が発見された際に入力するパスは
手順 3.の画面の「ワンタイムパスワ
ード」に記載されています。
発見されたモバイルデバイスに入
力しロックを解除することが可能
です。
40
5. クライアントエージェントのアンインストール
クライアントエージェントをアンインストールする場合、対象の Android 端末にイ
ンストールしたクライアントエージェントからアンインストールを行います。本作業は
管理者の指示に従って実施してください。
1
対象の Android 端末にインストー
ルしたクライアントエージェント
を起動します。
右の画像のようなアプリケーショ
ンアイコンをタップしてください。
2
「^」をタップします。
3
「設定」をタップします。
4
「詳細設定」をタップします。
41
5
「アプリの削除」をタップします。
6
「次へ」をタップします。
7
「次へ」をタップします。
8
「OK」をタップします。アンイン
ストールが実行されます。
以上でアンインストールは完了で
す。
42
6. Web コンソールへのアクセス(管理者向け)
マルチデバイスセキュリティサービスでは管理者向けに管理コンソールとは別に
Web コンソールを提供しています。Web コンソールではクライアントエージェントを
インストールした端末の保護ステータスやレポートを確認することができます。尚、
Web コンソールには PC の Web ブラウザからアクセスしてください。
1
管理者にお知らせした Web コンソー
ルの URL にブラウザからアクセスし、
ユーザー名、パスワード、管理サーバ
ー名を入力し、「ログオン」を選択し
ます。
注) 管理サーバー名は右側の「▼」ボ
タンを選択し、入力欄を表示させてか
ら管理サーバー名を入力してくださ
い。
2
ログオンに成功すると Web コンソー
ル画面が表示されます。
43
7. 管理者パスワードの変更(管理者向け)
管理者パスワードは Web コンソールおよび管理コンソールから変更することができ
ます。本章ではその手順を示します。
1
Web コンソールにアクセスし、ログオ
ンします。
2
右上の「パスワードの変更」をクリッ
クします。
3
現在のパスワード
新しいパスワード
新しいパスワードの確認入力
をそれぞれ、入力し、「パスワードの
変更」をクリックします。
4
「ログオフ」をクリックし、新しいパ
スワードで再度ログインを実施しま
す。
以上でパスワードの変更は完了です。
44
以下は管理コンソールからパスワードを変更する手順です。
1
管理コンソールに接続し、「管理サー
バー」のプロパティを開きます。
2
左メニューから「セキュリティ」を選
択します。右画面で「追加」のプルダ
ウンから「Kaspersky Security
Center の認証」をクリックします。
3
パスワードを変更したいアカウントを
選択肢、「プロパティ(P)」を選択しま
す。
45
4
パスワードを変更し、「OK」をクリッ
クします。
5
OK をクリックします。
6
「適用」>「OK」の順にクリックして
完了です。
46