アストンマーティン DB11:デザイン

アストンマーティン DB11:デザイン
デザイン・ハイライト:
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アストンマーティン「第 2 世紀」初の市販「DB」、新世紀を象徴するまったく新しいデザイン言語。
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フロントヒンジのワンピース・クラムシェル・ボンネットと強い印象を放つフロントグリル。
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デイタイム・ランニングライトと低速コーナリング・ライトを内蔵するフル LED ヘッドライト。
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エアロダイナミクスの先駆者:冷却とリフト防止に貢献するサイド・ストレーキ。アストンマーティン・エ
アロブレード TM がバーチャル・スポイラーとして機能し、流麗なボディデザインを維持。
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新たなデザイン・シグネチャーとして異彩を放つルーフ・ストレーキ。
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ドラマティックなイメージを醸し出す新しい LED テールライト。
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完全に新開発されたデュアル TFT ディスプレイ:メーター類を表示する 12 インチ・プライマリー・ス
クリーンとインフォテインメント用 8 インチ・セカンダリー・スクリーン。
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広範なカラーとトリムを標準設定。パーソナリゼーションの可能性はほぼ無限。
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アストンマーティン初の精妙なブローグ・レザー・ディテール。
チーフ・クリエーティブ・デザイナー、マレク・ライヒマン率いるアストンマーティン・デザインチームは、大胆
な新しいデザイン言語に基づいて、新型 DB11 を完成させました。DB11 は、アストンマーティンであるこ
とをアピールしながらも、ノーズからテールまで、あらゆる部分に新鮮味を感じさせます。DB の伝統を忠
実に守りつつ、アストンマーティン「第 2 世紀」計画の急先鋒にふさわしいチャレンジが試みられ、全身か
らエネルギーが溢れています。数々のデザインアワード受賞経歴を持つデザインチームは、目新しいディ
テールと先駆的な空力処理を巧みに組み合わせ、エキサイティングなフォルムを生み出すことに成功しま
した。
とりわけ目を奪われるのは、力強さを増したグリルとクラムシェル・ボンネットです。お馴染みの装備と大胆
な新しいアイデアを組み合わせる DB11 は、明快であると同時にフレッシュなアイデンティティを確立させ
ています。アストンマーティン・デザインにおいて、フロントグリルは、時の移ろいにも色褪せない、真のシ
グネチャーです。DB11 では、このコンセプトを維持しながらも、新境地を開拓した結果、より力強く、印象
的なアイコンになりました。車両全体のデザインへの影響も強まり、フロントグリルを起点にボディフォルム
やライン、面構成が生み出されています。このボディラインは、DB11 の自信とポテンシャルを象徴するパ
ワフルなシンボルとなっています。
クラムシェル・ボンネットは、デザインとエンジニアリングの 2 つのチームが力を合わせて、困難なチャレン
ジに対して賢明なソリューションを見出したことを示しています。デザイン面から見ると、プレス成形アルミ
ニウム・ボンネットは、製造上必要なパネル間ギャップを最小限に抑え、一体感のある彫刻的フォルムを
生み出し、デザインチームのニーズに応えています。一方、エンジニアリング面から見ると、クラムシェル
構造は、厳格な歩行者保護要件を満たす優れたソリューションであり、大きなワンピース・パネルが効率
的に衝撃を吸収・拡散させ、複雑で重い火花点火アクティブセーフティ・システムを使わずに、歩行者を効
果的に保護します。それによって、ボンネットラインはタイトであくまで低く、デザインチームが切望するシ
ルエットが完成しています。
DB11 のフロントデザインでは、ヘッドライトも重要な機能を果たしています。フル LED ユニットには、デイ
タイム・ランニングライトのほか、アストンマーティン初となる低速コーナリング・ライトが一体化されていま
す。この新しいテクノロジーは、ライトユニットそのものにも色濃く反映されています。デザインチームは、
高い品質感を維持した印象的なヘッドライトを備えた、DB11 ならではの「顔」を創出することに集中しまし
た。
ドラマティックな新しいルーフ・ストレーキは、A ピラーから C ピラーまで、一切の破綻がないアーチを描き
出し、DB11 のデザイン・シグネチャーのひとつとなっています。この長尺アーチも、デザインチームとエン
ジニアリングチームの密接な協力体制によって実現しています。製作には多くの工数が要求されます。ま
ず、素材を押出成形した後、伸ばしと曲げ加工を施し、プレス成形行程を経て、レーザーカットし、磨きを
かけ、最終的にアルマイト処理を施して、デザインチームが描いたとおりの完璧な形状となるのです。ポリ
ッシュ仕上げの場合、ルーフアーチが明るい「グラフィック」として、キャビンのハイライトとなります。一方、
ブラック仕上げは、キャノピー効果によってボディ上部と下部を視覚的に分割します。どちらもドラマティッ
クな効果をもたらしますが、その結果は見事に異なっています。
DB11 のデザインにおいて、空力は重要なポイントです。コンシール処理やシームレスなパネル合わせが
相まって、クリーンな面構成はもちろん、ノーズからテールまで切れ目のないラインが描き出されています。
同時に、好奇心をそそったり、驚きを起こさせるディテールも散りばめられています。この革新的な空力ソ
リューションこそ、機能と形態がそれぞれ単独で機能を果たすのではなく、ハーモニーを奏でるというアス
トンマーティンのデザイン哲学を具現化しています。
エアロダイナミクスの好例は、アストンマーティン・デザイン伝統のサイド・ストレーキです。DB11 のサイド・
ストレーキは、フロント・ホイールアーチから高圧エアを排出させ、フロントリフトを低下させる「カーリキュ
ー」ベントの一部を構成しています。また、アストンマーティン・エアロブレード
TM は、実に革新的な「バーチ
ャル・スポイラー」として機能します。C ピラー基部に上品に配置されたインテークから取り込まれたエアフ
ローは、ボディ内部のダクトを介して、リア・デッキリッドのスロットから排出されます。高速で排出されるエ
アフローは、リアのリフトを抑制します。付加的な「フリップ」を使用せずに空力をコントロールする手法によ
り、DB11 の流麗なテールが実現しました。リフトも抑えられた結果、安定性にはまったくの妥協は存在し
ません。
ヘッドライトと同様、テールライト・ユニットも DB11 デザインのパワフルなデザイン・エレメントです。このテ
ールライトは、現代アストンマーティンのシグネチャーであるブーメラン状のグラフィックを描き出し、ユニッ
トとリアエンドを融合させる「ディスカス・セクション」により、複雑な 3D 効果を生み出しています。また、こ
の処理により、リアエンドが視覚的に上下に分割されています。非常にモダンであると同時に、アストンマ
ーティンらしさを感じさせます。
新型 DB11 のエクステリアは、プログレッシブでコンテンポラリーです。インテリアデザインにも、エクステリ
アと同一のアプローチを応用、お馴染みのデザイン・エレメントは残しつつ、新たな解釈を加えています。メ
イン TFT インストルメント・ディスプレイにはテクニカルな雰囲気が漂い、センターコンソールは、ダッシュ
ボードからトランスミッション・トンネルまで流れるように連なるスムーズなカスケード・デザインが施されて
います。キャビンには、フロントからリアへと柔らかなラインが連なり、ゆったりとした空間をエレガントに演
出し、広々感と温かさを覚えさせます。スタイリッシュなラインは、ドアパネルのピクチャーフレーム・ディテ
ールに回帰し、視覚的な面白さを創り出します。DB11 のインテリアは、ドライバーもパッセンジャーも、心
から満足できる環境が生み出されています。
DB11 のインテリアがひと際魅力的なのは、最良の素材と高度なハンド・クラフツマンシップに裏付けられ
ているからです。伝統の素材と技法に伝代的でダイナミックなアプローチを追加して、「DB」にふさわしい
スポーティング・キャラクターを生み出す方法は、先代 DB9 で確立したものです。トリム・インレイを現代流
に改良、ハイグロス仕上げが施されたウッドの中には、木目がそのまま活かされ、その風合いを感じさせ
る選択肢も用意されます。見た目も自然で、美しい仕上がりとなっています。
DB11 のレザーインテリアには、想像力溢れる独自のソリューションが採用されています。キルティング、
パンチング、ブローグといった装飾技法により、精妙なディテールが生まれ、インテリアに華やかさをもたら
します。アストンマーティンのインテリアには、「製造」という単語は似つかわしくありません。入念に、注意
深く「製作」されたそれは、DB11 に温かみを付け足し、アストンマーティンのクラフツマンシップとは何かを
静かに語りかけます。
チーフ・クリエーティブ・オフィサーのマレク・ライヒマンは、DB11 のデザインについて、次のように語ってい
ます。「DB11 は、わずか 1 ミリの細かなディテールに至るまで、すべてが再解釈されています。何度もプ
ロポーションの検証を繰り返しながらも直感を活かして、美しく、エレガントに仕上げました。先駆的なエア
ロダイナミクス処理を施し、デザイン・ボキャブラリーを補強しています。史上もっとも魅力的な DB をお届
けするという目標の下、目に見えない部分にまで細心の注意を払いながらデザインしました。」