エジプトの主要な冷延・表面処理メーカーへ出資

2016 年 3 月 1 日
JFE スチール株式会社
伊藤忠丸紅鉄鋼株式会社
エジプトの主要な冷延・表面処理メーカーへ出資
JFE スチール株式会社(本社:東京都千代田区、社長:柿木厚司、以下「JFE スチー
ル」)と伊藤忠丸紅鉄鋼株式会社(本社:東京都中央区、社長:松浦康夫、以下「伊藤
忠丸紅鉄鋼」)は、このたびエジプトで主要な冷延・表面処理メーカーであるカンディ
ル社の発行済み株式を、それぞれ 4.4%、12.1%ずつ合計 16.5%、共同で取得しまし
た。
エジプトは、北アフリカ・中近東地域(MENA)で最大、かつ今後も成長が期待される
鋼材市場です。その中で、カイロに拠点を置くカンディル社は、高級鋼拡販のための
高品質な原板の安定調達と技術支援を、JFE スチールと伊藤忠丸紅鉄鋼は、成長地
域での高級鋼を含めた安定的な鋼材販売先の確保とビジネス拡大を目指しており、
三社の考えが一致したことから、今回の株式取得に至りました。
カンディル社は、1865 年にその起源を発し、2015 年で創業 150 周年を迎えるエジ
プトの冷延・表面処理メーカー名門企業です。現在は家電、電気産業、商業用自動
車、建材用途向けに、冷延鋼板・溶融亜鉛鍍金鋼板・カラー鋼板を年間約 60 万トン製
造・販売し、それぞれの品種でエジプト NO.1 シェアを誇っています。
2000 年に JFE スチール(旧川崎製鉄)が、冷間圧延ラインをカンディル社に納入し
たことから取引関係が始まりました。その後も伊藤忠丸紅鉄鋼を通じてカンディル社に
鋼材を供給継続、拡大し、その関係を強化してまいりました。
今後、JFE スチールと伊藤忠丸紅鉄鋼は、カンディル社と連携しながら、鋼材需要
の高い伸びが予想されるエジプト市場おいて、より一層のマーケット開拓、および高級
鋼の需要捕捉に注力してまいります。
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右から JFE スチール馬越学専務、カンディル社 Amr Kandil CEO
伊藤忠丸紅鉄鋼高橋俊彦鋼材第二本部長
【カンディル社 概要】
名称
Kandil Steel(S.A.E)
本社
エジプト・カイロ
創業
1865 年
設立
1997 年
事業内容 冷延鋼板・溶融亜鉛鍍金鋼板・カラー鋼板の製造・販売
社員数
約 1,000 名
社長
Amr Kandil 氏
資本金
EGP 315 百万(約 5,182 百万円)
設備能力
酸洗ライン
– 720,000MT/年
冷間圧延ライン
– 613,000MT/年
焼鈍ライン
– 234,000MT/年
溶融亜鉛鍍金ライン
– 408,000MT/年
カラー鍍金ライン
– 60,000MT/年
【写真】カンディル社外観
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以上
本件に関するお問い合わせは、下記にお願い致します。
JFE スチール㈱ 総務部広報室
℡03(3597)3166
伊藤忠丸紅鉄鋼㈱経営企画部広報チーム ℡03(5204)3305
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