国土交通省 近畿地方整備局 Kinki Regional Development Bureau Ministry of Land, Infrastructure, Transport and Tourism 近畿地方整備局 和歌山河川国道事務所 配 布 日 時 平成28年 3月 3日 14時00分 資 料 配 布 ありだ かいなん 国道42号 有田海南道路 件 名 平成28年3月20日(日)に起工式を開催します。 ありだ かいなん ○国道42号有田海南道路は、現在、1日も早い完成に向けて、 調査設計、用地取得を進めてきたところです。 ○今後の本格的な工事推進に先立ち、以下の通り起工式を 開催します。 ◇開催日時:平成28年3月20日(日) 概 要 ◇式典会場:有田市 10時00分~ しんどう 新堂地区(事業地内) ◇共催:国土交通省 近畿地方整備局、和歌山県、有田市、海南市 【主な整備効果】 ○災害時における交通の確保 ○通行車両制限区間の回避 ○農水産業振興に貢献 取 配 扱 布 い 場 所 近畿建設記者クラブ、大手前記者クラブ、 和歌山県政記者クラブ、和歌山県地方新聞協会、和歌山県政放送記者クラブ 国土交通省 問 い 合 わ せ 先 近畿地方整備局 和歌山河川国道事務所 副所長 中尾 勝 (なかお まさる) 計画課長 森谷 信也 (もりたに しんや) TEL 073-424-2471(代表) 事 業 の 概 要 ありだ かいなん ■ 一般国道42号 有田海南道路の概要 <目 的> 有田海南道路は、国道42号有田市から海南市の交通混雑緩和や 交通安全を確保するとともに、巨大地震発生時の津波浸水想定区域を 回避し、災害発生時の避難路・輸送路の確保等を目的とした延長9.4㎞ の道路です。 ありだ の かいなん しみず <事業区間> (起点)和歌山県有田市野~(終点)和歌山県海南市冷水 <延 長> 広域図 9.4 km <構造規格> 第3種 第2級 <設計速度> 60km/h <事業の経過> 平成20年3月 : 都市計画決定 平成20年度 : 事業着手 事業区間 海南市役所 至 和歌山市 ふじしろ (至) 海南市藤白 延長 冷水拡幅 かいなん かいなんひがし かいなん かいなん しみず 1.1 ㎞ (自) 海南市冷水 あり 有田海南道路 かいなん 海南東IC 海南港 しみずうら かいなん しみず 海南IC 和歌浦湾 (至) 海南市冷水 海南市 だ かい なん 下津IC かもごう 阪和自動車道 しもつ はつしま みのしま 有田市役所 延長 9.4 ㎞ しもつ 下津港 和歌山県 有田市 有田川 ありだ の きいみやはら (自)有田市野 凡 例 有田海南道路(計 画) 高速自動車国道 ありだ 有田IC 一 般 国 道 主要地方道・県道 至 田辺市 1 災害時における交通の確保 京奈和自動車道紀北西道路の概要 ◇有田海南道路は津波浸水想定区域を回避しており、 国道42号の代替機能を発揮。 ◇災害発生時における交通を確保し、地域の避難活動を支援するほか、 孤立集落の発生を回避。 ●国道42号は、南海トラフ巨大地震の発生時、津波により浸水の恐れがあり、 道路寸断による孤立集落(約7,800人)の発生が懸念。 災害時の避難路・輸送路の確保 至 海南IC 凡 孤立する可能性のある集落 海南市内 例 :国道42号の津波浸水区間 42 :南海トラフ巨大地震により 孤立する可能性がある集落 :津波浸水想定区域 代替機能を発揮! 42 阪和自動車道 有田市内 有田市役所 42 出 典 ・和歌山県「津波浸水想定図」 (H25.3)南海トラフの巨大地震 ・H22国勢調査(0.5kmメッシュ人口) ※孤立集落については、国道42号 沿岸部に連なる集落を対象とし、 国道42号の津波浸水区間に挟ま れる集落の人口を集計 有田IC 津波浸水予測図 〈 海南市内 〉 :国道42号の津波浸水区間 〈 有田市内 〉 42 国道42号の 津波浸水区間 42 42 国道42号の 津波浸水区間 出典:和歌山県「津波浸水想定図」 (H25.3)南海トラフの巨大地震 2 通行車両制限区間の回避 京奈和自動車道紀北西道路の概要 ◇有田海南道路の整備により、国道42号の通行車両制限区間を回避。 ◇高さ3.8mを越えるコンテナ車や大型貨物の特殊車両が通行可能となり、 地域沿岸部の物流の効率化に期待。 高さ3.8m以上の特殊車両の通行が困難なトンネル(位置図) :特殊車両の通行が困難なトンネル位置 海南市役所 延長 冷水拡幅 かいなん 至 和歌山市 ふじしろ (至) 海南市藤白 かいなんひがし 海南東IC かいなん 1.1 かいなん しみず ㎞ (自) 海南市冷水 しみず しみずうら かいなん 海南IC 和歌浦湾 あり 有田海南道路 かいなん 海南港 (至) 海南市冷水 海南市 だ かい なん 下津IC かもごう 阪和自動車道 しもつ 延長 はつしま みのしま 有田市役所 9.4 ㎞ 和歌山県 しもつ 下津港 有田市 有田川 ありだ きいみやはら の (自)有田市野 ありだ 有田IC 至 田辺市 特殊車両の通行が困難なトンネルでは このような問題が・・・ <特殊車両通行時の安全措置> 車線をはみ出さないと 走行できない。 現状の 対策 誘導車(後方) 高さ3.8m を超える 特殊車両 ・前後に誘導車を配置 ・輸送時間帯を限定 ・安全措置を講じた上で中央線を 超えて走行 等 3 農水産業振興に貢献 京奈和自動車道紀北西道路の概要 ◇有田海南道路の整備により、混雑時の所要時間が約20分短縮。 ◇輸送時間の短縮により、農水産物の市場での鮮度向上や出荷圏域の拡大 など、地域の農水産業振興に期待。 混雑時間帯での所要時間短縮効果 (有田市~海南市間) 鮮魚や農産物の輸送路として機能 海南市役所 至 和歌山市 かいなん 36分 整備前 海南IC しもつ 海南市 16分 整備後 下津IC 有田市役所 みかん 有田市 阪和自動車道 みかん 和歌山県 所要時間(分) 約20分短縮 分 出典:H22道路交通センサス(混雑時旅行速度) ※有田市役所~海南市役所までの所要時間 ※整備後:有田海南道路、冷水拡幅の設計速度で算出 たちうお ありだ 有田IC 至 田辺市 ◇みかん 収穫量が 有田みかん (有田市特産) 蔵出しみかん (海南市特産) 太刀魚(たちうお) (有田市特産) 漁獲量が 6年連続(H20~H25) 全国1位! 全国の約1割が 有田市産! 11年連続(H16~) 全国1位! 全国の約2割が 和歌山県産! 和歌山県産が 全国の約2割を占める。 ◇たちうお 有田市・海南市が 県内の約3割を占める。 有田市が 全国の約1割を占める。 漁獲量 (市町村別) 7,576 t 平成25年 出典:農林水産統計 出典:和歌山県の農林水産業 (農林水産省近畿農政局(平成27年5月)) (和歌山県農林水産部(平成26年4月)) 4 出典:H25 海面漁業生産統計調査 (たちうお、市町村別データ)
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