投資家情報/「第75 期定時株主総会招集ご通知に際しての

第 75 期定時株主総会招集ご通知に際しての
インターネット開示事項
1.連結計算書類
連結注記表
2.計算書類
個別注記表
3.株主総会参考書類
①株式会社村田製作所の定款の定め
②株式会社村田製作所の最終事業年度(平成 27 年3月期)に係る計算書類等
第 75 期定時株主総会招集ご通知に添付すべき書類のうち、本内容につきましては、法令および
当 社 定 款 第 15 条 の 規 定 に 基 づ き 、 イ ン タ ー ネ ッ ト 上 の 当 社 ウ ェ ブ サ イ ト
(http://www.toko.co.jp/investors/jp/stockholder.html)に掲載することにより株主の皆様に
提供しております。
東光株式会社
連結注記表
〔連結計算書類作成のための基本となる重要な事項に関する注記等〕
1.
連結の範囲に関する事項
1)
連結子会社の数および主要な連結子会社の名称
連結子会社の数
22社
主要な連結子会社の名称
珠海市東光電子有限公司、汕頭経済特区華建電子有限公司、
汕頭華鉅科技有限公司、東光電子製造廠有限公司、
華成電子股份有限公司、TOKO SINGAPORE PTE. LTD.、
TOKO ELECTRONIC (SARAWAK) SDN. BHD.、VIET HOA ELECTRONICS CO., LTD.
2)
主要な非連結子会社の名称等
主要な非連結子会社の名称
TOKO ELECTRONICS(THAILAND)CO.,LTD.
連結の範囲から除いた理由
非連結子会社のTOKO ELECTRONICS(THAILAND)CO.,LTD.の総資産・売上高・当期純
損益および利益剰余金等のうち持分に見合う額はいずれも小規模であって、全体と
しても連結計算書類に重要な影響を及ぼしていないため、連結の範囲から除外して
おります。
2.
持分法の適用に関する事項
1)
持分法を適用した非連結子会社および関連会社の数および名称等
該当事項はありません。
2)
持分法を適用しない非連結子会社および関連会社の数および名称等
主要な会社等の名称
非連結子会社
TOKO ELECTRONICS(THAILAND)CO.,LTD.
持分法を適用していない理由
非連結子会社のTOKO ELECTRONICS(THAILAND)CO.,LTD.については、当期純損益(持
分に見合う額)および利益剰余金(持分に見合う額)等からみて、持分法の対象から除
いても連結計算書類に及ぼす影響が軽微であり、かつ全体としても重要性がないた
め、持分法の適用から除外しております。
1
3.
1)
会計処理基準に関する事項
重要な資産の評価基準および評価方法
①有価証券の評価基準および評価方法
そ の 他 有 価 証 券 …… 時 価 の あ る も の :決算日の市場価格等に基づく時価
法によっております。
(評価差額は全部純資産直入法に
より処理し、売却原価は移動平均
法により算定)
時 価 の な い も の :移動平均法による原価法によって
おります。
子会社株式および関連会社株式……………………
移動平均法による原価法によって
おります。
②デリバティブの評価基準および評価方法
為
替
予
約 ………… 時価法によっております。
金 利 ス ワ ッ プ ………… 時価法によっております。ただし、特例処理の条件を満
たす場合には特例処理を採用しております。
金 利 キ ャ ッ プ ………… 時価法によっております。ただし、特例処理の条件を満
たす場合には特例処理を採用しております。
③たな卸資産の評価基準および評価方法
商 品 及 び 製 品、 ………… 主として総平均法による原価法(貸借対照表価額は収益性
仕
掛
品
の低下による簿価切下げの方法により算定)
原 材 料 及 び ………… 移動平均法による原価法(貸借対照表価額は収益性の低下
貯
蔵
品
による簿価切下げの方法により算定)
ただし、在外連結子会社は主として総平均法による原価
法(貸借対照表価額は収益性の低下による簿価切下げの方
法により算定)
2)
重要な減価償却資産の減価償却の方法
①有形固定資産(リース資産を除く)
当社は、建物(建物附属設備を除く)は定額法、建物以外は定率法を採用しておりま
す。
また、国内連結子会社は建物(建物附属設備を除く)は定額法、建物以外は定率法、在
外連結子会社は主として定額法を採用しております。
なお、主な耐用年数は以下のとおりであります。
建物及び構築物…………………10~50年
機械装置及び運搬具……………5~10年
工具、器具及び備品……………2~8年
2
②無形固定資産(リース資産を除く)
定額法によっております。
なお、耐用年数については、法人税法に規定する方法と同一の基準によっております。
ただし、ソフトウェア(自社利用分)については、社内における利用可能期間(5年)
に基づく定額法を採用しております。
③リース資産
所有権移転ファイナンス・リース取引に係るリース資産
自己所有の固定資産に適用する減価償却方法と同一の方法を採用しております。
所有権移転外ファイナンス・リース取引に係るリース資産
リース期間を耐用年数とし、残存価額を零とする定額法を採用しております。
3)
重要な引当金の計上基準
①貸倒引当金
債権の貸倒れによる損失に備えるため、回収不能見込額を計上しております。
a
b
一般債権
貸倒実績率法
貸倒懸念債権および破産更生債権等
財務内容評価法
②賞与引当金
当社および一部連結子会社は、従業員の賞与の支払に備えるため、支給見込額基準に基
づき計上しております。
③役員退職慰労引当金
一部の連結子会社の役員の退職慰労金の支払に備えるため、役員退職慰労金規程に基づ
く連結会計年度末要支給額を計上しております。
4)
その他連結計算書類作成のための基本となる重要な事項
①重要な外貨建の資産または負債の本邦通貨への換算基準
外貨建金銭債権債務は、決算日の直物為替相場により円貨に換算し、換算差額は損益と
して処理しております。
なお、在外子会社の資産および負債は、決算日の直物為替相場により円貨に換算し、収
益および費用は期中平均相場により円貨に換算し、換算差額は純資産の部における少数
株主持分および為替換算調整勘定に含めております。
3
②重要なヘッジ会計の方法
(1)ヘッジ会計の方法
特例処理の条件を満たしている金利スワップ取引および金利キャップ取引については、
特例処理を採用しております。
(2)ヘッジ手段とヘッジ対象
ヘッジ手段:金利スワップ・金利キャップ
ヘッジ対象:借入金
(3)ヘッジ方針
金利スワップ取引および金利キャップ取引は、現存する変動金利債務に対し、金利上昇
時における調達コストの増加をヘッジする目的で導入しております。なお、投機目的に
よるデリバティブ取引は行わない方針であります。
(4)ヘッジ有効性評価の方法
デリバティブ取引が金利スワップ取引および金利キャップ取引の特例処理の条件を満た
していることを確認しております。
③消費税等の会計処理
消費税等の会計処理は、税抜方式によっております。
④退職給付に係る会計処理の方法
退職給付に係る負債は、従業員の退職給付に備えるため、当連結会計年度末における
見込額に基づき、退職給付債務から年金資産を控除した額を計上しております。退職
給付債務の算定にあたり、退職給付見込額を当連結会計年度までの期間に帰属させる
方法については、給付算定式基準によっております。過去勤務費用は、その発生時に
おける従業員の平均残存勤務期間以内の一定の年数(10年)による定額法により費用
処理しております。数理計算上の差異は、各連結会計年度の発生時における従業員の
平均残存勤務期間以内の一定の年数(10年)による定額法により按分した額をそれぞ
れ発生の翌連結会計年度から費用処理しております。未認識数理計算上の差異及び未
認識過去勤務費用については、税効果を調整の上、純資産の部におけるその他の包括
利益累計額の退職給付に係る調整累計額に計上しております。
4
〔会計方針の変更に関する注記〕
(退職給付に関する会計基準等の適用)
「退職給付に関する会計基準」(企業会計基準第26号平成24年5月17日。以下「退職
給付会計基準」という。)及び「退職給付に関する会計基準の適用指針」
(企業会計基
準適用指針第25号平成27年3月26日。以下「退職給付適用指針」という。
)を、退職給
付会計基準第35項本文及び退職給付適用指針第67項本文に掲げられた定めについて当
連結会計年度より適用し、退職給付債務及び勤務費用の計算方法を見直し、退職給付
見込額の期間帰属方法を、期間定額基準から給付算定式基準へ変更するとともに、割
引率の決定方法を、退職給付の見込支払日までの平均期間に基づく割引率から退職給
付の支払見込期間及び支払見込期間ごとの金額を反映した単一の加重平均割引率に変
更いたしました。
退職給付会計基準等の適用については、退職給付会計基準第37項に定める経過的な
取扱いに従っており、当連結会計年度の期首において、退職給付債務および勤務費用
の計算方法の変更に伴う影響額を利益剰余金に加減しております。
この結果、当連結会計年度の期首の退職給付に係る負債が1,775百万円増加し、利益
剰余金が1,775百万円減少しております。また、当連結会計年度の損益に与える影響は
軽微であります。
5
〔連結貸借対照表に関する注記〕
1)
担保資産
短期借入金5,000百万円、長期借入金3,700百万円の担保として工場財団に組成登記され
ているものは次のとおりであります。
建物及び構築物
1,197 百万円
(帳簿価額)
土地
759
(
〃
)
計
1,957
(
〃
)
2)
受取手形割引高
3)
財務制限条項
30百万円
当連結会計年度末の借入金のうち4,900百万円には、相対方式・シンジケーション方式に
よる金銭消費貸借契約を締結しており、財務制限条項が付されております。
下記の条項に抵触した場合は、借入先の要求に基づき、期限の利益を失い、借入元本およ
び利息を支払う可能性があります。
(1)各年度の決算期末における連結貸借対照表の純資産の部の金額を前年同期比75%以上に
維持すること。
(2)各年度の決算期にかかる連結損益計算書上の営業損益が、2期連続して損失を計上しな
いこと。
また、当連結会計年度末の1年内償還予定の転換社債型新株予約権付社債(1,500百万円)に
は、財務制限条項が付されております。
下記の条項に抵触した場合は、期限の利益を失い、社債元本を支払う可能性があります。
(1)各事業年度の決算期の末日における連結純資産の部の金額を、平成23年12月決算期の末
日の連結純資産の部の金額の75%以上の金額に維持すること。
(2)各事業年度の決算期の連結営業利益について2期連続の赤字を回避すること。
6
〔連結損益計算書に関する注記〕
1.
販売権譲渡益
販売権譲渡益は、株式会社村田製作所との販売権譲渡契約の実行に伴い、受け入れた譲渡
対価であります。
2.
減損損失
当グループは、当連結会計年度において以下の資産グループについて減損損失を計上いた
しました。
セグメント
コイル商品
その他商品
全社共通部門
用途
種類
場所
減損額
(百万円)
遊休資産
建物及び構築物
機械装置及び運搬具
工具、器具及び備品
日本
中国
ベトナム
遊休資産
建物及び構築物
機械装置及び運搬具
工具、器具及び備品
日本
中国
2
遊休資産
建物及び構築物
機械装置及び運搬具
工具、器具及び備品
ソフトウエア
日本
中国
シンガポール
ドイツ
22
合
計
256
280
当グループは、管理会計上の事業区分に基づきグルーピングを行っております。また、遊
休資産については個別の物件毎にグルーピングを行っております。
遊休資産について、同帳簿価額を回収可能価額まで減額し、当該減少額を減損損失として
特別損失に計上いたしました。なお、回収可能価額は正味売却価額により測定しており、正
味売却価額は売却可能価額により算定しております。
減損損失の内訳は、建物及び構築物4百万円、機械装置及び運搬具260百万円、工具、器
具及び備品15百万円、ソフトウエア0百万円であります。
3.
事業構造改善費用
事業構造改善費用は、株式会社村田製作所への販売権譲渡に伴い発生したもので、内容は
次のとおりであります。
特別退職金
386 百万円
代理店違約金
66
その他
7
計
460
7
〔連結株主資本等変動計算書に関する注記〕
1)
発行済株式に関する事項
株式の種類
当 連 結 会 計
年 度 期 首
普通株式(千株)
108,122
2)
増
加
減
―
当 連 結 会 計
年
度
末
少
―
108,122
配当に関する事項
①配当金支払額
決
議
株式の
種類
配当金の
1株当たりの
総額
配当額(円)
(百万円)
平成27年3月27日
普通株式
定時株主総会
320
3
基準日
効力
発生日
平成26年
12月31日
平成27年
3月30日
②基準日が当連結会計年度に属する配当のうち、配当の効力発生日が翌連結会計年度となる
もの
決
議
株式の
種類
配当金の
1株当たり
総額
配当の原資 の 配 当 額
(円)
(百万円)
平成28年3月29日
普通株式
定時株主総会
320 利益剰余金
3
基準日
効力
発生日
平成27年
12月31日
平成28年
3月30日
3)
当連結会計年度末の新株予約権(権利行使期間の初日が到来していないものを除く)の目
的となる株式の種類および数
第6回無担保転換社債型新株予約権付社債(平成24年4月9日発行)
普通株式
7,575,757株
8
〔金融商品に関する注記〕
1.金融商品の状況に関する事項
(1)金融商品に対する取組方針
当グループは、主に電気機械器具の製造販売事業を行うための設備投資計画に照らして、
必要な資金(主に銀行借入)を調達しております。一時的な余資は安全性の高い金融資産で運
用し、また、短期的な運転資金を銀行借入により調達しております。デリバティブは、後述
するリスクを回避するために利用しており、投機的な取引は行わない方針であります。
(2)金融商品の内容およびそのリスク
営業債権である受取手形及び売掛金は、顧客の信用リスクに晒されております。また、グ
ローバルに事業を展開していることから生じている外貨建ての営業債権は、為替の変動リス
クに晒されていますが、その一部については先物為替予約を利用してヘッジしております。
投資有価証券は、主に取引先企業との業務提携または資本提携等に関連する株式であり、
市場価格の変動リスクに晒されております。
営業債務である支払手形及び買掛金は、ほとんど1年以内の支払期日であります。また、
その一部には、原料等の輸入に伴う外貨建てのものがあり、為替の変動リスクに晒されてい
ますが、その一部については先物為替予約を利用してヘッジしております。
借入金、1年内償還予定の転換社債型新株予約権付社債、設備関係未払金およびファイナ
ンス・リース取引に係るリース債務は、主に設備投資に必要な資金の調達を目的としたもの
であり、返済日は決算日後、最長で5年後であります。このうち一部は、変動金利であるた
め金利の変動リスクに晒されていますが、その一部についてはデリバティブ取引(金利スワ
ップ取引および金利キャップ取引)を利用してヘッジしております。
デリバティブ取引は、外貨建ての営業債権債務に係る為替の変動リスクに対するヘッジ取
引を目的とした先物為替予約取引、借入金に係る支払金利の変動リスクに対するヘッジ取引
を目的とした金利スワップ取引および金利キャップ取引であります。
なお、ヘッジ会計に関するヘッジ手段とヘッジ対象、ヘッジ方針、ヘッジの有効性の評価
方法等については、前述の「会計処理基準に関する事項」に記載されている「重要なヘッジ
会計の方法」をご覧下さい。
9
(3)金融商品に係るリスク管理体制
①信用リスク(取引先の契約不履行等に係るリスク)の管理
当社は、与信管理規程に従い、営業債権について、各事業部門における営業管理部が主
要な取引先の状況を定期的にモニタリングし、取引相手ごとに期日および残高を管理する
とともに、財務状況等の悪化等による回収懸念の早期把握や軽減を図っております。連結
子会社についても、当社の与信管理規程に準じて、同様の管理を行っております。
デリバティブ取引の利用にあたっては、カウンターパーティーリスクを軽減するため
に、格付けの高い金融機関とのみ取引を行っております。
当連結会計年度末現在における最大信用リスク額は、信用リスクにさらされている金融
資産の貸借対照表価額により表わされています。
②市場リスク(為替や金利等の変動リスク)の管理
当社および一部の連結子会社は、外貨建ての営業債権債務について、通貨別月別に把握
された為替の変動リスクの一部に対して、原則として先物為替予約を利用してヘッジして
おります。
また、当社は、借入金に係る支払金利の変動リスクを抑制するために、金利スワップ取
引および金利キャップ取引を利用しております。
投資有価証券については、定期的に時価や発行体(取引先企業)の財務状況等を把握し、
取引先企業との関係を勘案して保有状況を継続的に見直しております。
デリバティブ取引については、取引権限や限度額等を定めた財務基本規程に基づき、経
理財務部が実行・管理を行っており、記帳および契約先との残高照合等を行っておりま
す。月次の取引実績は、経理財務部を所管する役員に随時報告しております。連結子会社
についても、当社の財務基本規程に準じて、管理を行っております。
③資金調達に係る流動性リスク(支払期日に支払いが実行できなくなるリスク)の管理
当社は、各部署からの報告に基づき経理財務部が適時に資金繰計画を作成・更新すると
ともに、短期借入枠を一定額確保することなどにより、流動性リスクを管理しておりま
す。
(4)金融商品の時価等に関する事項についての補足説明
「2.金融商品の時価等に関する事項」におけるデリバティブ取引に関する契約額等につ
いては、その金額自体がデリバティブ取引に係る市場リスクを示すものではありません。
10
2.金融商品の時価等に関する事項
平成27年12月31日における連結貸借対照表計上額、時価およびこれらの差額については、
次のとおりです。なお、時価を把握することが極めて困難と認められるものは、次表には含
まれていません。((注2)参照)
(単位:百万円)
連結貸借対照表
計上額
10,459
7,027
(1)現金及び預金
(2)受取手形及び売掛金
(3)投資有価証券
その他有価証券
資産計
(1)支払手形及び買掛金
(2)設備関係未払金
(3)短期借入金
(4)未払法人税等
(5)1年内償還予定の転換社債型新株予約権
付社債
(6)長期借入金
(7)リース債務
(8)長期設備関係未払金
負債計
時価
差額
10,459
7,027
―
―
1,293
18,780
1,293
18,780
―
―
4,528
233
5,500
335
4,528
233
5,500
335
―
―
―
―
1,500
2,893
1,393
5,960
38
224
18,320
5,988
38
224
19,742
28
―
―
1,422
デリバティブ取引
①ヘッジ会計が適用されていないもの
28
28
―
②ヘッジ会計が適用されているもの
―
―
―
デリバティブ取引計
28
28
―
※デリバティブ取引は、債権・債務を差し引きした純額を表示しており、正味の債務となる
項目については、()で示しております。
(注1)金融商品の時価の算定方法ならびに有価証券およびデリバティブ取引に関する事項
資産
(1) 現金及び預金
預金は全て短期であるため、時価は帳簿価額と近似していることから、当該帳簿価額
によっております。
(2) 受取手形及び売掛金
受取手形及び売掛金は短期間で決済されるため、時価は帳簿価額とほぼ等しいことか
ら、当該帳簿価額によっております。
11
(3) 投資有価証券
投資有価証券の時価については、取引所の価格によっております。
また、その他有価証券に関する注記事項については、以下のとおりであります。
種類
取得原価
(単位:百万円)
連結貸借対照表
差額
計上額
連結貸借対照表計上額が
取得原価を超えるもの
株式
777
1,269
492
連結貸借対照表計上額が
取得原価を超えないもの
株式
29
23
△5
806
1,293
487
合
計
負債
(1)支払手形及び買掛金、(2)設備関係未払金、(3)短期借入金、(4)未払法人税等
これらは短期間で決済されるため、時価は帳簿価額とほぼ等しいことから、当該帳簿
価額によっております。
(5)1年内償還予定の転換社債型新株予約権付社債
1年内償還予定の転換社債型新株予約権付社債の時価は、連結会計年度末の当社株式の
株価(以下、期末株価)が転換価額を上回ったため、期末株価に新株予約権の行使による
交付株式数を乗じて算出しております。
(6)長期借入金、(8)長期設備関係未払金
これらの時価については、元利金の合計額を同様の新規借入を行った場合に想定され
る利率で割り引いて算定する方法によっております。変動金利による長期借入金の一部は
金利スワップおよび金利キャップの特例処理の対象とされており、当該金利スワップおよ
び金利キャップと一体として処理された元利金の合計額を、同様の借入を行った場合に適
用される合理的に見積られる利率で割り引いて算定する方法によっております。
なお、1年内返済予定の長期借入金および長期設備関係未払金は、それぞれ長期借入金
および長期設備関係未払金に含めて時価を表示しております。
(7)リース債務
リース債務の時価については、元利金の合計額を新規に同様のリースを行った場合に
想定される利率で割り引いた現在価値は帳簿価額と近似していることから、当該帳簿価額
によっております。
なお、リース債務には1年内支払予定の金額を含め表示しております。
12
デリバティブ取引
① ヘッジ会計が適用されていないもの
ヘッジ会計が適用されていないデリバティブ取引について、取引の対象物の種類ごとの
連結決算日における契約額または契約において定められた元本相当額、時価および評価損
益ならびに当該時価の算定方法は、次のとおりであります。
・通貨関連(時価の算定方法は、取引金融機関によって提示された価格等によっておりま
す。)
(単位:百万円)
種類
契約額等の
うち1年超
契約額等
時価
評価損益
為替予約取引
売建
買建
米ドル
米ドル
13,059
2,086
―
―
32
△3
32
△3
② ヘッジ会計が適用されているもの
ヘッジ会計が適用されているデリバティブ取引について、ヘッジ会計の方法ごとの連結
決算日における契約額または契約において定められた元本相当額等は、次のとおりであり
ます。
(単位:百万円)
ヘッジ会計
の方法
デリバティブ取引の
種類等
金利スワップ取引
金利スワップの
受取変動・
特例処理
支払固定
契約額等
主な
うち
1年超
ヘッジ対象
長期借入金
3,650
2,350
時価
当該時価の
算定方法
取引金融機関から
△23 提示された価格等
によっている。
(注2)時価を把握することが極めて困難と認められる金融商品
区分
(単位:百万円)
連結貸借対照表計上額
非上場株式
5
上記については、市場価格がなく、時価を把握することが極めて困難と認められるため、
「(3)その他有価証券」には含めておりません。
〔1株当たり情報に関する注記〕
1株当たり純資産額
1株当たり当期純利益
257円37銭
39円58銭
13
〔重要な後発事象に関する注記〕
(株式会社村田製作所による当社の完全子会社化に関する株式交換契約締結について)
当社は、平成28年1月29日開催の取締役会において、株式会社村田製作所(以下、「村田製作
所」といいます。)を株式交換完全親会社とし、当社を株式交換完全子会社とする株式交換
(以下、
「本株式交換」といいます。
)を行うことを決議し、同日付で株式交換契約(以下、「本
株式交換契約」といいます。
)を締結しました。
(1)株式交換の目的
グループ内で分散している機能の集約によるバリューチェーンの最適化、グループ内の利益
相反の回避による業務シナジーの発揮、グループ一体経営による最適な経営資源の配分と戦略
の策定を可能にし、将来に向けての両社の企業価値の向上に一層資することを目的としており
ます。
(2)株式交換の日程
株式交換契約締結の取締役会決議日(両社)
平成28年1月29日
株式交換契約締結日(両社)
平成28年1月29日
定時株主総会基準日(東光)
平成27年12月31日
定時株主総会開催日(東光)
平成28年3月29日(予定)
最終売買日(東光)
平成28年4月25日(予定)
上場廃止日(東光)
平成28年4月26日(予定)
株式交換の効力発生日
平成28年5月1日(予定)
(注1)村田製作所は、会社法第796条第2項に基づき、株主総会の承認を必要としない簡易株
式交換の手続により行う予定です。
(注2)上記日程は、本株式交換の手続の進行等に応じて必要があるときは、両社の合意に基
づき変更されることがあります。
(3)株式交換の方法
村田製作所を株式交換完全親会社、当社を株式交換完全子会社とする株式交換となります。
本株式交換は、村田製作所については、会社法第796条第2項の規定に基づき、株主総会の承
認を必要としない簡易株式交換の手続により行われる予定です。当社については、平成28年3
月29日開催予定の当社定時株主総会において本株式交換契約の承認を受けた上で行われる予定
です。村田製作所の交付する株式は、全てその保有する自己株式にて充当する予定であり、本
株式交換における割当てに際して村田製作所が新たに株式を発行する予定はありません。
14
(4)株式交換比率
村田製作所
当社
(株式交換完全親会社)
(株式交換完全子会社)
本株式交換に係る割当比率
1
0.027
本株式交換により交付する株式数
村田製作所の普通株式1,042,043株(予定)
(注)村田製作所が保有する当社の普通株式については、本株式交換による株式の割当ては行
会社名
いません。
(5)株式交換に伴う新株予約権および新株予約権付社債に関する取扱い
村田製作所の保有する東光株式会社第6回無担保転換社債型新株予約権付社債については、
本株式交換契約締結以降も村田製作所により新株予約権付社債として継続保有され、本株式交
換効力発生日前に到来する償還期限である平成28年4月8日に一括償還される予定です。その
ため、本株式交換に伴う新株予約権付社債の承継はなされません。
なお、当社は、その他の新株予約権または新株予約権付社債を発行しておりません。
(6)株式交換比率の算定根拠
本株式交換における株式交換比率(以下、「本株式交換比率」といいます。)の算定に当たっ
て公正性・妥当性を確保するため、村田製作所は野村證券株式会社(以下、「野村證券」とい
います。
)を、当社はみずほ証券株式会社(以下、「みずほ証券」といいます。)を第三者算定
機関として選定しました。
野村證券は、村田製作所については市場株価平均法を、当社については市場株価平均法及び
ディスカウンテッド・キャッシュ・フロー法(以下、「DCF法」といいます。)を採用して算
定を行いました。みずほ証券は、村田製作所については市場株価基準法を、当社については市
場株価基準法、類似会社比較法及びDCF法を採用して算定を行いました。
村田製作所および当社は、それぞれの第三者算定機関から提出を受けた株式交換比率の算定
結果を参考に慎重に検討し、両社間で交渉・協議を重ねた結果、本株式交換比率を決定しまし
た。なお、本株式交換比率は、算定の基礎となる諸条件に重大な変更が生じた場合には、両社
間で協議のうえ変更することがあります。
(7)株式交換完全親会社となる会社の概要
名称
株式会社村田製作所
本店所在地
京都府長岡京市東神足1丁目10番1号
代表者の役職・氏名
代表取締役社長 村田 恒夫
ファンクショナルセラミックスをベースとした電子デバイスの研
事業内容
究開発・生産・販売
資本金
69,376百万円
15
個別注記表
〔重要な会計方針に係る事項に関する注記〕
1. 資産の評価基準および評価方法
1) 有価証券の評価基準および評価方法
子 会 社 株 式 お よ び 関 連 会 社 株 式 …… 移動平均法による原価法によっております。
そ の 他 有 価 証 券 …… 時 価 の あ る も の :決算日の市場価格等に基づく時価法によっ
ております。
(評価差額は全部純資産直入法により処理
し、売却原価は移動平均法により算定)
2)
時 価 の な い も の :移動平均法による原価法によっておりま
す。
デリバティブの評価基準および評価方法
為 替 予 約 …… 時価法によっております。
金 利 ス ワ ッ プ …… 時価法によっております。ただし、特例処理の条件を満たす
場合には特例処理を採用しております。
金 利 キ ャ ッ プ …… 時価法によっております。ただし、特例処理の条件を満たす
場合には特例処理を採用しております。
3)
2.
たな卸資産の評価基準および評価方法
商 品 及 び 製 品、 …… 総平均法による原価法(貸借対照表価額は収益性の低下による
仕
掛
品
簿価切下げの方法により算定)
原 材 料 及 び …… 移動平均法による原価法(貸借対照表価額は収益性の低下によ
貯
蔵
品
る簿価切下げの方法により算定)
固定資産の減価償却の方法
1) 有形固定資産(リース資産を除く)
建物(建物附属設備を除く)は定額法、建物以外は定率法を採用しております。
なお、主な耐用年数は以下のとおりであります。
建 物 お よ び 構 築 物 …… 10~50年
機 械 装 置 お よ び 車 輌 運 搬 具 …… 6~10年
2)
3)
無形固定資産(リース資産を除く)
定額法によっております。
なお、耐用年数については、法人税法に規定する方法と同一の基準によっております。
ただし、ソフトウェア(自社利用分)については、社内における利用可能期間(5年)
に基づく定額法を採用しております。
リース資産
所有権移転ファイナンス・リース取引に係るリース資産
自己所有の固定資産に適用する減価償却方法と同一の方法を採用しております。
所有権移転外ファイナンス・リース取引に係るリース資産
リース期間を耐用年数とし、残存価額を零とする定額法を採用しております。
16
3. 引当金の計上基準
1) 貸倒引当金
債権の貸倒れによる損失に備えるため、一般債権については貸倒実績率法、破産更生債
権等については財務内容評価法によっております。
2) 関係会社投資損失引当金
関係会社に対する投資により発生の見込まれる損失に備えるため、その資産内容等を検
討して計上しております。
3) 賞与引当金
従業員賞与の支払に備えるため、支給見込額基準に基づき計上しております。
4) 退職給付引当金
従業員の退職給付に備えるため、当期末における退職給付債務および年金資産の見込額
に基づき計上しております。
過去勤務費用については、その発生時における従業員の平均残存勤務期間以内の一定の
年数(10年)による按分額を費用処理しております。
数理計算上の差異については、各期の発生時における従業員の平均残存勤務期間以内の
一定の年数(10年)による按分額をそれぞれ発生の翌事業年度より費用処理しておりま
す。
4. その他計算書類作成のための基本となる重要な事項
1) ヘッジ会計の方法
①ヘッジ会計の方法
特例処理の条件を満たしている金利スワップ取引および金利キャップ取引について
は、特例処理を採用しております。
②ヘッジ手段とヘッジ対象
ヘッジ手段:金利スワップ・金利キャップ
ヘッジ対象:借入金
③ヘッジ方針
金利スワップ取引および金利キャップ取引は、現存する変動金利債務に対し、金利
上昇時における調達コストの増加をヘッジする目的で導入しております。
なお、投機目的によるデリバティブ取引は行わない方針であります。
④ヘッジ有効性評価の方法
デリバティブ取引が金利スワップ取引および金利キャップ取引の特例処理の条件を
満たしていることを確認しております。
2) 消費税等の会計処理
消費税等の会計処理は、税抜方式によっております。
17
〔会計方針の変更に関する注記〕
(退職給付に関する会計基準等の適用)
「退職給付に関する会計基準」(企業会計基準第26号平成24年5月17日。以下「退職
給付会計基準」という。)及び「退職給付に関する会計基準の適用指針」
(企業会計基
準適用指針第25号平成27年3月26日。以下「退職給付適用指針」という。
)を、退職給
付会計基準第35項本文及び退職給付適用指針第67項本文に掲げられた定めについて当
事業年度より適用し、退職給付債務及び勤務費用の計算方法を見直し、退職給付見込
額の期間帰属方法を、期間定額基準から給付算定式基準へ変更するとともに、割引率
の決定方法を、退職給付の見込支払日までの平均期間に基づく割引率から退職給付の
支払見込期間及び支払見込期間ごとの金額を反映した単一の加重平均割引率に変更い
たしました。
退職給付会計基準等の適用については、退職給付会計基準第37項に定める経過的な
取扱いに従っており、当事業年度の期首において、退職給付債務及び勤務費用の計算
方法の変更に伴う影響額を繰越利益剰余金に加減しております。
この結果、当事業年度の期首の退職給付引当金が1,775百万円増加し、繰越利益剰余
金が1,775百万円減少しております。また、当事業年度の損益に与える影響は軽微であ
ります。
18
〔貸借対照表に関する注記〕
1.担保資産
短期借入金5,000百万円、一年内返済長期借入金1,400百万円、長期借入金2,300百万円の
担保として工場財団に組成登記されているものは次のとおりであります。
建物および構築物
1,197百万円
(帳簿価額)
土地
759
(
〃
)
計
1,957
(
〃
)
2.有形固定資産の減価償却累計額
11,336百万円
3.保証債務
関係会社の延払貿易代金支払いおよび金融機関からの借入債務等に対し、保証を行って
おります。
VIET HOA ELECTRONICS CO.,LTD.
220百万円
北上科技(珠海)有限公司
16
計
主に延払貿易代金の支払いに対して保証したものであります。
236
4.財務制限条項
当事業年度末の借入金のうち4,900百万円には、相対方式・シンジケーション方式による
金銭消費貸借契約を締結しており、財務制限条項が付されております。
下記の条項に抵触した場合は、借入先の要求に基づき、期限の利益を失い、借入元本およ
び利息を支払う可能性があります。
(1)各年度の決算期末における連結貸借対照表の純資産の部の金額を前年同期比75%以上に
維持すること。
(2)各年度の決算期にかかる連結損益計算書上の営業損益が、2期連続して損失を計上しな
いこと。
また、当事業年度末の1年内償還予定の転換社債型新株予約権付社債(1,500百万円)に
は、財務制限条項が付されております。
下記の条項に抵触した場合は、期限の利益を失い、社債元本を支払う可能性があります。
(1)各事業年度の決算期の末日における連結純資産の部の金額を、平成23年12月決算期の末
日の連結純資産の部の金額の75%以上の金額に維持すること。
(2)各事業年度の決算期の連結営業利益について2期連続の赤字を回避すること。
5.関係会社に対する金銭債権および金銭債務(区分表示したものを除く)
短期金銭債権
3,875百万円
短期金銭債務
5,763
19
〔損益計算書に関する注記〕
1.関係会社との取引高
営業取引による取引高
売
上
高
19,035百万円
仕
入
高
23,250
上記以外の営業取引高
1,259
営業取引以外の取引高
3,384
2.販売権譲渡益
販売権譲渡益は、株式会社村田製作所との販売権譲渡契約の実行に伴い、受け入れた譲渡
対価であります。
3.事業構造改善費用
事業構造改善費用は、株式会社村田製作所への販売権譲渡に伴い発生したもので、内容は
次のとおりであります。
特別退職金
118 百万円
代理店違約金
66
その他
4
計
189
〔株主資本等変動計算書に関する注記〕
自己株式に関する事項
株式の種類
当事業年度期首
普通株式(千株)
1,411
増
加
15
(変動事由の概要)
増加数の内訳は次の通りであります。
単元未満株式の買取
15千株
20
減
少
―
当事業年度末
1,426
〔税効果会計に関する注記〕
1.繰延税金資産および繰延税金負債の発生の主な原因別の内訳
繰延税金資産
投資有価証券評価損
575百万円
無形固定資産減価償却超過額
4
減損損失
309
賞与引当金
34
退職給付引当金
1,117
関係会社投資損失
110
たな卸資産評価損
224
繰越欠損金
4,965
その他
379
繰延税金資産小計
7,719
評価性引当額
△7,162
繰延税金資産合計
556
繰延税金負債
その他投資有価証券評価差額金
△5百万円
繰延税金負債合計
△5
繰延税金資産の純額
551
2.法人税等の税率の変更による繰延税金資産および繰延税金負債の金額の修正
「所得税法等の一部を改正する法律」
(平成27年法律第9号)及び「地方税法等の一部を改正
する法律」
(平成27年法律第2号)が平成27年3月31日に公布され、平成27年4月1日以後に開
始する事業年度から法人税率等の引下げ等が行われることとなりました。これに伴い、繰延税
金資産及び繰延税金負債の計算に使用する法定実効税率は従来の35.3%から、平成28年1月1日
に開始する事業年度に解消が見込まれる一時差異については32.8%に、平成29年1月1日に開始
する事業年度以降に解消が見込まれる一時差異については、32.0%となります。
なお、この税率変更による影響は軽微であります。
21
〔関連当事者との取引に関する注記〕
1.親会社および同一の親会社を持つ会社
属性
会社等の名称
関係内容
議決権等の
所有(被所有)
役員の
事業上
割合
兼任等
の関係
被所有
親会社 株式会社村田製作所
直接64.2%
社債の引受
兼任2名 当社商品の
(注4) 販売
販売権の譲渡
取引の
内 容
社債の引受
(注1)
取引金額
(百万円)
―
科
目
1年内償還予
定の転換社債
型新株予約権
付社債
販売権の譲渡
(注2)
2,363
未収入金
期末残高
(百万円)
1,500
710
同一の
親 会 社 Murata Company
を 持 つ Limited
会社
―
―
当社商品の
販売
商品の販売
(注3)
4,072
売掛金
1,461
同一の
Murata Electronics
親会社
Trading (Shanghai)
を持つ
Co.,Ltd.
会社
―
兼任1名
当社商品の
販売
商品の販売
(注3)
2,030
売掛金
710
取引条件および取引条件の決定方針等
(注1) 社債の引受については、金利条件は無利息としております。
(注2) 販売権の譲渡については、譲渡対価は公正価値に基づいており、その他の取引条件は折衝の
上決定しております。
(注3) 商品の販売については、価格その他の取引条件は、市場実勢を参考に折衝の上決定しており
ます。
(注4) 役員の兼任等については、当事業年度における総兼任者数を記載しております。なお、事業
年度末における役員の兼任は1名となります。
22
2.子会社
属性
会社等の名称
子会社 東光コイルテック株式会社
子会社 東光電子製造廠有限公司
関係内容
議決権等の
所有(被所有) 役員の
事業上
割合
兼任等
の関係
所有
直接100%
所有
直接100%
―
―
取引の
内 容
取引金額
(百万円)
当社商品
の製造
商品の仕入
(注3)
832
1,228
当社商品
の製造
当社商品
の販売
資金の貸付
(注1)
受取利息
(注1)
商品の仕入
(注3)
商品の販売
(注4)
資金の貸付
(注1)
受取利息
(注1)
売掛金
432
875
短期貸付金
671
44
長期貸付金
997
売掛金
819
短期借入金
542
短期借入金
1,596
所有
直接100%
―
当社商品
の販売
商品の販売
(注4)
所有
直接100%
―
当社商品
の製造
資金の借入
(注2)
支払利息
(注2)
511
TOKO ELECTRONIC(SARAWAK)
子会社
SDN. BHD.
1,500
当社商品
の製造
当社商品
の販売
資金の借入
(注2)
支払利息
(注2)
商品の仕入
(注3)
商品の販売
(注4)
所有
直接100%
1,206
6,148
子会社 TOKO SINGAPORE PTE.LTD.
子会社 TOKO AMERICA,INC.
短期貸付金
795
―
所有
子会社 VIET HOA ELECTRONICS CO.,LTD. 直接66.8%
間接33.2%
64
買掛金
子会社 珠海市東光電子有限公司
―
買掛金
7,850
当社商品
の製造
子会社 華成電子股份有限公司
期末残高
(百万円)
5
所有
直接100%
所有
直接100%
目
科
4,067
3
19
7,846
買掛金
754
3,768
売掛金
1,118
短期貸付金
3,872
当社商品
の製造
資金の貸付
(注1)
受取利息
(注1)
5,682
―
67
長期貸付金
3,191
短期借入金
915
当社商品
の販売
資金の借入
(注2)
支払利息
(注2)
916
―
3
取引条件および取引条件の決定方針等
(注1) 資金の貸付については、貸付利率は市場金利を勘案して合理的に決定しております。
(注2) 資金の借入については、借入利率は市場金利を勘案して合理的に決定しております。
(注3) 商品の仕入については、価格その他の取引条件は、市場実勢を参考に折衝の上決定しており
ます。
(注4) 商品の販売については、価格その他の取引条件は、市場実勢を参考に折衝の上決定しており
ます。
〔1株当たり情報に関する注記〕
1株当たり純資産額
1株当たり当期純利益
251円44銭
34円38銭
23
〔重要な後発事象に関する注記〕
(株式会社村田製作所による当社の完全子会社化に関する株式交換契約締結について)
当社は、平成28年1月29日開催の取締役会において、株式会社村田製作所を株式交換完全親
会社とし、当社を株式交換完全子会社とする株式交換を行うことを決議し、同日付で株式交換
契約を締結しました。
詳細については、「連結注記表 〔重要な後発事象に関する注記〕」をご参照下さい。
24
株式会社村田製作所の定款
定
款
第
1
章
総
則
(商 号)
第 1 条
当会社は、株式会社村田製作所と称し、英文では、Murata Manufacturing Co., Ltd.と表示する。
(目 的)
第 2 条
当会社は、次の事業を営むことを目的とする。
1.窯業および化学製品の製造ならびに売買
2.電子および電気機器、同部品および同材料の製造ならびに売買
3.その他の機械、同部品および同材料の製造ならびに売買
4.情報、ソフトウェアならびに通信サ-ビスの提供
5.各種計測ならびに分析に係るサ-ビスの提供
6.施設保守、造園、清掃、廃棄物処理等の環境整備に関する業務
7.前各号に関する技術およびノウハウの供与ならびに指導
8.各種印刷、書籍の出版ならびに販売
9.旅行斡旋、損害保険代理、生命保険募集、倉庫、貨物運送に関する業務
10.労働者派遣、有料職業紹介ならびに能力開発および教育訓練に関する業務
11.美術品、工芸品および不動産の売買、賃貸借、仲介ならびに管理
12.燃料、食料品、酒類、日用雑貨および教育機器の販売
13.レストラン、喫茶店等の飲食店の経営
14.有価証券の保有、運用ならびに投資
15.発電および電気の供給
16.以上に付帯または関連する一切の業務
(本店の所在地)
第 3 条
当会社は、本店を京都府長岡京市におく。
(機 関)
第 4 条
当会社は、株主総会のほか、次の機関をおく。
1.取締役会
2.監査役
3.監査役会
4.会計監査人
(公告方法)
第 5 条
当会社の公告方法は、電子公告とする。ただし、電子公告によることができない事故その他のやむを得ない事由が生じたときは、
日本経済新聞に掲載して行う。
第
2
章
株
(発行可能株式総数)
第 6 条
当会社の発行可能株式総数は、5億 8,100 万株とする。
25
式
(自己の株式の取得)
第 7 条
当会社は、会社法第 165 条第2項の規定により、取締役会の決議によって同条第1項に定める市場取引等により自己の株式を
取得することができる。
(単元株式数)
第 8 条
当会社の単元株式数は、100株とする。
(単元未満株式についての権利)
第 9 条
当会社の株主は、その有する単元未満株式について、次に掲げる権利以外の権利を行使することができない。
1.会社法第 189 条第2項各号に掲げる権利
2.会社法第 166 条第1項の規定による請求をする権利
3.株主の有する株式数に応じて募集株式の割当ておよび募集新株予約権の割当てを受ける権利
4.次条に定める請求をする権利
(単元未満株式の買増し)
第 10 条
当会社の株主は、株式取扱規定に定めるところにより、その有する単元未満株式の数と併せて単元株式数となる数の株式を売り
渡すことを請求することができる。
(株主名簿管理人)
第 11 条
①当会社は、株主名簿管理人をおく。
②株主名簿管理人およびその事務取扱場所は、取締役会の決議によって定め、これを公告する。
③当会社の株主名簿および新株予約権原簿の作成ならびに備置きその他の株主名簿および新株予約権原簿に関する事務は、これ
を株主名簿管理人に委託し、当会社においては取り扱わない。
(株式取扱規定)
第 12 条
当会社の株式に関する取扱いおよび手数料は、法令または本定款のほか、取締役会において定める株式取扱規定による。
第
3
章
株
主
総
会
(招 集)
第 13 条
当会社の定時株主総会は、毎事業年度終了後3か月以内にこれを招集し、臨時株主総会は、必要に応じて随時これを招集する。
(定時株主総会の基準日)
第 14 条
当会社は、毎年3月31日の最終の株主名簿に記載または記録された議決権を有する株主をもって、その事業年度に関する定時株主
総会において権利を行使することができる株主とする。
(招集権者および議長)
第 15 条
①株主総会は、取締役社長がこれを招集し、議長となる。
②取締役社長に事故があるときは、取締役会においてあらかじめ定めた順序に従い、他の取締役が株主総会を招集し、議長となる。
(株主総会参考書類等のインターネット開示とみなし提供)
第 16 条
当会社は、株主総会の招集に際し、株主総会参考書類、事業報告、計算書類および連結計算書類に記載または表示をすべき事項に
係る情報を、法務省令に定めるところに従いインターネットを利用する方法で開示することにより、株主に対して提供したものと
みなすことができる。
26
(決議の方法)
第 17 条
①株主総会の決議は、法令または本定款に別段の定めがある場合を除き、出席した議決権を行使することができる株主の議決権
の過半数をもって行う。
②会社法第 309 条第2項に定める決議は、議決権を行使することができる株主の議決権の3分の1以上を有する株主が出席し、
その議決権の3分の2以上をもって行う。
(議決権の代理行使)
第 18 条
①株主またはその法定代理人は、当会社の議決権を有する他の株主1名を代理人として議決権を行使することができる。
②株主または代理人は、株主総会ごとに代理権を証明する書面を当会社に提出しなければならない。
第
4
章
取
締
役
お
よ
び
取
締
役
会
(員 数)
第 19 条
当会社の取締役は、15 名以内とする。
(選任方法)
第 20 条
①取締役は、株主総会において選任する。
②取締役の選任決議は、議決権を行使することができる株主の議決権の3分の1以上を有する株主が出席し、その議決権の過半数を
もって行う。
③取締役の選任決議は、累積投票によらないものとする。
(任 期)
第 21 条
取締役の任期は、選任後2年以内に終了する事業年度のうち最終のものに関する定時株主総会の終結の時までとする。
(役付取締役)
第 22 条
当会社は、取締役のなかから取締役会の決議によって、取締役社長1名を選定する。
なお、必要があれば取締役会長1名および取締役副会長、取締役副社長、専務取締役、常務取締役各々若干名を選定することが
できる。
(代表取締役)
第 23 条
①取締役社長は、代表取締役とする。
②前項のほか、取締役会の決議によって、前条の役付取締役のなかから、5名以内の代表取締役を選定することができる。
(取締役会の招集権者および議長)
第 24 条
①取締役会は、法令に別段の定めがある場合を除いて、取締役会長または取締役社長がこれを招集し、議長となる。
②取締役会長および取締役社長に事故があるときは、取締役会においてあらかじめ定めた順序に従い、他の取締役が取締役会を
招集し、議長となる。
(招集手続)
第 25 条
①取締役会の招集通知は、会日の3日前までに各取締役および各監査役に対して発する。ただし、緊急の場合には、招集期間を
短縮することができる。
②取締役会は、取締役全員および監査役全員の同意があるときは、招集の手続を経ないで開催することができる。
(取締役会の決議の省略)
第 26 条
当会社は、会社法第370条の要件を充たしたときは、取締役会の決議があったものとみなす。
27
(取締役会規定)
第 27 条
取締役会に関する事項は、法令または本定款のほか、取締役会において定める取締役会規定による。
(報酬等)
第 28 条
①取締役の報酬、賞与その他の職務執行の対価として当会社から受ける財産上の利益(以下、「報酬等」という。)は、株主
総会の決議によって定める。
②前項の取締役の報酬等には、取締役が使用人を兼ねる場合に受ける使用人給与は含まない。
(社外取締役との責任限定契約)
第 29 条
当会社は、会社法第 427 条第1項の規定により、社外取締役との間に、同法第 423 条第1項の賠償責任に関し、法令が規定する
最低責任限度額を限度とする契約を締結することができる。
第
5
章
監
査
役
お
よ
び
監
査
役
会
(員 数)
第 30 条
当会社の監査役は、5名以内とする。
(選任方法)
第 31 条
①監査役は、株主総会において選任する。
②監査役の選任決議は、議決権を行使することができる株主の議決権の3分の1以上を有する株主が出席し、その議決権の過半
数をもって行う。
(任 期)
第 32 条
①監査役の任期は、選任後4年以内に終了する事業年度のうち最終のものに関する定時株主総会の終結の時までとする。
②任期の満了前に退任した監査役の補欠として選任された監査役の任期は、退任した監査役の任期の満了する時までとする。
(常勤の監査役)
第 33 条
監査役会は、監査役のなかから常勤の監査役を選定する。
(招集手続)
第 34 条
①監査役会の招集通知は、会日の3日前までに各監査役に対して発する。ただし、緊急の場合には、招集期間を短縮することが
できる。
②監査役会は、監査役全員の同意があるときは、招集の手続を経ないで開催することができる。
(監査役会規定)
第 35 条
監査役会に関する事項は、法令または本定款のほか、監査役会において定める監査役会規定による。
(報酬等)
第 36 条
監査役の報酬等は、株主総会の決議によって定める。
(社外監査役との責任限定契約)
第 37 条
当会社は、会社法第 427 条第1項の規定により、社外監査役との間に、同法第 423 条第1項の賠償責任に関し、法令が規定する
最低責任限度額を限度とする契約を締結することができる。
28
第
6
章
計
算
(事業年度)
第 38 条
当会社の事業年度は、毎年4月1日から翌年3月 31 日までの1年とする。
(剰余金の配当)
第 39 条
剰余金の配当は、毎年3月 31 日の最終の株主名簿に記載または記録されている株主または登録株式質権者に対し行う。
(中間配当)
第 40 条
当会社は、取締役会の決議によって、毎年9月 30 日の最終の株主名簿に記載または記録されている株主または登録株式質権者
に対し、中間配当をすることができる。
(配当金等の除斥期間)
第 41 条
①配当財産が金銭である場合は、その支払開始の日から満3年を経過してもなお受領されないときは、当会社はその支払義務を
免れる。
②前項の金銭には、利息をつけない。
29
株式会社村田製作所の最終事業年度(平成 27 年3月期)に係る計算書類等
事 業 報 告
自 平成 26 年4月 1日
至 平成 27 年3月 31 日
1.企業集団の現況に関する事項
1)主要な事業内容
当社グループは、主としてセラミックスを素材としてコンポーネント(コンデンサ・圧電製品など)、モジュール(通信モジュール・
電源など)の電子部品並びにその関連製品を製造販売している電子部品メーカーで、無機・有機化学材料からセラミックス、電子部品に
至るまで垂直統合型の技術開発と一貫生産を行っております。独自に開発、蓄積している材料開発、プロセス開発、商品設計、生産技術、
それらをサポートするソフトウェアや分析・評価などの技術基盤で独創的な製品を創出し、AV機器、通信機器、コンピュータ及び関連
機器、カーエレクトロニクス、家庭用電気機器等のさまざまな電子機器向けに販売しております。
2)事業の経過及びその成果
①事業概況
当期の世界経済情勢は米国にて雇用環境の改善が進み回復傾向にあり、欧州は内需伸び悩みにより緩慢ではあるものの回復の兆しが見えつ
つある状況です。一方、新興国は成長率の鈍化傾向が続き減速基調から抜け出せていません。
当社グループが属するエレクトロニクス市場は、経済情勢の不透明感はあるものの依然としてスマートフォンを中心とした通信分野で好調な推
移を示しております。特に中華圏を中心にLTE端末の普及が加速し部品点数の増加が部品市場を大きく拡大しました。さらには自動車の生産台
数増加や電装化進展などにより、電子部品需要は増加しました。
このような市場環境のもと、当社グループは伸びる市場に注力し、円安効果(前期比 9 円 70 銭の円安)もあり、当期の売上高は、前期比
23.2%増の 1,043,542 百万円となりました。
利益につきましては、生産能力の増強に伴う固定費の増加、製品価格の値下がりといった減益要因はありましたが、操業度益やコストダウン、円
安効果が大きく、営業利益は前期比 70.4%増の 214,535 百万円、税引前当期純利益は同 80.1%増の 238,400 百万円、当社株主に帰属する当
期純利益は同 80.0%増の 167,711 百万円と大幅な増益となり、営業利益率は前期に比べ 5.7 ポイント上昇の 20.6%と大きく改善しました。
②製品別の売上高概況
当期の製品別の売上高を前期と比較した概況は、以下のとおりです。
(製品別の受注及び売上の状況)
期間
区分
製品等
第 79 期(自 平成 26 年4月1日 至 平成 27 年3月 31 日)
受
金
注
高
額
金
百万円
コ
圧
ン
電
デ
ン
製
売
上
額
構 成 比
百万円
高
前 期 比
%
%
サ
340,039
334,272
32.2
120.9
品
127,829
121,879
11.7
126.6
その他コンポーネント
225,383
222,930
21.4
142.4
コンポーネント計
693,251
679,081
65.3
128.3
通信モジュール
316,186
307,958
29.6
118.5
電源他モ ジュー ル
53,020
52,952
5.1
97.5
モ ジ ュ ー ル 計
合
計
369,206
360,910
34.7
114.8
1,062,457
1,039,991
100.0
123.3
<コンポーネント>
当期のコンポーネントの売上高は、前期に比べ 28.3%増の 679,081 百万円となりました。
〔コンデンサ〕
この区分には、積層セラミックコンデンサなどが含まれます。
当期は、主力の積層セラミックコンデンサが、前年に引き続きスマートフォンの好調、並びにカーエレクトロニクス向けで自動車の生産台数の
増加と電装化の進展により需要が増加し、非常に好調な伸びを示しました。
その結果、コンデンサの売上高は、前期に比べ 20.9%増の 334,272 百万円となりました。
30
〔圧電製品〕
この区分には、表面波フィルタ、発振子、圧電センサ、セラミックフィルタなどが含まれます。
当期は、表面波フィルタが、中華圏のLTE端末の生産台数増加により大きく伸長しました。圧電センサは、ショックセンサが、ハードディスク
ドライブ向けで好調を維持しました。
その結果、圧電製品の売上高は、前期に比べ 26.6%増の 121,879 百万円となりました。
〔その他コンポーネント〕
この区分には、EMI除去フィルタ、コイル、コネクタ、センサ、サーミスタなどが含まれます。
当期は、コイル、コネクタ及びEMI除去フィルタがスマートフォン向けで伸びを見せました。これに加えてコイルは、連結子会社化した東光
株式会社のコイル関連製品が加わったことから、前期を大幅に上回りました。センサは、MEMSセンサが、カーエレクトロニクス向けで伸長しま
した。
その結果、その他コンポーネントの売上高は、前期に比べ 42.4%増の 222,930 百万円となりました。
<モジュール>
当期のモジュールの売上高は、前期に比べ 14.8%増の 360,910 百万円となりました。
〔通信モジュール〕
この区分には、近距離無線通信モジュール、通信機器用モジュール、多層モジュール、多層デバイスなどが含まれます。
当期は、近距離無線通信モジュール及び通信機器用モジュールが、スマートフォン向け、タブレット端末向けで伸長しました。多層デバイス
は、スマートフォン向け及び基地局向けで増加しました。
その結果、通信モジュールの売上高は、前期に比べ 18.5%増の 307,958 百万円となりました。
〔電源他モジュール〕
この区分には、電源などが含まれます。
当期は、電源が、アミューズメント向け及びカーエレクトロニクス向けで減少し前期を下回りました。
その結果、電源他モジュールの売上高は、前期に比べ 2.5%減の 52,952 百万円となりました。
3)対処すべき課題
世界のエレクトロニクス市場は、電子機器の高機能化・多機能化による需要に加え、スマートフォンを中心とした民生エレクトロニクス市場の世界
的広がりにより数量増が見込まれます。また、電装化が進展している自動車市場も確実な伸びが見込まれます。次の重点市場となりうるアプリケー
ションとして環境・エネルギー、ヘルスケア分野にも電子部品の需要が着実に拡がっていくことが期待されます。
これらの市場に対して、当社グループは、マーケティング・販売体制の強化や生産能力の拡充を進め、小型・薄型、高機能かつ高品質な製品を
同業他社に先駆けて投入することで、拡大する需要を確実に取り込んでまいります。当期の買収により、当社グループの商品ラインナップに加
わった半導体 RF 部品につきましては、既存製品とのシナジーを発揮させ、事業の更なる拡大に努めてまいります。
また、当社グループは市場の要求に基づく値下げに追随するために生産コストの引き下げに加えて、次期以降も継続して中国、タイ、マレーシ
ア、フィリピンといった海外工場において生産の拡大をはかり、コスト削減や為替変動リスク軽減を実現して企業価値の向上に努めてまいります。
企業の社会的責任への取り組みにつきましては、当社グループは国内外での事業活動を「経済、環境、社会」の3側面からとらえ、それぞれの
側面で企業としての責任を果たしていくための取り組みを進めております。また、コーポレート・ガバナンスに関し、会社の業務の適正を確保する
ための体制(内部統制システム)の整備に関する基本方針を定め、すべてのステークホルダーに配慮しつつ、経営管理組織・体制を整備し、経営
効率の向上、経営監視機能の強化、法令遵守の徹底に取り組んでおります。
4)設備投資の状況
当社グループは当期に、総額 101,184 百万円の設備投資を行いました。
主な内容は、当社及び当社子会社における生産設備の増強・合理化等 67,704 百万円、土地及び建物取得 10,921 百万円、研究開発
用設備の増強 7,380 百万円であります。
なお、生産能力に著しい影響を及ぼす除却、売却等はありません。
31
5)財産及び損益の状況
① 企業集団の財産及び損益の状況
期間
区分
項目
売
上
高
税
引
前
当
期
純
利
益
当社株主に帰属する
当
期
純
利
益
第 76 期
自 平成 23 年4月 1日
至 平成 24 年3月 31 日
金額
第 77 期
自 平成 24 年4月 1日
至 平成 25 年3月 31 日
金額
前期比
第 78 期
自 平成 25 年4月 1日
至 平成 26 年3月 31 日
金額
前期比
(単位:百万円、%)
第 79 期
自 平成 26 年4月 1日
至 平成 27 年3月 31 日
金額
前期比
584,662
681,021
116.5
846,716
124.3
1,043,542
123.2
50,931
59,534
116.9
132,336
222.3
238,400
180.1
30,807
42,386
137.6
93,191
219.9
167,711
180.0
産
1,000,885
1,087,144
108.6
1,243,687
114.4
1,431,303
115.1
株
主
資
本
1株当たり当社株主に
帰属する当期純利益
808,542
円
銭
144
35
%
80.8
860,963
円
銭
200
81
%
79.2
106.5
955,760
円
銭
440
63
%
76.8
111.0
1,123,090
円
銭
792
19
%
78.5
117.5
総
株
資
主
資
本
比
率
-
-
-
(注) 1.当社の連結計算書類は、米国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠して作成しております。
2.1株当たり当社株主に帰属する当期純利益は、米国の財務会計基準審議会(FASB)「会計基準書(ASC)260(1株
当たり利益)」に基づき算出しております。
3.百万円単位の記載金額は、百万円未満の端数を四捨五入して表示しております。
② 当社の財産及び損益の状況
期間
区分
項目
売
上
経
当
常
期
純
総
純
1
当
自
利
利
資
資
当
純
株
期
己
資
た
利
本
比
第 76 期
自 平成 23 年4月 1日
至 平成 24 年3月 31 日
金額
第 77 期
自 平成 24 年4月 1日
至 平成 25 年3月 31 日
金額
前期比
第 78 期
自 平成 25 年4月 1日
至 平成 26 年3月 31 日
金額
前期比
(単位:百万円、%)
第 79 期
自 平成 26 年4月 1日
至 平成 27 年3月 31 日
金額
前期比
高
495,744
535,155
107.9
635,028
118.7
752,660
118.5
益
17,921
31,195
174.1
57,892
185.6
120,840
208.7
益
17,155
30,601
178.4
51,231
167.4
98,694
192.6
産
608,636
616,263
101.3
714,395
115.9
855,498
119.8
産
り
益
384,434
円
銭
80
39
%
63.2
397,445
円
銭
144
98
%
64.5
103.4
430,671
円
銭
242
23
%
60.3
108.4
499,356
円
銭
466
18
%
58.4
115.9
率
-
(注) 百万円単位の記載金額は、百万円未満の端数を切り捨てて表示しております。
32
-
-
6)当社の主要な拠点と重要な子会社の状況
① 当社(平成 27 年3月 31 日現在)
事 業 所 名
本
東
八
京
日
支
市
事
業
所 在 地
社
京都府長岡京市
社
東京都渋谷区
所
滋賀県東近江市
野
洲
事
業
所
滋賀県野洲市
横
浜
事
業
所
神奈川県横浜市
長
岡
事
業
所
京都府長岡京市
② 子会社(平成 27 年3月 31 日現在)
会 社 名
資 本 金
当 社 の
主 要な 事業 内容
議決権比率
%
100
コンポーネントの製造
本店 所在 地
株式会社福井村田製作所
百万円
300
株式会社出雲村田製作所
430
100
コンポーネントの製造
島根県出雲市
株式会社富山村田製作所
450
100
コンポーネント及びモジュールの製造
富山県富山市
株式会社小松村田製作所
300
100
モジュールの製造
石川県小松市
株式会社金沢村田製作所
480
100
コンポーネントの製造
石川県白山市
株式会社岡山村田製作所
480
100
コンポーネント及びモジュールの製造
岡山県瀬戸内市
コンポーネントの製造及び販売
埼玉県鶴ヶ島市
100
当社及び子会社の製品の販売
米国
100
当社及び子会社の製品の販売
中華圏でのマーケティング・エンジニア
リング活動、中国販売会社の統括管理
中国
当社及び子会社の製品の販売
中国
当社及び子会社の製品の販売
オランダ
東 光 株 式 会 社
Murata Electronics
North America, Inc.
Murata Company Limited
17,446
US$
14,406
HK$
1,400,000
Murata (China) Investment
US$
Co., Ltd.
120,000
Murata Electronics Trading
US$
(Shanghai) Co., Ltd.
23,400
Murata Electronics
EURO
Europe B.V.
220,000
(注)間接所有を含む比率であります。
64.2
福井県越前市
千
千
千
100
中国
千
100
(注)
千
100
③ 企業結合の経過と成果
1. 当社の子会社である Murata Electronics North America, Inc.は、RF 部品の開発体制の強化を目的として、平成 26 年 12 月 12
日付でアメリカの Peregrine Semiconductor Corp.の株式を取得しました。
2. 上に掲げた重要な子会社 12 社を含む連結子会社は 104 社であります。企業結合の成果につきましては、「1.企業集団の現況
に関する事項 2)事業の経過及びその成果」に記載のとおりであります。
33
7)使用人の状況
① 企業集団の使用人の状況
使 用 人 数
当 期末
前期末比増減
人
人
51,794
3,506
(注)使用人数は就業人員(当社グループ外への出向者を除く。)であり、臨時雇用者・パート・嘱託者(1,957 人)は含めており
ません。
② 当社の使用人の状況
使 用 人 数
当 期末
前期末比増減
平 均年 齢
人
人
7,425
平均勤続年数
歳
77
39.5
年
14.4
(注)使用人数は就業人員(子会社等への出向者を除き、子会社等からの出向者を含む。)であり、臨時雇用者・パート・嘱託者
(223 人)は含めておりません。
8)借入先(平成 27 年3月 31 日現在)
借 入 先
借 入残 高
Mizuho Bank (China), Ltd.
百万円
8,228
株式会社みずほ銀行
4,952
株式会社埼玉りそな銀行
4,100
Sumitomo Mitsui Banking Corporation (China) Limited
3,273
三井住友信託銀行株式会社
1,190
804
Bank of Tokyo-Mitsubishi UFJ (China), Ltd.
3,320
その他
25,867
計
34
2.株式に関する事項(平成 27 年3月 31 日現在)
1)発行可能株式総数
581,000,000 株 (単元株式数 100 株)
2)発行済株式の総数
225,263,592 株 (自己株式 13,558,666 株を含む)
3)株主数
49,127 名
4)大株主(上位 10 名)
株主名
持株数(千株)
持株比率(%)
ジェーピー モルガン チェース バンク 380055
19,841
9.4
ステート ストリート バンク アンド トラスト カンパニー
10,218
4.8
日本トラスティ・サービス信託銀行株式会社(信託口)
9,969
4.7
日本生命保険相互会社
7,361
3.5
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)
7,318
3.5
株式会社京都銀行
5,260
2.5
明治安田生命保険相互会社
5,240
2.5
株式会社滋賀銀行
3,551
1.7
ザ バンク オブ ニューヨーク メロン エスエー エヌブイ 10
3,164
1.5
株式会社みずほ銀行
3,000
(注)持株比率は、発行済株式の総数から自己株式(13,558 千株)を除いて計算しております。
1.4
35
3.会社役員に関する事項
1)取締役及び監査役の状況(平成 27 年3月 31 日現在)
役
名
地 位 及 び 担 当
氏
名
重
要
な
兼
職
の
状
況
取 締 役 社 長 代表取締役
村 田 恒 夫 株式会社福井村田製作所
公益財団法人村田学術振興財団
取締役社長(代表取締役)
理事長
取 締 役 副 社 長 代表取締役
藤 田 能 孝 Murata (China) Investment Co., Ltd.
董事長
取
締
役 上席常務執行役員
生産本部長
パワーモジュール商品
事業部担当
牧 野 孝 次
取
締
役 常務執行役員
通信事業本部長
中 島 規 巨 株式会社小松村田製作所
株式会社金沢村田製作所
株式会社岡山村田製作所
取
締
役 執行役員
竹 村 善 人 東光株式会社
経理・財務・企画グループ
統括部長
安全保障輸出管理室担当
社外取締役
取
締
役
棚 橋 康 郎 横河電機株式会社
株式会社インターネットイニシアティブ
燦ホールディングス株式会社
社外取締役
社外取締役
社外取締役
取
締
役
吉 原 寛 章 株式会社日立製作所
社外取締役
監
査
役 常勤監査役
吉 野 幸 夫
監
査
役 常勤監査役
田 中 純 一
監
査
役
豊 田 正 和 一般財団法人日本エネルギー経済研究所
日東電工株式会社
キヤノン電子株式会社
理事長
社外監査役
社外取締役
監
査
役
中 西 倭 夫 甲南大学大学院社会科学研究科会計専門職専攻
専任教授
監
査
役
西 川 和 人 大日本住友製薬株式会社
社外監査役
取締役社長(代表取締役)
取締役社長(代表取締役)
取締役社長(代表取締役)
(注) 1. 取締役 棚橋康郎、吉原寛章の両氏は、会社法第2条第 15 号に定める社外取締役であります。
2.監査役 豊田正和、中西倭夫、西川和人の各氏は、会社法第2条第 16 号に定める社外監査役であります。
3.当社は、取締役 棚橋康郎、吉原寛章、監査役 豊田正和、中西倭夫、西川和人の各氏を、東京証券取引所の定めに基づく独
立役員として指定し、届け出ております。
4.監査役 田中純一氏は、当社で財務及び経理業務の経験を有しており、財務及び会計に関する相当程度の知見を有するもので
あります。
監査役 中西倭夫氏は、公認会計士の資格を有しており、財務及び会計に関する相当程度の知見を有するものであります。
5.取締役 棚橋康郎、吉原寛章、監査役 豊田正和、中西倭夫、西川和人の各氏が兼職している法人等と当社との間には特別の
関係はありません。
6.当社の執行役員は 19 名で、上掲の執行役員を兼務する取締役の他に 16 名の執行役員がおります。
36
2)取締役及び監査役の報酬等の額
区
分
人 数
報酬等の額
人
百万円
取
締
役
7
316
監
査
役
5
73
12
389
合 計
(注)1.上記の取締役の報酬等の額には、使用人兼務取締役の使用人分給与は含まれておりません。
2.上記のうち、社外役員5名に対する報酬等の総額は、48 百万円であります。
3.株主総会決議に基づく報酬限度額(年額)は、取締役 600 百万円(平成 19 年6月定時株主総会決議)、監査役 80
百万円(平成 10 年6月定時株主総会決議)であります。ただし、執行役員を兼務する取締役の使用人分給与及び賞
与相当額は含みません。また、業務上の必要性により転居しなければならない場合に限り、当社所定の基準に基づく
社宅使用料を徴収した上で、業務を執行する支社・事業所等へ通勤可能な社宅を提供するものとし、この場合に会社
が負担する金銭に非ざる報酬の限度額は 20 百万円(平成 15 年6月定時株主総会決議)であります。
3)社外役員の主な活動状況
区 分
氏
社外取締役 棚 橋
名
主 な 活 動 状 況
康 郎 当期開催の取締役会 14 回のうち 13 回に出席し、必要に応じ、経営者としての高い見識と豊富な
経験から発言を行っております。
吉 原
寛 章 当期開催の取締役会 14 回のうち 13 回に出席し、必要に応じ、グローバル企業への豊富なコンサ
ルティング経験と会計の専門家としての高い見識から発言を行っております。
社外監査役 豊 田
正 和 当期開催の取締役会 14 回のうち 13 回に、監査役会 12 回のすべてに出席し、必要に応じ、主に経
済産業分野の専門家としての見地と豊富な経験から発言を行っております。
中 西
倭 夫 当期開催の取締役会 14 回、監査役会 12 回のすべてに出席し、必要に応じ、会計の専門家として
の高い見識から発言を行っております。
西 川
和 人 当期開催の取締役会 14 回、監査役会 12 回のすべてに出席し、必要に応じ、税務・金融分野の専
門家としての高い見識から発言を行っております。
(注)当期においては、会社法第 370 条に定める取締役会の書面決議を1回実施しておりますが、上記の回数には含めておりません。
4)責任限定契約の内容の概要
当社と社外取締役及び社外監査役は、会社法第 423 条第1項の損害賠償責任を限定する契約を締結しており、当該契約に基づく損害賠償
責任の上限は、会社法第 425 条第1項に定める最低責任限度額相当額であります。
37
4.会計監査人に関する事項
1)会計監査人の名称
有限責任監査法人トーマツ
2)当期に係る会計監査人の報酬等の額
区
分
報酬等の額
百万円
① 会計監査人としての報酬等
163
② 当社及び当社子会社が支払うべき金銭その他の財産上の利益の合計額
209
(注)1.当社と会計監査人との間の監査契約において、会社法に基づく監査と金融商品取引法に基づく監査の監査報酬の額
を区分しておらず、実質的にも区分できないため、①の金額にはこれらの合計額を記載しております。
2.当社は、会計監査人に対して、公認会計士法第2条第1項の業務以外の業務である、海外税務当局向け報告書作
成業務についての対価を支払っております。
3.当社の重要な子会社のうち、Murata Electronics North America, Inc.、Murata Company Limited、Murata
(China) Investment Co., Ltd.、 Murata Electronics Trading (Shanghai) Co., Ltd. 及び Murata
Electronics Europe B.V.は、当社の会計監査人以外の公認会計士または監査法人(外国におけるこれらの資格
に相当する資格を有するものを含む。)の監査(会社法または金融商品取引法(これらの法律に相当する外国の
法令を含む。)の規定によるものに限る。)を受けております。
3)会計監査人の解任または不再任の決定の方針
監査役会は、会計監査人が会社法第 340 条第1項各号のいずれかに該当し、解任を相当と認めるときは、監査役全員の同意に基づき、
当該会計監査人を解任いたします。
また、監査役会は、会計監査人が職務を適切に遂行することができないと判断したときは、株主総会に提出する当該会計監査人の解任
または不再任に関する議案の内容を決定いたします。
(注)「会社法の一部を改正する法律」(平成 26 年法律第 90 号)が平成 27 年 5 月 1 日に施行されたことに伴い、会計監査人の解任
または不再任に関する議案の決定機関を、取締役会から監査役会に変更しております。
5.会社の業務の適正を確保するための体制
当社は、コーポレート・ガバナンスに関し、経営上の最も重要な課題の一つとして位置付け、会社の業務の適正を確保するための体制
(内部統制システム)の整備に関する基本方針を、取締役会において以下のとおり定めております。
これに基づき、すべてのステークホルダーに配慮しつつ、経営管理組織・体制を整備し、経営効率の向上、経営監視機能の強化、法令遵
守の徹底に取り組んでおります。
1)取締役及び使用人の職務の執行が法令及び定款に適合することを確保するための体制
①社外取締役を選任し、取締役会の業務執行の決定及び取締役の職務の執行の監督機能を強化します。
②内部統制システムの整備状況と運用状況を評価する委員会組織を設置し、内部統制システムの維持並びに継続的改善を図ります。
③企業の社会的責任を果たすため、コンプライアンス、リスク管理、環境等に関わる各種の委員会組織を設置するとともに、これら組織を統括する
委員会組織を設置し、整合性の取れた当社グループのCSR経営を継続的かつ計画的に推進します。
④CSR活動の推進を担当する組織を設置します。当該組織は、CSRに関わる委員会組織と連携し、CSRの社内への浸透と社外への一元
的対応を行います。
⑤取締役、執行役員及び使用人が法令及び定款に従い、より高い倫理観に基づいて事業活動を行うため、企業倫理規範・行動指針及びコ
ンプライアンスに関する規定を制定し、周知徹底するとともに、制度の整備及び遂行を図ります。
⑥コンプライアンスに関する問題を適切に処理するため、通報受付窓口を社内・社外に設置するとともに、通報者に不利益が生じないよ
う措置を講じます。
⑦反社会的な活動や勢力には毅然として対応し一切関係を持たないこと、反社会的勢力等から不当な要求を受けた場合には金銭等による
解決を図らないことを企業倫理規範・行動指針に明記し、当該規範・指針に基づき適切に対応します。
⑧独立した内部監査部門を設置し、内部統制システムの有効性を評価・モニタリングします。
2)取締役の職務の執行に係る情報の保存及び管理に関する体制
①取締役会等の議事録、稟議書その他の取締役の職務の執行に係る重要な文書は、所定の社内規定に基づき、保存し、取締役及び監査役
が適宜閲覧できるようにします。
②文書の保存及び管理に関する基本的な事項を社内規定に定め、前号に掲げる文書を適切に保存及び管理します。
③会社情報の適時開示の必要性及び開示内容を審議する会議体を設置し、会社情報を適時適切に開示します。
3)損失の危険の管理に関する規定その他の体制
①リスク管理に関する規定を定め、各業務機能を主管する部門がリスク管理を行います。
②リスク管理に関する委員会組織において、当社グループのリスク管理体制及び運用状況の審議を行います。また、重要なリスクへの対応
を評価し、当社グループの活動を推進します。
4)取締役の職務の執行が効率的に行われることを確保するための体制
①長中期の方針、並びにこれに基づく単年度の方針、予算及び実行計画を策定し、それらの進捗管理及び達成状況の確認を行います。
38
②執行役員制度を導入し、経営方針及び重要な業務執行の意思決定と日常の業務執行とを区分することで、監督機能と業務執行機能を強
化します。
③適正な意思決定を行うため、所定の社内規定に定めた事項に関する決裁は、IT(情報技術)を活用した稟議手続により関係する取締
役、執行役員、重要な使用人の審議を経て行うこととします。
④取締役会、代表取締役の意思決定を補佐する審議機関として、役付取締役及び取締役兼務執行役員で構成する経営執行会議を設置しま
す。経営執行会議は、所定の社内規定に定めた事項について、審議し、また報告を受けることとします。
⑤業務執行の状況に関する各種の情報を、定期的にあるいは随時、関係する取締役、執行役員及び使用人に提供し、共有する仕組みを、
ITを活用して構築します。
5)当社及び子会社から成る企業集団における業務の適正を確保するための体制
①当社グループにおいて、経営の基本理念としての社是を共有するとともに、企業倫理規範・行動指針及びコンプライアンスに関する規
定を周知徹底します。
②当社グループにおいて、意思決定に関する規定及び手続を定めます。これらに基づき子会社と、子会社の事業運営について協議し、ま
た、当社グループの事業運営に関する各種情報を共有します。
③当社の各業務機能を主管する部門は、当社グループにおける業務が適正かつ効率的に行われるよう各業務の枠組み、処理手続、判断基
準を定めるとともに、子会社に対し、必要に応じて適切な指導を行います。
④内部監査部門は、当社グループにおける業務が法令、社内の規定等に基づいて、適正かつ効率的に行われていることを評価・モニタリ
ングします。
⑤子会社の取締役、執行役員及び使用人は、本項②号乃至④号に定める事項、その他職務の執行に関する事項を当社に報告することとし
ます。
⑥各子会社が、それぞれの事業内容・規模に応じて適切な内部統制システムを整備、運用するよう指導します。
6)監査役がその職務を補助すべき使用人を置くことを求めた場合における当該使用人に関する事項及びその使用人の取締役からの独立性に
関する事項並びに監査役のその使用人に対する指示の実効性の確保に関する事項
①監査役の職務を補助するため監査役室を設置し、相当数の専任の使用人を配置します。
②監査役室の使用人は、取締役の指揮・命令を受けないこととします。また監査役室の使用人の人事に関する事項について、取締役は監
査役と協議し、同意を得ることとします。
7)監査役への報告に関する体制及び報告をした者が報告をしたことを理由として不利な取扱いを受けないことを確保するための体制
①取締役、執行役員及び使用人は、監査役に対して、経営執行会議等の議事録・資料、当社グループの稟議書、業績等の定期報告文書を
提出し、また、当社グループにおける企業倫理規範・行動指針に違反する恐れのある事実、リスク及びリスク管理の状況、内部通報の
状況と通報内容、並びに外部公的機関等による監査の結果について報告します。
②取締役、執行役員及び使用人は、監査役に対して、当社グループの業務執行に関し、法令及び定款、企業倫理規範・行動指針その他の
社内規定に違反または当社グループに著しい損害を及ぼす恐れのある事実を発見した場合には、直ちに報告します。
③子会社の取締役、監査役、執行役員及び使用人が、当社グループの業務執行に関し、法令及び定款、企業倫理規範・行動指針その他の
社内規定に違反または当社グループに著しい損害を及ぼす恐れのある事実を発見した場合には、これらの者またはこれらの者から報告
を受けた者は、監査役に対して報告します。
④前各号のほか、取締役、執行役員及び使用人は、監査役の求めがあるときは、随時求められた文書等の提出あるいは報告を行います。
⑤前各号について、報告をした者に対して当該報告をしたことを理由として不利な取扱いをしないこととします。
8)その他監査役の監査が実効的に行われることを確保するための体制
①取締役は監査役が重要会議に出席できる環境を整備します。
②取締役及び使用人は監査役会が毎年策定する「監査計画」に従い、実効性ある監査が実施できるよう協力します。
③取締役及び使用人は、監査役が弁護士、会計監査人に対し、意見聴取する際には、監査役の求めに応じ、協力します。
④監査役の職務の執行について生ずる費用等については当社が負担します。
⑤取締役及び使用人は監査役と会計監査人との連携に際し、監査役の求めに応じ、協力します。
⑥内部監査部門は監査役との連携に努めます。
⑦代表取締役等は監査役と定期的に会合を持ち、情報交換に努めます。
(注) 「会社法の一部を改正する法律」(平成 26 年法律第 90 号)及び「会社法施行規則等の一部を改正する省令」(平成 27 年法
務省令第 6 号)の施行を踏まえ、平成 27 年 4 月 30 日開催の当社取締役会の決議により内容を一部改定しており、上記の
基本方針は当該改定がなされた後のものです。
なお、改定内容は、当社グループの業務の適正を確保するための体制及び監査に関する体制について当社グループの現
状に即した見直し及び法令の改正に合わせて具体的かつ明確な表現へ変更したものであります。
39
連 結 貸 借 対 照 表
(平成 27 年3月 31 日現在)
科 目
(
資
産
の
金 額
部
)
流 動 資 産
現
金
び
預
短
買
投
資
146,413
有
価
証
券
72,199
受
取
手
形
649
金
233,024
貸
倒
引
当
金
△1,010
た
な
卸
資
産
186,299
産
28,296
前
払
費
用
及
び
そ の 他 の 流 動 資 産
10,294
繰
延
税
金
資
有 形 固 定 資 産
地
50,170
物
及
び
構
築
物
325,479
期
部
)
(292,372)
198,534
金
11,154
借
入
金
54,535
未 払 給 与 及 び 賞 与
36,256
未
金
49,960
未
払
費
用
及
び
そ の 他 の 流 動 負 債
46,629
掛
払
長
(
建
の
税
固 定 負 債
385,986
土
債
流 動 負 債
139,685
期
掛
負
金
短
売
(
(1,431,303)
815,849
及
(単位:百万円)
金 額
科 目
93,838
期
務
9,652
退 職 給 付 引 当 金
68,679
繰
債
13,957
そ の 他 の 固 定 負 債
1,550
延
資
債
税
金
本
の
負
部
)
株 主 資 本
機
工
び
品
788,743
定
30,510
資
本
剰
額
△808,916
利
益
剰
投 資 及 び そ の 他 の 資 産
229,468
建
減
械
具
装
器
設
価
置
具
仮
償
却
及
備
勘
累
計
投
資
94,877
産
59,915
ん
56,102
産
7,625
そ の 他 の 固 定 資 産
10,949
無
形
の
資
れ
1,123,090
金
69,377
余
金
103,864
余
金
970,374
そ の 他 の 包 括 利 益累 計額
39,793
有価証券未実現 損益
7,114
年金 負債 調整 勘定
△5,511
為替 換算 調整 勘定
38,190
資
本
自己株式 (取 得原 価)
繰
延
税
金
資
合 計
非 支 配 持 分
1,431,303
合 計
40
(1,138,931)
△60,318
15,841
1,431,303
連 結 損 益 計 算 書
自 平成 26 年4月 1日
至 平成 27 年3月 31 日
科
売
上
営
(単位:百万円)
金 額
目
業
高
費
売
1,043,542
用
上
価
629,206
販 売 費 及 び 一 般 管 理 費
134,811
研
営
原
究
業
開
利
発
費
64,990
益
829,007
214,535
その他 の収 益( △費 用)
受
取
利
息
及
び 配
当
金
3,360
支
払
利
息
△ 425
為
替
差
益
18,101
)
2,829
そ
の
他
(
純
額
税 引 前 当 期 純 利 益
法
人
税
238,400
等
法 人 税 、 住 民 税 及 び 事 業 税
法
人
税
23,865
等
調
整
77,558
額
△ 6,463
非 支 配 持 分 控 除 前 当 期 純 利 益
71,095
167,305
非 支 配 持 分 帰 属 損 失
△ 406
当社株主に帰属する当期純利益
167,711
41
連 結 株 主 持 分 計 算 書
自 平成 26 年4月 1日
至 平成 27 年3月 31 日
(単位:株、百万円)
発 行 済 普 通
株
項 目
平 成 26 年 3 月 31 日 現 在 残 高
自
己
株
式
の
取
式
総
数
225,263,592
資
本
金
資 本 剰 余 金
利 益 剰 余 金
69,377
103,864
834,419
その他の包括利益
累計額
8,385
得
自
己
本
非 支 配 持 分
純 資 産 総 額
△60,285
株
式
株
主
955,760
資
15,872
971,632
△33
△33
△33
当
期
純
利
益
167,711
167,711
△406
167,305
現
金
配
当
額
△31,756
△31,756
△116
△31,872
798
32,206
そ
の
他
の
包
括
利
益
31,408
31,408
非支配持分との資本取引及びその他
平 成 27 年 3 月 31 日 現 在 残 高
225,263,592
69,377
103,864
970,374
42
39,793
△60,318
1,123,090
△307
△307
15,841
1,138,931
連 結 注 記 表
(連結計算書類作成のための基本となる重要な事項)
1.連結の範囲及び持分法の適用に関する事項
1)連結子会社の数及び主要な会社名
104 社
((株)福井村田製作所、(株)出雲村田製作所、(株)富山村田製作所、(株)小松村田製作所、
(株)金沢村田製作所、(株)岡山村田製作所、東光(株)
Murata Electronics North America, Inc.、Murata Company Limited、Murata (China) Investment Co., Ltd.、
Murata Electronics Trading (Shanghai) Co., Ltd.、Murata Electronics Europe B.V. 他)
2)非連結子会社の数
該当なし (うち持分法適用会社 該当なし)
3)関連会社の数
1社 (うち持分法適用会社 1社)
2.連結の範囲及び持分法の適用の異動状況
連結子会社 (新規) 6社
Peregrine Semiconductor Corp.グループ4社、他
連結子会社 (除外) 2社
Murata Electronics (Netherlands) B. V.、他
3.重要な会計方針
1)連結計算書類の作成基準
当社の連結計算書類は、会社計算規則第 120 条の2第1項の規定により、米国において一般に公正妥当と認められる企業会計の
基準(以下、米国会計原則)による用語、様式及び作成方法に準拠して作成しております。但し、同項後段の規定に準拠して、米
国会計原則により要請される記載及び注記の一部を省略しております。
2)たな卸資産の評価方法及び評価基準
主として総平均法による低価法
3)有価証券の評価方法及び評価基準
「財務会計基準審議会(FASB)会計基準書(ASC)320(投資-負債証券及び持分証券)」を適用しております。
当社グループは、保有する全ての債券及び株式を売却可能有価証券に分類して公正価値で評価するとともに、関連する未実現評
価損益を税効果考慮後で資本の部に独立表示しております。有価証券売却損益は移動平均法に基づいて算出し、公正価値の算定が
困難な非上場株式等については、移動平均法による原価法により評価しております。
4)有形固定資産の減価償却方法
主として定率法
5)のれん及びその他の無形資産
当社グループは、「ASC350(のれん及び無形資産)」を適用しております。同会計基準書に従い、のれんは償却を行わず、代
わりに少なくとも年1回の減損テストを行っております。耐用年数の見積可能な無形資産については、その見積耐用年数に亘って
償却されます。また、同会計基準書は、耐用年数を見積もることができない無形資産は償却を行わず、代わりに耐用年数が明らか
になるまで減損テストを行うことを要求しております。
6)退職給付引当金
「ASC715(報酬-退職給付)」に準拠し、従業員の退職給付に備えるため、期末日における退職給付債務の見込額及び年金
資産の公正価値に基づき計上しております。なお、確定退職後給付制度の積立超過又は積立不足の状態を連結貸借対照表で認識
し、その他の包括利益累計額で調整しております。
また、当社及び国内連結子会社2社は、平成 27 年1月に、退職一時金制度の一部について確定拠出年金制度へ改訂し、平成 27
年 4 月より移行することを決定いたしました。国内連結子会社1社は、平成 27 年1月に、確定給付企業年金制度に係る平成 27 年
4 月以降の積立分の一部について、確定拠出年金制度へ移行することを決定いたしました。
過去勤務費用は、発生時の従業員の平均残存勤務年数による定額法により費用処理しております。
数理計算上の差異は、予測給付債務と年金資産のいずれか多い額の1割を超える差異金額を5年による定額法により費用処理し
ております。
7)消費税等の会計処理は税抜方式によっております。
43
(連結貸借対照表注記事項)
1.記載金額は百万円未満の端数を四捨五入して表示しております。
2.手形割引高
13 百万円
(有価証券及び投資有価証券)
売却可能有価証券の種類別の取得原価又は償却原価、未実現利益、未実現損失及び公正価値は、次のとおりであります。
(単位:百万円)
取得原価又は
種類
未実現利益
未実現損失
公正価値
償却原価
政府債
2,822
7
2,829
民間債
141,816
487
115
142,188
株式
7,408
9,332
0
16,740
投資信託
3,015
24
2,991
合計
155,061
9,826
139
164,748
原価法により評価される公正価値の算定が困難な非上場株式等は 2,328 百万円であります。2,316 百万円については公正価値に重大な悪影
響を及ぼす事象や環境の変化が生じていないこと、また公正価値の見積が実務上困難であったことから、減損の評価を行っておりません。
売却可能有価証券(政府債、民間債及び投資信託)の公正価値の満期日別内訳は、次のとおりであります。
(単位:百万円)
売却可能有価証券
期日
政府債、民間債及び投資信託
1年以内
72,199
1年超5年以内
75,809
5年超
合計
148,008
売却可能有価証券の売却額、実現利益及び実現損失は、次のとおりであります。
(単位:百万円)
金額
売却額
1,490
実現利益
402
実現損失
357
44
(金融商品及びリスクの集中)
通常の業務の過程において、当社グループはさまざまな種類の金融資産及び負債を計上しております。
1.資産及び負債
1)現金及び預金、短期投資、受取手形、売掛金、その他の固定資産に含まれる金融商品、短期借入金、買掛金及び長期債務
これらの金融商品の公正価値は、連結貸借対照表計上額とほぼ等しくなっております。
2)有価証券及び投資有価証券
公正価値は主として取引所時価もしくは類似条件の商品の直近の市場金利を使用した割引現在価額を用いております。有価証券及
び投資有価証券の公正価値は(有価証券及び投資有価証券)に記載しております。
2.金融派生商品
当社グループは外国為替相場の変動による市場リスクをヘッジする目的で先物為替予約を、借入金に係る支払金利の変動リスクをヘッ
ジする目的で金利スワップ取引を行っております。なお、トレーディング目的で保有している先物為替予約及び金利スワップ取引はあり
ません。契約相手先は大規模な金融機関であるため、信用リスクはほとんど存在しておりません。また、契約相手先の債務不履行は予想
されておりません。
当社グループは、先物為替予約及び金利スワップ取引の公正価値の変動を発生時に損益として計上しております。
先物為替予約及び金利スワップ取引の想定元本は以下のとおりであります。
(単位:百万円)
想定元本
先物為替予約契約
96,336
金利スワップ取引契約
5,300
先物為替予約及び金利スワップ取引の公正価値は以下のとおりであります。
(単位:百万円)
資産
先物為替予約契約
金利スワップ取引契約
科目
前払費用及びその
他の流動資産
前払費用及びその
他の流動資産
負債
公正価値
228
-
科目
未払費用及びその
他の流動負債
未払費用及びその
他の流動負債
公正価値
655
87
3.信用リスクの集中
当社グループは、全世界の電子機器市場に対して販売を行っております。
当社グループは、一般的に得意先に信用供与を行っており、その営業債権の回収可能性は電子工業の状況に影響を受けます。しかしな
がら、当社グループは、厳格な信用の供与を行っており、過去に大きな損失を経験しておりません。
45
(1株当たり情報に関する注記)
1.1株当たり株主資本
2.1株当たり当社株主に帰属する当期純利益
5,304 円 98 銭
792 円 19 銭
(その他)
平成 19 年 11 月 13 日(現地時間)に、米国 SynQor, Inc.(以下、SynQor 社)は、当社グループの販売する特定の電源製品が同社の保有する米国
特許を侵害すると主張し、米国テキサス州東部地区連邦地方裁判所(以下、連邦地裁)に特許権侵害訴訟を提起しました。平成 25 年 11 月 18 日(現
地時間)に、当社及び当社子会社に対し約 20,980 千米ドルの損害賠償の支払いを命じる判決が確定しました。
当社グループは、当該判決にかかる費用として、平成 24 年度に 25,291 千米ドルを計上し、平成 25 年度に支払いを完了しております。
また、平成 23 年 10 月6日(現地時間)に、SynQor 社は、対象製品の差止命令(平成 23 年1月 24 日(現地時間))以降の出荷分についても連邦地裁
に損害賠償請求訴訟を提起しました。平成 26 年3月 31 日(現地時間)に、連邦地裁は、当社子会社に対し 1,327 千米ドルの損害賠償の支払いを命
じる第一審判決を下しました。SynQor 社は、これを不服として米国連邦巡回控訴裁判所に控訴しました。なお、本件につきましては、契約により第三者
に求償を行うことが可能であるため引当計上を行っておりません。
46
貸 借 対 照 表
(平成 27 年3月 31 日現在)
科
(資
流
固
目
産
の
部)
動 資 産
現 金 及 び 預
受
取
手
売
掛
有
価
証
商 品 及 び 製
原 材 料 及 び 貯 蔵
仕
掛
未
収
繰 延 税 金 資
そ
の
貸
倒
引
当
金
形
金
券
品
品
品
金
産
他
金
定 資 産
有 形 固 定 資 産
建
物
構
築
物
機 械 及 び 装 置
車
両
運
搬
具
工具、器具及び備品
土
地
建
設
仮
勘
定
無 形 固 定 資 産
投資その他の資産
投 資 有 価 証 券
関 係 会 社 株 式
関 係 会 社 出 資 金
長
期
貸
付
金
繰 延 税 金 資 産
そ
の
他
貸
倒
引
当
金
投 資 損 失 引 当 金
合
計
金 額
科
(855,498)
(負
467,229
99,755
145
212,613
69,670
6,522
17,280
12,744
38,009
7,298
3,206
△ 18
目
債
の
(単位:百万円)
金 額
部)
流
動
負
債
買
掛
金
短
期
借
入
金
一年以内返済長期借 入金
未
払
金
未
払
費
用
未 払 法 人 税 等
そ
の
他
315,596
59,352
97,980
100,941
9,538
14,089
32,001
1,693
固
定
負
債
長
期
借
入
金
退 職 給 付 引 当 金
そ
の
他
40,545
6,804
33,219
522
388,269 (純 資 産 の 部)
61,702
株
主
資
本
23,351
資
本
金
2,796
資 本 剰 余 金
11,787
資
本
準
備
金
34
そ の 他 資 本 剰 余 金
3,734
利 益 剰 余 金
17,460
利
益
準
備
金
2,537
そ の 他 利 益 剰 余 金
19,569
土 地 圧 縮 積 立 金
306,997
特 別 償 却 準 備 金
92,308
買 換資 産圧 縮積 立金
173,478
別 途 積 立 金
13,745
繰 越 利 益 剰 余 金
11,609
自
己
株
式
9,245
6,636
△ 25
評 価 ・ 換 算差 額等
0
その他有価証券評価差額金
855,498
合
47
(356,142)
計
(499,356)
492,293
69,376
109,202
107,666
1,536
374,031
7,899
366,132
13
530
51
162,707
202,828
△ 60,317
7,063
7,063
855,498
損 益 計 算 書
自 平成 26 年4月 1日
至 平成 27 年3月 31 日
科
(単位:百万円)
金 額
目
売
上
売
上
売
高
原
上
752,660
価
総
利
569,807
益
182,852
販売費及 び一 般管 理費
営
営
業
利
122,677
益
60,174
業
外
収
益
受 取 利 息 及 び 受 取 配 当金
為
替
差
益
そ
の
他
営
業
支
そ
常
別
減
費
息
他
利
益
損
損
406
1,922
失
損
失
1,884
純
利
1,884
118,955
法人税、住民税及び事 業税
法 人 税 等 調 整 額
期
2,329
120,840
税 引 前 当 期 純 利 益
当
62,994
用
利
の
経
特
外
払
47,223
13,533
2,237
20,077
183
益
20,261
98,694
48
株主資本等変動計算書
自 平成 26 年4月 1日
至 平成 27 年3月 31 日
(単位:百万円)
株
資本金
平成26年4月1日 残高
資本
準備金
資本剰余金
その他
資本
資本
剰余金
剰余金
合計
69,376 107,666
利益
準備金
1,536 109,202
主
土地
圧縮
積立金
7,899
12
資
本
利益剰余金
その他利益剰余金
特別
買換資
繰越
別途
償却
産圧縮
利益
準備金 積立金 積立金 剰余金
615
48
162,707
135,809
利益
剰余金
合計
307,093
自己株式
△60,284
株主資本
合計
425,388
当期中の変動額
剰余金の配当
△31,756 △31,756
当期純利益
98,694
98,694
自己株式の取得
自己株式の処分
0
△31,756
0
98,694
△33
△33
0
0
特別償却準備金の取崩
△138
138
-
-
特別償却準備金の積立
31
△31
-
-
△26
-
-
実効税率変更に伴う
準備金の変動
0
23
2
株主資本以外の項目の当期中の
変動額(純額)
当期中の変動額合計
平成27年3月31日 残高
-
-
69,376 107,666
0
0
-
0
△84
2
-
67,019
66,938
△33
66,905
1,536 109,202
7,899
13
530
51
162,707
202,828
374,031
△60,317
492,293
評価・換算差額等
その他有価証券
評価差額金
平成26年4月1日 残高
5,283
評価・換算
差額等合計
5,283
純資産合計
430,671
当期中の変動額
剰余金の配当
△31,756
当期純利益
98,694
自己株式の取得
△33
自己株式の処分
0
特別償却準備金の取崩
-
特別償却準備金の積立
-
実効税率変更に伴う
準備金の変動
-
株主資本以外の項目の当期中の
変動額(純額)
1,780
1,780
1,780
当期中の変動額合計
1,780
1,780
68,685
平成27年3月31日 残高
7,063
7,063
499,356
49
個 別 注 記 表
(重要な会計方針に係る事項に関する注記)
1.資産の評価基準及び評価方法
1)有価証券の評価基準及び評価方法
子会社株式及び関連会社株式
その他有価証券
時価のあるもの
時価のないもの
2)デリバティブの評価基準及び評価方法
デリバティブ
3)たな卸資産の評価基準及び評価方法
商品
製品、仕掛品
原材料及び貯蔵品
2.固定資産の減価償却の方法
1)有形固定資産
2)無形固定資産
移動平均法による原価法
市場価格等に基づく時価法
(評価差額は全部純資産直入法により処理し、売却原価は移動平均法により算定)
移動平均法による原価法
時価法
移動平均法による原価法(貸借対照表価額は収益性の低下に基づく簿価切下げの方法に
より算定)
総平均法による原価法(貸借対照表価額は収益性の低下に基づく簿価切下げの方法によ
り算定)
総平均法による原価法(貸借対照表価額は収益性の低下に基づく簿価切下げの方法によ
り算定)
定率法
なお、主な耐用年数は以下のとおりであります。
建物
10~ 50 年
機械及び装置
4~ 17 年
定額法
なお、自社利用のソフトウェアについては、社内における利用可能期間(3~10 年)に基づく
定額法を採用しております。
3.引当金の計上基準
1)貸倒引当金
売掛金、貸付金等の債権の貸倒れによる損失に備えるため、一般債権については貸倒実績率により、貸倒懸念債権等特定の債権に
ついては個別に回収可能性を勘案し、回収不能見込額を計上しております。
2)退職給付引当金
従業員の退職給付に備えるため、期末日における退職給付債務及び年金資産の見込額に基づき計上しております。
また、当社は平成 27 年 4 月より、退職一時金制度の一部について確定拠出年金制度に移行することを決定いたしました。
過去勤務費用は、その発生時の従業員の平均残存勤務年数による定額法により費用処理しております。数理計算上の差異は、その
発生時の従業員の平均残存勤務期間以内の一定の年数(5年)による定額法により按分した額をそれぞれ発生の翌期から費用処理す
ることとしております。
4.その他計算書類の作成のための基本となる重要な事項
1)消費税等の処理方法
税抜方式で処理しております。
2)連結納税制度の適用
連結納税制度を適用しております。
3)記載金額は百万円未満の端数を切り捨てて表示しております。
50
(貸借対照表に関する注記)
1.有形固定資産の減価償却累計額
174,521 百万円
2.関係会社に対する短期金銭債権
関係会社に対する長期金銭債権
関係会社に対する短期金銭債務
関係会社に対する長期金銭債務
218,333
13,337
239,660
6,803
百万円
百万円
百万円
百万円
3.輸出手形割引高
3 百万円
4.保 証 債 務
1,400 百万円
(単位:百万円)
被
保
証
者
保
Philippines Murata Land and Building, Inc.
証
金
額 被保証債務の内容
1,351
借
Murata Electronics (Malaysia) Sdn. Bhd.
38
借
その他
10
借
合
計
入
入
金
金
入
等
金
1,400
(損益計算書に関する注記)
1.関係会社との取引
営業取引による取引高
売 上 高
仕 入 高
営業取引以外の取引高
受取利息
受取配当金
資産譲渡高
支払利息
資産購入高
622,914 百万円
530,178 百万円
100
44,831
769
399
262
2.研究開発費
百万円
百万円
百万円
百万円
百万円
60,609 百万円
(株主資本等変動計算書に関する注記)
1.当期末における発行済株式の種類及び総数
普通株式
225,263,592 株
2.当期末における自己株式の種類及び数
普通株式
13,558,666 株
3.配当に関する事項
1)配当金支払額
決
議
平成 26 年6月 27 日
定時株主総会
平成 26 年 10 月 31 日
取締役会
株式の種類
配当金 1株当たり
の総額
配当額
(百万円)
(円)
基 準 日
効 力発 生日
普通株式
14,819
70
平成 26 年3月 31 日 平成 26 年6月 30 日
普通株式
16,936
80
平成 26 年9月 30 日 平成 26 年 12 月1日
2)基準日が当期に属する配当のうち、配当の効力発生日が翌期となるもの
平成 27 年6月 26 日開催の定時株主総会の議案として、普通株式の配当に関する事項について次のとおり提案を予定しております。
①配当金の総額
21,170 百万円
②1株当たり配当額
100 円
③基準日
平成 27 年3月 31 日
④効力発生日
平成 27 年6月 29 日
なお、配当の原資については、利益剰余金とすることを予定しております。
51
(税効果会計に関する注記)
1.繰延税金資産及び繰延税金負債の発生の主な原因別内訳
1) 流動の部
繰延税金資産 未払賞与
3,021
未払事業税
1,545
1,445
たな卸資産
未払費用
487
資産調整勘定
294
554
その他
7,350
繰延税金資産 合計
△51
繰延税金負債との相殺
繰延税金資産の純額
7,298
2) 固定の部
繰延税金資産 退職給付引当金
有形・無形固定資産
関係会社株式
投資有価証券
その他
繰延税金資産 小計
評価性引当額
繰延税金資産 合計
繰延税金負債との相殺
繰延税金資産の純額
10,666
2,396
1,314
564
199
15,142
△2,653
12,489
△3,243
9,245
2.法定実効税率と税効果会計適用後の法人税等の負担率の差異
法定実効税率
(調整) 受取配当金の益金不算入額
研究開発税制等に係る税額控除
税率変更による期末繰延税金資産の減額修正
その他
税効果会計適用後の法人税等の負担率
百万円
百万円
百万円
百万円
百万円
百万円
百万円
百万円
百万円
繰延税金負債 その他有価証券
評価差額金
繰延税金負債 合計
繰延税金資産との相殺
繰延税金負債の純額
51
51
△51
-
百万円
百万円
百万円
百万円
百万円
百万円
百万円
百万円
百万円
百万円
百万円
百万円
百万円
百万円
繰延税金負債 その他有価証券
評価差額金
特別償却準備金
その他
繰延税金負債 合計
繰延税金資産との相殺
繰延税金負債の純額
2,954
251
36
3,243
△3,243
-
百万円
百万円
百万円
百万円
百万円
百万円
35.4
△13.4
△6.5
1.5
0.0
%
%
%
%
%
17.0 %
52
(関連当事者との取引に関する注記)
1.子会社及び関連会社等
(単位:百万円)
種類
会社等の名称
又は氏名
議決権等の所有
(被所有)割合
関連当事者
との関係
取引の内容
取引金額
商品等の仕入
(注1)
子会社
子会社
株式会社福井村田製作所
株式会社出雲村田製作所
所有
直接100%
当社製品の製造
役員の兼務
科 目
106,644
(注2)
買掛金
資金の借入
利息の支払
(注3)
短期借入金
51,754
一年以内返済
157
長期借入金
長期借入金
99,714
買掛金
(注2)
20,508 短期借入金
40 一年以内返済
長期借入金
所有
直接100%
当社製品の製造
役員の兼務
商品等の仕入
(注1)
資金の借入
利息の支払
(注3)
期末残高
8,885
(注2)
66,580
2,812
(注2)
18,833
子会社
株式会社富山村田製作所
所有
直接100%
当社製品の製造
役員の兼務
資金の借入
利息の支払
(注3)
11,127 短期借入金
17 一年以内返済
長期借入金
11,679
子会社
株式会社金沢村田製作所
所有
直接100%
当社製品の製造
役員の兼務
資金の借入
利息の支払
(注3)
25,637 短期借入金
65 一年以内返済
長期借入金
33,702
子会社
株式会社岡山村田製作所
所有
直接100%
当社製品の製造
役員の兼務
資金の借入
利息の支払
(注3)
13,142 短期借入金
18 一年以内返済
長期借入金
17,384
子会社
Murata Company Limited
所有
直接100%
当社及び子会社の製品の販売
商製品等の売上
(注1)
211,896
売掛金
77,030
子会社
Murata Electronics Trading
(Shanghai) Co., Ltd.
所有
間接100%
当社及び子会社の製品の販売
役員の兼務
商製品等の売上
(注1)
100,268
売掛金
49,476
子会社
Murata Electronics
North America, Inc.
所有
直接100%
当社及び子会社の製品の販売
役員の兼務
増資の引受
72,289
-
-
取引条件及び取引条件の決定方針等
(注 1)市場価格を勘案して一般的取引条件と同様に決定しております。
(注 2)取引金額には消費税等を含めておりません。期末残高には消費税等を含めております。
(注 3)資金の借入については、CMS(キャッシュ・マネジメント・システム)による取引を含んでおり、市場金利を勘案して決定し
ております。
国内グループ会社の資金運用管理事業を当社に集約していることから、各社からの借入が発生しております。
なお、取引金額は当期の平均借入残高を記載しております。
2.役員及び主要株主等
(単位:百万円)
種類
会社等の名称
又は氏名
議決権等の所有
(被所有)割合
役員
及び
被所有
村田恒夫
その
直接0.7%
近親者
※第三者のためのものであります。
関連当事者
との関係
当社代表取締役社長
(1株当たり情報に関する注記)
1株当たり純資産額
1株当たり当期純利益
2,358 円 74 銭
466 円 18 銭
53
取引の内容
理事長を務める
公益財団法人
村田学術振興財団との取引
※金銭の寄附
取引金額
300
科目
期末残高
-
-
(その他の注記)
1.退職給付会計
1) 採用している退職給付制度の概要
当社は、確定給付型の制度として、基金型確定給付企業年金制度及び退職一時金制度を設けております。
2) 退職給付債務に関する事項(平成 27 年3月 31 日現在)
91,396
62,273
29,122
3,098
△7,195
33,219
イ.退職給付債務
ロ.年金資産
ハ.年金資産を超える退職給付債務(イ-ロ)
ニ.未認識数理計算上の差異
ホ.未認識過去勤務費用
ヘ.退職給付引当金(ハ-ニ-ホ)
百万円
百万円
百万円
百万円
百万円
百万円
3) 退職給付費用に関する事項(自 平成 26 年4月1日 至 平成 27 年3月 31 日)
イ.勤務費用
4,045 百万円
ロ.利息費用
1,165 百万円
ハ.期待運用収益
△1,380 百万円
ニ.数理計算上の差異の費用処理額
228 百万円
ホ.過去勤務費用の費用処理額
△1,520 百万円
ヘ.退職給付費用(イ+ロ+ハ+ニ+ホ)
2,539 百万円
4) 退職給付債務等の計算の基礎に関する事項
イ.退職給付見込額の期間配分方法
ロ.割引率
ハ.期待運用収益率
ニ.過去勤務費用の額の処理年数
給付算定式基準
1.1 %
2.5 %
16~20 年(発生時の従業員の平均残存勤務年数による定額
法により費用処理しております)
5 年(発生時の従業員の平均残存勤務期間以内の一定
の年数による定額法により按分した額をそれぞ
れ発生の翌期から費用処理することとしており
ます)
ホ.数理計算上の差異の処理年数
54
連結計算書類に係る会計監査人の会計監査報告
独立監査人の監査報告書
平成27年5月13日
株式会社
村田製作所
取 締 役 会
御 中
有限責任監査法人
指定有限責任社員
業 務 執 行 社 員
指定有限責任社員
業 務 執 行 社 員
トーマツ
公認会計士
安
公認会計士
佃
藤
泰
弘
一
蔵
印
○
郎
印
○
当監査法人は、会社法第444条第4項の規定に基づき、株式会社村田製作所の平成26年4月1日から
平成27年3月31日までの連結会計年度の連結計算書類、すなわち、連結貸借対照表、連結損益計算書、
連結株主持分計算書及び連結注記表について監査を行った。
連結計算書類に対する経営者の責任
経営者の責任は、連結計算書類を米国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準で求めら
れる開示項目の一部を省略して作成することを認めている会社計算規則第120条の2第1項後段の規定
により作成し、適正に表示することにある。これには、不正又は誤謬による重要な虚偽表示のない連結
計算書類を作成し適正に表示するために経営者が必要と判断した内部統制を整備及び運用することが
含まれる。
監査人の責任
当監査法人の責任は、当監査法人が実施した監査に基づいて、独立の立場から連結計算書類に対する
意見を表明することにある。当監査法人は、我が国において一般に公正妥当と認められる監査の基準に
準拠して監査を行った。監査の基準は、当監査法人に連結計算書類に重要な虚偽表示がないかどうかに
ついて合理的な保証を得るために、監査計画を策定し、これに基づき監査を実施することを求めている。
監査においては、連結計算書類の金額及び開示について監査証拠を入手するための手続が実施され
る。監査手続は、当監査法人の判断により、不正又は誤謬による連結計算書類の重要な虚偽表示のリス
クの評価に基づいて選択及び適用される。監査の目的は、内部統制の有効性について意見表明するため
のものではないが、当監査法人は、リスク評価の実施に際して、状況に応じた適切な監査手続を立案す
るために、連結計算書類の作成と適正な表示に関連する内部統制を検討する。また、監査には、経営者
が採用した会計方針及びその適用方法並びに経営者によって行われた見積りの評価も含め全体として
の連結計算書類の表示を検討することが含まれる。
当監査法人は、意見表明の基礎となる十分かつ適切な監査証拠を入手したと判断している。
監査意見
当監査法人は、会社計算規則第120条の2第1項後段の規定により米国において一般に公正妥当と認
められる企業会計の基準で求められる開示項目の一部を省略して作成された上記の連結計算書類が、株
式会社村田製作所及び連結子会社からなる企業集団の当該連結計算書類に係る期間の財産及び損益の
状況をすべての重要な点において適正に表示しているものと認める。
利害関係
会社と当監査法人又は業務執行社員との間には、公認会計士法の規定により記載すべき利害関係はな
い。
以 上
55
会計監査人の会計監査報告
独立監査人の監査報告書
平成27年5月13日
株式会社
村田製作所
取 締 役 会
御 中
有限責任監査法人
指定有限責任社員
業 務 執 行 社 員
指定有限責任社員
業 務 執 行 社 員
トーマツ
公認会計士
安
公認会計士
佃
藤
泰
弘
一
蔵
印
○
郎
印
○
当監査法人は、会社法第436条第2項第1号の規定に基づき、株式会社村田製作所の平成26年4月1
日から平成27年3月31日までの第79期事業年度の計算書類、すなわち、貸借対照表、損益計算書、株主
資本等変動計算書及び個別注記表並びにその附属明細書について監査を行った。
計算書類等に対する経営者の責任
経営者の責任は、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠して計算書類及
びその附属明細書を作成し適正に表示することにある。これには、不正又は誤謬による重要な虚偽表示
のない計算書類及びその附属明細書を作成し適正に表示するために経営者が必要と判断した内部統制
を整備及び運用することが含まれる。
監査人の責任
当監査法人の責任は、当監査法人が実施した監査に基づいて、独立の立場から計算書類及びその附属
明細書に対する意見を表明することにある。当監査法人は、我が国において一般に公正妥当と認められ
る監査の基準に準拠して監査を行った。監査の基準は、当監査法人に計算書類及びその附属明細書に重
要な虚偽表示がないかどうかについて合理的な保証を得るために、監査計画を策定し、これに基づき監
査を実施することを求めている。
監査においては、計算書類及びその附属明細書の金額及び開示について監査証拠を入手するための手
続が実施される。監査手続は、当監査法人の判断により、不正又は誤謬による計算書類及びその附属明
細書の重要な虚偽表示のリスクの評価に基づいて選択及び適用される。監査の目的は、内部統制の有効
性について意見表明するためのものではないが、当監査法人は、リスク評価の実施に際して、状況に応
じた適切な監査手続を立案するために、計算書類及びその附属明細書の作成と適正な表示に関連する内
部統制を検討する。また、監査には、経営者が採用した会計方針及びその適用方法並びに経営者によっ
て行われた見積りの評価も含め全体としての計算書類及びその附属明細書の表示を検討することが含
まれる。
当監査法人は、意見表明の基礎となる十分かつ適切な監査証拠を入手したと判断している。
監査意見
当監査法人は、上記の計算書類及びその附属明細書が、我が国において一般に公正妥当と認められる
企業会計の基準に準拠して、当該計算書類及びその附属明細書に係る期間の財産及び損益の状況をすべ
ての重要な点において適正に表示しているものと認める。
利害関係
会社と当監査法人又は業務執行社員との間には、公認会計士法の規定により記載すべき利害関係はな
い。
以 上
56
監査役会の監査報告
監
査
報
告
書
当監査役会は、平成26年4月1日から平成27年3月31日までの第79期事業年度の取締役の職務の執行に関
して、各監査役が作成した監査報告書に基づき、審議の上、本監査報告書を作成し、以下のとおり報告いた
します。
1.監査役及び監査役会の監査の方法及びその内容
監査役会は、当期の監査の方針・計画等を定め、各監査役から監査の実施状況及び結果について報告を
受けるほか、取締役等及び会計監査人からその職務の執行状況について報告を受け、必要に応じて説明を
求めました。
各監査役は、監査役会が定めた監査役監査の基準に準拠し、当期の監査の方針・計画等に従い、取締役、
執行役員、子会社取締役、内部監査室その他の使用人等と意思疎通を図り、情報の収集及び監査の環境の
整備に努めるとともに、取締役会その他重要な会議に出席し、取締役、執行役員、子会社取締役、内部監
査室その他の使用人等からその職務の執行状況について報告を受け、必要に応じて説明を求め、重要な決
裁書類等を閲覧し、本社、事業所、営業所及び子会社において業務及び財産の状況を調査いたしました。
また、事業報告に記載されている取締役の職務の執行が法令及び定款に適合することを確保するための体
制その他株式会社の業務の適正を確保するために必要なものとして会社法施行規則第100条第1項及び第
3項に定める体制の整備に関する取締役会決議の内容及び当該決議に基づき整備されている体制(内部統
制システム)について、取締役、執行役員、子会社取締役、内部監査室その他の使用人等からその構築及
び運用の状況について定期的に報告を受け、必要に応じて説明を求め、意見を表明いたしました。以上の
方法に基づき、当該事業年度に係る事業報告及びその附属明細書について検討いたしました。
さらに、会計監査人が独立の立場を保持し、かつ、適正な監査を実施しているかを監視及び検証すると
ともに、会計監査人からその職務の執行状況について報告を受け、必要に応じて説明を求めました。また、
会計監査人から「職務の遂行が適正に行われることを確保するための体制」(会社計算規則第131条各号
に掲げる事項)を「監査に関する品質管理基準」(平成17年10月28日企業会計審議会)等に従って整備し
ている旨の通知を受け、必要に応じて説明を求めました。以上の方法に基づき、当該事業年度に係る計算
書類(貸借対照表、損益計算書、株主資本等変動計算書及び個別注記表)及びその附属明細書並びに連結
計算書類(連結貸借対照表、連結損益計算書、連結株主持分計算書及び連結注記表)について検討いたし
ました。
2.監査の結果
(1) 事業報告等の監査結果
一
事業報告及びその附属明細書は、法令及び定款に従い、会社の状況を正しく示しているものと認め
ます。
二
取締役の職務の執行に関する不正の行為又は法令もしくは定款に違反する重大な事実は認められ
ません。
三
内部統制システムに関する取締役会決議の内容は相当であると認めます。また、当該内部統制シス
テムに関する事業報告の記載内容及び取締役の職務の執行についても、指摘すべき事項は認められ
ません。
57
(2) 計算書類及びその附属明細書の監査結果
会計監査人有限責任監査法人トーマツの監査の方法及び結果は相当であると認めます。
(3) 連結計算書類の監査結果
会計監査人有限責任監査法人トーマツの監査の方法及び結果は相当であると認めます。
平成27年5月20日
株式会社 村田製作所 監査役会
常 勤 監 査 役 吉
野
田
豊
監査役(社外監査役) 中
監査役(社外監査役) 西
常
勤
監
査
役
監査役(社外監査役)
中
田
西
川
幸
純
正
倭
和
夫
一
和
夫
人
以
58
印
○
印
○
印
○
印
○
印
○
上