報道関係各位 本社工場にパイロットセンターを建設 平成28年2月29日 株式会社 北熱は、本社工場敷地内(富山市高木西115)に 「パイロットセンター」を建設します。研究開発機能と生産設備を 集約し、生産条件の確立を進めます。 1.背景(新技術表面処理装置の導入) 北熱では2件の研究開発と実用化を進めています。 ①深穴内面コーティング(商標名diXis) NEDOの助成を受けて開発を進めている深穴内面コーティングは、試験機による条件設定がほぼ完了し、 試作品の提供を開始しました。エコカーの部品製造に用いる金型の例では、寿命が10倍以上、離型剤の削 減による部品の性能向上など、あらゆる分野で高い評価を受けています。早い段階での実用化を求められ ており、これに応えるため2016年6月に生産機を導入し、2016年9月の販売開始を予定しています。 ②プラズマ深窒化 金属に窒素を含浸させて表面を硬くする窒化処理は、航空機ジェットエンジン、発電所や石油化学プラント に使用されるバルブの部品などに処理をする場合、窒化層(窒化によって硬くなっている部分)を深くすること が求められています。窒化層を深くするためには処理時間を長くする必要があるため、高コストと品質面では 表面に生成される変質部が問題になっています。北熱ではサポイン事業を活用して、高品質・高能率・クリー ン深窒化プロセスの研究に取り組んでおり、2017年の実用化を目指しています。 2.パイロットセンターの建設 ㈱北熱では、上記の技術が実用段階に移行することから、生産設備を導入します。現在の工場内では設置 場所の確保が難しいため、工場を建設します。本社敷地内の倉庫を改築し、「パイロットセンター」として整備 します。パイロットセンターには、深穴内面コーティングとプラズマ深窒化の生産機を設置して顧客の要望を 取り入れながら量産条件の確立を進めます。今後はパイロットセンターに研究開発機能を集約し、研究開発 から生産への移行期間を短縮することで実用化のスピードアップを図ります。 これらの新規設備導入とパイロットプラント建設に関わる投資額は2億円を予定しています。 《会社概要》 《本件に関するお問い合わせ》 株式会社 北熱 株式会社 北熱 管理部 富山市高木西 115 担当 田辺政哉(タナベ マサチカ) TEL 076-471-7251 FAX 076-471-7252 TEL 076-471-7251 代表者 政 誠一 FAX 076-471-7252 資本金 5,100万円 E-mail [email protected] 事業内容 真空熱処理、窒化処理、 コーティング、機械加工 URL http://hokunetsu.com/
© Copyright 2024 ExpyDoc