2015年2月10日 『都道府県審判指導員マニュアル第1版』修正一覧 ページ 134 現 行 修 正 備 (10)2塁への偽投に引き続いての要送球 (10)2塁への偽投に引き続いての要送球 (b)走者が2塁単独の場合 (b)走者が2塁単独の場合 ① 塁上の走者が2塁単独の場合、2塁に正しく偽 ① 塁上の走者が2塁単独の場合、2塁に正しく偽 投をしたときに、2塁走者が3塁へ走ったとき 投をしたときに、2塁走者が3塁へ走ったとき は、投手板に触れている投手は、正しく踏み出 は、投手板に触れている投手は、正しく踏み出 せば、走者が向かった塁にプレイ(送球または せば、走者が向かった塁に送球することができ 偽投)をすることができます。 ます。 A) 投手が2塁へ正しく踏み出して偽投をした A) 投手が2塁へ正しく踏み出して偽投をした ところ(軸足が投手板からはずれていな ところ(軸足が投手板からはずれていな い) 、走者が3塁へ走ったため、投手板に触 い)、走者が3塁へ走ったため、投手板に触 れている投手が、3塁へ正しく踏み出して れている投手が、3塁へ正しく踏み出して 投げる(または偽投する)ことは、必要な 投げることは、必要なプレイであるため許 プレイであるため許されます。 されます(規則 8.05(d)) 。ただし、偽投し 考 規則改正に伴う変更 た場合はボークとなります(規則 8.05(b)) 。 B) 投手がセットポジションをとっていると B) 投手がセットポジションをとっていると き、2塁走者が3塁に走ったので、投手板 き、2塁走者が3塁に走ったので、投手板 に触れている投手が、第一動作で正しく踏 に触れている投手が、第一動作で正しく踏 み出して3塁へ投げる(または偽投する) み出して3塁へ投げることは、必要なプレ ことは、必要なプレイであるため許されま イであるため許されます(規則 8.05(d))。 す。 (規則 8.05(d)) ただし、偽投した場合はボークとなります (規則 8.05(b)) 。 一般財団法人全日本野球協会 アマチュア野球規則委員会 1 2015年2月10日 ここでいう「必要なプレイ」かどうか は、審判員が「走者が3塁に進もうと したか」 、あるいは「その意図が見られ たか」で判断します(規則 8.05(d)【原 注】)。このとき、走者が塁間の半分を 超えていたかどうかが、審判員の判断 の一つの目安となります。 関連して、走者がいるとき、投手が投 手板から軸足をはずして、走者のいな い塁に送球または送球するまねをした 場合、投手の遅延行為とみなしてボー クとなることにも注意が必要です。 (ア マ内規⑫) 137 (13)その他 (13)その他 ② ② 投手は、投手板を囲む18フィートの丸い場所 訂正 投手は、投手板を囲む18フィートの丸い場所 の中で、投球する手を口または唇につけること の中で、投球する手を口または唇につけた後に を禁止されています。 (規則 8.02(a)(1)) ボールに触れるか、投手板に触れているときに、 A) ただし、投球する手を口または唇につけて 投球する手を口または唇に触れることを禁止さ も、投手板に触れる前に、その手をきれい れています。(規則 8.02(a)(1)) に拭きとれば問題ありません。 A)を削除し、以下を繰り上げる。 一般財団法人全日本野球協会 アマチュア野球規則委員会 2 2015年2月10日 ページ 137 現 行 修 (13)その他 (13)その他 ④ ④ 投手は、いかなる異物でも、身につけたり、所 正 備 規則改正に伴う追加 投手は、いかなる異物でも、身につけたり、所 持したりすることを禁止されています。(規則 持したりすることを禁止されています。(規則 8.02(b)) 8.02(b)) 投手がこの規則に違反した場合、日本のア 考 投手がこの規則に違反した場合、日本のア マチュア野球では、警告をして、異物を取 マチュア野球では、警告をして、異物を取 りはずさせます。 りはずさせます。 2015 年度の規則改正により、投手は、いず れの手、指または手首に何も(たとえば、 救急ばんそうこう、テープ、瞬間接着剤、 ブレスレットなど)つけてはならないこと になりました(規則 8.02(b)【原注】)。なお、 このことについては、所属する団体の規定 に従うこととしています。 一般財団法人全日本野球協会 アマチュア野球規則委員会 3
© Copyright 2024 ExpyDoc