News Release 2015 年 8 月 4 日 ~空き家の再生、子どもと飛行機製作、石垣島サンゴ保全など個性的な活動勢ぞろい~ 2015 年度「学生プロジェクト」16 団体の活動がスタート 芝浦工業大学(東京都江東区/学長:村上雅人)では、学生が自主的に企画・立案し、プロジェクト活動を行う「学 生プロジェクト」を2003年より実施しています。このたび今年度のプロジェクトが決定し16の多様な活動がス タートしましたのでお知らせいたします。 (2枚目に活動団体・活動内容一覧を添付しています) 全国的に広がる空き家を活用する取り組み、大学近隣地域の子どもたちとのワークショップ、石垣島のサンゴ保全 活動など毎年、個性的なプロジェクトが学生たちにより展開されています。大学外に出て社会と協働するものも多く、 建学の精神「社会に学び、社会に貢献する技術者の育成」を実践できる本学の特徴的な取り組みとなっています。 ■「学生プロジェクト」8月の活動例 木沢の「わ」プロジェクト 8/17(月)~26(水) 徳島県の古民家を改修 徳島県那賀町木沢の古民家を1年間かけて再生し、地域のコ ミュニティの場となるゲストハウスを作り上げます。 使われずに放置されている古民家が増え続けている問題を解 決するため、建築系の学生が、古民家を伝統・文化が継承で きる場に改修していきます。8 月末には、現地に約 2 週間滞 在し、古民家の再生作業を進めていきます。 宇宙開発団体 Hoper’s 8/24(月) ペットボトルロケット教室 開催 「宇宙開発」をキーワードにものづくりを行う団体。 小型模擬衛星を製作して技術を磨くほか、豊洲の地域において、 ペットボトルロケット教室や、紙飛行機製作教室を実施するこ とで、子どもたちにものづくりの楽しさを伝える活動を行って います。8 月 24 日には、ららぽーと豊洲にて親子で楽しめるイ ベントを開催します。 ■学生プロジェクトとは 学生たちは、既存のクラブ・サークル、研究室以外のメンバーで新しいチームを組み、それぞれのプロジェクトを企画・ 実行していきます。学長を委員長とする「学生プロジェクト選考委員会」による選考会にてプロジェクトが採択されると、 1団体につき年間50万円を上限に活動資金が援助されます。 また、大学ブランド力の向上を図る「①大学チェンジ部門」 、地域の活性化を図る 「②社会貢献部門」 、グローバルな視野を持った活動の「③グローバル部門」 、以上3 部門に該当しない自由でユニークな活動の「④自由部門」と4つの部門を設定し、活 動の目的・成果を明確にしています。 これまでも「技術」 「ものづくり」 「地域」 「子ども」 「グローバル」など多様な視点 からプロジェクトが実現してきており、学生の提案で始まった小さなプロジェクトが 活動を重ねて地域や行政などの協力を受け、 社会を動かす大きな活動になったものも あるなど、社会からの評価も得ています。 子どもとフェンスへのお絵かきイベントを 開催する学生プロジェクト団体(2014 年度) この件に関するお問い合わせ・取材については下記までお願い致します。 発信元:経営企画部 企画広報課:川野 〒135-8548 東京都江東区豊洲3-7-5 TEL.03‐5859‐7070 FAX.03‐5859‐7071 E-mail:[email protected] 大学チェンジ部門 2015年度 第13回学生プロジェクト 採択プロジェクト概要 芝浦PMP 大学でキャンプしよう! 学生ならではの視点でプロジェク ションマッピングの作品をつくります。 映像制作技術の向上のほか、日 本バーチャルリアリティ学会と協力 し、それを大学の学園祭などで投 影することで参加者に活動を広め ていきます。 豊洲に住む小学生を対象に都心 部ではできない新たな体験の機 会を設けるため、「ダンボールハウ ス」作りのワークショップを行います。 大学で行うことにより、地域住民 と大学の交流のきっかけづくりや大 学への親近感を高めていきます。 団地サテライトラボ 社会貢献部門 グローバル部門 自由部門 笑顔のまち なこそ復興プロジェクト 世界に目を! 映像でグローバル意識向上 計画 福島県いわき市勿来(なこそ) 地区の復興活動として、現地で のボランティア活動、まちの復興の 様子やまちの魅力を発信するマッ プの作成、沿岸地区のまちづくり 提案などを行います。 グローバル化の意識調査に関す る映像を制作していきます。 映像の放映をきっかけに一人でも 多くの学生がグローバル化への意 識を持ち具体的な行動に移して もらうことを目標としています。 空き家改修プロジェクト アジア学生とのサステナブル 都市協働提案 芝浦工業大学 建築学系 学生プロジェクト SIT-A 埼玉県上尾市の団地に地域コ ミュニティ形成の場となるサテライト ラボを設置。この場を利用し、芝 浦工大の学生団体を集めて夏 祭りの開催や、スポーツイベント、 餅つき大会などを行い、団地の高 齢者の外出促進するほか、まちの 交流の場をつくっていきます。 全国的に広がる空き家を改修し 地域コミュニティの場をつくることを 目的としています。 今年は、静岡県賀茂郡稲取町 の空き倉庫にシェアキッチンを導 入することで、観光客と地元住民 が交流する新たな「食」の場を創 出します。 東南アジアの学生と共に、都市イ ンフラについてワークショップを行い、 持続可能な都市開発について議 論していきます。 活動中にはタイの大学に渡航し、 議論や施設見学を通して互いの インフラの状況理解を深め、学内 外に発信・共有をします。 芝浦工大の建築系4学科の横の つながりを深め、毎年秋に行われ るクリエイティブの祭典「東京デザ イナーズウィーク」をはじめとするコ ンテストに作品を出展し、学外に 対して積極的に大学での学びを 発信していきます。 COLOR MY TOWN いくべっ!福島支援 プロジェクト International Communication Project 日本一のコマを作る 県庁や復興庁、JAなどから情報 を提供していただき、福島県と消 費者の橋渡しの役割を担います。 また、東京から福島までのバスツ アーの実施などにより、多くの人に 福島県の現状や東日本大震災 の実態を伝えていきます。えてい る。 留学生と一緒に交流イベントの 企画・運営を行い、異なる文化・ 価値を理解しあう学内の環境づく りを目指しています。芝浦工大生 の留学や国際交流に対する意識 を高める企画の運営、留学生の 学生生活のサポートも行います。 全国で開催される「全日本製造 業コマ大戦」という数々の町工場 がコマの「技術」を競い合う大会に 学生チームとして出場して結果を 残すため、製造技術を学びながら 技術の向上を目指します。 石垣島を元気にする プロジェクト Global Dormitory Project 宇宙開発学生団体 Hoper’s 日本有数のサンゴ生息地である 石垣島のサンゴ礁保全活動を 行っています。年に数回石垣島へ 足を運び、現地の小学生とのひま わり緑肥活動や、島民への啓もう 活動を通じて、島民が自主的に サンゴ礁保全ができるよう活動し ていきます。 大宮キャンパスにある国際学生 寮生が集まったプロジェクト。学生 へのグローバル化の意識向上のほ か、寮の近隣地域住民を巻き込 んだイベントの開催実施などを予 定しています。 「宇宙開発」をキーワードにものづ くりを行う団体。 小型模擬衛星を製作して技術を 磨くほか、豊洲の地域において、 ペットボトルロケット教室や、紙飛 行機製作教室を実施することで、 子どもたちにものづくりの楽しさを 伝える活動を行っています。 これまでの埼玉でのイルミネーショ ンやフェンスの設置などの経験をも とに、人と地域を繋ぐ豊かなまちづ くりの実現をめざしていきます。 また、来年さいたま市で開催され る芸術祭「さいたまトリエンナーレ 2016」にまちづくり団体として参 画することを念頭に活動を進めて いきます。 木沢の「わ」プロジェクト 中山間地域の活性化のためのプ ロジェクトで、徳島県那賀町木沢 の古民家を改修し、地域コミュニ ティの場をつくります。 木沢の文化、伝統、生きる知恵 を後世に継承し、活気であふれる ような活動をしていきます。
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